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「スマホ首」にもアプローチ! EMS搭載のヘッドマッサージャーは“凄腕”だった

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マイトレックスの電気針ヘッドスパ「EMS ヘッドスパプロ」をレビュー!

先日、いつもお世話になっている近所のスゴ腕マッサージ屋さんから「先日からヘッドスパを始めたんですけど、お時間あればぜひ」とのことで声をかけてもらいまして。実は、ヘッドスパは未体験だったんですが、じゃあ試しにってことで、30分コースをお願いしたところ……。

えー。何これー。えー。すごーい。うっとりー、といった感じで、語彙が激減するほどに気持ちがよかったわけです。自分でも気づかないぐらい頭皮がこわ張っていたみたいで、終わった後はもう頭が軽い、軽い。

もちろん、担当してくれるマッサージ師さんが“凄腕”ってこともあるんですが、それはそれとして、頭皮をほぐしてもらう気持ちのよさにも目覚めてしまったわけです。これ、どうせなら自宅でも揉みほぐしたい。頭皮をゆるゆるにしたい。つまり、頭皮マッサージャーのいいヤツが欲しいんですよ。

自宅でヘッドマッサージを楽しみたいなら、ちょっといいヤツを選ぶべき?

マッサージャーって、ネットで見るだけでは選びきれないぐらいに種類が豊富で、値段もピンキリ。ですが、人間の筋肉ってかなり頑丈なので、それをグイグイとほぐすだけのパワーを発揮するのは意外と難しい。それだけのモーターパワーや機構の頑丈さを考えると、正直、値段の安すぎるものは信用しづらいです(実際、何度も痛い目に合っています)。

であれば、ヘッドマッサージャーも、信頼性の高いメーカーの製品からチェックしていったほうが、最終的にはいい結果が得られるはずでは?

強力な“揉み”とEMSの刺激が効く「EMSヘッドスパプロ」(マイトレックス)

強力な“揉み”とEMSの刺激が効く「EMSヘッドスパプロ」(マイトレックス)

ということで、まず試してみたのが、マッサージガンなどで人気の高いマイトレックスの電気針ヘッドスパ「EMS ヘッドスパプロ」(以降「ヘッドスパプロ」)です。こちらはシリコン製のアタッチメント4個が動いて頭皮を揉みほぐすのと同時に、EMSで筋肉に電気刺激を与える、というのがポイント。話を聞いただけでも、これはなかなかに効くんじゃないでしょうか。

付属のアタッチメントは、左から「フェイス」「スカルプ&ボディ」「ニードル」の3タイプ

付属のアタッチメントは、左から「フェイス」「スカルプ&ボディ」「ニードル」の3タイプ

シリコン製のアタッチメントは、本体にグイッとねじこんで装着します

シリコン製のアタッチメントは、本体にグイッとねじこんで装着します

パッケージには、本体に加えて揉みほぐし用のアタッチメントと充電ベース、ケーブルなどが入っています。アタッチメントは、顔周りのリフトアップに効く「フェイス」、先端に細かい突起が付いた「スカルプ&ボディ」、頭皮専用で刺激強めの「ニードル」の3タイプ(各4個入り)。これらアタッチメントを本体に装着して電源を入れると、うねうねと回転=揉みほぐし挙動を行うという仕組みです。

頭の筋肉はすぐ下に硬い頭蓋骨があるため、しっかり揉みほぐすにはある程度のパワーが必要。その点、「ヘッドスパプロ」の揉みパワーはかなり強く、本当にグイグイと揉んで、つかんで、引っ張って、ほぐしてくれます。

操作ボタンは上が「電源/揉み強度切替(3段階)」、下が「EMS強度切替(5段階)」

操作ボタンは上が「電源/揉み強度切替(3段階)」、下が「EMS強度切替(5段階)」

さらに、揉みほぐす個所をしっかりと濡らしておくことで、アタッチメント先端からEMSの電気刺激が得られるんですが、これがまた思った以上に刺激が強い!

なんと、前モデル(「EMS ヘッドスパ 」)からEMSのパワーが180%アップとのことで、僕は前モデルを触ったことはないんですが、「うーん、なるほど180%アップか……」と納得しちゃうぐらいには強力です。

EMS最大パワーだと、筋肉がビクビクッと跳ねるほど。これは強い

EMS最大パワーだと、筋肉がビクビクッと跳ねるほど。これは強い

ちなみにEMSの強度は5段階で調整可能ですが、たとえば最大パワーで腕に当てると、指が勝手に反り返ってしまうぐらいの強さ。あと、フェイシャルラインだと刺激が頬を貫通して虫歯の治療跡にまでビンビンと響きます。マジ強力。あまり無理せず、低いレベルからちょっとずつ試してみることをおすすめします。

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2024/06/27 09:00

頭皮にグイグイ、気持ちいい!!

