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新開発のヘッドを採用した「RACTIVE Air POWER」の進化は見応えあり!

重視するのは軽さ、パワー、手軽さ? 自分にぴったりなシャープ「RACTIVE Air」を選ぼう


コードレススティック掃除機において、軽さは重要なポイント。総重量が軽いほど腕や体への負担が減り、掃除がラクに行えるようになるほか、掃除を始めようという気持ちにもなりやすいからです。このようなことから軽さを特に重視しているのが、シャープ「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」。2016年に発売された初代モデル以降、後継機も常に業界最軽量を実現しています。もちろん軽さだけでなく、ゴミ取れ性能や使いやすさにもこだわっており、掃除機としての基本性能も上々。2019年にはよりハイパワーな「RACTIVE Air POWER」などが追加され、ユーザーが住居や床面、使用スタイルに合わせて選べるようになりました。そして、2020年モデルもこの方向性は変えず、軽量モデル「RACTIVE Air EC-AR5X/AR5」と、手軽に買えるスタンダードモデル「RACTIVE Air EC-FR5」、パワフルモデル「RACTIVE Air POWER EC-SR5」の4機種を同時リリース(2020年8月6日発売予定)。説明会で見てきた各モデルの主な特徴を紹介します。

新ヘッド採用! ゴミ取れ性能が高まったパワフルモデル「RACTIVE Air POWER EC-SR5」

3モデルの中でもっとも進化を遂げたのは、パワフルな吸引力がウリの「RACTIVE Air POWER EC-SR5」でしょう。RACTIVE Air POWERは2019年に追加されたハイパワーモデルで、25.2Vのリチウムイオンバッテリーと新開発のモーターを搭載することで、従来機(EC-AR2SX)の約1.5倍となる最大吸引力と、パイプやヘッドを装着した状態で約45分という連続運転時間を実現。その分、ノーマルのRACTIVE Airより本体は大きく、重さもあるものの、一戸建てのような広い住居も1回の充電でしっかりと掃除できるようになっています。しかも、今回発表された新モデル「EC-SR5」は、素材や構造を見直すことで総重量(本体、パイプ、ヘッド、バッテリー含む)が前モデルより300g軽い約1.6kgになるとともに、新型モーターで吸引力が約40%アップ。さらに、前モデルの約2倍となるブラシ回転数と“くし歯状バンパー”を備えた新ヘッド「倍トルヘッド」を採用することにより、じゅうたんや壁際のゴミがさらに効率よく吸い取れるようになりました。

サイズは243(幅)×179(奥行)×1,030(高さ)mmで、総重量(本体、パイプ、ヘッド、バッテリー含む)は約1.6kg

カラーは、ピンク系とシルバー系の2色がラインアップされています。市場想定価格は75,000円前後(税別)

カラーは、ピンク系とシルバー系の2色がラインアップされています。市場想定価格は75,000円前後(税別)

バッテリーは、全モデルとも着脱式。ノーマルのRACTIVE Airより容量が大きく、高電圧な25.2Vのバッテリーが採用されています。パイプやヘッドを装着した状態で最大約45分使用可能

バッテリーの充電は充電器で行います。別売のバッテリーを追加で購入すれば、交換しながら長時間掃除機がけを続けることも可能。バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約80分かかります

軽さにこだわったRACTIVE Airと比べると本体サイズは大きく、重量もあるRACTIVE Air POWERですが、新モデル「EC-SR5」は前モデル「EC-SR3S」より小型・軽量化されています

軽量化を実現したポイントのひとつが、パイプの素材を見直したこと。RACTIVE Airシリーズは初代からパイプにドライカーボンを採用していましたが、2019年モデルでアルミに変更されました。新モデルは、強度を担保しつつ、以前よりも薄い加工ができるようになったことから、再び、軽量なドライカーボンを採用。パイプの重量は、前モデルより約42%軽い約97gとなりました

軽さを重視したRACTIVE Airの「AR5」シリーズのモーターよりサイズの大きいファンモーターを採用。このモーターも新開発されており、前モデルと比べ吸引力が約40%アップしたそうです

吸引力が向上したことを証明するため、掃除機の吸引で筒の中にあるボウリングの球を持ち上げる実演が行われました(下の動画参照)。まず、「強」モードで運転し、その後、さらに強い「フルパワー」モードで吸引するのですが、約14.5kgのボウリングの球(上から順に9/9/8/6ポンド)が持ち上がるスピードが前モデル(左)より新モデル(右)のほうが早いことが確認できます。どちらも相当重いボウリングの球を持ち上げられるほど強力な吸引力を備えていますが、新モデルがさらにパワフルになったのは間違いありません。

ここからは、大きく改良されたヘッドの詳細と効果を見ていきましょう。回転数が倍増したブラシは毛の素材も見直され、さらに、ヘッド先端に“くし歯状バンパー”が装備されたのがポイントです。

新開発のネオジウム磁石モーターを搭載することにより、ブラシ回転数が前モデルの約2倍にアップ!

