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ボディ内手ブレ補正や1TB SSDを搭載! ハッセルブラッドの1億画素・中判ミラーレス「X2D 100C」

ハッセルブラッドは2022年9月7日、プロ向けの中判ミラーレスカメラ「Xシリーズ」の新モデル「X2D 100C」を発表した。全方位で大幅なアップデートが施されており、「X1D II 50C」を超える、高画質で使いやすい中判ミラーレスに進化を遂げている。

中判ミラーレス「Xシリーズ」の新モデル「X2D 100C」

中判ミラーレス「Xシリーズ」の新モデル「X2D 100C」

1億画素の裏面照射型CMOSセンサーに刷新

ハッセルブラッドは、プロ向けのシステムを手がける、スウェーデンのカメラメーカー。1941年に同社初のカメラを開発して以降、6×6cm判の中判一眼レフのパイオニアとして、約80年にわたって世界中の写真家から支持を得ているメーカーだ。デジタルカメラでも中判サイズの大型センサーにこだわり、確固たる地位を築いている。

そんなハッセルブラッドから今回発表・発売されたのは、43.8×32.9mmサイズの撮像素子を採用する中判ミラーレスの新モデル「X2D 100C」。2019年7月に発売された「X1D II 50C」のコンパクトなサイズ感を維持しつつ、画質やAF、操作性などが大きく強化されている。

画質面では、撮像素子が、1億画素(11656×8742ピクセル)の裏面照射型CMOSセンサーに刷新されたのがトピック。「X1D II 50C」と同様、16bitの色深度に対応し、ダイナミックレンジは最大14ストップから最大15ストップに向上している。感度はISO100からISO64スタートになり、最高ISO25600に対応する。

最大15ストップのダイナミックレンジを実現する、1億画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用

最大15ストップのダイナミックレンジを実現する、1億画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用

7段分の補正効果を持つボディ内5軸手ブレ補正を初搭載

「X2D 100C」は、ハッセルブラッドの中判ミラーレスとして初めてボディ内手ブレ補正を搭載している。7段分の補正効果を持つ5軸手ブレ補正で、1億画素での手持ち撮影を強力にサポートする。

AFは、294点の位相差検出AFが画面の97%をカバーする新システム。「X1D II 50C」と比べてフォーカス速度は3倍速くなっているという。連写速度は14bit時で3.3コマ/秒。

さらに、記録メディアとして1TB SSDを内蔵するのも大きな特徴だ。SSDの高速書き込み・読み込みによって、安定した撮影を実現する。外部記録メディアは、CFexpress Type Bカードに対応。

シャッターは、最速1/4000秒の電子制御レンズシャッターで、ストロボは全速で同調。ニコンのTTLと互換性があり、ニコンの「SB-300」「SB-500」「SB-5000」「SB-700」「SB-900」「SB-910」といったスピードライトに対応する。Profoto製品では、ニコン用のクリップオンストロボ「A1」のほか、モノブロックストロボ「B1」「B2」の使用が可能だ。

「Xシリーズ」らしい、直線と曲線をうまく融合したシンプルなデザインを実現

「Xシリーズ」らしい、直線と曲線をうまく融合したシンプルなデザインを実現

ボディ内手ブレ補正を搭載しながらコンパクトなサイズ感を維持

「X2D 100C」のボディサイズは148.5(幅)×106(高さ)×74.5(奥行)mmで、重量は895g(バッテリーを含む)。「X1D II 50C」の148(幅)×97(高さ)×70(奥行)mm/766g(バッテリーを含む)から少し重くなっているものの、ほぼ同等のサイズ感に収まっている。筐体の上下にはアルミニウム削り出しパーツを採用した。ボディカラーはダークグレー。

液晶モニターは、上方向に40〜70°の角度調整が可能な3.6型タッチパネル液晶(236万ドット)。上面右側に、カメラのステータスや撮影パラメーターを表示する1.08型液晶モニターが備わっている。ファインダーは、電子視度調整機能を搭載する、576万ドットの有機ELファインダー(倍率1.0倍)だ。

「X1D II 50C」と比較して操作のレスポンスが向上したのも見逃せない点で、シャッターレスポンスは65%速く、ブラックアウト時間は70%短くなっている。

上方向に角度を調整できる3.6型タッチパネル液晶(236万ドット)を採用

上方向に角度を調整できる3.6型タッチパネル液晶(236万ドット)を採用

576万ドットの有機ELファインダー(倍率1.0倍)を搭載。視度調整はカメラの設定メニュー上で行う

576万ドットの有機ELファインダー(倍率1.0倍)を搭載。視度調整はカメラの設定メニュー上で行う

上面右側に1.08型液晶モニターが備わっている

上面右側に1.08型液晶モニターが備わっている

このほか、PCなどと接続する有線インターフェイスとして、急速充電対応のUSB 3.1 Gen2 Type-Cを搭載。無線機能はIEEE 802.11b/a/g/n/ac/axに対応している。モバイル用アプリ「Phocus Mobile 2」を使用すれば、タブレットやスマートフォンに、フルサイズのJPEG/RAWデータを転送できる(※発売時点では、「Phocus Mobile 2」は「X2D 100C」に非対応。2022年後半のアップデートで対応予定)。

また、「Xシリーズ」用の交換レンズ「XCDレンズ」の新モデルとして、開放絞り値F2.5の「XCD 2,5/38」「XCD 2,5/55V」「XCD 2,5/90V」の3本が新たに発表された。いずれも、距離目盛が刻印された新しいデザインの金属鏡筒に、プッシュ&プル操作でAF/MFを切り替えられるフォーカスリングと、絞り値やシャッタースピード、露出補正を割り当てられるコントロールリングを搭載。新設計のステッピングモーターを採用したことで、より正確で高速なAFを実現している。

左から「XCD 2,5/38」「XCD 2,5/55V」「XCD 2,5/90V」

左から「XCD 2,5/38」「XCD 2,5/55V」「XCD 2,5/90V」

「X2D 100C」と2本の新しいレンズ「XCD 2,5/38」「XCD 2,5/55V」は、2022年9月9日から日本国内での発売が開始されている。「XCD 2,5/90V」の発売時期は未定だ。

参考価格は、「X2D 100C」が1,210,000円、「XCD 2,5/38V」が583,000円、「XCD 2,5/55V」が583,000円、「XCD 2,5/90V」が671,000円(いずれも税込)。

真柄利行(編集部)

真柄利行(編集部)

フリーランスから価格.comマガジン編集部に舞い戻った、カメラが大好物のライター/編集者。夜、眠りに落ちる瞬間まで、カメラやレンズのことを考えながら生きています。

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