レビュー

3つ穴が大正解! 手のひらサイズの「ソロたこ」でキャンプ飯の幅が広がった

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手のひらサイズの「ソロたこ」でキャンプ飯の幅が広がった

キャンプの醍醐味と言えばキャンプ飯です。特にひとりで過ごすソロキャンでは、食べたいものを自由に、思うがままに作れるので、キャンプ飯を楽しみにしているキャンパーも多いはず。かくいう筆者もさまざまなキャンプ飯にチャレンジしてきましたが、まだ試せていないのがたこ焼きでした。たこ焼き用のホットプレートは荷物がかさむし、電源確保も必要。また、作りすぎてしまう心配もあり、ハードルが高く感じていました。

そんなときに見つけたのがブッシュクラフトの「ソロたこ」でした。「ソロたこ」は3個のたこ焼きが作れるサイズ感で、ソロキャンにおあつらえ向き。

今回は実際にキャンプでたこ焼きを作りながら使用感をレポートします。たこ焼き以外に2種類のレシピにもチャレンジ!

ソロキャンでもたこ焼きは楽しめるのか!?

ソロキャンでもたこ焼きは楽しめるのか!?

ブッシュクラフト「ソロたこ」

手のひらサイズで持ち運びしやすい「ソロたこ」

ではさっそく「ソロたこ」がどんなものなのかレビューしていきます。ECで取り寄せたパッケージを開封すると、鋳鉄製の本体とハンドル、麻の収納袋が入っていました。収納袋にはたこ焼きのイラストがプリントされていて、オリジナリティ満点です。

愛らしいパッケージで開ける前からワクワク

愛らしいパッケージで開ける前からワクワク

本体とハンドルのほかに専用の収納袋も付いています

本体とハンドルのほかに専用の収納袋も付いています

組み立ては簡単でした。本体左右にある穴(どちらでもOK)にハンドルを差し込むだけ。ハンドルを持って本体を持ち上げられれば、セット完了です。

ハンドルを本体に食い込ませます

ハンドルを本体に食い込ませます

ハンドルが本体に引っ掛かって、持ち上げできれば準備OK

ハンドルが本体に引っ掛かって、持ち上げできれば準備OK

気になる大きさですが、なんと手のひらに収まるほどミニマム! このサイズ感は荷物を少なくしたいキャンパーにはうれしいポイントです。

本体サイズは約180(幅)×56(高さ)×30(奥行)mm。重さは本体とハンドルを合わせて約485g

本体サイズは約180(幅)×56(高さ)×30(奥行)mm。重さは本体とハンドルを合わせて約485g

「ソロたこ」は使用する前にシーズニングが必要

「ソロたこ」は鋳鉄製でサビやすいため、シーズニングが必要です。水張り・洗い・空焚き・油を塗るという前準備を自宅で先にやっておくとスムーズに使えますが、当日その場で行っても問題ありません。使い終えた後は汚れを水とタワシで洗い流し、強火で水気を飛ばし、油を全体に塗り保管するという使用後のメンテナンスをすると長持ちします。

使用前・使用後のメンテナンスも大事な作業

使用前・使用後のメンテナンスも大事な作業

実際に「ソロたこ」でたこ焼きを作ってみた!

では実際に「ソロたこ」を使って調理していきます。今回はスーパーなどで売っているたこ焼きセットを使って、手軽に作ります。生地は混ぜ合わせる必要があるので、前日に自宅で調理してタッパーに入れてくるとスムーズです。

火力源はシングルバーナーを使います。ソロキャンパーであれば持っている人も多いはず。コンパクトな「ソロたこ」は、シングルバーナーの五徳にも載るサイズ感です。

油を引き、メインとなるタコを入れていきます。タコは生地を返しやすいように、穴に対して30%程度のサイズになるようカットします。

一般的には生地を先に入れると思いますが、個人的には具材のカリカリ感がほしいため、具材を先に入れて少し焼きます。今回は五徳の上にバーナーパッドを敷いて、安定性向上と火力分散化を図っています

一般的には生地を先に入れると思いますが、個人的には具材のカリカリ感がほしいため、具材を先に入れて少し焼きます。今回は五徳の上にバーナーパッドを敷いて、安定性向上と火力分散化を図っています

次に揚げ玉・紅しょうが・小口ねぎを入れていきます。具材を入れすぎるとまとまりにくくなるので、2〜3種類までに留めるのがベター。

食感を生む揚げ玉を投入

食感を生む揚げ玉を投入

たこ焼きと相性がいい紅しょうがも忘れずに!

たこ焼きと相性がいい紅しょうがも忘れずに!

小口ねぎを入れて具材入れは終了

小口ねぎを入れて具材入れは終了

具材を入れ終えたら、生地を流し込みます。「ソロたこ」自体がコンパクトな作りなので、スプーンをオタマ代わりに使いました。生地を入れすぎるとひっくり返すのが難しくなるので、ほどほどに……。

生地を流し込みすぎると溢れるので、量に注意

生地を流し込みすぎると溢れるので、量に注意

生地がある程度固まってきたら、串を横から入れ焦げ具合をチェック。問題なければクルッと回していきます。外側の生地を中央に集めるようなイメージで返すとうまくできました(慣れるまで2〜3個失敗しました)。

串で固まってきた生地をひっくり返していきます

串で固まってきた生地をひっくり返していきます

シェラカップにたこ焼きを盛り、おたふくソースと青のりをかけたら“ソロキャンたこ焼き”の完成です。マヨネーズも合うと思うので、お好みで!

