音羽橋はタンチョウ撮影でとても有名な撮影スポットです。橋の上から、雪裡川を寝ぐらにしているタンチョウたちが撮影できます。日の出前から、テクテク歩いてひとりで向かいました。
音羽橋では、射し込む朝日とともに川面のタンチョウを撮影できますが、と〜ても寒くなって条件が整うと、けあらしやダイヤモンドダストも出て、とても幻想的な情景になります。今年は全体的に暖かく、私が訪れたときは3月も中旬だったためか、わりとノーマルな状態でしたがタンチョウはたくさんいました。
月光を背景に。朝5時前に音羽橋に到着しましたが、もうすでに海外からの団体客で橋の上はいっぱいでした。おそるべし、音羽橋
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.4、1/14秒、ISO3200、ホワイトバランス:日陰(R+2、B−2)、フィルムシミュレーション:クラシックネガ
撮影写真(6240×4160、16.3MB)
音羽橋からの眺め。望遠端300mm(35mm判換算で450mm相当)で撮影しました。もう少し寄りたい場面。音羽橋でしっかりタンチョウを引き付けて撮りたければ、35mm判換算で500〜600mmくらいは必要かなと思います
X-S10、XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR、300mm(35mm判換算450mm相当)、絞り優先AE、F5.6、1/50秒、ISO400、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R+3、B-4)、フィルムシミュレーション:Velvia
撮影写真(6240×4160、14.3MB)
X-S10、XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR、91mm(35mm判換算136mm相当)絞り優先AE、F5.6、1/280秒、ISO160、ホワイトバランス:色温度設定(8100K)、フィルムシミュレーション:PRO Neg.Std
撮影写真(4160×6240、10.4MB)
X-S10、XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR、300mm(35mm判換算450mm相当)、絞り優先AE、F5.6、1/110秒、ISO800、ホワイトバランス:色温度設定(8100K)、フィルムシミュレーション:クラシッククローム
撮影写真(4160×6240、14.2MB)
タンチョウの撮影では、「X-S10」のAF性能の高さを実感する結果に。朝方、低照度の時間帯でも、タンチョウをしっかり追尾し、安定的にピントを合わせて撮影できました。電子シャッターとの組み合わせで高速連写も可能ですし、小型・軽量ボディの中にこれだけのハイスペック機能がぎゅっと詰まっていることに、今さらながら驚きを隠せません。
橋の下まで、タンチョウがテクテク歩いてきてくれました
X-S10、XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR、289mm(35mm判換算434mm相当)、絞り優先AE、F6.4、1/480秒、ISO3200、ホワイトバランス:色温度設定(8100K)、フィルムシミュレーション:ETERNA/シネマ
撮影写真(4160×6240、9.7MB)
音羽橋から歩いて帰る途中も、タンチョウたちと遭遇しました。距離を取って、タンチョウたちを驚かせないように静かにシャッターを切ります
X-S10、XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR、289mm(35mm判換算434mm相当)、絞り優先AE、F5.6、1/3000秒、ISO800、ホワイトバランス:色温度設定(8100K)、フィルムシミュレーション:ETERNA/シネマ
撮影写真(4160×6240、12.1MB)
X-S10、XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR、300mm(35mm判換算450mm相当)、絞り優先AE、F5.6、1/2500秒、ISO800、ホワイトバランス:オート、フィルムシミュレーション:Velvia
撮影写真(6240×4160、11.2MB)
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F3.6、1/4000秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R+3、B-4)、フィルムシミュレーション:クラシックネガ
撮影写真(6240×4160、10.8MB)
今回の旅はタンチョウに会うことと、SLに乗ることが主なミッションです。鶴居に2泊した後は、釧路に戻り、SLに乗って川湯温泉を目指しました。SLは観光列車。釧路湿原の中をしゅっぽしゅっぽと疾走します。車窓から湿原を間近に見ることができます。
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.4、1/320秒、ISO160、ホワイトバランス:晴れ(R-2、B+3)、フィルムシミュレーション:クラシッククローム
撮影写真(6240×4160、11.4MB)
SL冬の湿原号に乗車します。幸運にもテーブル席が予約できました。発車前はすごい人だかりです
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.4、1/4000秒、ISO160、ホワイトバランス:晴れ(R-1、B-1)、フィルムシミュレーション:PROVIA
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.4、1/4000秒、ISO160、ホワイトバランス:晴れ(R-1、B-1)、フィルムシミュレーション:PROVIA
撮影写真(6240×4160、13.3MB)
釧路駅で購入したカニ駅弁をいただきました
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.4、1/4000秒、ISO160、ホワイトバランス:晴れ(R-1、B-1)、フィルムシミュレーション:PROVIA
撮影写真(6240×4160、10.4MB)
特製プリンもいただきました
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.4、1/85秒、ISO80、ホワイトバランス:晴れ(R-1、B-1)、フィルムシミュレーション:PROVIA
撮影写真(4160×6240、10.0MB)
車内ガイドの人に折り鶴をいただきました。車内はリニューアルしたばかりで、とてもきれい。レトロな座席のシートがまたいいです
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.4、1/320秒、ISO80、ホワイトバランス:晴れ(R-1、B-1)、フィルムシミュレーション:PROVIA
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、マニュアル露出、F1.4、1/2000秒、ISO80、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R-5、B+2)、フィルムシミュレーション:クラシックネガ
撮影写真(6240×4160、13.9MB)
