カパッと開く新ヘッドで大きなゴミもしっかり吸引

多彩な掃除スタイル! 万能型コードレススティック掃除機「パワーブーストサイクロン」

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手軽さはそのままに、家中をくまなく清掃できるコードレススティック掃除機「パワーブーストサイクロン PV-BEH900」(以下、PV-BEH900)を日立が発表しました。ざっくり言ってしまうと、さまざまな場所を掃除できるように多様なツールが付属しているのですが、ただアタッチメントの数が多いだけではありません。徹底的に使いやすさにこだわった工夫が細部に施されているのです。さらに、ゴミ取り性能を大きく向上させる新しいヘッドも搭載。発表会で見てきた実力をご覧ください。

どんなゴミも取り逃さない新ヘッドを採用

多様な場所を掃除できるツールが気になるところですが、まずはPV-BEH900の基本性能を知っていただきたい!PV-BEH900はファンモーターや集じん部の空気の流れを改良することで吸込性能を向上させるとともに、新たなヘッドを開発しました。掃除機は吸込仕事率が注目されがちですが、吸込仕事率はヘッドを外した状態での吸い込むパワーを計測するもの。実際の掃除機の使用状況とは大きく異なるため、いくらパワフルな吸引力を有していてもヘッドによってゴミの取れ具合は変わってしまうのです。日立は従来より4方向から吸い込むヘッドや壁ぎわのゴミも取り残さないヘッドなど、ヘッドの機構にこだわってきましたが、今回発表されたPV-BEH900には押しても引いてもキレイを実現する「シンクロフラップ」を搭載。ヘッド前方に装備されたシンクロフラップが押し引きにあわせて開閉することで、これまでヘッドをいったん浮かさないと取れなかった大きなゴミもしっかり吸引できるようになりました。

モーター内のディフューザーを改良し、集じん部の流路を見直すことで基本性能を向上。さらに、部品の小型化やレイアウトの最適化により、本体重量1.5kgを実現しました

新ヘッドの仕掛け「シンクロフラップ」は、裏面にあります(前方にある水色のパーツ)。なお、後方のローラー状のブラシ(青色)は、引いた時にゴミを巻き込んで吸込口に誘導する役割。2016年モデルより搭載された壁ぎわのゴミの取り残しをなくす機構は継承されています

シンクロフラップは可動するようになっており、ヘッドを押した際には開いて大きなゴミもしっかり吸引します。逆にヘッドを引くとシンクロフラップが閉じ、ヘッドと床の間が高気密に! これにより、細かいゴミも残さず取り除かれます

シンクロフラップの有無で、どれほどゴミ取り性能が変わるのかを前モデル(PV-BD700)と比較してみましょう。フローリングに大きなゴミと砂ゴミを撒き、1往復した結果を比べます。

両モデルのヘッドを押して動かした状態。前モデルは前面がシンクロフラップのように可動しないので、取り込めるスペースは下のほうに少しあるだけです

まずは、前モデルの集じん具合からご覧ください(下の動画参照)。細かいゴミはフローリングの溝にも残らないほどキレイに取れていますが、大きなゴミが残ってしまいました。

いっぽう、シンクロフラップのあるPV-BEH900は押した段階で大きなゴミを勢いよく吸引。ヘッドを持ち上げなくても、これほど大きいゴミが吸い取れたのは感動です。引いた時に微細じんも残っておらず、“押しても引いてもキレイ”は伊達ではないことが確認できました。

大きなゴミが取り除けなかった以外は、どちらも互角。素足で歩くとザラザラとした感触が気になる微細じんが1往復ですっきり除去できたのは見事ですが、目に見える大きなゴミも一度に取れるシンクロフラップ付きのほうがいいですね

なお、ヘッドは自走式なので力を込めずに動かすことができます

なお、ヘッドは自走式なので力を込めずに動かすことができます

さまざまな場所を掃除できるツールとは?

