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黄ばみを除去するつけおきコースも大きく進化

専用コースでタオルが変わる! こだわりのコースを搭載したパナソニックの新ドラム式洗濯乾燥機


タオルやおしゃ着の仕上がりにこだわるとともに、ドラム槽のキレイを追及した新コースを搭載したドラム式洗濯乾燥機「NA-VX900A」をパナソニックが発表。メディア向けセミナーで見てきた主な進化点をお伝えします!

タオルのふんわり仕上げにこだわった専用コースを搭載

ドラム式乾燥洗濯機を選ぶ人の多くが乾燥機能を重視しており、大半が、普段から洗濯・脱水運転でなく、洗濯〜乾燥運転までを行っているといいます。そんな人たちが、乾燥機能が搭載されているメリットを特に実感するのがタオル。天日干しや部屋干しよりもふんわりと仕上がるドラム式の乾燥運転が高い評価を得ているのだそう。また、近年は、いただきもののタオルだけを使うのではなく、自分でも購入する傾向にあり、仕上がりへのこだわりも高まっているのだとか。そこでパナソニックの新モデル「NA-VX900A」には、さらに仕上がりのよいタオル乾燥を実現するため、今治タオルの製造、販売などを行うタオルメーカーの代表取締役の阿部哲也さんが監修した「タオル専用コース」が搭載されました。

容量(洗濯・脱水/乾燥)は11kg/6kg。市場想定価格は38万円前後(税別)で、2019年11月1日発売予定

容量(洗濯・脱水/乾燥)は11kg/6kg。市場想定価格は38万円前後(税別)で、2019年11月1日発売予定

そもそも、タオルの肌触りや吸水性は「パイル」の起き上がり具合で差が出ます。しっかりとパイルを立たせて仕上げるには、パイルをつぶさないようにたっぷりの水で泳がせるようにやさしく洗い、脱水後にパイルを立たせるために、タオルを上下に大きく振ってはたく動作を、四辺、裏表で行わねばなりません(下の動画参照)。そして、最後の仕上げもパイルがふくらむように風を当てるとともに、適度な水分量を残しながら乾燥させなければならないのだそう。ただ、ドラム式洗濯乾燥機でこれらのことを再現するのは非常に難しかったといいます。というのも、少ない水で洗えることがウリのドラム式において「たっぷりの水」で洗うのは苦手。構造上、ドラムいっぱいに水を注入して洗うこともできないため、タオル専用コースでは、通常の洗濯コースよりも水量は多めにしながら、ゆりかごのように揺らしながら洗う「揺り洗い」を導入することで、パイルがつぶれない洗い方を実現しました。脱水後のはたいてパイルをほぐす動作においても、ドラム槽内で下の動画のような大きな動きは行えないため、送風とダンブルの動きを絶妙に組み合わせることにより、手動で行った時と同レベルのパイル起こしを再現したそうです。

手でパンパンとほぐす際は複数回上下に振らなければならず、かなり重労働ですが、NA-VX900Aのタオル専用であれば、複数枚のタオルを一度に同レベルに仕上げることができます

最後の乾燥工程はパイルを立たせたまま仕上げることと、乾かし過ぎないことがポイントとなりますが、もともとパナソニックの上位機に採用されている乾燥方式「ヒートポンプ乾燥」は、ヒーターで乾燥させるよりも低温で動作するので、パリパリに乾くことはありません。また、大風量の風を当てて乾かすため、パイルも立ち上がるのですが、タオル専用コースはさらに上質な仕上がりを追及し、送風やドラムの動きを通常の乾燥運転とは変えているそうです。

タオル専用コースで乾燥まで行ったタオルと、通常の洗濯コースで洗い、つり干ししたタオルを並べてみると、仕上がり具合に明らかな差が! 手触りも、つり干ししたものはゴワゴワしているのに対し、タオル専用コースはやわらかで気持ちいい

通常のコース(おまかせコース)で「洗濯+つり干し」したタオルと、おまかせコースで「洗濯〜乾燥」したタオル、そしてタオル専用コースで「洗濯〜乾燥」したタオルのパイルの起き上がり具合をアップにして確かめてみました。なお、おまかせコースは、衣類などと一緒にタオルも洗いますが、タオル専用コースはタオルのみを洗うコースとなります。ほかの衣類などが混じると、パイルが乱れてしまうため、タオル専用コースはタオルだけとしているのだそう。タオル専用コースで1度に洗える量は最大2kg。フェイスタオルとバスタオルを一緒に洗っても問題ないそうです。

つり干ししたタオルはパイルがつぶれています

つり干ししたタオルはパイルがつぶれています

おまかせコースで洗濯〜乾燥したタオルのパイルはある程度立っているものの向きが不規則で、パイルのふくらみも小さい印象

タオル専用コースで仕上げたタオルはパイルが大きくふくらみ、規則正しく起き上がっています

タオル専用コースで仕上げたタオルはパイルが大きくふくらみ、規則正しく起き上がっています

なお、NA-VX900Aには液体・柔軟剤自動投入機能が搭載されていますが、タオル専用コースでは柔軟剤は投入されない設定となります。なんでも、柔軟剤はやわらかい仕上がりにはなるものの、薬剤が成分に付着するため吸水性が落ちてしまうのだそう。

