新製品レポート
高画素モデルとオールラウンドモデルの2種類。9月下旬から発売開始!

ニコンフルサイズミラーレス「Z7」「Z6」発表!2機種のスペックや新レンズを徹底解説

7月に開発発表が行われたニコンの新型フルサイズミラーレス。特設サイトでのチラ見せなどもあり、価格.comでも正式発表前から大きな盛り上がりをみせていたが、本日2018年8月23日、東京都内で行われたワールドプレミアで、その詳細がついに明らかとなった。

Nikon Zシリーズ

新型フルサイズミラーレスのブランド名は「Z」(以下、Zシリーズ)。“新次元の光学性能の実現”を掲げて開発されたまったく新しいマウントシステム「Zマウント」を採用したのが最大の特徴だ。

Zシリーズ

ボディは撮像素子の異なる「Nikon Z7」と「Nikon Z6」の2種類で、「Z7」は有効画素数4575万画素の裏面照射型CMOSセンサー採用の高画素モデル、「Z6」は有効画素数2450万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用したオールラウンドモデルという位置付け。「Zマウント」に対応した最新レンズ「NIKKOR Z」3本や、既存のFマウントレンズに対応した「マウントアダプター FTZ」も発売に合わせて投入される。

Nikon Z7

Nikon Z7

Nikon Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

Nikon Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

「Z7」「Z6」ともにボディ単体のほか、「マウントアダプター FTZ」をセットにしたFTZ マウントアダプターキット、F4通しの標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」をセットにした24-70 レンズキット、マウントアダプターとF4通しの標準ズームレンズをセットにした24-70+FTZ マウントアダプターキットをラインアップ。発売日は、「Z7」が9月下旬、「Z6」が11月下旬だ。

ここでは、新しいマウントシステム「Zマウント」の詳細、「Z7」「Z6」それぞれのスペックの違い、最新レンズ「NIKKOR Z」の特徴などを詳しく紹介していこう。

なお、新製品発表会の模様や「Z7」の撮って出し画像については新製品レポート「「Z7」の撮って出し画像も掲載! ニコンのフルサイズミラーレス「Zシリーズ」発表会レポート」をご覧いただきたい。

【目次】
Fマウントの制約を解き放つ新開発の「Zマウント」
有効画素数4575万画素の「Z7」と、有効画素数2450万画素の「Z6」
「D850」同等の防塵・防滴を確保しつつ、約26%の軽量化を実現したボディ
全20種類のクリエイティブピクチャーコントロールなど、撮影機能も大幅に拡充
年内投入のレンズは全3本。F値0.95を実現した“Noct”も来年投入
「Z7」「Z6」NIKKOR Zレンズ スペック表


■Nikon Z7ラインアップ
・ボディ単体(9月下旬発売、市場想定価格44万円前後)
・FTZ マウントアダプターキット(9月下旬発売)
・24-70 レンズキット(9月下旬発売)
・24-70+FTZ マウントアダプターキット(9月下旬発売)

■Nikon Z6ラインアップ
・ボディ単体(11月下旬発売、市場想定価格25万円前後)
・FTZ マウントアダプターキット(11月下旬発売)
・24-70 レンズキット(11月下旬発売)
・24-70+FTZ マウントアダプターキット(11月下旬発売)

■NIKKOR Z・マウントアダプターラインアップ
・NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(9月下旬発売、税別136,500円)
・NIKKOR Z 35mm f/1.8 S(9月下旬発売、税別114,000円)
・NIKKOR Z 50mm f/1.8 S(10月下旬発売、税別83,500円)
・マウントアダプター FTZ(9月下旬発売、税別36,500円)

Fマウントの制約を解き放つ新開発の「Zマウント」。レンズの設計自由度が飛躍的に向上

Zシリーズの掲げる“新次元の光学性能の実現”とミラーレスならではのコンパクトさ。この両方を実現するために新たに開発されたのが、Zシリーズの最大のトピックである“Zマウント”だ。

1959年に誕生した「ニコンF」から現在に至るまで、ニコンの一眼レフカメラは一貫してFマウントが採用されている。フィルム時代を含めた豊富な交換レンズ群を最新のデジタル一眼レフカメラにも取り付けられるというのは、半世紀以上にわたって一貫してFマウントを採用してきたニコンならではの大きなアドバンテージだった。いっぽうで、Fマウントは半世紀以上前に設計された47mmというマウント径がゆえに、光学設計的な制約から明るい大口径レンズの開発が難しいという問題も抱えていた。