続いては、新モデルのウリである“いろいろな所を掃除できるツール”を見ていきましょう。PV-BEH900には本体のほかに、パイプやヘッドを含む8つのツールが付属しており、それらを自由に組み合わせて掃除します。たくさんのツールを用意すれば掃除できる所も増えるのは当たり前というツッコミが入りそうですが、より快適に使えるように工夫が満載。なかでも最大のポイントは、ホースが通電構造になっている点です。たとえば、寝具などのケアに役立つ「ミニパワーヘッド」をホースの先端に付けたとしても、床を掃除するヘッド同様に自走機能を発揮。引っかかりを感じやすい寝具やソファなどの掃除も軽い力で行えるので、これまでのアタッチメントとは別格の使いやすさを体験できるでしょう。

本体にパイプやホースを接続して、その先端にブラシやヘッドを装着してもOK。もちろん、本体に直接、ブラシやヘッドを付けてもかまいません。21通りの組み合わせができるそうです

アタッチメントの肝ともいえる通電構造となったホース。ホースの蛇腹も引っかかりを軽減するために、表面がすべりやすい「スマートホース」が採用されています

ホースが通電するから、LEDライトも点灯! 掃除中はLEDライトが点灯するので、暗い場所でもゴミが見やすいです

通電するホースの恩恵は、ソファや自動車の掃除をする時に実感。装着した「ミニパワーヘッド」が自走してくれるので、ラクに掃除できました

ホースもパイプもなしで、本体に直接「ミニパワーヘッド」を装着しても自走します。寝具の掃除に大助かり!

もちろん、通常のヘッドをホースと組み合わせる使い方もあり! 階段の掃除では、キャニスター掃除機のように手元に重さを感じない構造にしたほうが疲れずに済みます

階段の掃除と同様に、高所にもホースを利用するほうがラク!

階段の掃除と同様の理由で、高所にもホースを利用するほうがラク!

ホースにも感心しましたが、引き出しの中やサッシの溝が掃除できる「ほうきブラシ」も秀逸です。細かいゴミだけを吸い込むように工夫されているので、たとえば引き出しを掃除する時、いちいちクリップなどを取り出す手間がありません。下の動画のように、小さいゴミ(白いゴミ)だけが吸い込まれます。

ブラシで細かいゴミを掃きながら、6つのチューブで吸い取ります。チューブの先端を湾曲させることで、小物が吸い付き、吸引できなくなる状況を回避しました

「ほうきブラシ」を利用すれば、網戸やサッシの掃除もバッチリ! 雨で濡れた土ぼこりなどが乾いてこびりついてしまった汚れも、「ほうきブラシ」でキレイにできます(下の動画参照)
※ベビーパウダーを土ぼこりの代わりにしています

このほか、すき間を掃除できるブラシもあるので、細かい所にもしっかりアプローチできます

このほか、すき間を掃除できるブラシもあるので、細かい所にもしっかりアプローチできます

ツールは充電台にすべてセットできるようになっているので、収納に困ることはありません

ツールは充電台にすべてセットできるようになっているので、収納に困ることはありません

まだまだある! 「PV-BEH900」のイイところ

家中だけでなく車内も掃除でき、ゴミ取り性能がすぐれていることは魅力ですが、手動で扱う家電だけに使い勝手のよさも重要なポイント。PV-BEH900には、排気の方向が変えられる機構やダストケースを外すことなくゴミ捨てができる構造、着脱式のバッテリーなど、使う人の立場にたった配慮が施されています。些細なことかもしれませんが、不快やわずらわしさを感じないことは掃除機を使う頻度にも反映されるはず。

バッテリーは着脱式のリチウムイオン電池を採用。フル充電を繰り返し使用できる寿命は1,100回です。残量ゼロの状態から満充電まで約3.5時間で、連続使用時間は40分(標準運転時)。バッテリーを別途購入(市場想定価格は12,000円)すれば、交換してもっと長時間掃除ができます

排気が出る方向を左右で切り替えできる機構も搭載。身体に排気が当たらないようにできるのは、かなり高ポイントです!

そして、ゴミ捨ての方法が新しい! 通常、サイクロン式でゴミを捨てる時はダストケースを外さねばなりませんが、PV-BEH900は本体に付けたままでOK。レバーを引くとダストケースの底が開き、ゴミが捨てられます

もちろん、ダストケースを取り外して丸ごと水洗い可能。清潔に保つことができます

もちろん、ダストケースを取り外して丸ごと水洗い可能。清潔に保つことができます

下位モデルもラインアップ

性能はまったく同じで、アタッチメントのみ異なる下位モデル「PV-BEH800」もリリースされます。PV-BEH800には、「スマートホース」「ほうきブラシ」「ハードブラシ」が付属されません。

左側と中央が上位モデル「PV-BEH900」で、シャンパンゴールドとブルーイッシュシルバーの2カラーを用意(市場想定価格は9万円前後)。下位モデル「PV-BEH800」はホワイトのみのラインアップです(市場想定価格は8万円前後)。どちらも2017年9月16日発売予定

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌の白物家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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2017.10.20 更新
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