軽々と持ち運びや取り回しができる体重量約1kgのコードレス掃除機

“吸引しない”のにゴミが取れる! 新発想の掃除機「マホウキ」って、どんなもの?

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掃除機なのに“吸引しない”「マホウキ」をご存知ですか? 取り回ししやすく、静かで排気の出ない掃除機を追求していったところ、シー・シー・ピーがたどり着いたのが吸引モーターを搭載しないという選択でした。これまでにない掃除機でどのような掃除ができるのか、説明会で使った印象をレポートします。

吸わずにゴミを取る仕組みとは?

マホウキはゴミを吸うのではなく、集じんすることに特化したコードレスタイプの電動ブラシ掃除機。吸引モーターを搭載しないことで、約1kgの本体重量と58dBという静音性、そして排気レスなクリーンな掃除を実現しました。集じんシステムは実にシンプルで、回転するブラシでゴミをかき取り、ダストケースに溜めていくというもの。ブラシは電動で回転するので、軽い力で動かせます。

スティック掃除機ほど厚みがなく、どちらかというとフローリングワイパーに近い印象です。サイズは270(幅)×1,052(高さ)×105(奥行)mmで、重量は1.1kg(バッテリー含む)

コードレス仕様のため、充電して使用します。バッテリー残量ゼロの状態から満充電になるには約3.5時間かかり、最長約70分連続運転可能。バッテリーの寿命は約300回です

ホウキの役割を果たすロールブラシは、エアコンのフィルター自動掃除に採用されているブラシやコピー機のトナーブラシを開発・製造している日本の専用メーカーと共同開発したもの。密度や毛の長さ、やわらかさなどを綿密に設計し、効率よくごみをかき込めるようにしたといいます

実際に触ってみると、とてもやわらか! ずっと触っていたくなるような手触りで、このブラシならフローリングに傷がつくことはなさそうです

運転を開始すると、下の動画のようにロールブラシが回転します。床面にあるゴミをブラシが拾い上げ、ダストボックスへ誘導。

ロールブラシでかき取られたゴミはリフレッシャー(赤い部分)で剥がされ、ダストケースに溜まっていきます。シー・シー・ピーによると、ダストケースがチリトリの役割なのだそう

運転モードはノーマルモードとターボモードの2つ。「MODE」ボタンをオスことで切り替わり、ターボモードにするとブラシの回転が速くなります

この仕組みでどの程度ゴミが取れるのか検証してみましょう。基本的にマホウキはフローリング向け。毛の長いカーペットや溝が多い畳には適しません。

フローリングに猫砂やおはじきなどを撒き、取りきれるのかを実験してみました(下の動画参照)

フローリングに猫砂やおはじきなどを撒き、取りきれるのかを実験してみました(下の動画参照)

ブラシとダストケースにはほぼすき間がなかったので、大きなゴミが取れるのか心配していましたが、1走行しただけでゴミはほぼマホウキに取り込まれました。58dbという運転音は一般的なスティック掃除機(60〜70dB)よりは小さいものの、劇的とまでは言えません。しかし、会話やテレビの音をさえぎるような大きさではないので夜間の掃除には重宝しそうです。

ダストケースに溜まったゴミは、取り外して捨ててください。ダストケースはマグネットで固定されているので、着脱は簡単!

なお、ダストケースにゴミが溜まった状態で本体を持ち上げても、中のゴミがこぼれないように工夫が施されています

掃除中はゴミを取り込むためにダストケースのシャッターが開いていますが、ヘッドを床から浮かせるとシャッターが閉まります。これにより、持ち運び時のゴミこぼれを抑制

利用シーンには注意が必要!

吸引することなく大きなゴミが取れたので「おぉ!」と思ったものの、編集部にマホウキを持ち帰り、別のゴミで検証してみたところ、砂のような微細なゴミを取るのは少々苦手そうな印象を受けました。本体が軽いのでサッと使える扱いやすさは魅力ですが、こぼしてしまった塩や砂糖などの調味料、土埃でザラついた床面をキレイにするのはむずかしそう。また、ケチャップやマヨネーズといった半液体、醤油やお茶などの液体は掃除しないでほしいとのこと。おはじきのようなある程度重さがあるものはマホウキで取り除けたので、大きめのゴミやブラシに絡みやすい綿ゴミを中心に掃除したい人には役立つのではないでしょうか。ただ、用途がかなり限られるので、15,980円という価格(2017年10月6日時点の価格.com最安価格)と利用シーンを考慮して購入を検討したほうがよさそうです。

上の動画で、引いた時にゴミが取り除かれたように見えましたが、実はただヘッドに引きずられていただけでした。検証で撒いたのは塩ですが、このようなゴミを取りたい目的だとマホウキはちょっと厳しいかもしれません

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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2017.12.15 更新
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