新製品レポート
新マウントの「RFレンズ」4本も

キヤノンからもフルサイズミラーレス「EOS R」登場! 10月下旬発売で価格は237,500円(税別)


ニコンに続き、キヤノンからもフルサイズミラーレスカメラが登場した。キヤノンは2018年9月5日、新カメラシステム「EOS Rシステム」のカメラとして、35mmフルサイズCMOSセンサー搭載のミラーレスカメラ「EOS R」を2018年10月下旬に発売すると発表。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでは237,500円(税別)で販売する予定だ。フルサイズミラーレスカメラはソニーが他社に先駆けて2013年に発売したが、5年後の今年、カメラ大手2社がそろってこのカテゴリーに新製品を投入してきたのは興味深い。同日に開催された発表会で実機に触れることができたのでレポートしたい。

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キヤノン初のフルサイズミラーレス「EOS R」詳細レポート!

レンズが核の「EOS Rシステム」

まずはEOS Rシステムについて見ていこう。レンズの魅力を最大限発揮するためのシステムであり、今回はカメラ本体のEOS Rと4本の「RFレンズ」が発表された。マウントは新開発の「RFマウント」だ。

「EOS Rシステムの特長」は4つ

「EOS Rシステムの特長」は4つ

EOS Rシステムの特徴は、「内径54mmの大口径マウント」「ショートバックフォーカス」「新マウント通信システム」「豊富なEFレンズ資産」の4つ。特に「内径54mmの大口径マウント」「ショートバックフォーカス」の2つは、レンズ設計の自由度を高める鍵となっており、後述する新レンズ「RF28-70mm F2 L USM」など、これまでにない交換レンズの製品化を実現している。

「新マウント通信システム」は、高画質化と高機能化、そして互換性確保に使われている。専用マウントアダプターを装着すれば、「EFレンズ」や「EF-Sレンズ」も使えるので、レンズ資産も生かせるというわけだ。

内径はEFマウントと同じ54mm

内径はEFマウントと同じ54mm

バランスのとれたスペックの「EOS R」

EOS Rは有効約3030万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーと最新の映像エンジン「DIGIC 8」を搭載するミラーレスカメラ。常用ISO感度は100〜40000(拡張ISO50相当、ISO102400相当)をカバーする。オートフォーカス(AF)は「デュアルピクセルCMOS AF」で、0.05秒の高速AFを実現。世界初というEV-6の低輝度限界も達成している。AFエリアは約88%(横)×約100%(縦)、AFフレームは最大5655ポジション。広いAFエリアと高密度なAFフレームにより、自由な構図で撮影できるという。被写体の瞳を検出してピントを合わせる「瞳AF」も搭載している(「ワンショットAF」かつ「顔+追尾優先AF」時)。

操作性の面では、約369万ドットの有機ELパネルを採用した電子ビューファインダー(EVF)を内蔵。モニターは3.15型(約210万ドット)のバリアングル式。上面にはサブモニターも備える。このほか、各種操作を割り当てられるマルチファンクションバーや、RFレンズのコントロールリングなど、操作性にもこだわっている。

動画機能は4K(3840×2160)や、動画からの画像の切り出しに対応。キヤノン独自のLogガンマ「Canon Log」を搭載し、撮影後の編集や加工作業の自由度の高い映像記録が可能となっている。Canon Log設定時は4K 10bit出力、BT.2020の広い色域での出力もサポートしている。

上部

上部にはサブモニターを搭載

バリアングル式の3.15型モニター

バリアングル式の3.15型モニター

EOSシリーズとしては初めて搭載されるマルチファンクションバー。スライドとタップで操作する

EOSシリーズとしては初めて搭載されるマルチファンクションバー。スライドとタップで操作する

4本の「RFレンズ」が登場

EOS Rシステムの核となるRFレンズの第1弾は以下の4本。いずれもこれまで製品化できなかった特徴のある交換レンズとなっている。

「RF24-105mm F4 L IS USM」
希望小売価格155,000円/発売日2018年10月下旬発売
ズーム全域で開放F値4の標準ズームレンズ。「L(Luxury)レンズ」らしい高い基本性能と、EOS Rに適した小型設計が特徴。レンズ全長は約107.3mm。「ナノUSM(超音波モーター)」をLレンズとして初めて搭載したのもポイント。手ぶれ補正効果はシャッタースピード換算で5段分。

RF24-105mm F4 L IS USM

RF24-105mm F4 L IS USM

「RF50mm F1.2 L USM」
希望小売価格325,000円/発売日2018年10月下旬発売
開放F値1.2の大口径標準単焦点レンズ。美しいボケ表現とシャープネスを両立しており、ポートレートなどの撮影にてきしているという。フレアやゴーストを抑制する特殊コーティング「ASC(Air Sphere Coating)」を採用している。最短撮影距離は0.4mm。

「RF28-70mm F2 L USM」
希望小売価格420,000円/発売日2018年12月下旬発売
ズーム全域で開放F値2の大口径標準ズームレンズ。描写性能、操作性、堅牢性など最高水準の性能を追求した1本。単焦点レンズが必要だったシーンもこの1本でカバーできる。

左がRF50mm F1.2 L USM、右がRF28-70mm F2 L USM。さすがにこの2本は大きくて重い

左がRF50mm F1.2 L USM、右がRF28-70mm F2 L USM。さすがにこの2本は大きくて重い

「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」
希望小売価格75,000円/発売日2018年12月下旬発売
一番手ごろなRFレンズ。レンズ全長62.8mm、重量約305gの小型・軽量設計を実現。最大撮影倍率0.5倍で、マクロ撮影が可能。F値1.8でボケ表現も楽しめそうだ。ぶれ補正効果はシャッタースピード換算で5段分。

小型のRF35mm F1.8 MACRO IS STMはEOS Rとの相性がいい

小型のRF35mm F1.8 MACRO IS STMはEOS Rとの相性がいい

F値2.8のLズームレンズなども投入する計画

F値2.8のLズームレンズなども投入する計画

詳しい情報は追って掲載する。

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三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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