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ゴルフ初心者も困らない! これでバッチリ「ウェッジ」の選び方

今回は「ウェッジ」というカテゴリーのクラブを説明したいと思います。ウェッジは主にピンから100ヤード以内の距離や、グリーン周りのバンカーなどから、グリーンはもちろんピンにできるだけ近くに寄せるために使うクラブです。ボールを正確に目標に止めるため、ロフト角が大きいのが特徴で、だいたい14本のうち3本前後入れます。PAR4の2打目、PAR5の3打目ですべてグリーンを捉えることができればウェッジの出番はありませんが、プロだってそうは行きません。それだけにウェッジをうまく使えるかどうかでスコアは大きく左右されます。

ロフトが多く、スピンがかかりやすく設計されているのでより目標をピンポイントで狙いやすくなっているのがウェッジです

■■目次■■
初心者には50度&56度がおすすめ
・“グースネック”で飛距離が安定「ブリヂストン・ツアーB XW-2」
・うまくなるウェッジ「キャロウェイ・マックダディー フォージド」
・適度にミスを軽減してくれる「テーラーメイド・ミルドグラインドウェッジ」
・初心者を助けてくれる「クリーブランド・RTX-3ウェッジ キャビティタイプ」
・アイアンセットウェッジ「ダンロップ・ゼクシオフォージドアイアン SW」
まだまだ奥の深〜いウェッジの世界

そもそもウェッジとは、アイアンセットよりも短い距離を打つときに使うクラブのことです。おおむね、以下の4種類にわけることができますが、アイアンセットを購入するとPWはだいたい入っています。

↑ 飛距離が出る

PW(ピッチングウェッジ) ロフト角は44度〜48度
AW(アプローチウェッジ) ロフト角は47度〜52度
SW(サンドウェッジ)   ロフト角は54〜58度
LW(ロブウェッジ)    ロフト角は60度以上

↓高さが出る(飛距離は出ない)

アイアンセットを持っている方なら、AWとSWを買い足すことになります。最近のウェッジは単品で買え、ロフトバリエーションが多く用意されているので好きなロフト角のウェッジを自由に組み合わせやすくなっています。私のおすすめウェッジセッティングは、アイアンセットのPWを含めて3本(PW・AW・SW)。ロフトはAWの50度SWの56度を追加しましょう。

かつてウェッジは「ピッチング(ピッチングウェッジ・PWのこと)」とか「アプローチ(アプローチウェッジ・AWのこと)」「サンド(サンドウェッジ・SWのこと)」というようにそれぞれの略称で呼ばれていました。ゴルフゲームをやったことがある方ならおわかりかもしれませんね。けれども昨今ウェッジにロフト角の数字だけが表記されるケースが多くなり、PWよりも下のウェッジに関してはロフト角の数字で呼ばれ、アプローチやサンドと呼ばれるケースが減ってきています。これに従うと、私がおすすめするロフト角は「ゴーマル・ゴーロク(50・56)」と呼ばれるのです。

初心者には「50度」と「56度」をおすすめします

中上級者の間でウェッジの組み合わせは「52度・58度」が主流とされていますが、これはあまりおすすめできません。まず58度というロフトは、打点の安定していない初心者では安定した距離を打つのが難しいということが1つ。それと昨今のPWのロフトがだいたい44〜45度と昔と比べ減少傾向にあり、52度ではギャップが大きくなってしまうことが上げられます。ちなみに私はゴルフを20数年やっておりますが58度のウェッジを使ったことがほとんどありません。コースで何度か試したことはありますが、ミスの幅を減らすという意味では56度のほうが使いやすいからです。

かつてのサンドウェッジは56度のものが多く、58度のサンドウェッジはほとんどありませんでした。つまり昔から「サンドウェッジ=56度」だったのです。日本のコースでプレーするに限れば、前述の自分の経験も踏まえ、一番下の番手のサンドウェッジは56度がベストだと思うのです。56度のウェッジはバンカーからはもちろん、数十ヤードの短い距離を安定して打ちやすいと思います。サンドウェッジをうまく使いこなすことで、スコアアップが期待できるのです。

56度のサンドウェッジと、アイアンセットのPWの間には「50度」のAWが使いやすいと思います。2つのロフト角の差をうまく埋めてくれるため、その間の距離が打ちやすいからです。

ウェッジを2本追加するなら50度と56度がおすすめです

ウェッジを2本追加するなら50度と56度がおすすめです

初心者が使いやすいミスの幅を減らしてくれるウェッジの見分け方の1つにソールの広さをチェックする方法があります。ソールが広いほど、初心者がウェッジでやりがちな地面にヘッドが刺さってしまうザックリのミスを軽減してくれるのでなるべくソールが広めのものを選びましょう。目安としては男性の親指ぐらいの広さ。これ以上広いとバンカー専用などの特殊なウェッジになりますので注意してくださいね。

