新製品レポート
キャニスター型のいいところを取り入れた使いやすさ

押しても引いてもしっかり集じん! コードレススティック掃除機「パワーブーストサイクロン」


この写真の掃除機、ホースが付いているのでキャニスター型っぽいけれど、本体はスティック型っぽい……。実は、この掃除機はれっきとしたコードレススティック掃除機ですが、パイプと本体の間にホースを装着して掃除しているのです。こんな掃除スタイルができるのは、日立「パワーブーストサイクロン」だけ! 2018年9月22日に発売される新モデル「パワーブーストサイクロン PV-BFH900」をセミナーで見てきたので、その詳細をお伝えしましょう。

使いやすさが向上した多様な掃除スタイル

「パワーブーストサイクロン PV-BFH900」(以下、PV-BFH900)は、多彩なアタッチメントを使用して部屋のいたるところを掃除できるコードレススティック掃除機。もちろん、他メーカーの掃除機でもアタッチメントを使えば高所も隙間も掃除できますが、PV-BFH900はラクに掃除できる工夫が秀逸なんぼです。その代表格が、通電構造のホース「スマートホース」。冒頭の写真のようにホースの先端に通常のスタイルで使用する自走式のヘッドを装着し、自走機能を生かしたまま掃除できます。「いちいちホースに交換しなくてもよくない?」と思われるかもしれませんが、ホーススタイルにしたほうが動かすほうの手に本体の重量がかからないので断然ラク! ホースの先端に付属のツールを装備すれば、窓のサッシや引き出しの中といったさまざまな場所が、より簡単に掃除できるようになるのです。この仕組み自体は前モデルと同じですが、新モデルは細かい部分が改良され、もっと効率よく“サッと掃除機がけ”できるように進化しました。

通常のスタイルは、一般的なコードレススティック掃除機という感じです。サイズは255(幅)×1,012(高さ)×308(長さ)mmで、この状態での総重量は2.1kg

パイプやヘッドを外してアタッチメントを取り付け、いろいろなところの掃除ができるように、4種類のブラシとヘッドブラシ、「スマートホース」1本が付属しています

本体からパイプなどを取り外す際の仕組みが改良されました。新モデルはハンドル近くにある「着脱ボタン」を押した状態で外すだけなので、ラクラク!

前モデルではこの着脱ボタンがハンドルから少し離れた位置にあったため、本体を抱えながら操作しなければなりませんでした。ちょっとした違いなのですが、使いやすさには大きな差が!

ラクに着脱できるようになったこともあってか、本体の先端に常に装着しておけるハンディブラシが新たに付属。パイプを取り外してハンディ掃除機状態にして、机の上のゴミなどを除去できます。また、ハンディブラシを付けたまま、ほかのツールを取り付けることも可能

先端が細い状態か、ブラシの状態にするかに切り替えできる「2WAYすき間ブラシ」も新たに追加されました

先端が細い状態か、ブラシの状態にするかに切り替えできる「2WAYすき間ブラシ」も新たに追加されました

ハンディ掃除機の状態にしたまま「ミニパワーヘッド」を装着すると、布団掃除機に変身! ミニパワーヘッドも自走式なので、すいすい動いていきます

ブラシの中でも秀逸なのが、前モデルから継承された「ほうきブラシ」。ブラシの中に細いチューブ状の吸込口を設けることで、細かいゴミしか吸い込まないように工夫しています。この仕組みにより、たとえば下の動画のような文具が入った引き出しの掃除も、クリップなどは吸い込まず、ゴミだけ除去! 窓のサッシに溜まったゴミも、ほうきブラシでキレイにできます

数々のツールでさまざまなところを掃除できるPV-BFH900ですが、スマートホースと組み合わせると、より掃除が快適になります。正直、通常の掃除もホーススタイルのほうがラクだったので、筆者なら常にホーススタイルで掃除したいと思ったほど。このように、組み合わせを変えて自分好みで掃除できるのも、PV-BFH900の魅力です。

スマートホースにパイプとヘッドを取り付ければ、リーチが長くなるので家具の下などの掃除がしやすくなります。本体の重さが手にかからないため、動かすのもスムーズ。通電するホースなので、ヘッド前面にあるLEDライトも点灯します

高いところの掃除は、スマートホース+パイプの先端にブラシを装着したほうが断然ラク!

高いところの掃除は、スマートホース+パイプの先端にブラシを装着したほうが断然ラク!

