レビュー
拭き掃除だけでは取り切れないゴミも1度にキレイ!

フローリングワイパーと掃除機が合体した「ワイパー掃除機」の“拭く×吸う掃除”が超便利!

近年の住宅はフローリングが主流になったこともあり、ワンルームや1Kのマンションでひとり暮らしする人の中には、掃除機を購入せず、フローリングワイパーで掃除を済ませることが増えているといいます。フローリングワイパーは軽くて扱いやすいことが利点ですが、細かい砂ゴミなどが取りきれないことも。そんな課題を解決してくれる掃除機「ワイパー掃除機 EC-FW18」(以下、ワイパー掃除機)が、シャープから2018年1月に発売されました。どのような掃除機なのかを解説するとともに、実際に自宅で使った実力を紹介します。

フローリングワイパーと掃除機が合体すると……? その実力をレポートします!

ワイパー掃除機って、どんなもの?

ワイパー掃除機は、フローリングワイパーにコードレススティック掃除機の構造を組み合わせたもの。ワイパーシートを装着して掃除するので、ゴミを吸い込むとともに拭き掃除もできるのがポイントです。吸引して掃除する一般的な掃除機とはコンセプトが異なるため、複数の運転モードやエコモードなどはありません。

一般的なコードレススティック掃除機よりも本体はスリム。フローリングワイパーにモーターやバッテリーなどが装備されたような感じです。サイズは、254(幅)×1,020(高さ)×120(奥行)mm

ヘッドの裏には、一般的な掃除機にある回転ブラシなどはありません。この黒いパーツの部分にワイパーシートを装着することで拭き掃除し、黒いパーツの前にあるノズルからゴミを吸い込みます

ワイパーシートの上にヘッドを載せ、ヘッド上部のくぼみにシートを押し込むだけで準備完了。このシートの装着方法は、フローリングワイパーと同じです。シートはドライタイプ、ウェットタイプのどちらも装着可能

なお、掃除機がけすると最初にゴミがノズルから吸い込まれ、そのあとシートで拭き掃除されます

なお、掃除機がけすると最初にゴミがノズルから吸い込まれ、そのあとシートで拭き掃除されます

集じん方式は「ダストボックス式」。サイクロン掃除機のように遠心力でゴミと空気を分離する仕様ではなく、フィルターでろ過するイメージです。一般的な掃除機とはコンセプトが違うので、これくらいシンプルでも問題はなさそう

吸い取ったゴミはダストボックスに溜まります。汚れが気になった時には水洗いもOK

吸い取ったゴミはダストボックスに溜まります。汚れが気になった時には水洗いもOK

ちなみに、パイプを取り外すとハンディスタイルになります

ちなみに、パイプを取り外すとハンディスタイルになります

掃除してみよう!

コードレス掃除機なので吸込仕事率は公表されていませんが(日本電機工業会規格で定められていないため)、構造から察するに、一般的なコードレススティック掃除機より吸引パワーは弱そう。フローリングワイパー感覚で使え、拭き掃除だけでは取り切れないゴミを吸い取ることでキレイにする“サッと使い”を目的とした掃除機とはいえ、1,000円台で購入できるフローリングワイパーより10倍近い価格(12,480円)なので、掃除機としても満足のいく吸じん力を発揮してほしいというのが本音です。そこで、実際に掃除してワイパー掃除機の実力を確かめてみました。

ウェットタイプのシートが使えないフローリングだったので、ドライタイプで掃除しました

ウェットタイプのシートが使えないフローリングだったので、ドライタイプで掃除しました

運転モードはひとつだけなので、スイッチをオンにしたら吸引がはじまります

運転モードはひとつだけなので、スイッチをオンにしたら吸引がはじまります

まずはもっとも気になる、フローリングワイパーとの掃除力の差を検証! 床にゴミを撒き、フローリングワイパーとワイパー掃除機でそれぞれ掃除してみました。

床に撒いた重曹と猫砂、糸を1往復でどれほどキレイにできるかでテスト

床に撒いた重曹と猫砂、糸を1往復でどれほどキレイにできるかでテスト

最初に行ったのは、フローリングワイパーでの掃除。下の動画のとおり、猫砂が取れないほか、重曹が引きずられフローリングにこすりついてしまいました。また、フローリングの溝にも重曹が溜まっています。

続いて、ワイパー掃除機で挑戦(下の動画参照)。フローリングの目に逆らうように掃除機がけしたにもかかわらず1往復で溝までキレイに! しかも、手でフローリングをさわってみるとざらつきもなく気持ちいいほどツルツルになっていました。

そして、ワイパーシートをウェットタイプにするとさらなるメリットが! 粉っぽいゴミや糸ゴミだけでなく、床面に付着した汚れも落とせたのです。

フローリングに口紅を付け、さらに重曹も蒔いて掃除してみました

フローリングに口紅を付け、さらに重曹も蒔いて掃除してみました

上の動画を見てわかるように、重曹が吸い込まれると同時に口紅がシートの部分でキレイに! 一度に、普通の掃除機がけと拭き掃除ができてしまうのはラクすぎます!!

汚れたワイパーシートは、フローリングワイパー同様に外して捨てればOK

汚れたワイパーシートは、フローリングワイパー同様に外して捨てればOK

予想以上の吸じん力を発揮したワイパー掃除機ですが、使いやすさも実にイイ! 本体が軽いので、拭き掃除感覚で掃除機がけできました。

ヘッドは自走式ではありませんが、吸い付くほどの吸引力はないので引っかかりを感じることなく動かすことができます

ほどほどの吸引力なので、紐や紙などを吸い込む心配がないのもイイ!

ほどほどの吸引力なので、紐や紙などを吸い込む心配がないのもイイ!

手首をちょっとひねるだけでヘッドの向きが変わるので、隙間も掃除しやすい!

手首をちょっとひねるだけでヘッドの向きが変わるので、隙間も掃除しやすい!

なにより、重量が1.3kgと軽量なのはラク。汚れを発見した時に持ってきて掃除するのもおっくうじゃない!

なにより、重量が1.3kgと軽量なのはラク。汚れを発見した時に持ってきて掃除するのもおっくうじゃない!

パイプを外してハンディスタイルにすれば、階段の掃除もラクラク!

パイプを外してハンディスタイルにすれば、階段の掃除もラクラク!

コードレスなので、掃除が終わったら充電しましょう。自立はしないので壁に立てかけておかねばなりませんが、重心が低いので簡単に倒れることはなさそう。バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約5時間かかります。連続運転時間は約10分と、比較的短め

まとめ

正直、これほどゴミが取れると思っていなかったのでおどろきました。ゴミを除去してからワイパーシートで拭き掃除すると、仕上がりがまったく違います。筆者はズボラなので掃除機がけのみでしたが、拭き掃除も行うワイパー掃除機のほうが掃除後の床にザラつきが残りませんでした。床面とノズルの間がせまいので大きなゴミは吸い取れませんが、フローリングワイパーでまかなう以上の掃除力は確実に発揮してくれます。普段、掃除機がけをしてから拭き掃除している人は、ワイパー掃除機で時短もできそう!

床面とノズルの間は3mmほどしか空いていなかったので(筆者測定)、隙間よりも大きなゴミは取れないようです

このように、ザラつきのない仕上がりに感心した筆者ですが、もっとも気に入っているのは使いやすさ。本体が軽いので、腕が疲れることがありません。さらに手首を軽くひねるだけで、ヘッドが前後左右に動くので本当にモップがけしているような感覚で掃除機がけができます。使うことをめんどうと感じないことは、掃除機としてとても大きな魅力と言えるのではないでしょうか。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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