そこで今回新たに開発されたZマウントでは、マウント径47mmのFマウントとの互換性を確保しつつ、Fマウントでは実現できなかった明るい大口径のレンズの開発ができるように、フルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラでもっとも大きな55mmのマウント径を確保。現行のFマウントレンズでは最小F値1.2までが限界だったが、Zマウントでは最小F値0.95のレンズも実現できるようになるなど、レンズ設計の自由度が飛躍的に向上したという。

新開発のZマウント。マウント径は55mm。電子接点の数も増え、次世代の高速通信にもしっかり対応できるようになっているという

新開発のZマウント。マウント径は55mm。電子接点の数も増え、次世代の高速通信にもしっかり対応できるようになっているという

また、マウントシステムを語る上で、本体の奥行きやレンズ設計の自由度を左右するフランジバックの長さも外せない要素だ。一般的にフランジバックを短くすれば、本体を薄くでき、光学補正に有利なレンズやフォーカスアクチュエーターを撮像面近くに配置することができるため、レンズ設計の自由度も高まる。しかし、短すぎるとメカニカルシャッターなどのカメラ機構の設計が難しくなるという難点もある。Zマウントでは、レンズ設計の自由度を犠牲にすることなく、カメラ機構の動作精度や信頼性をしっかりと担保して盛り込める限界の厚みを考慮した結果、16mmというフランジバックの長さが決まったという。

ZシリーズとDシリーズの断面模型

ZシリーズとDシリーズの断面模型。ZマウントとFマウントでフランジバックの長さが大きく異なることがお分かりいただけるだろう

さらに、マウント内径の大口径化と16mmというショートフランジバックの恩恵は、レンズ設計の自由度の向上だけでなく、センサーの周辺光量確保にも寄与しているという。もちろん、マウントシステムの変更はカメラやレンズに新たな投資が必要になるなどデメリットもあるが、ここまで紹介してきた数々のメリットを考えると、かなり将来性に期待が持てるマウントシステムといえそうだ。

有効画素数4575万画素の「Z7」と、有効画素数2450万画素の「Z6」。「Z7」はローパスレス仕様

ここからは、新型フルサイズミラーレス「Z7」と「Z6」について詳しく見ていこう。

先述したように、今回発表された「Z7」と「Z6」は、それぞれ高画素モデル、オールラウンドモデルという位置付けとなっている。両機種の大きな違いは撮像素子で、「Z7」は有効画素数4575万画素の裏面照射型CMOSセンサー、「Z6」は有効画素数2450万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。「Z7」はローパスフィルターレス仕様だ。常用ISO感度は「Z7」がISO 64〜25600、「Z6」がISO 100〜51200。拡張設定でも、「Z7」がHi2でISO 102400相当なのに対し、「Z6」はHi2でISO 204800相当となっているなど、上限が一段上に設定されている。

また、ニコンFXフォーマットとして初めて像面位相差AFを搭載したのも見逃せない。AF画素は撮像素子全面に配置することで、AF性能と画質の両方を確保するようにしたという。AFシステムは、コントラストAFと像面位相差AFを組み合わせた新開発のハイブリッドAFで、AFポイント数は「Z7」が493点、「Z6」が273点だ。AFカバー範囲は、両機種とも撮像素子に対して水平垂直約90%をカバー。「D850」が水平約55%のカバー率だったことを考えるとかなりの進歩といえるだろう。

※変更履歴(2018年8月28日)
初出では「Z6」をローパスフィルターレス仕様と記載しておりましたが、正しくはローパスフィルターを搭載しています。お詫びして訂正いたします。

Zシリーズで採用されているフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー

Zシリーズで採用されているフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー

さらに、イメージセンサーシフト式のボディ内手ブレ補正を同社のレンズ交換式カメラとして初めて搭載したのも大きな特徴だ。Yaw、Pitch、Rollの5軸補正で、補正効果は約5段分となっている。なお、VRレンズと組み合わせた際は、レンズとボディがシンクロして補正する形となっているが、補正効果はレンズ側の性能に依存するという。

ニコンのレンズ交換式カメラとしてはじめてボディ内手ブレ補正を搭載

ニコンのレンズ交換式カメラとしてはじめてボディ内手ブレ補正を搭載

画像処理エンジンは、最新の「EXPEED 6」を搭載。処理性能が向上したことで、後述するさまざまな機能が追加されている。このほか、「Z7」と「Z6」は撮像素子の違いにより、高速連続撮影の仕様にも違いがある。「Z7」は12bit RAWの高速連続撮(拡張)設定で秒間最高9コマ、「Z6」は同じ設定で秒間最高12コマの撮影が可能となっている。

