レビュー
大画面と両立したコンパクトボディに秘められた圧倒的な処理性能!

「Galaxy S7 edge SC-02H」24時間使用速報レポート!

サムスンの最新スマートフォン「Galaxy S7 edge」が、2016年5月19日より、NTTドコモ版「SC-02H」、au版「SCV33」としてそれぞれ発売された。国内ではここ数年低迷していた「Galaxy」シリーズだが、「Galaxy S7 edge」は価格.comの「スマートフォン」カテゴリーの人気ランキングで1位(2015年5月20日現在)を記録している。今回はNTTドコモ版のSC-02Hを使用して、その概要やベンチマークテストの結果を中心にレポートしたい。

大画面と持ちやすさを両立させつつ、高い機能と処理性能まで備えたGalaxy S7 edge

大画面と持ちやすさを両立させつつ、高い機能と処理性能まで備えたGalaxy S7 edge

横幅約73mm! 5.5インチクラスのスマホとしては特筆モノの持ちやすさ

Galaxy S7 edgeは、2016年2月下旬に、スペイン・バルセロナで開催されたスマートデバイスの世界的な見本市「Mobile World Congress 2016」で披露された、サムスンのフラッグシップモデルだ。ディスプレイは、長辺が曲面の有機ELディスプレイ「Super AMOLED」で、画面サイズは約5.5インチ、画面解像度が1440×2560のWQHD表示に対応している。このディスプレイは、前機種「Galaxy S6 edge」の約5.1インチよりもかなり大型化しており、5インチ台後半のディスプレイを備えるサムスンのファブレット「Galaxy Note」シリーズに迫るものだ。

そのいっぽうで、ボディサイズを見ると、約73(幅)×151(高さ)×7.7(厚さ)mm、重量は約158gとなっており、5.5インチ級スマートフォンとしては異例のコンパクトさである。本機と同じ5.5インチのディスプレイを備えたスマートフォンとして、「Xperia Z5 Premium」や「isai vivid」があるが、いずれも横幅は約76mとなっており、それらと比較すると本機のスリムさがよく理解できるだろう。さらに、持ちやすさにもすぐれる。大画面だがコンパクトという、相反する要素を両立させたのがGalaxy S7 edgeの大きな特徴となっている。

左がGalaxy S7 edge、右が5.7インチディスプレイを備える「Nexus 6P」。横幅はGalaxy S7 edgeのほうが4.8mmもコンパクト

左右が曲面のディスプレイは、手に触れるエッジ部分を薄くさせるほか、横幅の削減にも貢献している

左右が曲面のディスプレイは、手に触れるエッジ部分を薄くさせるほか、横幅の削減にも貢献している

約5.5インチの有機ELディスプレイは、画面解像度は1440×2560のWQHD表示に対応。輝度の調節幅も広い

約5.5インチの有機ELディスプレイは、画面解像度は1440×2560のWQHD表示に対応。輝度の調節幅も広い

本機のような有機ELディスプレイは、バックライトがないためコントラストの高い映像に強い。色のかぶりなど以前の有機ELディスプレイににあったクセも、ほとんど感じられない

デザインは、Galaxy S6 edgeを継承したメタルフレームとガラス素材の背面を組み合わせたもので、文句のない質感だ。なお、カラーバリエーションはブラックオニキス、ホワイト パール、ピンク ゴールドの3で、au版のSCV33でも共通となっている。

左から、タスク、ホーム、バックというボタン配列は、Galaxyシリーズの特徴で、Androidスマホの標準的配置とは異なる

上面にはSIMカードとmicroSDメモリーカードを挿しこむトレーが配置されている

上面にはSIMカードとmicroSDメモリーカードを挿しこむトレーが配置されている

側面から見ると薄さがわかりやすい。左側面に電源ボタン、右側面にはボリュームボタンが配置される

側面から見ると薄さがわかりやすい。左側面に電源ボタン、右側面にはボリュームボタンが配置される

下側面に配置されるのはヘッドホン端子とmicroUSBポート

下側面に配置されるのはヘッドホン端子とmicroUSBポート

防水・防塵仕様とメモリーカードが復活

機能面でのポイントは、Galaxy S6 edgeで搭載が見送られた防水・防塵仕様と、microSDメモリーカードスロットがそれぞれ復活していることだ。防水仕様としては、IPX5/8等級、防塵仕様でもIP6X等級の各基準をクリア、microSDメモリーカードスロットは200GBまで動作確認が取れている。

