“15個のサイクロン”で、一般的なキャニスター型掃除機に匹敵するパワーを実現

ダイソン「DC62」は“メインで使える”スティック掃除機に進化

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“吸引力の変わらない掃除機”でおなじみのダイソンから、コードレススティック掃除機の最新モデル「DC62」が、9月13日から発売された。ラインアップは、「DC62 モーターヘッド コンプリート」と「DC62 モーターヘッド」の2モデル。付属するツールの数が異なり、いずれも価格はオープン。実売想定価格は、「DC62 モーターヘッド コンプリート」が79,800円、と「DC62 モーターヘッド」が69,800円となる。

「DC62」の最大の特徴は、前モデル「DC45」(2012年9月発売)からのパワーアップ。新モーターの採用やサイクロン数のアップなどにより、見た目にはわかりにくいのだが掃除機としての能力が飛躍的に向上しているという。具体的にはどのような点が進化したのか。先日、その詳細について、ダイソンのモーター開発部門の責任者であるエイドリアーノ・ニロ氏によるプレゼンテーションが行われたので、その模様をレポートしよう。

「DC62」の本体サイズは、127(幅)×315(奥行き)×208(高さ)mmで、重量は2.03kg。写真上、左から「DC62 モーターヘッド コンプリート」「DC62 モーターヘッド」、「DC62 モーターヘッド プロ」(オンライン販売限定)。内蔵バッテリー満充電の状態から、約20分の運転(通常モード:約20分/モーターヘッド起動の場合:約17分、強モード:約6分)が可能となっている

新開発「DDM V6モーター」搭載で、1.5倍パワフルに

「DC62」のパワーアップの最大の要因は、新開発されたモーター「DDM V6」にある。「DDM V6」は、前モデル「DC45」で搭載されていたモーター(DDM V2)と比較して、“約1.5倍パワフルになっている”という。

さらに、サイクロン構造も進化した。「DC62」では、2列に配列された15個のサイクロンから構成される「2 Tier Radialサイクロン」という2層サイクロン構造を採用。空気の取り込み量がアップし、吸い込んだ空気とホコリを分離させる力が強くなったことで、“より微細なゴミを集じんできるようなった”とした。

会場では、「DC62」のその性能をアピールすべく、一般的なキャニスター型掃除機とスティック型コードレス掃除機との掃除能力の比較実験も行われていた。

毎分最大11万回転を実現する新開発のモーター「DDM V6」。前モデルに搭載されているモーター「DDM V2」と比較し、約1.5倍のパワーを持つ。それに加え、インペラー(写真左/右側)のサイズも大型化し、より多くの空気を取り込めるようになったという

2列/15個配列という新サイクロン構造の「ティアーラジアルサイクロン」。1秒間に15リットルという大量の空気を取り込み遠心力でゴミだけを分離するという。従来モデルよりサイクロン径が小さくなったことで、より微細なゴミを集じんできるようになったという。エイドリアーノ氏は「床や部屋全体に舞う花粉やアレルゲンまで取り除くことができる」と解説

日本メーカーの一般的なコード付き掃除機と比較しても、「DC62」の集じん能力が優れているという同社の検証データ

幅5mm、深さ9mmの溝をつけたアクリル板に擬似ゴミ(重曹)を入れて実験。手前が「DC62」、奥が国産メーカーのキャニスター型掃除機。写真右が1回掃除した結果。奥の溝には多くの重曹が残ってしまっているのに対して、「DC62」では、溝に残った重曹がわずかなのがわかる

アクリル板に擬似ゴミ(おがくず)を撒いて実験。写真上/右側前が「DC62」。奥が一般的なスティック型コードレス掃除機。1回掃除した結果が写真右の状態。その差は歴然となった。大量に残ったおがくずを、「DC62」でエイドリアーノ氏自ら再度掃除をするというパフォーマンスも

充電時間が2時間短縮。“使い勝手”も進化

そのほか、使い勝手の面では、スイッチボタンとなる「トリガー」部の構造が見直され、軽く押しやすくなった。同社のスティック型掃除機は、掃除中には常にこのトリガーボタンを押していなければならない仕組みになっているので、この改良は力の弱い女性やシニア層には特にありがたい。手や指への負担が大幅に軽減されるはずだ。ちなみに、本体重量は「DC45」に比べ、約2kg軽量化された。

また、バッテリーの充電時間が短縮されている点もポイント。「DC45」よりも2時間短縮され、「DC62」では、満充電までにかかる時間が約3時間半になっている。

軽く、押しやすくなったトリガー部。掃除中は常にこのトリガーを引いた状態になる

軽く、押しやすくなったトリガー部。掃除中は常にこのトリガーを引いた状態になる

静電気の発生を抑えるカーボンファイバー(炭素繊維)ブラシを従来どおり採用

静電気の発生を抑えるカーボンファイバー(炭素繊維)ブラシを従来どおり採用

「DC62 モーターヘッド コンプリート」に付属しているツールは、「モーターヘッド」「ミニモーターヘッド」「ソフトブラシツール」「フレキシブルすき間ノズル」「すき間ノズル」「コンビネーションノズル」「フトンツール」の7種類となる

ハンディタイプ「DC61 モーターヘッド」も発売

また、ハンディタイプの「DC61 モーターヘッド」も登場。オンライン限定と家電量販店で購入できるタイプの2モデルが用意され、価格はオープン。参考価格は39,800円となる。

「DC61 モーターヘッド」。ロングパイプが付属しないが、本体性能・構造は「DC62」と同等。付属パーツは、「フトンツール」「ミニモーターヘッド」「コンビネーションノズル」「隙間ノズル」の4種類。本体サイズは、127(幅)×315(奥行き)×208(高さ)mm、重量は約1.55kg

高橋美幸(編集部)

高橋美幸(編集部)

家電製品アドバイザー。家電製品を中心にレポート・レビュー記事を担当。趣味は、バイクとカメラと作業中の家電の働き具合を監視すること。特に洗濯機。

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2017.10.17 更新
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