Zシリーズ用に新開発された画像処理エンジン「EXPEED 6」

Zシリーズ用に新開発された画像処理エンジン「EXPEED 6」

「D850」同等の防塵・防滴を確保しつつ、約26%の軽量化を実現。見やすさにこだわったEVFに注目

「Z7」と「Z6」は、撮像素子による撮影機能の違いこそあるものの、ボディはロゴが異なる以外はまったく同一のものが使われている。

まったく同じボディ構造を採用する「Z7」と「Z6」

まったく同じボディ構造を採用する「Z7」と「Z6」

シボ加工が施された深いグリップ形状や赤いワンポイントデザイン、シャッターボタン周りに配置した電源ボタンや右肩部に配置された表示パネルなど、これまでの同社のデジタル一眼レフカメラのDNAをしっかりと受け継ぎつつ、全体的にコンパクトにまとめたデザインだ。フロントから見ると、55mmの大きなマウント径をコンパクトなボディにがんばって収めている様子があらためて伺える。

Zシリーズの分解模型。薄型ボディにシャッターユニットなどの機構をしっかりと収めている

Zシリーズの分解模型。薄型ボディにシャッターユニットなどの機構をしっかりと収めている

本体サイズは約134(幅)×100.5(高さ)×67.5(高さ)mm、重量は約675g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)。ボディの前後とトップカバーにマグネシウム合金を使用することで、コンパクトな筐体ながら高い剛性と耐久性を確保している。また、各種接合部にシーリングを実施することで、「D850」同等の防塵・防滴性能を実現できているという。「D850」よりも大きなマウント径となったにもかかわらず、「D850」と同等の性能を担保しながら「D850」に比べて約26%の軽量化を実現しているというのだから驚きだ。

軽量かつ高い剛性を誇るマグネシウム合金を採用

軽量かつ高い剛性を誇るマグネシウム合金を採用

シーリングをしっかりと施し、「D850」と同等の防塵・防滴性能を確保した

シーリングをしっかりと施し、「D850」と同等の防塵・防滴性能を確保した

電子ビューファインダー(EVF)は、Quad VGA(約369万ドット)の有機ELパネルを採用。視野率は約100%、ファインダー倍率は約0.8、対角視野角は約37°だ(フレームレートは非公表)。ファインダー内の光の反射やゆがみを抑え、画面周辺部までクリアではっきりと見えるように、有機ELパネル前面に設けられた光学系にガラス非球面レンズ、高屈折率樹脂、反射防止コーティングを用いるなど、光学メーカーならではの高品質な電子ビューファインダーに仕上がっている。ライブビュー時に撮影設定を反映しない機能など、デジタル一眼レフユーザーに配慮したモードも用意されているのもうれしいポイントだ。

有機ELパネルだけでなく、その前面に配置された光学設計にまでこだわった液晶ビューファインダー

有機ELパネルだけでなく、その前面に配置された光学設計にまでこだわった液晶ビューファインダー

写真左がZシリーズの電子ビューファインダーの見え方、右が他社の電子ビューファインダーの見え方。Zシリーズの電子ビューファインダーは細部までくっきり表示されていることがわかる
「Z7」で撮影したオリジナル画像(8256×5504、19.1MB)

背面モニターは、約210万ドットのチルト式3.2型タッチパネル液晶モニターを採用。フルサイズミラーレスでこのサイズの液晶モニターを搭載したのは、「Z7」「Z6」が初だ。さらに、ボディ右肩部には、同社デジタル一眼レフカメラ中級機以上ではおなじみとなっている表示パネルも搭載されている。

背面モニターはチルト可動式。可動できる範囲は「D850」とほぼ同じだ

背面モニターはチルト可動式。可動できる範囲は「D850」とほぼ同じだ

Zシリーズの本体上部デザイン

本体上部。EVFの右側に配置されたモノクロ表示パネルでは、ISO感度やシャッタースピード、バッテリー残量などを確認できる

操作性に関わるボタン配置については、既存の同社デジタル一眼レフカメラユーザーでも迷わないように配慮しつつ、EVFを覗きながら片手で操作できるように使用頻度の高いISOや露出補正ボタンなどはシャッターボタン周辺に、再生や削除ボタンは背面左上にレイアウトした。

