人気アウトドアブランドから、連泊に対応する容量40〜65Lのトラベルバッグを厳選
夏の暑さがやわらぎ、キャンプや旅行の季節が到来。特にアウトドアを楽しむときに便利なのは、両手がふさがらない背負えるバッグだ。しかし連泊するとなると、それなりの容量も必要になってくる。
そこで今回は、アウトドアブランドのバッグやバックパックの中で、2泊3日程度のアウトドアレジャーや出張に対応する機能性抜群なトラベルバッグをピックアップした。
ザ・ノース・フェイスの「ローリングサンダー22インチ」は、汚れや水濡れに強い素材「1000デニールポリエステルTPEラミネート」を使用した、ホイール付きの小型キャリーバッグだ。
2泊3日に最適な22インチの重量は3440g。アルミ製シャーシは折りたたみ式だ
背面には「成形モールドパネル」を採用しており、ソフトな見た目でも耐久性は高く、重いキャンプ用品などの荷物を入れても型くずれせずスマートに収納できる。22インチのサイズは35(幅)×55(高さ)×25(奥行)cmで、容量は約40L。2泊3日の旅にはちょうどよい大きさだ。
サイドには、シューズを入れられるマチ付きジップポケットや、チケットや小物の収納に便利なヘッドポケットを装備しているほか、小物を吊り下げられる「デイジーチェーン」やデイパックなどを吊り下げられるストラップも付属。アウトドアブランドらしい細かい仕様で、旅をサポートしてくれる。
付属ストラップを使えば、持ち歩き用のデイバッグなどをサッと吊り下げられる
はもちろん、着替えを持ち歩きたいスポーツやジム通いなどにも使える2WAYタイプのバックパック。
サイズは60(幅)×26(高さ)×29(奥行)cm(ボストンバック時)。ボストンバックとして使用する際は、バックパック時の背面が底にあたる
バッグの前面には汚れに強くやわらかいPUレザーを採用し、背面には「1200デニールポリエステル」を使用しており、アウトドアでもガツガツ使える仕様だ。
背面にはショルダーハーネスを収納しており、シーンに応じてバックパックかボストンバッグとして使い分けられる。
トップ(バックパック時はサイド)には、サッと出し入れできるシューズポケットが搭載されているほか、ブランドロゴが大きく入ったフロント部分には、小物を収納できるファスナーポケットを装備。また、大きく開くことで荷物の出し入れがしやすい開口部は、トップ側を中心に開けられる作りとなっているので、バックパックとして使用した際にも使いやすいのが特徴だ。
バックパック時のトップには、靴をほかの荷物と分けて収納できるシューズポケットを搭載
スウェーデンの本格派アウトドアブランドとして、環境に配慮したギアが世界中のアウトドアフリークに人気のホグロフス。その豊富なバッグのラインアップの中でも、連泊のキャンプや旅行に便利なダッフルバッグが「ラバ 50リットル」だ。
耐久性が高いだけでなく、耐久撥水加工が施されているから水や汚れにも強い
筒型のメインコンパートメントは収納力抜群で、インナーにはファスナー付きドキュメントスペースも用意。大きな荷物と細かい小物をしっかりと分けて収納できる。
ボトム部分には耐久性のあるナイロン素材を使用したダブルレイヤーを採用しているほか、コーナー部分にはテープが施されているので、フライトの際に荷物を預けても安心なタフさが自慢だ。
また、取り外しや調整が可能なショルダーストラップを使えば、バックパックのように背負うことも可能。使用しないときには、小さく圧縮して専用バッグに収納できるため、帰宅時に荷物が増えることを想定したサブバックとして持ち歩いても便利だ。サイズは45(幅)×32(高さ)×32(奥行)cmで、50Lのほかに30Lと90Lがラインアップされる。
専用バッグに収納すればコンパクトに! 旅行用サブバッグとしても使える
ミステリーランチは、米軍特殊部隊にも採用されるなど、過酷な環境下でも活躍する機能性や背負い心地、耐久性を追求したバッグブランド。そんなミステリーランチの「ミッションローバー」は、たくさんの荷物をすっきりと収納できるバックパックスーツケースだ。
素材に「500デニール コーデュラ」を使用したタフな作りはミステリーランチならでは
サイズは33(幅)×56(高さ)×28(奥行)cmの43L。メインコンパートメントがスーツケースのようなクラムシェル型ジッパーで180°開き、それぞれに荷室を仕切るディバインダーが設けられているため、着替えや荷物の整理が簡単に行える。荷室を仕切るディバインダーにもメッシュポケットが搭載されており、ノートや書類などの小物類もきちんと収納可能だ。
また、正面上部には15インチまでのノートPCやタブレットが入る、クッション性のあるドキュメントスリーブが付くほか、ボトム部分には靴や洗濯物を入れられるシューズコンパートメント、正面にはオーガナイザー付きのポケットなど、荷物を効率的に収納できる作りに仕上がっている。
さらに、バックパックとしてだけでなく、手提げバッグ、ショルダーバッグと、3通りの使い方ができる3WAY仕様なので、旅行、キャンプ、出張とさまざまなシーンに対応するのも便利だ。
スーツケースのように、メインの荷室を端から端まで使用できるのが特徴
オスプレーは、機能性の高い登山用パックをはじめ、多様な目的に対応するモデルが世界中で愛用されているアメリカのアウトドアバッグメーカー。オスプレーの豊富なラインアップのなかでも、男性用トラベラーパックとして旅行やキャンプ、出張などに便利なのが「オゾンデュプレックス65 メンズ」だ。
それぞれ目的に応じた機能を持つバッグを、ひとつにまとめて使用可能
本モデルの最大の特徴は、正面にショルダーバッグとして使えるカーゴバッグを取り付けてひとつにまとめられること。ひとつにまとめたときのサイズは、35(幅)×54(高さ)×38(奥行)cmで、トータル容量は65L。旅行やキャンプ、出張に必要な荷物を2つのバッグに分けてたっぷりと収納できる。
デイパックは、カーゴバッグを取り付けていても使いやすい背面アクセスを採用。本体内部にはPCスリーブが、正面にはパッドで保護されたオーガナイザーポケットが付くほか、モノを出し入れしやすいサイドジッパーポケットなども備わっており、旅先で単体で持ち歩いても使いやすい仕様に仕上がっている。
カーゴバッグは、型崩れを防ぐフレーム構造を採用。上部とサイドにグラブハンドルが付き、着脱式のショルダーストラップを付ければ、ショルダーバッグとしても使用できる。バッグの厚みを調整できるサイドコンプレッションや、衣類などを固定できる内部コンプレッションが付いており、着替えなどのかさばる荷物をしっかりと固定して収納できる。
デイパックもカーゴパックもそれぞれがバッグ単体として有能なので、たとえば旅先ではデイパックだけを持ち歩き、カーゴパックには着替えを詰めてホテルやテントに残したり、飛行機移動の際にはデイパックだけを機内に持ち込んで、カーゴバッグだけを預けるなど、便利な使い分けが可能だ。
それぞれのバッグは機能性が高く、単体でも使用できて便利だ。写真右上がデイパックで右下がカーゴバッグ