いよいよ実際に頭皮をほぐしていくんですが、EMSの通電を考えると、頭はしっかり濡れていたほうが好ましい。なので、「ヘッドスパプロ」をお風呂に持ち込んで、シャンプーをして頭皮を温めた後に使うのがよさそうです。

本体は防水性能IPX7(水深1mで30分浸けても浸水しない)なので、入浴中の使用はまったく問題ありません。

シャンプーしながら頭皮をマッサージ。ギューッと揉まれているうちに頭全体がポカポカしてきます(写真は洗髪中のイメージ)

シャンプーしながら頭皮をマッサージ。ギューッと揉まれているうちに頭全体がポカポカしてきます(写真は洗髪中のイメージ)

まずは髪と頭皮を濡らしてシャンプーを行き渡らせたら、頭皮に押し当ててスイッチオン。アタッチメントがグイーッと力強く頭皮をつかんで持ち上げ、開く。基本はこの連続です。最初はアタッチメントの頭皮への当たりがちょっと痛いかな? ぐらいの印象ですが、しばらくやっているうちに当てている個所がじわーっと温かくなってきます。

側頭筋にEMSの刺激がビシッと。効く〜!

側頭筋にEMSの刺激がビシッと。効く〜!

特に気持ちいいのが、頭部の大きな筋肉である前頭筋・側頭筋・後頭筋の3か所。

前頭筋は、眉を上げたりする際に使う筋肉で、考え事を長時間続けると緊張することがあります。

側頭筋は歯を噛みしめるときに動く部分(こめかみ〜耳の上)で、集中して作業をする際や、歯ぎしりをしやすいタイプの人は特に疲労が溜まるところ。マスクを長時間かけ続けると頭痛がする、いわゆる「マスク頭痛」も側頭筋の疲労・血流不良が原因の可能性大です。

後頭筋は視覚に関わる脳の後頭葉とつながる筋肉で、眼精疲労にはここを刺激するのがおすすめ。

さらに首へとつながる後頭下筋群は、スマホを見るときに首の動きを担っているため、ここもまた疲労が溜まりやすくなっています。ストレートネック(スマホ首)の人におすすめです。

日常的に後頭部が重ダルい感じだったのが、10分ほど当て続けることでかなりスッキリ!

日常的に後頭部が重ダルい感じだったのが、10分ほど当て続けることでかなりスッキリ!

使い方としては、頭部をまんべんなくカバーできるように当てていって、特に痛気持ちいいぐらいの部分を積極的にほぐす、というのがよさそう。EMSの効果もあって、筋肉周りの血流があっという間にドバーッと流れ出す感じが、本当に気持ちいいです。

筆者の場合は後頭筋から後頭下筋群にかけて&側頭筋を揉みほぐすことで、かなりスッキリしたように思います。首回りが一気に軽くなって、ダルさも軽減したような。

頭皮に限らず、肩や二の腕などの凝りほぐしにも最適

頭皮に限らず、肩や二の腕などの凝りほぐしにも最適

頭皮がひと通りほぐれたら、ついでに首筋から肩、さらにふくらはぎ辺りまで揉みほぐすのもおすすめです。揉み+EMSのパワーが強いため、終わった後のリフレッシュ感がすごい! 頭皮専用マシンと誤解しがちですが、シンプルにマッサージャーとしての性能がかなり高いように感じました。

使用後は端子の位置を合わせて充電台に載せるだけで充電スタート。満充電で最長5時間稼働します。充電台は防水ではないので水気に注意

使用後は端子の位置を合わせて充電台に載せるだけで充電スタート。満充電で最長5時間稼働します。充電台は防水ではないので水気に注意

アタッチメントに付いた抜け毛や皮脂汚れは付属のブラシで掃除します。汚れが強い場合は中性洗剤も使用可

アタッチメントに付いた抜け毛や皮脂汚れは付属のブラシで掃除します。汚れが強い場合は中性洗剤も使用可

全体の使用感としては、思った以上に刺激がしっかり来るマッサージャー、という印象です。ただそうなると、人の手によるヘッドスパの“眠くなるような、うっとりする気持ちよさ”とは方向性が違ってくるわけで……あのうっとり感が欲しくて導入すると、「ちょっと違う!」と感じてしまうかもしれません。

そのあたりはきちんと踏まえたうえで、たとえば慢性的に頭が重いと感じる人、マスク頭痛を感じている人、頭皮が突っ張るように固くなっている人には、確実におすすめできます。マジで頭皮がほぐれますよ。

●本稿はあくまでも個人の感想であり、商品の効能を保証するものではありません

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2024/08/28 11:00
きだてたく
Writer
きだてたく
最新の機能派文房具から雑貨・ファンシー系のオモシロ文房具まで、何でも徹底的に使い込んでレビューする文房具ライター。雑誌・WEBで文房具の最新情報や使いこなし記事を執筆するほか、文房具の楽しさを伝えるトークライブやワークショップなども全国各地で精力的に行う。最近は掃除機業界にも進出中!
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金原望弥(編集部)
Editor
金原望弥(編集部)
大学卒業後、出版社にて月刊誌の編集に従事。その後、カカクコムに入社し、ファッションメディア「TASCLAP」を経て、「価格.comマガジン」へ。腕時計やアウトドアを担当するZ世代エディターです。
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