サムスンは現地時間8月2日、米ニューヨークで開催したイベント「Galaxy Note Unpacked 2016」で、Galaxy Noteシリーズの最新モデル「Galaxy Note7」を発表した。グロバールで8月19日より発売する。
Galaxy Note7
Galaxy Note7は、5.7インチSuper AMOLEDディスプレイ(2560×1440ドット)とスタイラスペンを備えたスマートフォン。Galaxy Note5の後継モデルという位置付けだが、製品名は“6”を飛び越えて“7”となっている。先に発表されている「Galaxy S7 edge」同様、IP68相当の防水・防塵(グローバルモデル)やmicroSDスロットをサポートし、スペックもほぼGalaxy S7 edgeを踏襲している。デザイン面では、デュアルエッジスクリーンのエッジのカーブがGalaxy Note5に比べてきくつくなっており、よりフラットな見た目に刷新。Galaxy S7 edgeに比べて画面サイズが0.2インチ大きいが、幅はGalaxy S7 edgeからわずか0.9mmしか大きくなっておらず、非常にコンパクトにまとまっている。表面ガラスは「ゴリラガラス5」を新たに採用し、落下に対する耐久性がさらに向上しているという。
機能面では、目の虹彩を使う虹彩認証機能を搭載したのがトピック。ホームボタンに内蔵された指紋認証機能とともに、画面ロックやセキュリティ認証などで利用できる。AV機能では、HDRコンテンツに新たに対応。ストリーミングによるコンテンツ配信の準備をしているという。さらに、Galaxy Noteシリーズの特徴であるスタイラスペン「S pen」は、本体同様にIP68相当の防水・防塵に対応。ペン先も0.7mmとさらに細くなり、筆圧検知の感度も向上している。画面に触れずに操作できる「エアビュー」には、翻訳機能と拡大機能も新たに追加された。
カメラは、Galaxy S7 edge同様に、素早いピント調整ができるデュアルピクセル技術と、うす暗い場所でも明るく撮れるF値1.7のレンズを採用。リアカメラの画素数は1220万画素、フロントカメラの画素数は500万画素となる。
プリインされているAndroid OSは6.0.1(Marshmallow)。プロセッサーは2.15GHzデュアルコアと1.6GHzデュアルコアを組み合わせたクアッドコアで、メインメモリーは4GB。内蔵ストレージは64GBで、最大256GBまでのmicroSDメモリーカードの装着にも対応する。バッテリー容量は3500mAhで、Qi(WPC)とPMAのワイヤレス充電をサポート。本体充電やデータ転送に用いる外部接続用USB端子は、USB Type-Cとなる。本体サイズは73.9(幅)×153.5(高さ)×7.9(奥行)mmで、重量は約169g。ボディカラーは、Blue Coral、Black Onyx、Silver Titaniumの3色をラインアップする。
なお、Galaxy Note7の発表に合わせ、Galaxyシリーズに対応したモバイルVRゴーグル「Gear VR」の新モデルも発表された。新モデルでは、Galaxy Note7のUSB端子に合わせ、接続ケーブルがUSB Type-Cに変更された。また、視野角が96度から101度へ拡大し、従来モデルよりも没入感が高まっているという。本体カラーも、従来モデルのホワイトとブラックのツートンカラーから、ブラック一色に変わっている。
Galaxy Note7の日本国内での販売については、現時点では残念ながら未定となっているが、日本国内版サイトにはすでに製品ページが用意されており、日本国内での発売はかなり期待できそうだ。