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、マニュアル露出、F1.4、1/2000秒、ISO80、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R-5、B+2)、フィルムシミュレーション:クラシックネガ
撮影写真(6240×4160、13.6MB)
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、マニュアル露出、F1.4、1/2000秒、ISO80、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R-5、B+2)、フィルムシミュレーション:クラシックネガ
ストーブ列車なので、車内では好きなものが焼けます。王道はスルメイカと熱燗です
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.4、1/50秒、ISO80、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R-5、B+2)、フィルムシミュレーション:クラシックネガ
撮影写真(4160×6240、10.3MB)
冬の湿原号は90分ほどで終点の標茶に着きます。再び客を乗せ、折り返し運転で釧路駅に向かいますが、ここでちょっと撮影タイム。記念写真を撮るために、駅は大変な賑わいになります
X-S10、XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR、258mm(35mm判換算388mm相当)、絞り優先AE、F5.6、1/480秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、フィルムシミュレーション:PRO Neg.Hi
撮影写真(4160×6240、11.1MB)
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F2.8、1/2400秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、フィルムシミュレーション:Velvia
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F2.8、1/400秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、フィルムシミュレーション:Velvia
標茶駅にある、どこでもドア
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F8、1/300秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、フィルムシミュレーション:Velvia
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F5.6、1/500秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、フィルムシミュレーション:Velvia
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.6、1/1250秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R0、B-1)、フィルムシミュレーション:クラシックネガ
標茶駅から普通列車で川湯温泉駅へ。川湯温泉は道東、摩周湖と弟子屈湖に挟まれるように位置した温泉郷です。ここでゆっくり湯を楽しみ、一泊。翌日、釧路に戻ってきて旅は終了です。
旅の最終日、家族で温泉街を散策。硫黄の香りが新鮮です。山の中の静かな温泉街で、スナップにも最適。夏場はハイキングにもよさそうです
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.4、1/4000秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R0、B-1)、フィルムシミュレーション:ETERNA/シネマ
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F1.4、1/4000秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R0、B-1)、フィルムシミュレーション:ETERNA/シネマ
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、プログラムオート、F3.2、1/400秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R0、B-1)、フィルムシミュレーション:ETERNA/シネマ
撮影写真(6240×4160、11.6MB)
川湯温泉郷からほど近くにある硫黄山。常にゴーゴーと音を立てながら噴煙が上がっていて、スケール感が半端ないです
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F2.8、1/4000秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R0、B-1)、フィルムシミュレーション:クラシックネガ
撮影写真(6240×4160、12.5MB)
X-S10、XF35mm F1.4 R、35mm(35mm判換算53mm相当)、絞り優先AE、F2、1/680秒、ISO160、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先/R+4、B0)、フィルムシミュレーション:クラシックネガ
久々に訪れた釧路は、新しくなったところもありつつ、でも変わらずタンチョウはたくさん飛んでいて、SLも元気に走っておりました。
カメラを持って旅をしていると、訪れる先々がどこも“第2の故郷”みたいになっていくものですが、そんな数ある“第2の故郷”の中で、私がとりわけ思い入れのある土地がこの道東です。今度はぜひ“冬以外”の季節にも訪れてみたいなと思います。
今回の旅で利用した「X-S10」は素直にとっても使いやすいスナップカメラでした。再三述べてきたとおり、高機能で小型・軽量なわけですが、それを安価な価格帯(2023年4月23日現在の価格.com最安価格118,800円、税込)で実現しているコストパフォーマンスのよさがすばらしいと思います。ちなみに、本カメラには明るい単焦点レンズがよく合います。日常的なシーンの中からささやかなドラマをすくい上げるのにこの組み合わせは最適だと感じました。
バッテリーに関しては“思っていたよりも減りが遅かった”という感想。ただ1日撮り続けるようだと、やはりバッテリーは3つ欲しい。USB充電は便利ですが、充電中は外に持ち出せませんから、それが不便。フル充電の目安も5時間で結構長いです。撮影量によっては別売のバッテリーチャージャーのほうがはるかに使いやすいかもしれません。
2023年4月現在、「X-S10」は後継機の発表がそこかしこにささやかれているのですが、リーズナブルな価格帯と機能性は色あせることがありません。使っていて楽しい、思い出がたくさん残せる名機だとつくづく思ったのでした。
さて、4月も中旬、本格的な暖かな季節の到来ですね。外に出て旅カメラしましょう! 次回の旅カメラ周遊記もお楽しみに!