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「THETA」の立ち上げメンバーを中心に昨年発足

リコー発のスタートアップがペン型全天球カメラ「IQUI」を10/1発売

ベクノスは2020年9月16日、ペン型の全天球カメラ「IQUI(イクイ)」を10月1日に発売すると発表した。全天球画像をいつでもどこでも気軽に撮影できるように、携帯性の高いペン型のスタイルを採用。専用アプリを使えば数ステップでショートムービーを作成し、SNSなどに投稿できる。市場想定価格は29,800円(税別)。

ペン型の全天球カメラ「IQUI(イクイ)

ペン型の全天球カメラ「IQUI(イクイ)

フルオートで全天球画像を気軽に楽しめる

同社はリコーが2013年に発売した世界初の民生用全天球カメラ「THETA」の事業立ち上げメンバーが中心となり昨年発足したリコー発のスタートアップカンパニー。同社の生方秀直CEOはIQUIについて、「世界一美しくて、生活の中に溶け込む全天球カメラを目指して開発した」と説明。ただ、新型コロナウィルスの影響でエンジニアが中国の工場へ行けなくなるなど量産までには苦労したという。

IQUIを手にするベクノスの生方秀直CEOリコーの山下良則CEO

IQUIを手にするベクノスの生方秀直CEOリコーの山下良則CEO

IQUIは側面に3つ、天面に1つの計4つのレンズを搭載。独自の4眼の光学系を新開発することで、スリムでコンパクトなペン型のスタイルを実現した。また、カメラの心臓部である画像エンジンにコンパクトで高性能なSoCを採用できたのも小型化に大きく貢献しているという。

IQUIのために新開発した、側面に3つ、天面に1つの計4つのレンズから構成される独自の光学系

IQUIのために新開発した、側面に3つ、天面に1つの計4つのレンズから構成される独自の光学系。レンズ構成や撮像素子のサイズは企業秘密

実物は一般的なペンよりは太いが、シャツの胸ポケットにすっきりと収まるサイズ感。グリップ部分は直径16mmで手によくなじむ印象だった。重量は約60gと軽量だ。

使い方は非常にシンプル。本体には電源ボタン、シャッターボタン、写真/動画モード切り替えボタンの3つしかない。細かな設定はできず、写真・動画ともにフルオート撮影となる。

電源ボタンとシャッターボタン

電源ボタンとシャッターボタン

写真/動画モード切り替えボタン

写真/動画モード切り替えボタン

撮影した全天球画像や動画は、専用アプリ「IQUISPIN」を使って閲覧できる。同アプリではリモートシャッターや動画記録のスタート・ストップといった操作も可能。IQUISPINでは、SNSなどでシェアしにくい全天球画像を簡単に共有できるように、MP4形式のショートビデオを作成できる機能も用意されている。

スマートフォン用アプリのIQUISPIN。Bluetoothでペアリングし、無線LANを通じて画像を自動転送する

スマートフォン用アプリのIQUISPIN。Bluetoothでペアリングし、無線LANを通じて画像を自動転送する

複数のテンプレートが用意されており、簡単にショートムービーを作成できる

複数のテンプレートが用意されており、簡単にショートムービーを作成できる

IQUISPINは他社製カメラで撮影した全天球写真でも利用できる。エフェクトやフィルターも加えられる。IQUI限定のエフェクトも用意

主なスペックは、撮影距離が約40cm〜(レンズ先端より)、撮影モードは静止画・動画ともにオート、ISO感度はISO100〜1600(オート)。シャッタースピードは静止画が1/60000秒〜1/8秒(オート)、動画が1/25000秒〜1/30秒(オート)。記録メディアは14.4GBの内蔵メモリーで、撮影可能枚数は静止画が約1500枚(JPEG)、動画が約30分(1回の記録時間は最大30秒)。

レンズF値はF2.5で撮像素子や有効画素数は非公開となっている。静止画解像度は5760×2880(Stitching後)、動画は3840×1920(同)・30fps。マイクはモノラル。本体に外部インターフェイスはなく、付属のUSBコネクターをマグネットで装着して充電を行う。

底面はマグネット

底面はマグネット

USB Type-Cコネクターをマグネットで装着して充電する

USB Type-Cコネクターをマグネットで装着して充電する

テーブルなどに立てて撮影できる簡易スタンドも付属

テーブルなどに立てて撮影できる簡易スタンドも付属

別売のバッテリーチャージャーケース(税別8,800円)。フル充電でIQUI本体を2回以上充電できる。11月発売予定

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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