レビュー
真夏に保冷力をガチ検証!

サイクリングに最適! サーモスの自転車用ボトルとゼリー飲料保冷バッグを試してみた!!


自転車に乗るのが気持ちいい季節になったが、スポーツタイプの自転車で遠くに出かけるなら水分補給はしっかりしておきたい。ボトルケージを取り付け、ペットボトルを入れていってもかまわないが、保冷効果のあるボトルを用意すれば、より快適な水分補給が行える。今回は、サーモスの自転車用ボトル「FFQ-600」と、ゼリー飲料の保冷バッグ「REM-001」の実力を調査してみた。

自転車用ボトル「FFQ-600」とは?

魔法びん構造のボトルや弁当箱など、数々の製品をリリースするサーモスが、ロードバイクをはじめとするスポーツタイプの自転車愛好家に向けて開発したのが「FFQ-600」。他メーカーからも自転車で使える保冷ボトルは発売されているが、保冷力と使いやすさ(飲みやすさ)を兼ね備えた製品はなかなかない。まず、自転車で使ううえで重要となるのが装着性だ。スポーツタイプの自転車はボトルケージを取り付け、そこにボトルを入れるのが一般的だが、ボトルとケージの相性によっては振動でボトルがグラついたり、逆に、ぴったりすぎて取り外しにくくなったりすることがある。これは、ボトルの形状によるもの。自転車用とされているボトルは直径が73mm前後であることがほとんどで、一般的なボトルケージに対応するようになっているものの、ボトルの形状は製品ごとに異なるため、製品によっては引っかかりやフィット感の甘さが出てくる。これらの問題を解決すべく、サーモスは20種類以上のボトルケージで検証。ボトルケージにきちんと固定でき、そして取り出しやすい形状を実現したのがFFQ-600なのだ。

サイズは7.5(直径)×23(高さ)cmで、容量は600ml。スポーツ飲料にも対応している

サイズは7.5(直径)×23(高さ)cmで、容量は600ml。スポーツ飲料にも対応している

内筒と外筒の間に真空層が設けられており、外気温を遮断。室温35℃の状況下で10℃以下を6時間キープできるという

筆者所有の数個のボトルケージに装着してみたが、いずれにもぴったりフィット。どうやら、ボトルのくびれた部分にあるシリコン製のリングがフィット感の向上にもひと役買っているようだ。また、このシリコン製のリングのおかげで、ボトルケージに装着する際に「カチャカチャ」という音が鳴らないのも◎

ボトルの底面が丸みを帯びているので、出し入れもスムーズ

ボトルの底面が丸みを帯びているので、出し入れもスムーズ

ボトルを傾ける角度が少なく飲めるように、ストロータイプの飲み口とされている

ボトルを傾ける角度が少なく飲めるように、ストロータイプの飲み口とされている

ゼリー飲料の保冷バッグ「REM-001」とは?

自転車用ボトル「FFQ-600」と一緒に保冷力の検証を行うゼリー飲料の保冷バッグ「REM-001」とは、複数の材質を組み合わせた断熱構造で冷たさをキープするというもの。外気温35℃の場所に3時間放置しておいた場合、REM-001に入れておくと何にも入れない状態より5℃以上ゼリー飲料の温度が低く保冷できるという。REM-001は自転車用として開発されたものではないが、栄養補給を効率よくためにゼリー飲料を持参することはよくある。暑い時期のツーリングではゼリー飲料がぬるくなるのはしかたないことだと思っていたが、冷えた状態で飲めるなら、そちらのほうがいいのは間違いない。さらに、REM-001にはバイトバブルが付属しているのもポイント。市販のパウチ入りゼリー飲料のキャップを取り外し、バイトバブルを装着しておくと、いちいちキャップを外さなくても、口をつけて吸うだけでゼリー飲料を飲むことができる。

外側はアウトドアウエアのような素材、内側はソフトクーラーボックスのような素材の「REM-001」。5層の断熱構造で保冷する。重量は100gなので、持ち運びの負担にはならないだろう。食器用中性洗剤で洗うこともできるので、衛生面も安心だ

180〜200g程度のパウチ入りゼリー飲料を入れることができる。ファスナーとベルクロで開け閉めするだけなので、着脱は難しくない

サイドにはカードやカギ、小銭などを入れられるポケットが装備されている

サイドにはカードやカギ、小銭などを入れられるポケットが装備されている

本体の背面にはベルトが装備されているので、自転車のハンドルやバックパックのショルダー部分に取り付けできる。手のひらにベルトを巻いてランニングに持ち出すことも可能だ

ベルトで取り付けるほか、カラビナを使って装着もできるので、いろいろな用途に使えるだろう

ベルトで取り付けるほか、カラビナを使って装着もできるので、いろいろな用途に使えるだろう

付属のバイトバルブを付属し、ゼリー飲料のキャップと交換しておけば、キャップを開閉せずに飲むことができる

保冷力を検証するため、ツーリングに出発!

