新製品レポート
乗る人も乗せられる子どもも毎日ワクワクできるヤマハ「PAS」誕生

高い走行性能に遊び心をプラス! ディズニーデザインの子乗せ電動アシスト自転車「PAS Crew」


1993年に世界初の電動アシスト自転車「PAS」を発売したヤマハから、電動アシスト自転車では初となるディズニーデザインモデル「PAS Crew Disney edition」が登場。子乗せタイプのPAS Crew Disney editionは、“親子で自転車に乗る楽しさ”にこだわったモデルで、随所に遊び心を加えるとともに、少し遠くに出かけたくなるような走行性能を備えている。発表会で見た、PAS Crew Disney editionの魅力を紹介しよう。

プレミアム感あるディズニーデザイン

PAS Crew Disney editionの最大の特徴は、やはりディズニーデザイン。正直、ディズニーモデルの自転車を発表すると聞いた時には、ファンシーでかわいい仕上がりになるのではないかと思っていたのだが、実物を見てびっくり。男性でも抵抗のない上品なカラーリングで、実にクラシカル! そんな車体に、ミッキーマウスのモチーフが“隠れミッキー”的にポイントで差し込まれているのだ。フレームやグリップ、チャイルドシートなど、自転車に乗る人だけでなく、チャイルドシートに座っている子どもも目に入る個所に“隠れミッキー”を配置。“乗ってワクワク、毎日が楽しくなるPAS”を目指したと言うだけのことはある完成度だ。ラインアップは色違いの3車種。限定販売となる「Aレッド」は若干配色やグラフィックが異なるが、基本的なデザインは同じとなる。

標準カラーの「スノーホワイト」(右)と「ディープブラック」(左)のメーカー希望小売価格は15万8000円(税別)で、2019年2月14日発売予定

サイズは1,850(全長)×745×865(サドル高)×580(全幅)mmで、重量は34kg。標準カラーモデルの2車種は、バッテリーやフェンダー(泥除け)がフレームと同一カラーとされている

チェーンケースにプリントされたミッキーマウスのシルエットがもっとも大きいが、全体のデザインになじんでいるので強く主張はしてこない

自転車に乗ろうとサドルに座り、目線を落とすとフレームのトップ部にもさりげなくミッキーマウスが!

自転車に乗ろうとサドルに座り、目線を落とすとフレームのトップ部にもさりげなくミッキーマウスが!

グリップもミッキー柄! グリップエンドにも“隠れミッキー”があしらわれている

グリップもミッキー柄! グリップエンドにも“隠れミッキー”があしらわれている

よく見ると、ファンクションメーターにもミッキーマウスがいるではないか!

よく見ると、ファンクションメーターにもミッキーマウスがいるではないか!

チャイルドシートのバックルはキラリと光るミッキーマウス

チャイルドシートのバックルはキラリと光るミッキーマウス

そして、チャイルドシートに座っている子どもから見える位置、サドルの後方にもミッキーマウスが隠れている

そして、チャイルドシートに座っている子どもから見える位置、サドルの後方にもミッキーマウスが隠れている

ミッキーの90周年を記念した限定デザインの「Aレッド」は、車体全体でミッキーマウスを表しているという。たしかに、赤色、白色、黒色、黄色の配色はミッキーマウスと同じだ。メーカー希望小売価格は16万8000円(税別)で、2018年11月28日〜2019年2月28日に受注された台数のみの生産となる(納車は2019年2月14日から順次)

「Aレッド」のモデルはフレーム部のミッキーマウスがシルエットではなく、「蒸気船ウィリー」。プレミア感がある

ミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を記念した文言がバスケットのエンブレムに入っているのも「Aレッド」のモデルだけ!

ミッキーマウスのデザインとは関係ないが、バスケットもクラシカルな仕上がり。木目調のデザインだが樹脂製なので、変色もしないという

ちょっと遠出したくなる、こだわりの走行性能

本製品はデザインが大きなポイントではあるが、走行性能にもこだわりがある。近年の子乗せタイプはホイール径20インチの小径が主流だが、PAS Crew Disney editionはやや大型の24インチを採用。ヤマハは従来、子どもを乗せた際に重心位置が低くなることから20インチモデルを子乗せタイプの自転車のメインにしているが、本製品では少し遠くまで快適に移動できるように速度維持がしやすい24インチをあえて採用したという。ただし、ホイール径が大きくなってもサドルから後輪までが短く設計されているため、取り回しのよさはバツグン。またぐ部分のフレームも低いので、ロングスカートをはいた女性でも引っかかることなくまたげる。それでいて、体が大きめの男性でも窮屈さを感じないライディングポジションを実現。サドルから前輪までの距離を長めにし、幅が広めのハンドルを採用することで、男性でもゆったり乗れるようにしているのだ。PAS Crew Disney editionなら、ママとパパが快適に共有できるだろう。