Zシリーズの背面。再生機能にからむボタン以外は、片手で操作できるように右側に配置されている

Zシリーズの背面。再生機能にからむボタン以外は、片手で操作できるように右側に配置されている

対応メモリーカードは、カメラ性能を最大限引き出すために、ハイエンド機同様にXQDカードを採用。右側面に設けられたメモリーカードスロットは、シングルスロット仕様となる。ちなみに、同社からニコンブランドを冠した純正のXQDカード(64GB/120GBの2モデル、ともにリード440MB/s、ライト400MB/s)が投入される予定だ。

右側面に設けられたXQDカードスロット

右側面に設けられたXQDカードスロット

付属のバッテリーは最新の「EN-EL15b」で、こちらを組み合わせることでUSB経由での本体充電も可能となっている。なお、これまでの同社一眼レフカメラで採用されてきたEN-EL15系バッテリーと互換はあるが、それらではUSB経由での本体充電はできない。バッテリー性能は、「Z7」なら静止画最大約330コマ・動画約85分、「Z6」なら静止画最大310コマ・動画約85分だ。

付属バッテリーは最新の「EN-EL15b」

付属バッテリーは最新の「EN-EL15b」

バッテリーはグリップ部に納める形だ

バッテリーはグリップ部に納める形だ

開発中の「バッテリーパック MB-N10」

開発中の「バッテリーパック MB-N10」。「EN-EL15b」を2個内蔵できるようになっており、バッテリー駆動時間を最大約1.8倍に拡張できるという

全20種類のクリエイティブピクチャーコントロールなど、撮影機能も大幅に拡充!

「Z7」「Z6」は、処理性能が向上した最新の画像処理エンジン「EXPEED 6」が搭載されたことで、静止画・動画撮影機能も大幅に拡充されている。

静止画関連では特に「クリエイティブピクチャーコントロール」に注目だ。これまでの同社デジタル一眼レフカメラにも、オート、スタンダード、ニュートラル、ビビッド、モノクローム、ポートレート、風景といった目的に合わせた画づくりを簡単にできる「ピクチャーコントロール」という機能があったが、今回はさらに追加で「クリエイティブピクチャーコントロール」という機能が加わった。新機能では、ドリーム、モーニング、ポップ、サンデー、ソンバー、ドラマ、サイレンス、ブリーチ、メランコリック、ピュア、デニム、トイ、セピア、ブルー、レッド、ピンク、チャコール、グラファイト、バイナリー、カーボンという全20種類の項目が新たに追加された。画づくりの効果を電子ビューファインダーを通してリアルタムで確認できるミラーレスならではの新機能といえそうだ。

また、シャープネスを調整する機能に「ミドルレンジシャープ」が追加されたのも面白い。これまでの「輪郭強調」と「明瞭度」の中間のカバー範囲に対してシャーネスをかけられるというもので、「輪郭強調」や「明瞭度」では調整が難しかった部分にまでしっかりとシャープネスをかけられるようになっている。

動画撮影は、120pまでのフルHD動画撮影に加え、4K UHD/30p動画撮影にもしっかりと対応を果たしている。4K UHD動画撮影は「D850」と同じFXベースフルフレームを使用する形、フルHD/120p動画(音声付きは100p)は、「Z7」がDXベース、「Z6」はFXベースフルフレームを使用する形となる。

また、4K UHD動画撮影時は、「アクティブD-ライティング」や電子手ブレ補正、フォーカスピーキングなども使用可能。HDMI出力時のタイムコード出力やN-Logにも対応している。こういったプロフェッショナルな用途でも使える機能が搭載されたのは大歓迎だ。

年内投入のレンズは全3本。F値0.95を実現した“Noct”も来年投入

今回、新開発のZマウントを採用した「Z7」「Z6」の発売にあわせ、Zマウントに対応する新しいレンズ群「NIKKOR Z」が新たに投入される。年内に登場するのは、「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」の3本だ。

いずれも、これまでのNIKKORレンズを超える画像周辺部までの高い解像力と、動画撮影に配慮した設計がなされているのが大きな特徴。特に動画撮影に配慮した設計という部分では、ピントをあわせた際に画角が変化するフォーカスブリージングが発生するのを抑制する光学設計を採用したり、AFや絞り、コントロールリングの駆動音を静音化して滑らかに動作するようにするなど、かなりこだわっているという。

ちなみに、「NIKKOR Z」では、高い光学性能を有した最上級の製品ラインに「S-Line」という名称を新たに設け、筐体に専用バッチを付与するのだが、今回発表された3本はいずれもS-Lineを冠した製品となっている。なお、S-Lineレンズは、デフォルトでナノクリスタルコーティングが採用されているため、Fマウントレンズのようなナノクリスタルコーティング採用を示すバッチは付与されないとのことだ。

