交換レンズ図鑑
Fマウント版を超える光学性能と機能性を実現

この写りはまさに“新次元”! ニコンの超広角ズームレンズ「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」を試した!

実写作例

※以下に掲載する作例は、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 SとZ 7IIを組み合わせて撮影しています。星景写真1枚を除いて、すべてJPEG形式の最高画質で撮影したもの(JPEG撮って出し)になります。

※サムネイル画像をクリックすると、撮影写真を長辺900ピクセルに縮小した画像が開きます。リサイズを行っていない撮影写真は、サムネイル画像下のテキストリンクをクリックすると開きます。なお、撮影写真は開くのに時間がかかる場合があります。

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F16、1/80秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F16、1/80秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、16.2MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F14、1/40秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:標準、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F14、1/40秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:標準、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、21.0MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F2.8、1/2000秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F2.8、1/2000秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、17.0MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F8、1/160秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F8、1/160秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、23.7MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F11、1/125秒、ISO64、WB:オート1、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:より強め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F11、1/125秒、ISO64、WB:オート1、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:より強め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、21.3MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、24mm、F8、1/320秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:強め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、24mm、F8、1/320秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:強め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、29.0MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、24mm、F2.8、1/1000秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:弱め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、24mm、F2.8、1/1000秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:弱め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、18.5MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F16、1/20秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:弱め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F16、1/20秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:弱め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、17.0MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F14、15秒、ISO64、WB:色温度設定(3570K)、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:強め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F14、15秒、ISO64、WB:色温度設定(3570K)、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:強め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、23.3MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F5、1/10秒、ISO200、WB:オート1、ピクチャーコントロール:風景、アクティブD-ライティング:弱め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F5、1/10秒、ISO200、WB:オート1、ピクチャーコントロール:風景、アクティブD-ライティング:弱め、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、23.3MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F2.8、1/13秒、ISO100、WB:オート1、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F2.8、1/13秒、ISO100、WB:オート1、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、23.3MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F2.8、13秒、ISO3200、RAW現像(WB、コントラスト、シャープネスなどを調整)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F2.8、13秒、ISO3200、RAW現像(WB、コントラスト、シャープネスなどを調整)
撮影写真(5504×8256、35.9MB)

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sはニコンが自信を持って開発した高性能な超広角ズームレンズレンズらしく、その光学性能の高さは群を抜いたレベルにある。広角端に比べると望遠端では周辺でわずかに解像力が落ちるようだが、ズーム全域で画像の中心だけでなく周辺でも精細感が非常に高く、画面全域で均一な画質が得られる。コントラストも十二分で、とても抜けのよい描写だ。また、ボケの質も良好で、輪郭の色付きがよく抑えられており、かたくなる感じが少ないのがいい。逆光耐性も高く、さすがに太陽を画面に入れるとわずかにゴーストが発生することがあるものの、夜景を撮影していても光源付近で気になるようなゴーストはまず発生しない。歪曲収差も十分に抑えられており、広角端では直線がスーッと気持ちよく伸びてくれる。画質で気になる点があるとすれば周辺光量くらいで、さすがに絞り開放だと光量落ちが発生するが、1段程度絞れば大幅に改善される。

また、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは、絞り開放からサジタルコマフレアが大幅に抑えられており、点像再現性が高いのも特筆すべき点だ。以下に、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S(カメラボディはZ 7II)とAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(カメラボディはD850)を使って同じシーンで撮り比べた比較画像を掲載しよう。NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは絞り開放でも周辺の像が流れることなく、光源をきっちりと描写してくれることがわかるはずだ。

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S(カメラボディはZ 7II)とAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(カメラボディはD850)で同じシーンを撮影した写真のサムネイル。焦点距離は14mm、絞りは開放F2.8で、ピントは中央下部の陸橋に合わせた。オレンジの枠の部分が以下に掲載する切り出し部になる

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S(カメラボディはZ 7II)とAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(カメラボディはD850)で同じシーンを撮影した写真のサムネイル。焦点距離は14mm、絞りは開放F2.8で、ピントは中央下部の陸橋に合わせた。オレンジの枠の部分が以下に掲載する切り出し部になる

左がNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sで、右がAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDの切り出し画像。NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは周辺でも像が流れることなく描写できている

左がNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sで、右がAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDの切り出し画像。NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは周辺でも像が流れることなく描写できている

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sを使ってみて深く印象に残ったのは、上に紹介したような光学性能の高さに加えて、状況に合わせた描写に長けているということ。Z 7IIの画像処理の巧みさもあるのだろうが、光量が少ない状況でも光をよく拾ってくれる感じで、夕暮れ時などはぞくっとするようなリアリティのある絵が得られる。特に絞り開放で光量落ちを生かした撮り方をすると、このレンズでしか味わえないようなトーンの写真が撮れると感じた。

まとめ 風景を本気で撮影するハイアマチュアユーザーなら手に入れたい1本

ニコンの開放F2.8通しの超広角ズームレンズでは、FマウントレンズのAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDも十分な性能を誇っているが、今回取り上げたNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは、間違いなくそれを超える性能を実現している。今回は都市風景を中心に撮影してみたが、絞り開放から周辺まで高画質で、光学性能の高さと描写のよさを実感できた。ニコン史上最高性能の超広角ズームレンズと断言していいだろう。

ニコンがフルサイズ/APS-Cミラーレスに採用した「Zマウントシステム」は、大口径・ショートフランジバックの新しい設計によってレンズ設計の自由度が向上し、これまで以上に光学性能に優れるレンズを開発できるようになった。「新次元の光学性能」を謳い文句にしており、これまでにも“新次元”を感じさせる高画質なZマウントレンズはいくつか登場しているが、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは、その中でも代表的な1本になりそうだ。

Zマウントレンズの超広角ズームレンズは、よりコンパクトで低価格な開放F4通しの「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」もラインアップしているので、どちらを選ぶか悩んでいる人もいると思う。実際、NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sの画質はかなりハイレベルで、評判も上々。NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sを選んでも十分に高画質な撮影を楽しめるが、ニコンが総力をあげて開発したNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sには、このレンズでしか味わえない描写がある。希望小売価格は352,000円(税込)とけっして安くはないが、自然風景や都市風景、星景などの風景写真の撮影に本気で取り組んでいる人なら、この高性能レンズの描写のよさを引き出せるはずだ。

真柄利行

真柄利行

カメラとAV家電が大好物のライター/レビュアー。雑誌編集や価格.comマガジン編集部デスクを経てフリーランスに。価格.comではこれまでに1000製品以上をレビュー。現在、自宅リビングに移動式の撮影スタジオを構築中です。

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