新開発のネオジウム磁石モーターを搭載することにより、ブラシ回転数が前モデルの約2倍にアップ!

ブラシを回転させるためのモーター。前モデルに搭載されていたPBモーター(右)より、小型化しています

ブラシを回転させるためのモーター。前モデルに搭載されていたPBモーター(右)より、小型化しています

下の動画はブラシの回転数を新モデル(左)、前モデル(右)で比べたもの。掃除中の状況と同じように、ブラシはラグに密着させているため数値は変化し続けていますが、前モデルの回転数が2,200前後なのに対し、新モデルは4,400前後と、本当に約2倍の速度で回転しています

回転ブラシの素材や配置も改良。前モデルはいろいろな効果を持つ4種類の起毛を装備していましたが、新モデルは効果の異なる3種類の毛を組み合わせたブラシに変更されました

硬めの青いブラシがじゅうたんなどの毛足奥の汚れを掻き出し、やわらかめの赤いブラシがフローリングの目地やじゅうたんなどの毛足奥のゴミをキャッチ。そして、「ループブラシ」(紫色のもの)が、油が混じり取れにくくなったゴミまでからみ取ってはじき出します

ループブラシはその名のとおり、ループ状になっており、“面”で汚れを取れるのが特徴。ほかのシャープ製掃除機にも装備されている独自のブラシですが、EC-SR5の構造に最適ということから今回採用したそうです

吸引力とブラシの回転数、ブラシの改良により、ごみ取れ性能も大きく向上。ラグにからみついた毛を、前モデル(左)と新モデル(右)で1往復、掃除機がけしてみました(下の動画参照)。ラグに毛をこすりつけたあと足で踏み、より取れにくくしたハードモードで検証!

新モデルは、からみついた毛が1往復でキレイに取れました。もちろん、前モデルでもあと1往復ほどすれば除去できますが、掃除機がけの回数が少なくて済むということは、コードレススティック掃除機の場合、1回の充電でより効率よく掃除機がけできるということ。広い住居やいろいろな場所を掃除したい時に、この差が影響してきそうです

もちろん、常に前モデルの2倍のブラシ回転数で運転するわけではありません。フローリングではそこまでの回転数は必要ないため、床面にあわせてパワーが自動調整されるようになっています。また、「弱」モードにした場合も最大値まで回転しません。自動/強/フルパワーの3モードで掃除した際にのみ、床面や汚れ具合に応じてブラシの回転数が最大まで上がります

さて、ここまで紹介した写真ですでに気付いている人もいると思いますが、新ヘッドにはくし歯状のバンパーが装備されています。くし歯がじゅうたんの毛をかき分けることで毛足の奥にあるゴミも掻き出せるようになり、これまで取りきれなかったゴミまでしっかり吸引できるようになったのだそう。

引っかかりを防ぎ、フローリングなどを傷めないように、くし歯状バンパーは内側に向けるとともに丸みを持たせています

くし歯状バンパーの採用により、じゅうたんでのゴミ取れ性能が向上したのかをテストしてみました。

粒状の疑似ゴミをじゅうたんに撒き、毛の奥に入り込むようにくしでとかします

疑似ゴミが完全に埋もれて見えなくなったじゅうたんを、まず、前モデルで掃除機がけ。毛足の奥にある疑似ゴミが取りきれるように10往復ほど掃除機がけしました

前モデルで念入りに掃除機がけしたじゅうたんを、新モデルで再び掃除機がけしてみると……。なんと、疑似ゴミがまだまだ出てくる! くし歯状バンパーが毛をかき分け、埋もれたゴミも取りきれるようになったという効果が実証されました

毛先の長いじゅたん上でくし歯状のバンパーが効果的なことはイメージもしやすいですし、検証結果からもゴミ取れ性能の高さは明らか。しかし、その半面、壁際のゴミは取りきれるのだろうか? という疑問が残りました。そこで、シャープの担当者に質問してみたところ、ヘッド前面が壁際に当たった際、バンパー上部に隙間ができるようになっており、そこから空気を吸い込むことで、壁際に溜まったゴミもしっかり吸込口に誘導できるようになっているそうです。