S-Line 「S-Line」のロゴはレンズ筐体にデザインされる

「S-Line」のロゴはレンズ筐体にデザインされる

キットレンズにもなっている「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」は、F4通しのコンパクトな標準ズームレンズだ。レンズ構成は、EDレンズ1枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚を含む11群14枚。沈胴機構によるコンパクトな本体と0.3mの最短撮影距離による機動性の高さが大きな魅力だ。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」

沈胴機構を採用することで、収納時は88.5mmのコンパクトサイズを実現

沈胴機構を採用することで、収納時は88.5mmのコンパクトサイズを実現

「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」は、焦点距離35mm、開放F値1.8の単焦点レンズだ。レンズ構成は、EDレンズ2枚、非球面レンズ3枚を含む9群11枚。2つのAF用駆動ユニットを用いたマルチフォーカス方式により、AFの高精度化と静音化を実現しており、快適な動画撮影を追求して開発されたコントロールリングとあわせて、静止画だけでなく動画撮影にも威力を発揮する1本となっている。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

焦点距離35mm・開放F値1.8の単焦点レンズ「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」

「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」は、大口径レンズならではの自然なボケを楽しめる焦点距離50mm、開放F値1.8の単焦点レンズだ。レンズ構成は、EDレンズ2枚、非球面レンズ2枚を含む9群12枚。高トルクSTMと大口径マウントの採用による光学性能の大幅な向上により、開放F値1.4のレンズをも凌駕するシャープな画質を実現できたという。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

焦点距離50mm・開放F値1.8の単焦点レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」

なお、今回発表された「NIKKOR Z」3本以外のレンズについてもロードマップが公開されている。現時点で2019年中に開放F値0.95を実現した58mm単焦点レンズ「NIKKOR Z 58mm f/0.95 s Noct」を含む6本のS-Lineレンズの投入が予定されている。今後の続報にも期待だ。

2019年に発売を予定している「NIKKOR Z 58mm f/0.95 s Noct」

2019年に発売を予定している「NIKKOR Z 58mm f/0.95 s Noct」

NIKKOR Zレンズのロードマップ

発表会で公開されたNIKKOR Zレンズのロードマップ

最後に、Zシリーズの投入にあわせて発表された「マウントアダプター FTZ」にも触れておこう。製品名からもお分かりの通り、NIKKOR FマウントレンズをZシリーズで利用できるようにするマウントアダプターだ。AI NIKKOR以降の約360種のNIKKOR FマウントレンズでAE撮影を、「AF-S DX NIKKOR 18–55mm f/3.5–5.6G VR II」「AF-S DX NIKKOR 18–55mm f/3.5–5.6G VR」「AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-ED」を除くAF-P、AF-S、AF-I(モーター内蔵)レンズはAF/AE完全互換での撮影が可能となっている。

鏡筒と三脚座にマグネシウム合金を採用することで、堅牢性を確保しながら軽量化を達成しているほか、可動部などにしっかりとシーリングを施すことで、「Z7」や「Z6」と同等の防塵・防滴性能も確保。VR搭載レンズを装着した際は、ボディ内手ブレ補正とシンクロして3軸の手ブレ補正も可能となっている。

「NIKKOR Z」シリーズは立ち上がったばかりということもあり、望遠寄りのレンズがまだラインアップされていないので、Zシリーズを使って望遠撮影を楽しみたいという人は「マウントアダプター FTZ」は必須アイテムになりそうだ。

「マウントアダプター FTZ」。マグネシウム合金を採用することでかなり軽量に仕上がっている

「マウントアダプター FTZ」。マグネシウム合金を採用することでかなり軽量に仕上がっている

「マウントアダプター FTZ」を使用した、NIKKOR Fマウントレンズの装着例

「マウントアダプター FTZ」を使用した、NIKKOR Fマウントレンズの装着例

「Z7」「Z6」NIKKOR Zレンズ スペック表

「Z7」「Z6」スペック表(※2機種でスペックが異なる箇所は黄色で記載)

「Z7」「Z6」スペック表

「Z7」「Z6」スペック表

NIKKOR Z スペック表

NIKKOR Zスペック表

【関連リンク】
「Z7」の撮って出し画像も掲載! ニコンのフルサイズミラーレス「Zシリーズ」発表会レポート

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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