いよいよ、自転車用ボトル「FFQ-600」とゼリー飲料の保冷バッグ「REM-001」の保冷力を検証する。比較のために、プラスチック製のボトルとゼリー飲料を入れるための普通のバッグも用意してみた。

ボトルケージにFFQ-600とプラスチック製のボトルを装着。中には、それぞれに500mlの冷水を入れてある。そして、自転車のハンドル部分にはREM-001とフードポーチにそれぞれゼリー飲料をセットして、準備完了!

出発前にボトル内の水の温度を確認しておこう。FFQ-600は9℃だが、プラスチック製ボトルのほうはすでに水温が1℃上昇し、10℃となっていた

ゼリーはコンビニで購入した冷えた状態のものをセット。ゼリー飲料の温度は14℃だ

ゼリーはコンビニで購入した冷えた状態のものをセット。ゼリー飲料の温度は14℃だ

なお、記事の掲載は10月になってしまったが、実は、検証したのは真夏。外気温32℃の中を3時間、ガチで走って検証している。

この夏、検証のために長距離ライドをするのは、これが2回目。前回も気温35℃を超える中を約70km走り、暑さでぐったりしたので、正直気は進まないが、仕事なのでやるしかない!

写真ではわかりづらいが、走行中はさえぎるものがないのでボトルに直射日光ががんがん当たっている。アスファルトからの照り返しも相当だ

途中で、水分補給。ボトル上部と中間にシリコン製のパーツが装備されているので、すべりにくい。グローブをした手でも非常に持ちやすかった。なお、先端に向けて細くなるデザインは、取り出す際にフレームと接触しづらいように考慮された工夫だという

FFQ-600はワンタッチで開けられる仕様なので、グローブを装着したままでも片手で水分補給ができる(下の動画参照)。ストロータイプのボトルは、フタを開けた瞬間にストローの中に残っているドリンクが飛び散ってしまうことがあるが、FFQ-600は内圧を開放してからフタが開く構造とすることで飛び散りを低減

外気温32℃の中を3時間走行した後の、ボトル内の水温とゼリー飲料の温度変化を見てみよう。なお、ボトル内の水は途中で少し飲んだが、それほど量は減っていない。

木陰に入り、それぞれの温度を計ってみる!

木陰に入り、それぞれの温度を計ってみる!

プラスチック製ボトル内の水は、29℃に! 外気温(32℃)とあまり変わらない温度に上昇しており、もはや湯冷ましだ……

プラスチック製ボトルの温度上昇を見た後だと、さすがに32℃という外気温で検証したのは酷だったかも……と心配になったのだが、FFQ-600内の水温は12℃。スタート前から3℃しか温度が上がっていないではないか! 絶対、こっちの水を飲みたい!!

続いて、ゼリー飲料の温度を計測。普通のバッグに入れたほうは31℃まで上昇しており、正直、おいしくはない

続いて、ゼリー飲料の温度を計測。普通のバッグに入れたほうは31℃まで上昇しており、正直、おいしくはない

いっぽう、REM-001に収納したほうの温度は27℃。入れなかったものに比べるとだいぶマシだが、それでも生ぬるいことには変わりなかった

まとめ

熱中症対策として最初にあげられるのが水分補給。その際、冷えたドリンクを飲むことができれば、体を内側から冷やす効果も期待できる。今回、FFQ-600を使ってみて、保冷されることのありがたさを実感したのはもちろんだが、自転車用として開発されただけに、ボトルケージへのフィット感や補給しやすさに感心した。装着する、走行する、補給するといった動作の流れを少しも妨げられることがなかったのだ。保冷できるボトルは数々あるが、スポーツ飲料にも対応し、これだけ使いやすく、保冷力もバッチリで3,000円強(2018年10月15日時点の価格.comの最安価格)ならお買い得! 暑い時期にツーリングするなら、ひとつ用意しておくと快適になれそうだ。

そして、ゼリー飲料の保冷バッグ「REM-001」のほうは、今回の検証では劇的に冷たさがキープできるとはいかなかったが、普通のバッグに入れているよりは冷たい状態が保てた。いろいろなところに装着できるので、荷物少なめで移動したい時に役立ちそう。2,000円強(2018年10月15日時点の価格.comの最安価格)なので、試してみるのもアリかも!?

<この記事も役立つ!>
自転車で長距離ツーリングする際の熱中症やハンガーノック対策!

増谷茂樹

増谷茂樹

カメラなどのデジタル・ガジェットと、クルマ・バイク・自転車などの乗り物を中心に、雑誌やWebで記事を執筆。EVなど電気で動く乗り物が好き。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
関連記事
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る