前側が長いフレーム設計なので、足が長めの人でもラクなライディングポジションで乗ることができる

前側が長いフレーム設計なので、足が長めの人でもラクなライディングポジションで乗ることができる

フレームはPAS Crew独自設計。フレーム下部の水平に配置されたバーは、耐性や走行性に大きな効果を発揮しているという

またぐ部分が低いので、ロングスカートでも乗りやすい

またぐ部分が低いので、ロングスカートでも乗りやすい

重心の低さと速度維持のしやすさを両立できるように、24インチのホイールを採用

重心の低さと速度維持のしやすさを両立できるように、24インチのホイールを採用

リアホイールも24インチ。停止中でも変速できる内装式の3段ギアを装備している

リアホイールも24インチ。停止中でも変速できる内装式の3段ギアを装備している

アシストモードは、「強モード」「標準モード」「オートエコモードプラス」の3種類。最大60kmのアシスト走行が可能だ

バッテリー容量は25.5V/12.3Ahで、バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約3.5時間かかる

バッテリー容量は25.5V/12.3Ahで、バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約3.5時間かかる

フロントライトの点灯はファンクションメーターで行う。バッテリーから給電される方式となっている

フロントライトの点灯はファンクションメーターで行う。バッテリーから給電される方式となっている

テールライトは走行を検知すると自動で点灯する

テールライトは走行を検知すると自動で点灯する

チャイルドシートは、同社の「PAS Babby un」にも採用されている「ヘッドレス付カジュアルリアチャイルドシート」を標準装備。フロント側に別売のチャイルドシートを取り付ければ、幼児2人を同時に乗せることもできる。

リアチャイルドシートを標準装備。もちろん、子どもが成長して不要になったら取り外すことができる

リアチャイルドシートを標準装備。もちろん、子どもが成長して不要になったら取り外すことができる

5点式のシートベルトで子どもが振り落とされないように守ってくれる

5点式のシートベルトで子どもが振り落とされないように守ってくれる

あとから、フロントチャイルドシート(別売)を装着することも可能

あとから、フロントチャイルドシート(別売)を装着することも可能

チャイルドシートをフロントに装着した時に子どもがファンクションメーターを操作しないようにするロック機能も装備されている

乗り心地をチェック!

実際に試乗して乗りやすさを確かめてみよう! チャイルドシート15kgの人形を乗せて、走行してみた。

サドルに座って最初に感じたのは、子乗せタイプでありながらゆったりとしていること。ハンドルの幅が広めなので懐に余裕ができ、膝が窮屈に感じない

もっともアシスト力が弱い「オートエコモードプラス」でも、まったく足に負担は感じない。当初、人形の重さを知らずに乗っており、走行があまりにも軽いので1kgもないと思っていたのだが、あとから15kgも重さがあると聞いて驚いたほど軽々と走れた

電動アシスト機能が装備されているので走行がラクなのは当然ではあるが、ヤマハのアシストユニットはペダルを止めればアシストもゼロになるのがいい。「速度センサー」とペダルを踏む力を感知する「トルクセンサー」、ペダルの軸(クランク)の回転を感知する「クランク回転センサー」という3つのセンサーでアシスト制御することで、停止中にペダルに足を乗せた状態(トルクがかかった状態)ではアシストが作動しないようになっているのだ。実は、クランク回転センサーは他メーカーの子乗せタイプには搭載されていない。ゆえに、停止中にペダルを足に置いているとトルクを感知してしまい、前に進もうとする力は発生する。この状態でうっかりブレーキを離すと、意図せず走行してしまったり、走り出しで思った以上にアシストが効いてびっくりすることも。また、こぐのを止めたのにアシストが残っていて予想以上に自転車が進んでしまう場合もある。ヤマハの電動アシスト自転車のように、ペダルをこいだ時にアシストされるようになっているのは、安全性、走行性のどちらにおいてもメリットが高い。

こぐのを止めるとアシストがゼロになるので、狭いコースでのターンが非常にしやすかった

こぐのを止めるとアシストがゼロになるので、狭いコースでのターンが非常にしやすかった

増谷茂樹

増谷茂樹

カメラなどのデジタル・ガジェットと、クルマ・バイク・自転車などの乗り物を中心に、雑誌やWebで記事を執筆。EVなど電気で動く乗り物が好き。

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