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「arrows SV F-03H」や「arrows Tab F-04H」の詳細を富士通が説明

“らしさ”は変わらず! 富士通が分社化後初の新型スマホ&タブレット端末を発表

富士通は2016年5月16日、夏商戦向けの新型スマートフォン、タブレット端末、パソコンの報道陣向け説明会を開催した。今年2月に分社化した富士通コネクテッドテクノロジーズ(携帯端末事業を継承)と富士通クライアントコンピューティング(パソコン事業を継承)として初めての新モデルとなる。スマートフォン「arrows SV F-03H」とタブレット端末「arrows Tab F-04H」は、NTTドコモから発表済みだが、開発元の富士通コネクテッドテクノロジーズが改めて詳細を説明した。

富士通らしさを詰め込んだミドルレンジモデル

arrows SV F-03Hは、約5.0インチ(720×1280)のIPS液晶ディスプレイを搭載したミドルレンジのスマートフォン。同社のスマートフォンらしく、防水・防塵にくわえ、MIL規格に準拠するなど、ミドルレンジのモデルながら、富士通らしいモデルに仕上がっている。

昨年2015年10月に発売した「arrows Fit F-01H」の後継機種で、持ちやすさや電池の持ち(スタミナ)のよさ、快適な文字入力性を継承しつつ、デザインや質感にこだわったのが特徴だ。製品名のSVは、Superior(上質)とValue(価値)の2つの単語の頭文字からとっている。

デザインを担当した富士通デザインのチーフデザイナー、吉橋健太郎氏によると、コンセプトは「彫刻」(sculpture)。「彫刻のように、スマホという原石を手当たりや持ちやすさを意識して削り出した」(吉橋氏)。本体の四隅にノミで削り上げたかのようなカーブを設けることで、持ちやすい形状に仕上げている。ボディにはアルミニウム、樹脂、ガラス、アクリルの4種類の素材を使用。それぞれ微妙に色味を変えることで、素材が持つ質感を最大限に活かしているという。

arrows SV F-03HのカラーはBlack、Gold 、Whiteの3色

arrows SV F-03HのカラーはBlack、Gold 、Whiteの3色

カメラは、ユーザーからの要望に応え、暗い場所できれいに撮影できるようにF値2.0の明るいレンズを新たに採用。arrows Fitの810万画素から1310万画素へ画素数もアップし、暗い場所でもノイズ感の少ない写真を撮影できるようになったという。500万画素のインカメラは、35mm判換算で30mmから23mmへ、より広角なレンズを採用。複数人での自分撮りがしやすくなった。

arrows Fitと同じくMIL規格(14項目)に準拠するが、富士通コネクテッドテクノロジーズではMIL規格よりも厳しいテスト項目でテストしているという。たとえば、落下試験はMIL規格では1.22mmの高さからラワン(板)材への落下だが、富士通では1.5mの高さからコンクリートへの落下を試験しているという。基本スペックは、1.2GHz動作のクアッドコアCPU、2GBのメモリー、16GBの内蔵ストレージを搭載。このほか、災害時に役立つワンセグや、日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS」などを備える。

コンセプトは「sculpture」

コンセプトは「sculpture」

ノミで削り上げたかのようなカーブが特徴の四隅。持ちやすさにも貢献している

ノミで削り上げたかのようなカーブが特徴の四隅。持ちやすさにも貢献している

MIL規格に準拠しているが、富士通コネクテッドテクノロジーズではより厳しい条件で堅牢性の試験を実施している

分社化後も防水や「ヒューマンセントリックエンジン」(各種センサーを利用した機能)など、これまで通りの機能を搭載する

立てかけやすさにこだわった虹彩認証搭載のタブレット端末

arrows Tab F-04Hは、約10.5インチ(2560×1600)の有機ELディスプレイを搭載するタブレット端末。タブレット端末と言えば、「手に持って使うもの」というイメージがあるが、arrows Tab F-04Hは、手に持たずに快適に使える工夫が施されている。arrows Tab F-04Hを企画する段階で、タブレット端末がどう使われているかを一から見直し、家の中では手に持って使わず、立てかけて使うことが多いことに着目。立てかけやすいように摩擦力の高い素材を3辺に配置したほか、立てかける場所がないときのために、4段階で角度調整ができる卓上スタンドが付属する。

また、昨年2015年12月に発売したスマートフォン「arrows NX F-02H」で採用した虹彩認証を搭載。手がふさがっていても、画面を見るだけで認証できる。基本スペックは、CPUが1.8GHz+1.4GHz動作のヘキサコアCPU、メモリーは3GB、内蔵ストレージは32GB。arrows SV F-03Hと同じく、防水・防塵、MIL規格に準拠する。

arrows Tab F-04H

arrows Tab F-04H

3辺(左右と下)に摩擦力の高いゴムを配置

3辺(左右と下)に摩擦力の高いゴムを配置

画面を見るだけでロック解除などができる虹彩認証を搭載

画面を見るだけでロック解除などができる虹彩認証を搭載

個人向けパソコンは売れ筋モデルを強化

個人向けパソコンは、昨年の冬モデルから小幅な機能強化となるが、売れ筋価格帯のモデルに関しては上位機種の機能を取り入れるなど、底上げが図られている。15.6型スタンダードノートの「LIFEBOOK AH42/Y」は、上位機種と同じ、3段階押下圧のキーボードを採用。キーの位置に合わせて重さを調整したキーボードで、どの指でも心地よい打鍵感を実現するというものだ。

デスクトップPCは、23型液晶搭載の一体型モデル「ESPRIMO FH53/YD」に、デスクトップ向けのCPUである「Celeron G3900T」を採用。エントリー向けモデルだが、パソコンの基本であるパフォーマンスにこだわった。また、地上/BS/110度CSデジタル対応の3波ダブルチューナーを搭載。SeeQVaultにも対応しており、録画番組をそのままの画質で対応するmicroSDカードに書き出せる。

5月19日から順次発売予定のLIFEBOOK AH42/Y。カラーはプレミアムホワイト、シャイニーブラック、ルビーレッドの3色を用意する。市場想定価格は14万円強の見込み

5月19日発売予定のESPRIMO FH53/YD。市場想定価格は17万円強

5月19日発売予定のESPRIMO FH53/YD。市場想定価格は17万円強

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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