ジダラキング

まるで無限に広がる床暖房! 「ヒーター搭載スリッパ」で足元がずっとホカホカ

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なんなの、この唐突な寒さ。と真顔でつぶやいちゃうほどに寒いです。少し前までは20度を超える日がまだあったような記憶があるんですが、あれは何だったのか。急激な気温の変化に身体がついていけず、体調を崩してしまった人も多いんじゃないでしょうか。

こういうときにできる最大の対策は、とにかく暖かい格好でダラダラと自堕落に過ごすこと。ぬくぬくと自分を甘やかす以上に大事なことなんてほかにありません。家の中でもしっかりモコモコした服で着ぶくれるなど、防寒対策は徹底的にやるべきです。

ただ、その際に意外と見落としがちなのが、足元の防寒です。

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冬のデスクワークではエアコンを使っていても、温風の届かない足元が寒い! そこで足元だけを温めてくれるパネルヒーターを使ったらメチャクチャ快適になりました。
2021/11/30 11:00

どこまでも広がる無限の床暖房!? 電熱ホカホカスリッパが快適

僕こと自堕落王(ジダラキング)は、強めの末端冷え性なので、冬場の足元の保温は結構な死活問題です。そのため、冬に履くスリッパも、ムートンやスエード、フリースなどのモコモコ素材のものを中心に、いろいろと試してきました。

しかし、モコモコ素材のスリッパは基本的に「体温で温められた空気」をキープすることでぬくぬくするもの。冷え切った爪先で履いたところで、その効果は推して知るべしです。履いてから数十分以上冷たさに耐えた結果、ただ足指の間にじっとり冷や汗をかくだけ、なんてこともよくありました。

昨冬に購入したコーデュロイ&ボアのスリッパ。保温効果は十分のはずですが、そもそも足が冷えた状態では……

昨冬に購入したコーデュロイ&ボアのスリッパ。保温効果は十分のはずですが、そもそも足が冷えた状態では……

こうなったらもう、スリッパ自体に発熱してもらうしか……! ということで、この冬は、サンコーの「どこでも床暖スリッパ」を試してみることにしました。

何せキャッチコピーが「ヒーター内蔵で足がほかほか暖まる、ケーブルレス電気スリッパ」ですよ。そう、まさにそういうのが欲しかった! 自分の体温に期待できない以上、熱は外部から補うしかありませんから。

足裏部分にヒーターを内蔵した「どこでも床暖スリッパ」(サンコー)。対応する足のサイズは23〜30cm。筆者の足のサイズは27cmですが、余裕を持って履けました

足裏部分にヒーターを内蔵した「どこでも床暖スリッパ」(サンコー)。対応する足のサイズは23〜30cm。筆者の足のサイズは27cmですが、余裕を持って履けました

ヒーターはこのあたりに配置。足指の根元から土踏まずまでの範囲をしっかり暖めてくれます

ヒーターはこのあたりに配置。足指の根元から土踏まずまでの範囲をしっかり暖めてくれます

ヒーターはUSB給電に対応し、別売りのモバイルバッテリーも使用可能。使用時には、スリッパの足の甲側にあるバッテリーポケットのファスナーを開き、内側のUSBケーブルを引き出して電源に接続すれば準備完了です。

ちなみに、スリッパ単体だけでなく、容量5,000mAhのモバイルバッテリーが2つ付属する「バッテリーセット」などのセット製品も用意されているので、もし手持ちで使えそうな電源がない場合は、こちらを注文したほうが手っ取り早いかも。

バッテリーポケットの内側には、長さ約20cmのUSBケーブルを搭載。USBケーブルの先端には防水キャップが付いているので、接続時はそれを外します

バッテリーポケットの内側には、長さ約20cmのUSBケーブルを搭載。USBケーブルの先端には防水キャップが付いているので、接続時はそれを外します

本稿では、「バッテリーセット」に付属する5,000mAhモバイルバッテリーを使用。両足それぞれに接続します

本稿では、「バッテリーセット」に付属する5,000mAhモバイルバッテリーを使用。両足それぞれに接続します

バッテリーポケットのサイズは約11(幅)×13(高さ)cmで、使用するバッテリーの推奨サイズは約6(幅)×1(奥行)×9(高さ)cm。対応サイズであれば、そのままズボッと収納できます

バッテリーポケットのサイズは約11(幅)×13(高さ)cmで、使用するバッテリーの推奨サイズは約6(幅)×1(奥行)×9(高さ)cm。対応サイズであれば、そのままズボッと収納できます

電源に接続したら、本体側面のスイッチを長押しして電源ON。するとスイッチ自体がゆっくりと赤く明滅し始めます。これは急速に加熱してスリッパ内を暖めている状態で、5分ほどで終了し、自動的に白点灯(中温:45〜50度)に切り替わります。

