2017年4月18日、キングジムより、専用のマスキングテープやフィルムテープに文字や絵文字を印刷して手軽にラベルが作れる「テーププリンター“こはる”MP20」が発表されました。発売日は、5月19日を予定。ここでは、前モデル「マスキングテーププリンター“こはる” MP10」(以下、MP10)からいくつかの進化を遂げた「テーププリンター“こはる”MP20」の魅力に迫ります。
「テーププリンター“こはる”MP20」(右)と、「“こはる”専用フィルムテープ」(左)。「テーププリンター“こはる”MP20」のサイズは、約107(幅)×42(奥行)×97(高さ)mmで、重量は約201g
「テーププリンター“こはる”MP20」は、本体に搭載されたキーボードで、好きな文字や絵文字を打ち込み、プリントボタンを押すだけでラベルが作成できる小型プリンター。オリジナルの新フォント「スリム」と「スイート」を含めた全7種類のフォントと、 396種類の記号・絵文字、 36種類のフレームを組み合わせ、ギフトラッピングや小物へのラベリングなどに使用できます。
フォントと絵文字の種類一覧。フォントや絵文字、フレームには、本体のデザインに合わせて、北欧風のモチーフも取り入れました
前モデル「MP10」から大きく変わった点のひとつが、家をモチーフにした本体のデザイン。インテリアや雑貨の世界で人気が高い北欧風デザインを採用し、煙突に見立てた「カットボタンや」、窓の形のモノクロ液晶画面など、細部にまでこだわっています。
本体正面に、キーボードや液晶画面を搭載。左下のドアの形をした電源ボタンが、ドアノブまで再現していてかわいい!
背面には、内部が見える格子窓を設置。覗くとテープの残量がわかります
もうひとつの進化ポイントは、縦書きプリントへの対応と、「カットボタン」を搭載したこと。横書き印刷しかできなかった「MP10」と異なり、印刷の向きを縦/横に切り替えられるため、アルバムやファイルの背表紙に貼るラベルも作れます。また、価格.comの「MP10」のユーザーレビューでも指摘がありましたが、ついに「カットボタン」を搭載。「MP10」は印刷されて出てきたテープを手でちぎるしかなかったのですが、“煙突”型の「カットボタン」をワンプッシュすれば簡単にきれいにテープがカットできます。
「テーププリンター“こはる”MP20」の発売と同時に、「“こはる”専用フィルムテープ」も発売されます。同テープは、水はねを気にせず使えるため、キッチン用品のラベリングやお弁当箱の名札付けにも便利とのこと。なお、印刷は感熱式のため高温に弱く、ラベルを付けたお弁当箱などを食器洗い機で洗うのはNG。ラインアップは、「MP10」でも採用されたテープ幅11mmが3種類、新登場のテープ幅15mmが3種類の6種類で、市場想定価格は、各410円(税込)。同製品は「MP10」や同社の「スケジュールシールプリンター“ひより”」にも対応します。
今回の発表会では、キングジムの新しい女子文具ブランド「HITOTOKI(ひととき)」の立ち上げも発表されました。「HITOTOKI」は、“日々をたのしむ”がテーマ。手帳や収納用品などに工夫やデコレーションというひと手間を加えることで、暮らしを少し豊かにする文房具をこれから続々とリリースしていくとのこと。そう、実は「テーププリンター“こはる”MP20」は同ブランドの新製品第1弾なのです。確かに、インテリアの一部としてユーザーに寄り添うデザイン性の高さと、ユーザーのさまざまな用途に応える使い勝手のよさをあわせ持つ同製品は、日々の暮らしをちょっぴり楽しくしてくれることでしょう。ちなみに、「MP10」で使われていた既存の専用マスキングテープに対応しているのもうれしいところですね。
ロゴには「人と時」「日々と時」の意味が込められているそうです
「HITOTOKI」ブランドの7アイテム。ラインアップは、コンパクトに持ち運べるマスキングテープ「KITTA」(上段左から2番目)、シールやマスキングテープを整理・収納できる専用ファイル「オトナのシールコレクション」(上段右から2番目)、マスキングテープを切り貼りしてオリジナルシールが作れる「マスリエ」(上段右端)、日々の出来事を気軽に記録できるノリ付きメモ「暮らしのキロク」(下段左端)、ラベルライター「ガーリー『テプラ』」(下段中央)、手帳に特化した「スケジュールシールプリンター“ひより”」(下段右端)。「テーププリンター“こはる”MP20」以外の6アイテムは既存製品で、同ブランドに統合されます
「テーププリンター“こはる”MP20」(以下“こはる”)の記者発表会の最後に、ワークショップが開催されました。“こはる”を使って母の日に送る感謝カードを作ると言うので、35歳男性の筆者が女性記者に囲まれながら体験してきました。
こちらがお手本。さすがに郵送できなさそうだから、手渡しですかね。でもオシャレ
ここから植物を選んで、ポストカードに貼り付けるようです。筆者には難易度が高すぎる!
こちらが筆者が作ったもの。なんか植物のチョイスが微妙で、自分のセンスのなさに、あとでひっそりと泣きました。お母さん、喜んでくれるかな……。でも、“こはる”、ありがとう!
月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。