新製品レポート
「蚊取空清」はより蚊をキャッチ! 除湿機は生乾き臭を低減!

暑くてジメジメする季節に役立つ! シャープの2018年夏物家電を見てきた

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シャープから部屋干しや除湿の質を高めた除湿機、蚊を捕獲する空気清浄機「蚊取空清」、扇風機の新モデルが登場。蚊取空清と扇風機はマイナーバージョンアップとなりますが、除湿機は“すでに除湿機を利用している人が抱いている不満”を解消する機能が新たに搭載されました。説明会で見てきた詳細をレポートします。

【除湿機】部屋のカビを防ぎ、洗濯物のイヤなニオイを低減

花粉や黄砂、PM2.5をはじめとする外気環境の問題やライフスタイルの変化にともない、洗濯物の室内干しが一般的になりつつある昨今。除湿機(衣類乾燥除湿機)を使用して効率的に洗濯物を乾かしている人も増えていますが、「乾かした洗濯物からイヤなニオイがする」という声も多いといいます。そのニオイの正体は「生乾き臭」。基本的に、しっかり乾いた直後の洗濯物からは生乾き臭はしないのですが、実は「ニオイ原因菌」は洗濯物に残っており、乾燥させても干しっぱなしの状態が続くと室内の湿度でニオイ原因菌が繁殖し、生乾き臭が発生してしまうのだそう。そこで、今回発表された除湿機「CV-H180/CV-H120」は、生乾き臭を抑制する「臭い戻り対策モード」を搭載。衣類を乾かしている時だけでなく、乾いたあともプラズマクラスターイオンを洗濯物に放出し続けることでニオイ戻りを抑制します。

左から、除湿能力(60Hz時)18L/日の「CV-H180」(市場想定価格65,000円)、12L/日の「CV-H120」(市場想定価格58,000円)、7.1L/日の「CV-H71」(市場想定価格39,000円)。CV-H180とCV-H120は2018年5月12日発売予定となっています。なお、CV-H71は前モデルと機能面での変更点はなく、「臭い戻り対策モード」も非搭載。いずれもコンプレッサー式で、プラズマクラスター7000を搭載します

除湿能力12L/日のラインアップまでしかなかったシャープの除湿機に、新たに加わった除湿能力18L/日の「CV-H180」(写真左)の本体サイズは359(幅)×248(奥行)×665(高さ)mm。除湿能力を1.5倍に向上させつつ、前モデル「CV-G120」(除湿能力12L/日)よりも奥行が1.2cm、幅が1mmスリムに!(高さは10cmほどアップ)

「CV-H180/CV-H120」は排水タンクも容量4.5Lと大容量。約6時間連続で除湿できるそう。また、市販のホース(内径15mm)を挿せば、連続排水もできます

CV-H180はルーバーが上下、左右に自動でスイング可能(CV-H120は上下にのみスイング。左右ルーバーは手動となります)。横幅約165cm、縦幅約190cmに送風できるので、大量の洗濯物も一気に乾かすことができます

ワイド送風だけでなく、スポット送風も可能。スポット送風にした場合、体操服(上下)を約40分で乾かせます

ワイド送風だけでなく、スポット送風も可能。スポット送風にした場合、体操服(上下)を約40分で乾かせます

「衣類乾燥(自動)」運転で「臭い戻り対策」をオンにしておくと、運転開始から約60分経過し、湿度が55%未満になるか、運転時間が約4時間経過すると自動的に衣類乾燥運転が停止し、プラズマクラスターイオンを放出する運転に切り替わります

このように部屋干しニーズが高まるいっぽうで、高気密化の進む住宅では結露やカビの発生が問題になっているといいます。このような背景を受け、「CV-H180/CV-H120」は部屋のカビを未然に防ぐ「カビバリア運転」を搭載。湿度センサーで部屋の湿度を検知し、湿度が50%以下になると空気清浄運転に切り替え、60%になると再び除湿運転を始めるというように、空気を浄化しつつカビが発生しにくい環境をキープします。広範囲にプラズマクラスターイオンが届くのもポイント。

「カビバリア運転」では放出された空気が背後の壁を伝わって天井経由で部屋の奥まで届く、シャープの空気清浄機と同じ、後ろ斜め20°にルーバーを固定。最初の約10分間、最大風量で送風運転したあと、風量「強」で除湿運転を行い(湿度60%以上時)、湿度が50%以下になると最大風量の送風運転(プラズマクラスターイオンも放出)と切り替えながら運転します

除湿能力を検証するため、湿度74%の部屋で「カビバリア運転」をスタート。湿度60%以下になると、天井にぶら下げられているピンクの布は白色になり、壁や天井にあるプラズマクラスターのマークは青色になるように設定されています。

120(幅)×360(奥行)×240(高さ)cmの部屋をCV-H180で除湿します

120(幅)×360(奥行)×240(高さ)cmの部屋をCV-H180で除湿します

約20分で部屋の湿度は約55%にダウン!

約20分で部屋の湿度は約55%にダウン!

