カメラやレンズの基本的なことから最新のトピックまで、知っているとちょっとタメになる情報をお伝えする連載「曽根原ラボ」。第9回で取り上げるのは、撮りたい被写体の情報を正確に把握するためには必須とも言える、電子ビューファインダー(EVF)についてです。
「これから撮る写真の情報を正確に把握したい」という願望は、写真機であるカメラが登場した黎明期からあったはずです。その願いを叶えるためという意味に限定すれば、検討器(ただの枠)、レンジファインダー、二眼レフ、一眼レフと進化してきた発展史において、ちょっと大げさに言えば、EVFはファインダーの最終形態とすら言えるかもしれません。
写す前から結果が見えるEVFは、長く写真を撮ってきた人にとって夢のようなファインダーとも評せます。しかし現実的には、そのEVFにもメリットとデメリットがあり、当然のように性能差もあり、さらには今後の進化につながる希望も存在します。
ソニーのミラーレスカメラを使って最新EVFの特徴を掘り下げて紹介します(※ファインダー部を合成した画像です。実際の見え方を撮影したものではありません)
はじめに、EVFのメリットとデメリットをまとめておきましょう。EVFのメリットとしては以下の点があげられます。
・パララックスがない
・視野率は基本的に100%
・撮影結果を事前に確認できる(撮る前に撮れる画像が見える)
・多彩で見やすい情報表示
・撮像素子の大きさや記録範囲によらずに大きく表示できる
それぞれをもう少し詳しく説明します。
光学ファインダーを搭載する一眼レフと同じように、パララックス(視差)がないことは、基本的なメリットと言ってよいでしょう。レンジファインダーや二眼レフなどとは異なり、撮影用レンズでとらえた像をそのままファンダーで見ることができるため、実際に撮れた写真の構図や配置が完全に一致します。
視野率とは、実際に撮れる画像の範囲がファインダーでどこまで広く確認できるかを示す値です。EVFは撮像素子に投影された像をそのままファインダーに表示しているため、基本的に視野率は100%です。視野率100%はEVFでは当たり前のことですが、一眼レフでは上位モデルでなければ搭載されていませんでした。
EVFが普及する前に、ある設計者の人が「撮る前に撮った後の写真が見えるファインダーを作るのは、設計者としては夢のひとつなのです」と話してくれたことがありました。EVFは、光学ファインダーと違い、ホワイトバランスや露出補正の効果などを(まだ完全とは言えませんが)撮影する前から撮影後の状況を確認できます。
EVF内を撮影した画像
実際に撮った画像。EVFはパララックス(視差)がなく、視野率100%で、露出や色温度などの設定を反映した画像を確認できます(EVFはソニー「α1」の例)
EVFは絞り値やシャッター速度といった基本的な撮影情報のほかに、水準器やヒストグラムといった情報も表示できます。光学ファインダーでは難しい多彩な情報を、必要に応じて重ねて表示できるのは大変便利なところです。
EVFに水準器を表示した状態
EVFにヒストグラムを表示させた状態。ファインダー内に多彩な情報を表示して撮影ができます(EVFはソニー「α1」の例)
一眼レフは、レンズからの光がペンタプリズム/ペンタミラーを通って光学ファインダーに届けられます。そのため、撮像素子の大きさが光学ファインダーの表示にどうしても影響するのですが、EVFの場合、表示パネル(有機ELや液晶)を使って映像を写し出すため、基本的に撮像素子の大きさや記録範囲によらずに大きく表示できます。
たとえば、フルサイズ一眼レフで記録範囲をAPS-Cに設定する場合を考えてみてください。一眼レフでは、光学ファインダー内の表示は変わらずに、記録範囲が狭くなります(※モデルによっては記録される枠がファインダー内に表示されます)。いっぽう、EVFでは、APS-Cクロップでもフルサイズ時と変わらずファインダーいっぱいに映像が表示されます。
フルサイズで焦点距離24mmの画角を表示したEVFの状態
APS-Cサイズ(焦点距離36mm相当の画角)に設定を切り替えた状態。記録される範囲にかかわらず(フルサイズでもAPS-Cサイズでも)、ファインダーの表示は変わりません
メリットの多いEVFですが、デメリットがないかといえばそんなことはありません。光学ファインダーと比べて大きく2つ劣っている点があります。
・ファインダーとしての画質
・ファインダー像の表示遅れ
