衣類をクリーニングに出す回数を激減できる

ついに日本上陸! クローゼット型クリーニング機「LG Styler」を蔦屋家電で体験してきた

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学校の制服や仕事のスーツなど、ひんぱんに着るものにもかかわらず、家で洗濯できない衣類は意外と多い。夏のスーツは数日で汗臭が気になってくるし、わんぱくな子供の制服は、数日で泥や砂ぼこりで白っぽく汚れがち。とはいえ、かかる金額を考えると週に何度もクリーニングに出すわけにもいかない。こんな悩みを解決してくれそうなのが、LGエレクトロニクスジャパンが1月から日本で発売を開始する“クローゼット型”のホームクリーニング機「LG Styler」だ。今回、東京・二子玉川の蔦屋家電にて、実機を触ることができたので、詳しくチェックしてきた。

LG Stylerと、製品の案内をしてくださった二子玉川 蔦屋家電の木崎氏

LG Stylerと、製品の案内をしてくださった二子玉川 蔦屋家電の木崎氏

見た目は高級ロッカーか冷蔵庫? 服を“かけて”ケアできる

実は、今までもイオンやオゾンを衣類に吹きかけることで、脱臭や除菌、アレル物質の抑制ができることをうたう製品はあった。しかし、これらの製品は服に付着した菌や花粉などを「無効化」するというもの。このため、元となる花粉などは服についたままだ。LG Stylerが特徴的なのは「振動」と「スチーム」で、より物理的にアレル物質などの汚れを落とす点だ。

ちなみに、本製品でケアできるのは「衣類についた臭いの除去」「シワの除去」「除菌」「ホコリや花粉などのアレル物質の除去」。そのほか、ズボンに折り目をつけたり、気に入った香りをつけたりすることも可能だという。

また、もうひとつの特徴はロッカーのような据え置き型のデザイン。従来までの衣類脱臭・除菌可能製品は、空気清浄機のように移動させられる程度の大きさの製品が多かった。しかし、LG Stylerは445(幅)×1,850(高さ)×585(奥行)mmと、背の高いロッカーほどのサイズで、洗濯機や冷蔵庫のように室内に設置して使う。このため、服をタンスにしまうみたいに、手軽にホームクリーニングができるとアピールしている。

ちなみに、ドア表面はガラス素材のスタイリッシュな質感。また、操作パネルも、基本的に電源ボタンをタッチすると浮き上がる方式を採用する。オシャレなリビングなどに置いてもインテリアをじゃましにくいデザインだ。

韓国ではすでに発売を開始していたLG Styler。洗濯機の横だけではなく、寝室のクローゼットに組み込むように設置しても違和感のない高級感のあるデザイン。日本での販売価格は228,000円(税別)で、蔦屋家電店頭とオンラインショップで販売する

1度にケアできる衣類の数は少なめ

さて、ここからは実際にLG Stylerを使用してみた。本体の扉を開くと、庫内はコンパクトなロッカーのようなデザイン。庫内中央天井には、ハンガーをグラグラと揺らして衣類に振動を与える「振動ハンガーラック」を搭載しており、ここには1度に最大2枚の衣類をかけてケアできる。さらに、扉部にはズボン用のフックも装備。折り目をつけるために、ズボンをプレスする専用の「折り目ケア」と呼ばれる板状パーツも搭載するため、スーツなどキッチリとシワをつけたいズボンのケアに力を発揮しそうだ。最後に、庫内下部には取り外し可能な網棚も設置できる。ここには帽子やぬいぐるみ、靴、伸びやすいセーターなど、ハンガーにはかけられない製品を置いてホームクリーニングすることが可能だ。

扉を開くと、庫内上部と庫内奥の庫内灯が点灯。庫内奥からは青い光が投射されるが、紫外線除菌などの機能は特にないそう。庫内には3本のハンガー、扉部に1本ズボンかけがあり、合計4枚の衣類を同時にケアできる

振動ハンガーラックには、ハンガーをかける溝が5本あるが、実際にハンガーをかけられるのは左右1本ずつと中央の1本だけ。中央寄り左右2本の溝は斜めに切られており、分厚い衣類をケアするときに利用できる