内蔵バッテリーは3600mAhという大容量だ。その結果、連続通話時間が約1260分(VoLTE)、連続待受時間は約420時間となっている。Galaxy S6 edgeの連続通話時間の約950分と連続待受時間の約400時間と比較すると、いずれも大きく伸びており、特に連続通話時間については310分という大幅な伸びとなった。なお、本機はNTTドコモの「急速充電2」に対応しており、対応する充電器「ACアダプタ 05」と組み合わせれば約110分の短時間でフル充電が行える。

使用するのはnanoサイズのSIMカード。microSDメモリーカードトレーと一体化されている

使用するのはnanoサイズのSIMカード。microSDメモリーカードトレーと一体化されている

Antutuベンチマークテストで13万点を超えるスコアをたたき出す

Galaxy S7 edgeは、処理性能という点でも注目度が高い。搭載されるCPUは、クアッドコアの「Snapdragon 820 MSM8996(2.2GHz×2+1.6GHz×2)」で、4GBのRAM、32GBのROMを組み合わせ、Android 6.0を動作させている。

気になる処理性能だが、ベンチマークアプリ「Antutu ベンチマーク」を動作させてみたところ、総合スコアで139050をたたき出した。前機種のGalaxy S6 edgeのスコアが大体65000~75000点なので、倍近い大差をつけた結果となった。スコアの詳細を見てみると、描画性能の向上が大きく、調査項目「3D(ガーデン)」では、7806から23007へ、「3D(孤立)」では12140から33777にそれぞれ3倍近いスコアを記録した。こうした描画性能の向上は特に、3Dゲームを行う場合に心強い点といえるだろう。

なお、凝った3D描画で知られる人気ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」のLIVE設定では、最新CPUをうまく認識できないため「2D軽量」と判定された。だが、いちばん負荷の高い「3D標準」でも一応動作はしたので、今後アプリのアップデートが行われれば、さらにスムーズに動作する余地がある。

Antutuベンチマークの結果。左がGalaxy S7 edgeのもので総合スコア139050、右がひとつ前の世代にあたるGalaxy S6 edgeのもので、総合スコアは76912。3D描画のスコアでも大差がついた

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージのLIVE設定では「2D軽量」と判定された。アプリが新しいCPUを正しく認識できていないためだと思われる

付加機能では、FeliCaおよびNFC(TypeA/B)、予約録画やデータ放送に対応するフルセグとワンセグチューナーを搭載するほか、USB OTGなどに対応している。また、加速度センサー、気圧センサー、指紋センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、ホールセンサー、HRセンサー(心拍センサー)、近接センサー、RGB光センサーの各センサーを搭載している。

テレビ用のアンテナは内蔵されておらず、同梱されるアンテナを挿しこむ必要がある

テレビ用のアンテナは内蔵されておらず、同梱されるアンテナを挿しこむ必要がある

ボリューム調整機能付きイヤホンも同梱される。本機はハイレゾ音源対応だが、再生には別途対応するスピーカーやヘッドホンが必要だ

対応充電器と組み合わせれば「おくだけ充電」にも対応。FeliCaおよび、NFC(TypeA/B)ポートももちろん搭載している

心拍数を計測するHRセンサーが背面のカメラ横に配置されている

心拍数を計測するHRセンサーが背面のカメラ横に配置されている

指紋センサーも兼ねるホームボタン。登録できる指紋の数は4個まで

指紋センサーも兼ねるホームボタン。登録できる指紋の数は4個まで

手になじむデザインと、発熱を抑えつつ達成した高い処理性能で、人気を予感させる

以上、Galaxy S7 edgeの概要と、24時間使ってみた大まかな印象を駆け足でお届けした。本機の第一印象は、大画面なのに持ちやすいということ。5.5インチながら、5.0インチディスプレイ搭載機とほぼ同等な約73mmという横幅はちょっとした驚きさえ感じるほどだ。

さすがにGalaxyシリーズの最新・最上位機種ということで、すばらしい処理性能を備えている。特に描画性能の向上が著しいこともあり、ハイスペックを要求するゲームを快適に遊びたいなら、本機は候補の筆頭になりうる。また、処理性能を制限させる高い熱をCPUがむやみに発しないことも、ゲーム用としては重要なポイントかもしれない。こうしたハードウェアの基本部分に高いポテンシャルを秘めたGalaxy S7 edgeは、歴代のGalaxyシリーズの中でも一二を争う人気モデルになる可能性を秘めていると言っても過言ではないだろう。

なお、Galaxy S7 edgeには、デュアルピクセルを搭載するカメラやAndroid 6.0、LTEおよびWi-Fiの高い通信性能など、まだまだ見どころがある。それらの詳細については5月25日にお届けする予定だ。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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