デメリットとしてまずあげられるのが、光学ファインダーに比べて映像が粗いということではないでしょうか。EVFは像をドットで表示するので、レンズを通った光を見る光学ファインダーにはそもそも太刀打ちできないと言ってよいでしょう。
初のミラーレスカメラであるパナソニック「LUMIX G1」は液晶パネルのドット数が約144万ドットでしたが、現行の最新モデルの中にはソニー「α1」などのように、約944万ドットにまで解像度を向上して、光学ファインダーとは別の方法論で視認性を高めているモデルもあります。
EVFは撮像素子の信号を読み出してから映像をパネルに表示するという構造上、どうしても表示が遅れてしまいます。素早い被写体の動きに反応しなければならない動体撮影では致命的なデメリットと言えるかもしれません。
これを解決するには、画像処理エンジンや撮像素子、EVFの表示パネルなどの処理速度を向上させる必要がありますが、現行モデルの上位モデルの多くは性能進化の結果、遅延がかなり抑えられています。さらに、EVFのフレームレートを60fps(1秒間に60フレームを連続して表示する速さ)以上にして動きの滑らかさを向上することで動体の見やすさを確保。120fps、さらには240fpsといった高速フレームレートを実現したモデルも登場しています。
EVFのメリットとデメリットをまとめますと、EVFをチェックするうえで押さえておきたいスペックが見えてくると思います。EVFの基本性能として重要なのは、およそ以下の3点ではないでしょうか。
・表示パネルのドット数
・ファインダーの倍率
・ファインダーのフレームレート
EVFは表示パネルのドット数が多いほど、見えている被写体の解像感が向上するため、止まっている被写体の像は自然で美しく、撮影後の画像に近いものになります。ピント位置の成否もより厳密に確認できるようになります。
ファインダーの倍率はそのまま視認できる視野のサイズのことで、倍率が高いほど視野が広く、被写体を大きく見ることができます。ミラーレスのEVFの場合、一部のエントリーモデルに0.7倍以下の倍率があるほかは、ほとんどのモデルで0.7倍以上、上位モデルに至っては0.9倍という高倍率を実現しているものもあります。一眼レフでは、昔のMF専用機でもなければ最上位モデルであっても0.7倍台が一般的ですので、いかにミラーレスのEVFがファインダー倍率において有利であるかがわかるというものです。
ファインダーのフレームレートは、上述のとおり、動く被写体を視認するうえで重要なスペックです。フレームレートが高速であるほど、ファインダーに投影された被写体の動きは滑らかになります。なお、フレームレートが高速なモデルはカメラとしての処理スピードにすぐれており、表示の遅延が少ないものがほとんどです。特に最新モデルであれば、フレームレートが高い上位モデル=表示の遅れが少ない、という図式が成り立っていると考えてよいと思います。
「チェックしておきたいEVFのスペック」を理解したところで、ソニーのミラーレスを使って実際のEVFの性能を比較してみたいと思います。「α7C II」「α7 IV」「α7R V」「α1」のフルサイズ4モデルに、APS-Cモデル「α6700」を加えた計5モデルを試してみました。
各モデルの説明にはEVFのイメージ画像を載せていますが、それらはコンパクトデジタルカメラでファインダー内を撮影したものです。解像感の評価としては参考程度のものですが、サイズは合わせてありますのでファインダー倍率を比べるのには役立つと思います。
EVF比較のエントリーNo.1は「α7C II」です。兄弟モデルの「α7CR」とともに、「α7シリーズ」として最も小型・軽量で、かつフラットタイプのボディなのが特徴です。小型・軽量とはいっても描写性能やAF性能などはなかなかの実力派で、本記事の主題であるEVFもちゃんと搭載しています。
・表示パネルのドット数:約236万ドット
・ファインダーの倍率:約0.7倍
・ファインダーのフレームレート:STD 60fps / HI 120fps
「α7シリーズ」の中で最も小型・軽量な「α7C II」
「α7C II」のEVF接眼部
ドット数は約236万ドットと現行のミラーレスカメラとしてはやや低め。ただ、このスペックはひと昔前なら高解像な部類でしたし、よほど厳密な精度を要求される撮影でもなければ十分な視認性があります。小型・軽量なミラーレスに搭載される表示パネルとしては、むしろ「よくやってくれた!」と称賛したくなります。
