イベントレポート
ニコン「D850」と「D5」を使ってヘリコプターからの空撮に挑戦

東京の絶景を切り取る! ニコンの大人気ヘリコプター空撮ツアーに行ってきた

お台場方面から東京タワーを目指す夜の部

昼の部が無事に終了してから2時間も待たず、今度は東京タワーを中心にコースが設定されている空撮ツアー 夜の部が開始。昼の部と同じ浦安ヘリポートが集合場所となっており、集合時間は17時と事前にアナウンスされていたが、こちらも集合時間の1時間以上前から続々と参加者が会場入りするなど、昼の部のメンバーに負けないくらい気合が入っている様子だった。

昼の部同様、オリエンテーションの前半は座学が実施された。機材選びのポイントやヘリコプター内での撮影方法などの解説については昼の部とほぼ共通の内容だったいっぽうで、撮影テクニックのレクチャー部分はシチュエーションが夜景になったこともあり、大きく異なっていた。

縦位置で撮影する場合は、シャッターが下になるように持つと脇を締めることができてぶれにくいという

縦位置で撮影する場合は、シャッターが下になるように持つと脇を締めることができてぶれにくいという

昼の部では背景が流れるのをできるだけ避けるため、シャッタースピード優先モードでシャッター速度を1/800秒以上に設定してとにかくシャッター速度を稼ぐ方向だったが、夜の部では、最初は撮影モードをマニュアルに、シャッター速度を1/125秒以上に、ISO感度6400〜12800で設定しようというレクチャーがなされた。撮影モードがマニュアルとなっているのは、暗い環境でシャッターが切れないという状況を避け、夜景の明るさに応じて露出を適宜コントロールできるようにするためだという。また、構図についても、「メインの被写体と被る後ろ側の背景についても注意したほうがいい」(加藤先生)とアドバイスを送っていた。

夜景を空撮する際のおすすめのカメラ設定。休日の都心の場合、エリアによってはビルの明かりが少ないといったことがあるそうで、そういった場所を撮影する際は適宜露出を変更するようにというレクチャーもあった

被写体に被る背景について解説。左側の写真は、メイン被写体の東京スカイツリーの先端部分に明るい建造物が被っているためNGとなったそうだ

座学が終わった後は、実際のヘリコプターを使った搭乗方法のレクチャーなどが昼の部同様に行われた。夜の部では筆者も参加者と同じヘリコプターの後部座に乗って取材する機会を得たため、筆者も参加者に混じってレクチャーを受けさせていただいた。

筆者も他の参加者同様、ヘリコプター後部座席から撮影する際の注意点などをレクチャーしていただいた

筆者も他の参加者同様、ヘリコプター後部座席から撮影する際の注意点などをレクチャーしていただいた

ヘリコプター搭乗訓練の合間に熱心に質問をする参加者

ヘリコプター搭乗訓練の合間に熱心に質問をする参加者

ヘリコプターに乗っていざ東京タワーへ

ヘリコプターに乗っていざ東京タワーへ

夜の部は、他の参加者と同じ後部座席に登場して撮影させていただいた

夜の部は、他の参加者と同じ後部座席に登場して撮影させていただいた

加藤先生の指導のもと、試し撮影したデータをモニターで確認しながら露出を調整していく

加藤先生の指導のもと、試し撮影したデータをモニターで確認しながら露出を調整していく

午前中にヘリコプターに乗っていたこともあり、ある程度心の余裕はできていたつもりだったのだが、明るい昼間の撮影とはやはりぜんぜん違っていた。東京タワーを目指し、真っ暗な海上を飛んでいるというちょっとした恐怖感と、上昇しながら目の前に徐々に広がってくる東京の夜景に心にグッとくるものがあった。窓を開けて撮影がスタートしたころには、アドレナリン出まくりのようなかなり大興奮の状態だった。

加藤先生から、とにかくシャッターを切り続けようというアドバイスがあり、筆者も夢中でシャッターを切ったが、周囲が暗いこともあり、明るい昼の部に比べて自分がいまどのあたりを飛んでいるかというのがわかりにくく、ヘリコプターの動きを先読みしながら構図を決めて撮影するというのがかなり難しかった。ブレについてもシャッタースピードがやはり稼ぎにくく、撮影した写真の中でも点光源が流れているものが多かった印象だ。

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、60mm、F3.2、1/125秒、ISO12800、WB:オート

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、60mm、F3.2、1/125秒、ISO12800、WB:オート
撮影写真(5568×3712、14.1MB)

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、70mm、F3.5、1/125秒、ISO12800、WB:オート、露出:-0.3EV

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、70mm、F3.5、1/125秒、ISO12800、WB:オート 露出:-0.3EV
撮影写真(5568×3712、14.3MB)

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、24mm、F3.5、1/125秒、ISO12800、WB:オート 露出:-0.3EV

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、24mm、F3.5、1/125秒、ISO12800、WB:オート 露出:-0.3EV
撮影写真(5568×3712、13.9MB)

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、48mm、F2.8、1/125秒、ISO12800、WB:オート 露出:-0.3EV

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、48mm、F2.8、1/125秒、ISO12800、WB:オート 露出:-0.3EV
撮影写真(3712×5568、13.2MB)

夜の部も最後に参加者の撮影した作品を使った講評会が行われた。日没直後のマジックアワーのタイミングに撮影を行った参加者は、富士山を絡めた作品を披露。加藤先生も、「天候や日時といったタイミングがうまく重ならないとこういった作品は撮れない。お見事です」と驚いていた。このほかにも、レインボーブリッジを絡めた作品では、「車のテールランプが見える位置から撮影すると赤いライトが映えて幻想的に見える」など、自身の撮影体験などを交えながら、参加者それぞれの作品に対して的確なアドバイスを送っていた。

フライト終了後、講評会に向けて熱心に作品選びをする参加者たち

フライト終了後、講評会に向けて熱心に作品選びをする参加者たち

全員のフライトが終了し、フォトツアー最後の講評会がスタート

全員のフライトが終了し、フォトツアー最後の講評会がスタート

ちょうどマジックアワーのタイミングにあたった夜の部の初回フライトで撮影した作品。タイミングを狙ってヘリコプターを飛ばす時間を計画しても天候に左右されることあり、なかなかこういった絶妙なタイミングには出会えないという

夜の部の講評会も無事に終わり、ニッコールレンズフォトツアーのヘリコプターから撮影できる空撮ツアーの幕は閉じた。

今回、丸1日かけて行われた空撮ツアーに同行取材させていただいたが、募集をするたびに毎回応募者が殺到するほどの人気というのも大いにうなずけた。約15分という短いフライトで、参加者の顔がツアー前の硬い表情から満面の笑顔になっていたが本当に印象的で、新しい楽しみを提案するというニッコールレンズフォトツアーがもつパワーを改めて感じさせていただいた。

残念ながら、今回のニッコールレンズフォトツアーの募集はすでに終了してしまっているが、ニコンイメージングジャパンの担当者によると、現時点で次のニッコールレンズフォトツアーの開催については決まっていないが、ユーザーの反響が大きければぜひ続けていきたいという。ユーザーがこれだけ大満足できるフォトツアーというのはなかなかないので、ニコンイメージングジャパンには、今後の開催に向けてぜひがんばって欲しいところだ。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン「動画」まとめページ
ページトップへ戻る