約26年ぶりにモデルチェンジした口腔洗浄器「ジェットウォッシャー」

口臭や歯周病を防ごう! パナソニックが提案するオーラルケア「FBI」って、なんだ?

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この時期、マスクをしている人は多いですが……マスクの中にこもる口臭“マスク臭”が気になるという方、口の中の細菌のバランス「口内フローラル」が崩れているかもしれません。口内フローラルの乱れは歯周病にもつながるのでしっかりとケアしておきたいものですが、歯磨きやマウスウォッシュだけでは万全といかないのがやっかいです。そこでパナソニックが、水流で汚れを落とす口腔洗浄器を一緒に使ったオーラルケア「FBI」を提案。しかし、その「FBI」とはどのようなものなのでしょうか。26年ぶりに大きくモデルチェンジしたパナソニックの口腔洗浄器「ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ71」の詳細とともに紹介します。

「ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ71」(右)は2017年5月上旬発売予定で、市場想定価格は16,000円前後(税別)。歯磨きのあと、ジェットウォッシャーで洗浄を行うとベストです

口内トラブルを防ぐ「FBI」って、なに?

パナソニックが提案するオーラルケア「FBI」とは、「F」=歯と歯のすき間ケア「フロッシング」、「B」=歯の表面のケア「ブラッシング」、「I」=口内の洗浄「イリゲーション」の3つの頭文字を取った言葉。歯ブラシで歯面のブラッシングを行ったあと、歯間をデンタルフロスでフロッシングし、最後に口腔洗浄器で汚れを十分に洗い流そうというものです。日本では、口内を洗うことへの意識がとても低く、実施している人は同社の調べによると5%以下だそう。歯磨きやデンタルフロスでは付着した汚れが浮くだけなので、しっかりと洗い流せていないと、せっかく剥がした汚れが再び歯面や歯周ポケットについてしまいます。歯磨きのあと口をゆすいでいるから十分と思われる方もいるでしょうが、グチュグチュとゆすぐ「うがい」を30秒ほど行っても歯周ポケットについた汚れは流し落とせません。

そこで導入したいのが、口腔洗浄器「ジェットウォッシャー」。ジェットウォッシャーは水流で歯ブラシが届きにくい歯間や歯周ポケットの汚れを除去するものです。約30年近くぶりにリニューアルした「EW-DJ71」は、“超音波水流”を採用したのがポイント。ノズルの形状を改良することで水流の中に小さな気泡を生成し、その気泡が弾ける衝撃波で汚れを強力に弾き飛ばします。

右端にあるのが、新モデル「EW-DJ71」。従来モデルも併売されますが、水流の中に気泡を生み出す機能は搭載されません

EW-DJ71はノズル径を途中で絞ることで流速や水圧を変化させ、数多くの小さな気泡を生成。気泡が弾けて消滅する時に発生する大きな衝撃波を、汚れ除去に利用しています

噴射される水の中に白く見えるのが、気泡。この気泡が弾けることで、歯周ポケット内の汚れもしっかり除去します

従来モデルと汚れ落ちを比較すると、その差は歴然です。同じ時間をかけて口内洗浄をするなら、新モデルのほうが圧倒的によさそう

EW-DJ71の洗浄力をキャラメルが詰まった歯(擬似)で試してみると、なぞるように水流を当てるだけで汚れが剥がれました(下の動画参照)。粘度の高いキャラメルがこれだけスルッと取れるのは、なかなかすぐれた除去性能だと思われます。

狭い歯間に詰まったキャラメルも、きれいに落ちました。ジェットウォッシャーは水流なので、過度な刺激が歯ぐきにかからないことも魅力。水流の刺激によって血行もよくなりそうな気がします

続いて、擬似の歯ではなく、筆者自身もEW-DJ71のパワーを試してみることに。歯に詰まりやすいお菓子を食べ、口の中を水で念入りにすすいでから挑戦しました。

タンクに水を入れたら、準備完了(タンク容量:600ml)。ちなみに、タンクは取り外しできます

タンクに水を入れたら、準備完了(タンク容量:600ml)。ちなみに、タンクは取り外しできます

ハンドル(ノズルの付いてる手で持って扱う部分)はマグネットで固定されているので着脱がしやすく、操作性は非常に良好

天面にある電源を入れ、水流の強さを選択します。なお、水流の強さは途中で変更することも可能。最強の水流でも試してみましたが、痛くはありません

ハンドルにあるスライドボタンを「JET」にあわせると、水流が噴射されます。「JET」にする前に、ノズルを口の中に入れておきましょう

ジェットウォッシャー使用中は、口から水が垂れるので洗面台で行ってください。口内洗浄を行う製品の中には、それほど水が出ないタイプもありますが、こうした製品は“水+空気”で汚れを落とす仕様。歯間の汚れは除去できますが、歯周ポケットや歯面の汚れを取ることはできないそう

事前にしっかり口の中をゆすいだにもかかわらず、汚れが洗面台に出てきました

事前にしっかり口の中をゆすいだにもかかわらず、汚れが洗面台に出てきました

なりうる可能性は誰にでもある! 歯周病のこわさ

口内には悪玉菌、善玉菌、日和見菌からなる300種類以上・100億個以上の細菌が存在すると言われており、オーラルケア不足を放置していると悪玉菌が増え、口内バランス(細菌のバランス)が崩れてしまいます。特に、歯周ポケットに入り込んだ「歯肉縁下プラーク」に住みつく「歯周病菌」はやっかいで、口内にいるほかの悪玉菌よりも毒性が2〜60倍も強く、酸素がなくても生存でき、血液を餌に生きることができる強靭な細菌。歯周病菌によって歯肉炎が起こり、症状が進んで歯周炎になると口臭がきつくなったり、歯を支える骨が溶けてしまうだけでなく、最悪な場合、歯周病菌が血液中に入り込んで脳から手足の先まで深刻な病気が引き起こされることもあるといいます。このような事態を起こさないためにも、オーラルケアの「FBI」は有効そうですね。

歯垢(プラーク)のことを食べカスと思っていた方もいるかもしれませんが、プラークは細菌の塊。歯の見えている部分につく「歯肉縁上プラーク」は歯ブラシで取り除けますが、歯周ポケットにつく「歯肉縁下プラーク」には届きにくいのがやっかいです

歯周ポケットは健康な歯ぐきでも0.5〜3mmあり、歯ぐきがゆるんだり炎症してくると深くなっていきます。歯周ポケットを深くしないためにも、日々のオーラルケアは大切

歯周病菌が血液中に入ってしまうと、心臓の弁に付着し、狭心症や心筋梗塞を引き起こす可能性があるといいます。このほかにもさまざまな病気の発祥原因になることがあるので、オーラルケアはしっかり行うほうがよさそう

冒頭で紹介した“マスク臭”は「口内フローラル」の乱れを知る方法のひとつですが、ほかにもチェックできる要項はあります。下の写真にある項目が4個以上該当したら、口内フローラルが乱れている可能性「大」。「FBI」で万全なケアを目指しましょう。

「歯肉から出血がある」と「マスクをしたときに、自分の口臭が気になる」の2つにチェックが入った方は、すでに歯周病が進行している可能性があるそうです。オーラルケアの方法を見直すと同時に、歯科医院に一度診てもらうほうがいいかも!

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌の白物家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

製品 価格.com最安価格 備考
ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ71 15,109 超音波水流で汚れを流し落とす口腔洗浄器
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2017.4.25 更新
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