天井にぶら下げられていたピンクの布は真っ白になり、天井や壁のプラズマクラスターのマークは青色になっています。つまり、除湿機から離れた場所や天井までムラなく除湿できていることが証明されました

事前に行われた検証でも、吹き出し方向の違いで“除湿の質”に差がでることがわかりました。「CV-H180/CV-H120」が採用する後ろ斜め20°の吹き出しでは部屋全体がほとんどムラなく除湿できましたが、真上に放出するタイプは除湿機の設置されている反対側の湿気が除湿し切れないようです

【空気清浄機】蚊を捕るパワーを強化した「蚊取空清」

2016年に登場した、蚊を捕獲する空気清浄機「蚊取空清」は従来モデルよりもすばやく蚊をキャッチする「パワフル蚊取りモード」を搭載。「パワフル蚊取りモード」は、自動運転に比べ約1.4倍の蚊が捕獲できるそう。その他の構造は従来から変更点はなく、本体内で点灯するUVライトで蚊を誘い出し、小窓に近づいた蚊を吸引する気流で吸い込み、粘着力のあるシートで捕獲します。

「パワフル蚊取りモード」を搭載した「FU-JK50」の適用畳数は〜23畳(空気清浄)で、本体サイズは394(幅)×281(奥行)×540(高さ)mm

蚊取空清に蚊が集まってきやすいように紫外線を放射。両サイドに用意された小窓に近寄ってきた蚊を吸い込みます※紫外線は無色ですが、作動していることがわかるように青色に光らせています

蚊が吸い込まれた先には粘着シートが装備されており、ここに蚊が捕獲されます

蚊が吸い込まれた先には粘着シートが装備されており、ここに蚊が捕獲されます

日本に多い3種類の蚊の捕獲率は、一番低いヒトスジシマカでも約88%

日本に多い3種類の蚊の捕獲率は、一番低いヒトスジシマカでも約88%

2017年にはコバエの捕獲も検証され、排水溝の汚れから発生しやすいオオチョウバエは約87%の捕獲率となりました

<関連記事>前モデルを家で使って捕獲できた結果はこちらをチェック!

新モデルに搭載された「パワフル蚊取りモード」は吸い込むパワーが大幅アップ! 下の動画を見ればわかるように、通常の「蚊取りモード」から「パワフル蚊取りモード」に切り替えると、勢いよく蚊が吸い込まれました

なお、空気清浄機としても高性能で、静電HEPAフィルターで0.3μmの微細な粒子も99.97%集じん。プラズマクラスターイオン7000も搭載されているので、カビ菌を除菌し、ウイルスやアレル物質の作用を抑制してくれます。

プレフィルター、脱臭フィルター、静電HEPAフィルターを装備。3つのフィルターで大きなゴミから微細じん、ニオイをキレイにします

【扇風機】ダルくなりにくい扇風機はマイナーチェンジ

シャープの扇風機は、動物や昆虫の翼や羽根の形状を応用した「ネイチャーウイング」を採用しているのがポイントです。ハイポジションファンにはマサギマダラ蝶の羽根形状を模した「PJ-H3DS」と、マサギマダラ蝶とアゲハ蝶の羽根形状を組み合わせた「PJ-H3DG」がラインアップされており、どちらもプラズマクラスター機能を搭載。このネイチャーウイングから放出されるやさしい風とプラズマクラスターイオンの保湿効果により、扇風機の風を長く浴びた時に感じる「だるさ感」が抑えられるといいます。なお、2018年モデルは操作部が少し変更されたものの、基本構造は従来モデルと同じ。

「PJ-H3DG」(左)と「PJ-H3DS」(中央)はネイチャーウイング×プラズマクラスターイオンでだるくなりにくいだけでなく、DCモーターによる細やかな風量調整が可能。右端の「PJ-H3AS」はACモーターを装備した普及価格帯モデルです

従来は風量が「弱」「強」で記されていたものが「−」「+」に変更になるなど、ユニバーサルデザインとされました

だるくならないかどうかまでは試す時間がありませんでしたが、風がなめらかで心地いい! DCモーター機なので運転音が静かなのもいいところ

前モデルのラインアップ同様に、3Dファンの新モデルも登場。3Dファンの上位モデル「PJ-H2DBG」にはアホウドリとアマツバメの翼形状を参考にした「ハイブリッド・ネイチャーウイング」が搭載され、下位モデル「PJ-H2DS」にはアホウドリの翼形状を模した「ネイチャーウイング」が装備されています。また、上位モデル「PJ-H2DBG」はバッテリーでも稼動するので、移動させて使うのにも便利。なお、ハイポジションファンと同じく、基本構造は従来モデルと変わっていません。

左端がバッテリーでも稼動する「PJ-H2DBG」で、右の2製品が下位モデルの「PJ-H2DS」

左端がバッテリーでも稼動する「PJ-H2DBG」で、右の2製品が下位モデルの「PJ-H2DS」

「PJ-H2DBG」をバッテリーで使う場合、最大14時間運転可能。バッテリー残量ゼロの状態から満充電までは約6時間かかります

3Dファンは首振り(自動)が上約90°〜下約10°、左右に約90°可動するので、サーキュレーターのように使うこともできます。プラズマクラスター7000も放出されるので、洗濯物の部屋干しの乾燥用に使うのもあり!

<関連記事>扇風機のくわしい構造は前モデルの記事でチェック!

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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