側面のラバースイッチで電源のON/OFFと温度設定を行います

側面のラバースイッチで電源のON/OFFと温度設定を行います

電源ボタンを押すことで、ヒーター温度を「白(中温:45〜50度)→青(低温:40〜45度)→赤(高温:50〜55度)→再び白……」といった順番で調節できます。電源OFFにする場合は、再び長押しすればOKです。

設定温度はスイッチの点灯色で確認できます

設定温度はスイッチの点灯色で確認できます

ちなみに、スリッパ本体はフリース素材で、かかとまでカバーしてくれるルームシューズタイプ。かかとにはゴムが入っているので、足を入れてしまえばスポッと抜けることもありません。歩きやすいし、階段を上り下りするときは特にありがたいです。

さらにキチンと履くのが面倒なときは、かかとを踏んで履いてもOKです。

寒いときはしっかり履いて、脱ぎ履きが面倒なときはかかとを潰して。自堕落な履き方も許されるのは便利です

寒いときはしっかり履いて、脱ぎ履きが面倒なときはかかとを潰して。自堕落な履き方も許されるのは便利です

足元の防寒は「電気で暖かいスリッパ」がベストソリューション

実際に履いて電源を入れると、思っていたよりもすぐに足裏からじわっとした熱が伝わってきました。これは……床暖房というか、ホットカーペットの暖かさがどこまでも続く感じ。途切れなく家中どこまでもホットカーペット。

約5分後、自動で「中温モード」に切り替わるころには、もうすっかり爪先もホカホカ! 「これまで履いてきた“暖かいスリッパ”とは何だったのか?」と感じるレベルで快適です。

足の指がいつまでも痺れているような、あの冷えから解放です。ありがてぇ……

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冷え冷えとした廊下や洗面所だって、これさえ履いておけばホットカーペットの上と同じです

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電源に5,000mAhモバイルバッテリーを使った場合、「高温モード」で約9時間、「中温モード」で約14時間30分、「低温モード」で約17時間の連続使用が可能です。ただ、スリッパ本体も十分に保温性があるため、いったん足が温まれば、それ以降は「中温モード」にしていても問題なく過ごせました。

もちろん直接電源につなぐことも可能ですが、本製品の特性を考えればモバイルバッテリーが大前提になるはず。自宅内でほかから電源を取れるなら据え置きタイプのヒーターを使えばいいですし、やはり暖かさをキープしたままで歩けるというのが最大のメリットでしょう。

ダイレクトに給電することも可能で、そのときに活用できるUSB延長ケーブルも付属しています。ただ、歩けなくなる時点でスリッパの意味はあまりないかも

ダイレクトに給電することも可能で、そのときに活用できるUSB延長ケーブルも付属しています。ただ、歩けなくなる時点でスリッパの意味はあまりないかも

とはいえ、ある程度の大きさがあるモバイルバッテリーをポケットに入れていると、歩きながら足の甲に硬いものを感じてしまうのも事実。正直、これはちょっと気になりました。

このあたりに常に「ああ、バッテリーが入っているな……」と意識せざるを得ない硬さがあります。よりコンパクトなものを使えばマシになるとは思うんですが

このあたりに常に「ああ、バッテリーが入っているな……」と意識せざるを得ない硬さがあります。よりコンパクトなものを使えばマシになるとは思うんですが

ポケットのファスナーはめちゃくちゃ華奢なので、できるだけやさしく開閉したほうがよさそう

ポケットのファスナーはめちゃくちゃ華奢なので、できるだけやさしく開閉したほうがよさそう

しかし、この暖かさはほかでは代えがたい。足先の冷えに悩んでいる人は特に冬場のQOLが大幅アップするはずです。「家の中にホットカーペットを敷き詰めるのと同じぐらい暖かい」と考えれば、悩む必要なく即買い! でいいと思うんですよ。

もうジダラキングの冬は、これに頼りっきりで過ごす予定です。床の冷気も爪先の冷えもノーダメージ! マジで暖かい……!

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2023/01/13 11:00
きだてたく
Writer
きだてたく
最新の機能派文房具から雑貨・ファンシー系のオモシロ文房具まで、何でも徹底的に使い込んでレビューする文房具ライター。雑誌・WEBで文房具の最新情報や使いこなし記事を執筆するほか、文房具の楽しさを伝えるトークライブやワークショップなども全国各地で精力的に行う。最近は掃除機業界にも進出中!
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和田友梨(編集部)
Editor
和田友梨(編集部)
万年筆、インク、紙を肴に飲む辛党ライター。チカチカ点滅するモニター画面や丸い押しボタン、ローレット加工を施したダイヤルなど、レトロチックなデザインにロマンを感じます。
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