新製品レポート
電源コード付きキャニスター掃除機同等のゴミ取り性能を実現

キャニスター型なのにこの軽さ! しかもコードレス! シャープ「ラクティブ エア」がスゴい

サッと掃除するにはコードレススティック掃除機が最適だけれど、しっかり掃除したいからキャニスター型が欲しい。でも、キャニスター型は電源コードがわずらわしい……と思っている方に朗報です! シャープから、その“いいとこ取り”をしたコードレスキャニスター掃除機「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」が誕生しました。パワーヘッドタイプのキャニスター型としては世界最軽量となる「ラクティブ エア」はコードレススティック掃除機以上に軽い力で扱え、かつ電源コード付きのキャニスター同等の集じん力を兼ね揃えています。発表会で見てきた、その実力を紹介しましょう。

発表された新モデルは、サイクロン式(右)と紙パック式(中央)。ラクティブ エアには軽さを追求したコードレススティック掃除機(左)もラインアップされています。今回はサイクロン式をピックアップして紹介

世界最軽量の軽さを実現!

近年、手軽に使えることからコードレススティック掃除機の人気が非常に高くなっていますが、モーターやバッテリーを搭載した本体部が一体化されているため、意外と手元に負担がかかります。さらに、吸引力やバッテリーの持続時間などから家中を徹底的に掃除するには限界があり、そういった不満を抱く人の半数が「次に購入するのはキャニスター型」と思っているそう(シャープ調べ)。しかし、コードレスの手軽さを一度体験すると、電源コード付きの掃除機を使った際に「本体が重い」「電源コードの抜き差しがめんどう」「掃除中に電源コードが絡まる」といった別の不満が出てきます。このようなことから単純に考えれば、「コードレスのキャニスター掃除機を作ればいい!」となりそうですが、これまで各社がコードレスキャニスター型の製品化に挑み、惨敗してきました。現に、シャープも2013年に「EC-DX100」というモデルを発売したものの、普及には至らず。なぜならば、当時のコードレスキャニスター掃除機は「本体が重い」「パワーが弱い」「運転時間が短い」とさんざんな状態だったからです。パワーを持続させるためには大容量のバッテリーが必要、吸引力を高めるには大きなモーターが必要、しかし、本体が重くなってしまうというように、性能と重さのトレードオフを解消できず、コードレスキャニスター掃除機は市場からほぼ姿を消してしまいました。

2013年にシャープが発売したサイクロン式のコードレスキャニスター掃除機「EC-DX100」

2013年にシャープが発売したサイクロン式のコードレスキャニスター掃除機「EC-DX100」

しかし、ユーザーが求める掃除機を作ることが使命であるとシャープは、再び“理想的なコードレスキャニスター掃除機”の開発に着手。構造をイチから見直し、従来製品(EC-DX100)に比べ、モーターを54%、電子回路を86%、バッテリーを60%、本体シャーシを40%軽量化しました。さらに、2016年に発売したスティック型のラクティブ エアで採用した「ドライカーボン」をパイプに採用するなどして、操作の軽さも追及。これにより、本体1.8kg、手元(ホース、パイプ、ヘッド)1.1kgの総重量2.9kgという世界最軽量を実現したのです。

本体重量が1.8kgだから、持ちながら掃除機がけしてもつらくありません

指1本でも持てちゃうぐらいの軽さです!

指1本でも持てちゃうぐらいの軽さです!

左側が従来モデルに搭載されていたモーター、電子回路、バッテリーで、右側が新モデルのもの。モーターは約650gから約300gに、電子回路は約120gから約12gに、バッテリーは約837gから約338gに軽量化されました

「カーボン」と記されていても一般的には「ウエットカーボン」であることがほとんど。ラクティブ エアに採用されている「ドライカーボン」はロケットや飛行機、レーシングカーに使用されるもので、軽さと強度が別物です。なので、ヘッドを浮かせる時もラクラク

同社のハイパワータイプのコードレススティック掃除機(右)と電源コード付きキャニスター掃除機(中央)、そしてコードレスキャニスター型「ラクティブ エア」で手元にかかる実感重量を比べてみると、新モデルはわずか400g! コードレススティック型はバッテリーやモーターが手元に近い分、1,820gも手首に重さを感じる結果となりました