左と中央が、おまかせコースで洗濯し、つり干ししたタオルで、違いは柔軟剤の有無。柔軟剤を使った中央のタオルは、吸水が早々に止まってしまいました。ちなみに、右側のタオル専用コースがもっとも吸水したのは、パイルがふっくらとしているため。毛細管現象で、より水を吸い上げるのだそう

もっとも吸水性のよい状態を100とすると、「柔軟剤を使い、普通に洗ってつり干しする」を120回繰り返すと、吸水性は本来の56%までダウン。いっぽう、タオル専用コースなら同回数洗濯〜乾燥運転しても吸水性はほぼ落ちないそうです

おしゃれ着もつけおき洗いで黄ばみ除去

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機(上位モデル)には、洗剤液を温めて洗う「温水泡洗浄」が搭載されています。寒い日に水温を上げることで汚れを落としやすくする「約15℃洗濯モード」から除菌効果が期待できる「約60℃おまかせ(除菌)コース」まで複数用意されていますが、新モデルは皮脂が溶け出し、洗剤中の酵素が活性化する約40℃の温水で黄ばみを落とす「約40℃つけおきコース」が進化しました。従来は普段着にしか使えなかったこのコースが、おしゃれ着にも対応。6時間しっかりつけおきしてからやさしく脱水することで、デリケートなおしゃれ着の生地を傷めず、汚れはしっかり落とせるようになりました。また、以前から搭載されている「約40℃つけおきコース(普段着)」は、ドラムの静止時間を従来の1/3、かくはんの稼働率を3.6倍にすることで、運転時間を約7時間から約3時間に短縮。時間がかかるため、使うのをためらいがちなつけおき洗いが使いやすくなりました。

約40℃つけおきコースに、「普段着」と「おしゃれ着」それぞれのコースが用意されました。なお、普段着コースは約3時間の運転時間となりましたが、おしゃれ着コースは約7時間かかります。1回あたりの電気代(目安)は普段着コースが約20円、おしゃれ着コースが約30円

運転時間約7時間の「約40℃つけおきコース(おしゃれ着)」で洗った服。かなり黄ばんでいた衣類が、白くなっています。おしゃれ着は着る回数が少ないため、いざ着ようとした時に黄ばんでいるといったことが起こりやすいもの。お気に入りの衣類が自宅で復活させられるのは魅力的です

約3時間に運転時間が短縮した新「約40℃つけおきコース(普段着)」で洗ったポロシャツ。時間が短くなっても、黄ばみの除去性能は上々です

このほか、従来はすすぎの回数と時間を増やして徹底的にすすぎを行う「パワフル滝すすぎコース」が、洗い工程でも時間を拡大し、洗浄性能を向上させた「パワフル滝(洗い・すすぎ)コース」に進化。運転時間は通常のコース(おまかせコース)より約28分長い約60分となりますが、ガンコな汚れもキレイに落としてくれます。

月1で行うと効果的な黒カビ対策がより経済的に!

最後に紹介する進化点は、ドラム槽のクリーン機能。すすぎ工程の吸水後にキレイな水を使い、ドラム槽の外側や外槽の内側などを洗浄する「自動槽洗浄」や、脱水時にドラム槽の脱水穴から水を噴射し、洗剤カスの付着を防ぐ「カビクリーンタンク」、ナノイーで黒カビ発生を抑える「ナノイー槽クリーン」、槽内を乾かす「槽乾燥コース」といった数々の自動お手入れ機能は引き続き搭載されていますが、新モデルには定期的に行うことで黒カビの発育を抑制する「約60℃槽カビクリーンコース」が追加されました。これまでも、定期的なお手入れのために「槽洗浄」や「約30℃槽洗浄」機能が用意されていましたが、約60℃槽カビクリーンコースは塩素系漂白剤を使わずに同様の効果が得られるのがポイント。約60℃まで加熱した温水スチームを槽内に充満させることで、塩素系漂白剤を不要としました。

「約60℃槽カビクリーンコース」は槽をやさしく回転させながら水を約60℃まで加熱したあと、槽を強く回転させることでスチームを槽内に充満させます。その後、排水と脱水を行い、フィルターを乾燥させて完了

ちなみに、NA-VX900は無線LAN機能を搭載しているので、連携させたスマートフォンでリモート操作可能。塩素系漂白剤が必要ないため、時間ができた時に外出先から約60℃槽カビクリーンコースを行うのもいいでしょう。

洗礼されたデザインの「Cuble」にも新機能を搭載

なお、NA-VX900の新機能として紹介した「タオル専用コース」、新「約40℃つけおきコース」、「約60℃槽カビクリーンコース」は、2019年12月1日発売予定の「Cuble(キューブル) NA-VG240」にも搭載。Cubleの乾燥方式はヒートポンプ乾燥ではなく、低温パワフル乾燥となりますが、ヒーターで加熱した室温+約15℃の低温風で乾燥させるため、ヒーター乾燥のように乾きすぎたり、衣類が傷むこともありません。このような乾燥方式を採用しているので、タオル専用コースもNA-VX900と同レベルの仕上がりが望めるそうです。

「Cuble NA-VG240」の容量(洗濯・脱水/乾燥)は10kg/5kgで、市場想定価格は32万円前後(税別)

「Cuble NA-VG240」の容量(洗濯・脱水/乾燥)は10kg/5kgで、市場想定価格は32万円前後(税別)

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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