待望の国内市場投入となったHTCのグローバルモデル

注目のハイエンドスマホ、au「HTC 10」レポート

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2016年5月31日、auの夏モデルとして発表された、HTCの最新モデル「HTC 10」。その記者向け発表会が本日6月1日に実施された。手にした実機のインプレッションをはじめ、カメラ機能や、ユーザーインターフェイスなど注目したいポイントを解説しよう。

グローバルモデルがほぼそのままの形で日本市場に導入される。キャリアモデルとしては異色の「HTC 10」

グローバルモデルがほぼそのままの形で日本市場に導入される。キャリアモデルとしては異色の「HTC 10」

非常に質感が高い、HTC伝統のメタルボディ

auのスマートフォン2016年夏モデルの中でも、高い注目を集めているのが「HTC 10」だ。「HTC 10」は、グローバルモデルとしてすでに世界展開されているハイエンドスマホだが、世界的な評価が高く、ほぼそのままの形で国内でも発売される。従来の「HTC J Butterfly」シリーズは、日本国内専用モデルとして設計されていたが、本機はコンセプトを大きく変更し、グローバルモデルとの違いはほとんどない。その概要はすでにレポートした通りだが、ここでは実機のより詳細なフォトレポートをお届けしよう。

ディスプレイには1440×2560表示に対応する約5.2インチ液晶を採用。「HTC 10」の画質は、従来のHTC製スマートフォンよりもコントラストが強めで、ハッキリとした印象だ

アルミの1枚板をくりぬいて作ったユニボディ。最近では珍しくない金属性ボディだが、その中でも本機の剛性感は頭ひとつ抜け出ているように感じる

面取りされたエッジ部分には鏡面処理が施されており、ヘアライン処理された背面とのコントラストが独特の存在感を放っている

左側面には、凹凸の付けられた電源ボタンと、フラットな表面のボリュームボタンが備わる

左側面には、凹凸の付けられた電源ボタンと、フラットな表面のボリュームボタンが備わる

上面に備わるヘッドホン端子。音声出力機能では、年齢や、主に聴く曲のジャンル、周辺の環境などを設定して音質を最適化する「パーソナルオーディオプロファイル」機能を備える

新搭載された注目のUSB Type-Cポート。上下どちら向きでも抜き差しが可能。左のスピーカーホールは低音用のウーハーとして機能し、受話口のスピーカーは高音用のツイーターとして使う

同梱のカナル型イヤホンは、ダイナミック式ドライバーを採用。ハイレゾ再生にも対応する

同梱のカナル型イヤホンは、ダイナミック式ドライバーを採用。ハイレゾ再生にも対応する

同梱の充電器は、最新の急速充電規格「QuickCharge 3.0」に対応。内蔵される3,000mAhのバッテリーを90分でフル充電できる

指紋センサーを兼ねたホームボタンを中心に、左右にはタッチ式の「バック」と「タスク」ボタンが配置される

指紋センサーを兼ねたホームボタンを中心に、左右にはタッチ式の「バック」と「タスク」ボタンが配置される

指紋認証機能では、5個まで指紋を登録できる。認証速度は、0.2秒と非常に高速

指紋認証機能では、5個まで指紋を登録できる。認証速度は、0.2秒と非常に高速

4K動画の撮影に加え、ハイレゾ音源の録音にも対応

最近のスマートフォンはいずれも魅力的なカメラ機能を備えている。いっぽう、「HTC 10」のカメラ機能は、メインカメラが約1200万画素、サブカメラが約500万画素。やや控えめなスペックだが、画素数競争ではなく、メインカメラとサブカメラの両方に、手ブレ補正機能を採用するなど、実際の使い勝手を向上させる高感度撮影に注力しているのが大きな特徴となっている。

また、メインカメラとサブカメラの両方で、RAWデータの保存に対応しており、より凝った現像を行うこともできる。なお、動画撮影時の録音機能では、ハイレゾ規格での録音にも対応している。

メインカメラは画素数約1200万画素。画素ピッチは1.55マイクロメートルで、スマートフォン用イメージセンサーとしてはかなり大きい部類。レンズはF値1.8という明るく大口径なものを採用している

サブカメラは画素数約500万。こちらにも、レンズシフト式光学手ブレ補正機能を備え、F値1.8のレンズを採用している。視角は86度という広さで、自撮りでも背景を広く撮影できる

メインカメラでマニュアル撮影モードの調節項目を表示させた。EV(露出)の調整幅は+3.0〜−3.0と広い。感度もISO 3200まで対応している

Android 標準に近いユーザーインターフェイス

「HTC 10」のホーム画面は、今までのHTC製スマートフォントは少々毛色が異なる。まず、HTCオリジナルの要素が減り、Androidの標準的なインターフェイスに近くなった。これは、機種によってばらばらのAndroidの操作方法に統一感を持たせたいという、HTCとGoogleの両者の意思を具現化したものだ。

また、今までGoogle版、メーカー版、通信キャリア版で、機能が重複していたAndroidスマートフォンのアプリ群についても、Google版とHTC版の間で取捨選択を行い、よりすぐれたアプリを選んでプリインストールするようにしている。これにより、ROMやRAMの消費が減り、動作速度が向上したほか、ストレージを今まで以上に有効活用できるようになった。

ホーム画面のデザインは、Android 標準に近い

ホーム画面のデザインは、Android 標準に近い

通知メニュー周辺のデザインも、Android 6.0標準そのままだ

通知メニュー周辺のデザインも、Android 6.0標準そのままだ

センスのよいウィジェットの数々がHTC製スマホの特徴だが、本機にもその伝統は受け継がれている

センスのよいウィジェットの数々がHTC製スマホの特徴だが、本機にもその伝統は受け継がれている

プリインストールされる壁紙も独特のセンスを持ったスタイリッシュなものばかりだ

プリインストールされる壁紙も独特のセンスを持ったスタイリッシュなものばかりだ

今までグリッドに従って配置していたホーム画面のアプリアイコンやウィジェットを、自由に配置できる新機能「フリースタイルレイアウト」機能も搭載される

Google版、メーカー版、通信キャリア版で機能が重複していたアプリだが、Google版とHTC版については重複しないように取捨選択されている

メモリーの解放やキャッシュの削除が簡単に行えるアプリ「Boost+」。処理が重くなってきた場合に活用したい

メモリーの解放やキャッシュの削除が簡単に行えるアプリ「Boost+」。処理が重くなってきた場合に活用したい

事実上のライバルは、ハイエンドのSIMフリースマホか

auの「HTC 10」は、グローバルモデルをほぼそのまま日本市場に持ってきたモデルで、国内向け機能を満載した従来の「HTC J Butterfly」シリーズとは大きく様変わりしている。FeliCa、ワンセグ・フルセグ、防水仕様など本機で搭載が見送られた機能はいくつかあるが、総務省の方針もあって端末価格が向上している昨今の状況を見ると、ハイエンドモデルといえども機能を絞らざるを得なくなっているのだろう。しかし、最近では、高機能なグローバルモデルのSIMフリースマートフォンも人気を集めており、そうした意味では、本機「HTC 10」も、auから発売される通信キャリアモデルではあるものの、競合するのはむしろこうしたハイエンドのSIMフリースマートフォンとなるかもしれない。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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2017.10.20 更新
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