壁に押し当てたヘット上部に、隙間ができていることがわかります。風は抵抗の少ないほうに流れていくため、バンパー上部の隙間から吸い込まれた風は左右にも広がっていくので、隙間のないところのゴミも取り逃しなく除去できるとのこと

業界最軽量を実現した軽量モデル「RACTIVE Air EC-AR5X/AR5」

次は、RACTIVE Airのコンセプトをもっとも象徴する「AR5」シリーズを見ていきましょう。軽さを追求した「VR3」シリーズの後継機で、前モデル「VR3S/SX」よりも総重量(本体、パイプ、ヘッド、バッテリー含む)が100g軽量化されたのが特徴です。たった100gですが、もともと軽いものをさらに削減するのは非常に大変なこと。新開発のファンモーターを採用するとともに、パイプに使用しているドライカーボンの製法などを変え、部品点数や素材を見直して樹脂量を減らすことで業界最軽量となる総重量約1.2kgを実現しました。なお、AR5シリーズには、バッテリーが2個付属する「EC-AR5X」と1個のみの「EC-AR5」の2機種がラインアップ。バッテリー以外の仕様はすべて同じです。

サイズは210(幅)×150(奥行)×985(高さ)mm

サイズは210(幅)×150(奥行)×985(高さ)mm

カラーは、ピンク系とゴールド系の2色がラインアップされています。市場想定価格はEC-AR5Xが65,000円前後(税別)で、EC-AR5が58,000円前後(税別)

AR5シリーズに搭載されたファンモーターは、吸引力はそのままに前モデル「VR3」シリーズより小型化。重量も約32%軽量化されました

RACTIVE Air POWER同様にAR5シリーズも、パイプにドライカーボンを採用。パイプの重量は前モデル比約45%減を実現しました

RACTIVE Air POWERよりも小型のモーターやバッテリーを搭載しているAR5シリーズの総重量(本体、パイプ、ヘッド、バッテリー含む)は1.2kg

RACTIVE Airの魅力的な機能のひとつ、「スグトルブラシ」機構も継承されています。ヘッドを足で押さえ、パイプ上にあるレバーを引きながら上げるとヘッドが外れ、かつ、パイプの先端がブラシになっているので、腰をかがめることもアタッチメントを付け替える手間もなく、床掃除の途中で即座に隙間などの掃除を行うことが可能。さらに、取り外したヘッドの接続部は自立するため、もとに戻す際にも立ったままカンタンにヘッドを装着できます(下の動画参照)。

ヘッドを外した状態では、高いところを掃除することもあります。総重量1.6kgのRACTIVE Air POWERでも同じように高所を掃除してみましたが、やはり、400gでも軽いRACTIVE Air AR5シリーズのほうがラクです

ブラシは前モデルと同じものを採用。RACTIVE Air POWERのヘッドのようなくし歯状バンパーやループブラシは装備されていません

RACTIVE Air POWERよりヘッドの自走も抑えめですが、重量が軽いので動かしやすさは上々。毛先の長いじゅうたんも、軽い力で掃除機がけできました

ヘッドもRACTIVE Air POWERより小さいので、小回りをきかせたい人はRACTIVE Air AR5シリーズのほうがいいかも

搭載される運転モードはRACTIVE Air POWER同様に「自動/弱/強/フルパワー」の4種類。パイプやヘッドを装着した状態で、バッテリー1個あたり最大約35分運転できます

なお、RACTIVE Air POWERとRACTIVE Air AR5シリーズは手元ハンドルが抗菌化されたほか、ハンドルから手を外すと運転を一時停止し、握ると運転を再開する「グリップセンサー」が搭載されています。

気軽に選べるスタンダードモデル「RACTIVE Air EC-FR5」

2019年に発売された「EC-AR3SX/AR3S」の本体をベースに、機能を絞ることでより求めやすい価格帯とされたモデル。スグトルブラシ機構やグリップセンサーは装備されていません。なお、パイプやヘッドを装着した状態で、バッテリー1個あたり最大約32分使用できます。

サイズは223(幅)×220(奥行)×980(高さ)mmで、総重量(本体、パイプ、ヘッド、バッテリー含む)は約1.5kg。カラーはブラック系のみ。市場想定価格は50,000円前後(税別)となっています

以前はRACTIVE Air POWERにしか付属しなかったスタンド台は、EC-FR5ほか、全モデルにも同梱されるようになりました
※写真のモデルはAR5シリーズ

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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