かけたズボンは、「折り目ケア」と呼ばれる板状パーツでズボンを押さえることで折り目も付けられる。ズボンプレスとしても使うことが可能なのだ

庫内下部にある網棚には、ぬいぐるみや帽子など、ハンガーにかけられないものを置くことができる。ハンガーに長いコートなどをつるしたい場合は、この網棚を外すことも可能

実際にクリーニングしてみた! スマホ連携させて設定を追加することも

LG Stylerはスチームと振動で衣類をクリーニングするため、使用前には水の補給が必要となる。水タンクは、本体下部左右に2個用意されている。向かって右がスチームに使用する給水タンク。そして、左がスチームで汚れた蒸気を回収する排水タンクだ。必要となる水の量は設定モードによって異なるが、給水タンクは満水時で約4回の使用が可能。ただし、排水タンクは約3回で満水になるという。

本体下部にある給水タンク(右)と排水タンク(左)。タンクにはそれぞれハンドルがついており、シンクまでの移動もしやすい

ちょっと面白いのが、スチーム吹き出し部に香りのあるアロマシートを設置し、衣類に香りもつけられること。LG Styler専用のアロマシートも販売されるが、自分でコットンに香水などの香りをつけたものを設置することもできる。

庫内奥のフィルターからスチームが発生。庫内手前のフィルターでスチームを吸い込むことで、スチームを庫内で循環させる。

スチーム噴出口には香りのついた専用シートや、香水を振りかけたコットンなどを挟んだカセットを挿入可能。以下動画の通り、カセットのスリット幅は手動で変更可能。放出する香りの強さを調整することができる。

衣類とタンクの準備ができたら、次は運転モードを選択する。最初から用意されているモードは、スチームと振動、乾燥で衣類をケアする「リフレッシュ」が3モード、リフレッシュコースに加熱による除菌を追加した「除菌プラス」が2モード、カシミアやシルクといった繊細な生地もケアできる「上質乾燥」が3モードの、合計8モードだ。ちなみに、標準的なリフレッシュモードで、運転時間は約48分となる。

このほか、スマートフォンのアプリから特殊なメニューを追加できる「ダウンロード」モードも搭載。残念ながら日本語版アプリはまだ開発中のため、今回試用はできなかったが、外出前に短時間でコートなどを温める「外出準備」モードなどが用意される予定だという。

未使用時は操作画面が目立たないデザイン。電源ボタンを入れると、メニューが光って浮かび上がる。操作部右にある「Tag On」とあるアイコンはNFCの受信部。ここにスマートフォンをかざすことで、設定情報を転送できる

気になる効果は?

さて、気になる効果だが、シワの除去に関してはかなり優秀。とくにワイシャツのシワはかなり目立たなくなっていた。今回の試用では汚れた衣類がなかったため、残念ながら汚れ落ちの度合いはチェックできなかったが、スタッフによると排水タンクの水が薄く色がつくレベルで汚れるため、一定の皮脂汚れなどにも効果がある可能性は高いという。とはいえ、本機の基本的な効能はシワ・匂い・ホコリの除去と、加熱による除菌。汚れ落ちに関しては、「薄くなったらありがたい」といったレベルと考えたほうがよさそうだ。

このため、LG Stylerは「ホームクリーニング」というジャンルながら、クリーニングがまったくいらなくなる製品ではない。しかし、除菌やニオイの除去などができることから、クリーニングに出す回数は大幅に減らせそうだ。また、家で洗濯できない衣類を、毎回気持ちよく着ることができるのは魅力的だと感じた。

LG Styler使用前と使用後。個人的には、ここまでシワがとれたらもうアイロンはいらないと感じる

LG Styler使用前と使用後。個人的には、ここまでシワがとれたらもうアイロンはいらないと感じる

使用中はハンガーが振動するため、ホコリを除去するだけでなく、効率的にシワを伸ばすことができる。その様子は以下の動画を参照してほしい。

倉本 春

倉本 春

パソコン雑誌編集者からドッグカフェオーナーという、異色の経歴を経た家電ライター。家電を活用することで、いかに家事の手を抜くかに日々頭を悩ませている。

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2017.1.21 更新
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