本体に直接ほうきブラシを装着して窓のサッシの掃除をする動画を上で紹介しましたが、そのスタイルよりも、ホースを間に入れたほうが使いやすい!

身体に負荷がそれほどかからないので、サッシを掃除したついでに網戸も掃除しちゃおう! と、自然に掃除する範囲が広がりそうです

サッと掃除できる工夫として、充電スタンドも一新。前モデルではコンパクトにまとめられ、かつ、アタッチメントも同じ場所に収納できるようになっていましたが、新モデルは素早く掃除できるようにシンプルな構造となりました。

前モデルは付属品もすべて充電スタンドにセットできるようになっていました。パッと見た感じは、前モデルのほうがコンパクトでいいような気がしますが……

いざ掃除しようという時、前モデルは本体とパイプ+ヘッドを取り付ける手間が発生。いっぽう、新モデルはハンドルを持ってそのまま掃除に突入できます。なお、付属品はユーザーそれぞれで収納しなければなりませんが、素早く掃除できるほうがメリットは大きいでしょう

なお、筆者が気に入ったホーススタイルで充電スタンドにセットできないものかと試みたところ、成功! このスタイルで常にスタートすることもできそう。なお、バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約3.5時間かかります

押しても引いてもキレイな掃除ができる新ヘッドを採用

ここまでPV-BFH900の多様なアタッチメントと掃除スタイルについて紹介しましたが、基本的なゴミ取れ性能も前モデルより向上しています。強い旋回気流でゴミと空気を分離するサイクロン構造と小型でハイパワーなモーターにより、下の動画のように65kgの人を持ち上げられるほどパワフルな吸引力を実現。もちろん、掃除機は「吸引力が強い=ゴミがよく取れる」というわけではありません。日立は以前から“押しても引いてもキレイ”にできる掃除機がけを目指しており、新モデルはヘッド裏の前後に可動式のフラップを装備。押し引きに合わせてフラップが閉じたり開いたりすることで、ゴミをより取り残さず吸引できるようにしています。

矢印の部分が可動式のフラップ

矢印の部分が可動式のフラップ

進行方向に向けて掃除する際は前側のフラップが開き、後ろ側のフラップが立つ状態とすることで床面との気密性を向上。また、大きめのゴミもヘッドで押してしまうことなく、きちんと吸い込むことができます

ヘッドを引いて掃除する時には前側のフラップが閉じ、うしろ側のフラップが開くので、内圧を高めたまま、後方のゴミをきちんと吸引することができます

このヘッドの機構の効果を、下の動画で確認できます。フローリングの上にある大きなゴミもヘッドを浮かせることなく、普通に走らせるだけでしっかり吸引。後方にある粉ゴミも、ヘッドで引きずることなく除去されました。また、その次にある動画ではカーペットと壁際のゴミ取れ性能を確かめることができますが、どちらも1走行でキレイに! 何度も往復しなくていいので、掃除時間も短縮できそうです。

上の動画で行った検証を他メーカーのコードレススティック掃除機でしてみたところ、大きなゴミを前面から吸い込めない製品や、ヘッドを引いた際にはほとんど吸い込めていない製品などが続出! 矢印の先のキレイになっている部分はPV-BFH900で掃除機がけしたところです

カーペットや壁際の掃除も、上の動画と同じように他メーカーのコードレススティック掃除機でも検証してみました。結果、PV-BFH900で掃除したところ(矢印の部分)がもっともゴミの取り残しが少ない! 奥の2か所は壁際の取り残しがかなり見受けられます

なお、連続使用時間(標準運転/強運転)は約40分/約8分。自走式のヘッドと布団掃除もできる「ミニパワーヘッド」を装着せず、ほかのアタッチメントで掃除した場合は標準運転で約60分連続使用できます

細かいこだわりですが、排気が身体に当たらないように方向を切り替えできるようになっているのもありがたい!

最後に、ダストケースに溜まったゴミの捨て方にも日立ならではの工夫があるので紹介しておきましょう。サイクロン掃除機ではダストケースを取り外してゴミを捨てるのが一般的ですが、PV-BFH900はダストケースを本体に装着したままゴミ捨て可能。この仕組みも前モデルと同じなのですが、新モデルはパイプが外しやすい構造となったため、よりラクにゴミ捨てを行えるようになりました。

パイプを取り外す必要はありますが、アタッチメントは付けたままゴミ捨てすることもできます。ダストケースの取り外すよりも手が汚れにくく、取り付けが苦手な人には便利な構造かも!

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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