ソールはやや広めのモデルがミスを軽減してくれるので初心者にはよいでしょう

ソールはやや広めのモデルがミスを軽減してくれるので初心者にはよいでしょう

■初心者におすすめのウェッジ-1■
ブリヂストン・ツアーB XW-2

プロモデルですが初心者でも安定した距離が出しやすいのが特徴 フェースが後方にやや下がった「グースネック」で安定した距離を打てます

「グースネック」で飛距離が安定

これは「初心者が使って上達しやすいウェッジ」で、かつツアープロや上級者がまったく問題なく使えるウェッジでもあります。このウェッジの特徴は、フェース下部の刃の部分がやや後方に引っ込んでいること。一般的に「グースネック」と呼びますが、このグースネックだとインパクトでボールをしっかりフェースで捉えやすく安定した飛距離が出しやすくなります。それでいてテクニックも使えるのでうまくなっても大丈夫。幅広いゴルファーが使える1本です

■初心者におすすめのウェッジ-2■
キャロウェイ・マックダディー フォージドウェッジ

4つの穴が特徴的なデザイン 刃が真っすぐに設計されているので目標に構えやすい形状をしています

練習すればうまくなるウェッジ

こちらは4つの穴が特徴的なウェッジ。このヘッドの低い位置にある(打つときは逆さまですから)4つの穴は、重さの中心である重心を高めに位置させる役割があります。重心が高いと、インパクトでよりボールを上から押さえつけるような動きになるのでスピンがよくかかります。このウェッジは、特別やさしいといえる部分はありませんが、そのぶんうまく打てばしっかり応えてくれるモデル。それだけに練習するだけうまくなるウェッジといえます。

■初心者におすすめのウェッジ-3■
テーラーメイド・ミルドグラインドウェッジ

キラキラのメッキ仕上げになっています 構えてみるとクセのない形状です

適度にミスを軽減してくれる

このウェッジは、コンピュータで制御された機械で地面に当たる部分のソールを正確に削りだす凝った作りをしています。ソールはウェッジの性能を決める大切な部分。そこを丁寧に作ることで、設計通りのウェッジを作ろうというこだわりを感じるクラブです。打った感想は、適度にダフりや打点のミスを軽減してくれながらテクニックもしっかり使えます。これも初心者の頃から使え、急に上達しても十分使える長〜く使えるウェッジですね。

■初心者におすすめのウェッジ-4■
クリーブランド・RTX-3ウェッジ キャビティタイプ

バックフェースがくり抜かれたキャビティタイプのウェッジ ヘッドは小ぶりでテクニックが使いやすくそれでいて打点のミスに強い設計になっています

打点が安定しない初心者を助けてくれる

こちらはアイアンの回を読んでいただいた方ならひと目でわかるのではないでしょうか?バックフェースがくり抜かれているので芯を外してもヘッドのブレが少ないキャビティ形状をしたウェッジです。打点が安定しない初心者の強い味方になってくれます。こちらもキャビティ部分以外は、テクニックの使える本格的な形状なので長く使えるモデルですね。

■初心者におすすめのウェッジ-5■
ダンロップ・ゼクシオフォージドアイアン SW

ゼクシオフォージドアイアンの流れをしっかりとくみこんだやさしい作りのウェッジ。もちろんアイアンが同じモデルでなくても単品で買えます テクニックを使うような作りではなく、オートマチックに振れば結果がでやすいように設計されています

アイアンセットの流れのウェッジ

このウェッジは上記の4本とちょっと毛色が違います。というのもウェッジとして専用に設計されたものではなく、アイアンセットの流れの中で用意されているウェッジで、「セット物」とも呼ばれます。こういったウェッジはそのアイアンセットの流れを組みながらやさしさを重視して作られています。ですが極端なお助け機能を持っているわけではなく、テクニックはそれなりにしか使えませんが、オートマチックに振ればしっかりと機能を果たしてくれます。

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ウェッジの奥深さはまた別の機会で解説します

ウェッジ専用として設計されている単品ウェッジはソールの形状もたくさん用意されています。初心者の方は基本的にスタンダードなモデルか、ややソールの幅広いモデルを選びましょう。ソールの詳しい機能はまた追ってお話しますが、過度なお助け機能がないモデルを使うことでスイングにクセがつきにくくなり、スムーズな上達が見込めるのです。そのために練習は必要ですよ〜。ウェッジは奥が深く、同じロフト角でもソールが何種類かラインアップされるモデルもあります。自分の打ち方や目的によって選べるので、これも楽しい世界です。でもそれは少しうまくなってからがいいでしょう。

メーカーは様々な形状のソールをラインアップしていますが、その違いはまた別の機会に!

メーカーはさまざまな形状のソールをラインアップしていますが、その違いはまた別の機会に!

今回も長々と書いてしまいすみません・・・ゴルフギアには取扱説明書が付いていないので、細かく説明しようとすると長くなってしまうんです。特にパターはモデルとしての特徴はメーカーのホームページなどに書いてはありますが、基本的な形の意味などは調べてもなかなか理解するのが難しいでしょう。パターもウェッジもまだまだお伝えしたいことはあるのですが、一度にすべてを書いてしまうと量が多すぎるためまた次の機会に。今回もお読みいただきありがとうございました。

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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