これだけ軽いので、本体を片方の手で持ちながら高所の掃除も余裕! 家中を掃除したくなるほどの軽さです

これだけ軽いので、本体を片方の手で持ちながら高所の掃除も余裕! 家中を掃除したくなるほどの軽さです

ブラシが付いた先端の角度が変えられ、高い所に届きやすい「はたきノズル」(左)や、2段階に伸縮する「すき間ノズル」(右)が付属しているので、隅々までキレイにできます

運転モードは「強」「弱」「自動」が用意されていますが、「自動」モードで掃除すれば、床面にあわせてパワーをコントロールしてくれるのでより快適に動かせるでしょう

ゴミ取り性能のほどは?

コードレスで軽さも申し分ないのは魅力的ですが、ゴミをしっかり取ってくれなければ意味がありません。しかし、ラクティブ エアではモーター自体は54%も軽量化されたものの、大風量ターボファンを採用し、さらに、その吸気風を最大限に生かすため、本体内部の流路構造や吸込口内部の形状を改良することでパワフルな集じんを実現したといいます。シャープによると、同社の電源コード付きキャニスター掃除機とほぼ同等のゴミ取り性能を有するそう。その実力は下の動画で確認してみてください。コードレススティック掃除機、電源コード付きキャニスター掃除機、コードレスキャニスター掃除機「ラクティブ エア」の3製品で、ボウリングの球を吸い上げる早さを比較しました。

ボウリングの球を吸い上げる早さの検証は、コードレススティック掃除機が5.96秒、電源コード付きキャニスター掃除機が3.83秒、コードレスキャニスター掃除機「ラクティブ エア」が3.28秒という結果となり、ラクティブ エアの吸引力の強さが実感できました。

実際にヘッドをつけて掃除してみましたが(下の動画参照)、フローリングは1往復でキレイに! ゴミのほうから掃除機に寄ってくる感じで吸い込まれていきます。

コーナー、フローリングの溝にあったゴミも残さず取り除かれました

コーナー、フローリングの溝にあったゴミも残さず取り除かれました

なお、紫色のブラシはメガネ拭きなどにも使用されているクロス素材で、皮脂汚れを落すことができます。皮脂汚れの代用で油分を含むマジックでフローリングに汚れを付け、掃除機がけしてみたところ簡単に落とすことができました(下の動画参照)

バッテリーは高効率リチウムイオンを採用し、運転時間は「弱」モードで約30分となっています。着脱式となっているので、予備バッテリーを用意しておけば1時間近い掃除も可能に。なお、バッテリーが2個同梱されたプレミアムパッケージモデルがサイクロン式、紙パック式ともに用意されています。

バッテリーは専用充電台にセットして充電する仕様。残量ゼロの状態から満充電まで80分かかります。バッテリーはシャープのコードレス掃除機共通(EC-DX100除く)となっているので、従来モデルを持っているならコードレスキャニスター型「ラクティブ エア」でも使用可能

サイクロン式「EC-AS500」と紙パック式「EC-AP500」は、ピンク系とイエロー系の2カラーがラインアップ。右端のゴールド系がそれぞれのプレミアムパッケージモデル「EC-AS700」(サイクロン式)と「EC-AP700」(紙パック式)です。市場想定価格は通常モデルが8万円前後(税別)、プレミアムパッケージモデルが9万円前後(税別)で、2017年9月14日発売予定

プレミアムパッケージモデルにはバッテリーが1個多く付属するほか、布団を掃除できるヘッドも同梱

プレミアムパッケージモデルにはバッテリーが1個多く付属するほか、布団を掃除できるヘッドも同梱

紙パック式は本体部のフォルムが違いますが、基本的なスペックは同じ。重量やゴミ取り性能、付属品はサイクロン式と変わりません

なお、紙パック式にはマスクなどに採用されている抗菌・高捕集5層構図の高性能紙パックが同梱されています

なお、紙パック式にはマスクなどに採用されている抗菌・高捕集5層構図の高性能紙パックが同梱されています

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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