シェラカップに盛り付けて仕上げの青のりを振りかけます

シェラカップに盛り付けて仕上げの青のりを振りかけます

では実食といきます。まず感じたのは、抜群のカリカリ感。これは蓄熱性の高い鋳鉄が焼き上がりを均等にしているからだと思います。中の具材は香ばしく、熱々でおいしいです!

自分で作ったという特別感とキャンプで食べるという非日常感が相まって一瞬で完食してしまいました。下準備さえしておけば10分かからずに調理できて、とてもお手軽だと感じました。

自然の中で食べるたこ焼きは最高!

自然の中で食べるたこ焼きは最高!

ブッシュクラフト「ソロたこ」

たこ焼きだけじゃない! 「ソロたこ」でアレンジ料理にチャレンジ

「ソロたこ」はたこ焼き以外にもアレンジ料理が作れます。今回は2種類のレシピに挑戦してみました。

レシピ1:チヂミ

韓国料理の代表格であるチヂミもアレンジ品として調理できます。スーパーでチヂミセットを買うと簡単に作れました。

必要な材料を揃えて、たこ焼きと同じように生地を作ります。穴が半分くらい埋まる分量の生地を「ソロたこ」へと流し込みます。

生地は事前に混ぜ合わせておくと時短できます

生地は事前に混ぜ合わせておくと時短できます

次に小口にカットした青ネギ、玉ねぎ、豚肉を入れていきます。具材が大きすぎるとうまく返せないので、気持ち小さめにカットするのがコツ。具材を入れ終えたら、さらに生地を流し込みます。生地の固まり具合を見ながら端から串を入れ、たこ焼きと同様にクルッと返していきます。

小口にカットした具材を投入します

小口にカットした具材を投入します

具材を入れたらフタをするように生地を流し込みます

具材を入れたらフタをするように生地を流し込みます

焼き具合を確認しつつ、串で返していきます

焼き具合を確認しつつ、串で返していきます

いい具合の焼き具合になったら器へと移し、胡麻を振りかけて完成です! 専用のタレが付いていたので試してみましたが、おやつ風のチヂミといった印象でおいしいです。一般的な平面のチヂミより丸型のほうが食べやすく、キャンプ向きだと思いました。

一口サイズで食べやすい!

一口サイズで食べやすい!

レシピ2:ベビーカステラ

続いてはスイーツ枠でベビーカステラを作りました。ベビーカステラと言いつつも、ホットケーキと同じ材料で調理できるので簡単。

まずはホットケーキミックスや牛乳、玉子などを混ぜて作った生地を流し込みます。少し粘り気のある生地なので、固まるのが早いです。焦げないように様子を見つつ、串で返していきます。いい焼き加減になったら器へと移し、ハチミツをかけます。

油を引き生地を流し込みます

油を引き生地を流し込みます

ほどよく焦げ目がついたら串で返します

ほどよく焦げ目がついたら串で返します

ハチミツをかけて甘みをプラス!

ハチミツをかけて甘みをプラス!

最後にグラニュー糖を振りかけて完成です。一口サイズのホットケーキといった感じでとてもおいしいです。テント設営後の一息つくタイミングなどで、コーヒーと一緒に味わうのもよさそう!

「ソロたこ」ならスイーツも簡単に作れちゃいます!

「ソロたこ」ならスイーツも簡単に作れちゃいます!

【まとめ】「ソロたこ」で手軽にいろんなキャンプ飯を作ろう

実際に「ソロたこ」を使い3種類の料理を試してみましたが、控えめに言っても最高です。たこ焼きだけでなくチヂミやベビーカステラなど、一品料理からデザートまで作れる汎用性の高さを感じました。アイデア次第でほかにもいろいろ作れそう。

「ソロたこ」は3つ穴仕様なので、1回作るだけでは満腹にならず、いろんなキャンプ飯を楽しめます。1つ持っていればソロキャンパーのレシピの幅が広がるはず。またグルキャンでは2つ使いで、料理を作り合うのも楽しそう。コンパクトで持ち運びもしやすく、メンテナンスも楽なので、ぜひ一度試してみてほしいです。

1つあればいろいろな料理が楽しめる「ソロたこ」

1つあればいろいろな料理が楽しめる「ソロたこ」

写真/坂下丈洋(BYTHEWAY)

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小林知典
Writer
小林知典
雑誌やWEBマガジン、カタログを中心に活動するスタイリスト。ファッション以外にもアウトドアやカルチャーなど守備範囲は広く、本業と並行して執筆も行う。機能美を追求したモノ作りに興味が止まず、気になるモノはとことん試す性分。
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金原望弥(編集部)
Editor
金原望弥(編集部)
大学卒業後、出版社にて月刊誌の編集に従事。その後、カカクコムに入社し、ファッションメディア「TASCLAP」を経て、「価格.comマガジン」へ。腕時計やアウトドアを担当するZ世代エディターです。
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