注目したいのはファインダー倍率が約0.7倍と、存外に高いところ。前モデルの「α7C」のファインダー倍率は約0.59倍と低く、正直言って見やすいものではありませんでした。表示パネル自体は新旧で同サイズ(0.39型)ですので、大きく見やすいファインダーの実現のために接眼光学系を新たに設計したということでしょう。
「α7C II」のファインダー像イメージ
フレームレートは現行ミラーレスカメラで一般的な60fpsだけでなく、2倍高速な120fpsが用意されており、ファインダー像の解像性能を優先するときは「標準(60fps)」、滑らかな動きにしたいときは「高速(120fps)」をそれぞれ選択できます。
フレームレートは「標準」が60fpsで、「高速」が120fps
表示パネルのドット数は一歩劣りますが、「α7R V」と同等の輝度を持っていて明るく見やすいなど、小型・軽量なモデルのEVFとしてはとても優秀だと感じました。「α7C II」は決してエントリーモデルのカメラではないということですね。
EVF比較のエントリーNo.2は「α7 IV」です。「α7シリーズ」の中ではスタンダードモデルと位置付けられています。実は筆者が個人所有しているカメラで、それだけに他モデルとのEVFの違いが気になるところです。
・表示パネルのドット数:約369万ドット
・ファインダーの倍率:約0.78倍
・ファインダーのフレームレート:STD 60fps/HI 120fps
「α7シリーズ」ではスタンダードモデルに位置付けられている「α7 IV」
「α7 IV」のEVF接眼部
ドット数は約369万ドットで、前モデル「α7 III」の約236万ドットから向上しました。個人的には350万ドット以上なら、現行モデルとして満足できると考えていますので、これはうれしいい進化です。実際に普段から使っていても「α7 III」より明らかに気持ちのよい見え具合を実感できています。順当な進化のうえでの約369万ドットと言えるでしょう。
ファインダー倍率は約0.78倍。これは前モデル「α7 III」と同じではありますが、「α7C II」よりは大きく、わずかながらも優越感に浸れるところです。
「α7 IV」のファインダー像イメージ
フレームレートは「α7C II」と同じく、一般的な60fpsだけでなく、2倍高速な120fpsが用意されています。「α7 IV」の方が先に発売されていることを考えると、少なくとも現行では、この仕様が“スタンダード”のようです。
フレームレートは「標準」が60fpsで、「高速」が120fps
ただし、ファインダー像が暗いことは気になりました。今までEVFの輝度を気にせずに「α7 IV」を使用していましたが、今回、他モデルと比べてみて歴然とした明るさの違いに驚くとともに、うらやましささえ覚えました。また、視野の周辺部では像がにじみ、わずかながら色のズレが見られるなど、「α7シリーズ」のほかの最新モデルと比べると接眼光学系の性能差も気になってしまいます。ユーザーとしてはちょっと悲しい気持ちになりました。
EVF比較のエントリーNo.3は「α7R V」です。大きな特徴は何と言っても有効約6100万画素の高画素モデルであるところ。パッと見の姿かたちは「α7 IV」とほぼ同じですが、AFなどの中身が大きく進化しており、使い勝手は随分と異なります。これほどの高画素なら、当然EVFも相応の性能が求められることになりますが、果たしてどうでしょう。
・表示パネルのドット数:約944万ドット
・ファインダーの倍率:約0.90倍
・ファインダーのフレームレート:STD 60fps/HI 120fps
有効約6100万画素の高画素モデル「α7R V」
「α7R V」のEVF接眼部
表示パネルのドット数は約944万ドット。驚異的ともいえる高い詳細感があり、光学ファインダーと比べても遜色のない……という表現が適当かどうかはともかく、少なくともEVFの映像表示としては最高峰の美しい像を見ることができます。厳密なピント合わせができることはもちろん、撮影前から見える写真の美しさに思わず息をのんでしまいそうになります。
そして、約0.90倍という倍率もまた驚異的です。ファインダー像イメージの黒枠部分が狭いことからもわかると思いますが、EVFを覗くと、目の前に広がる広大な視野のサイズに、これまた感動を覚えることになります。「α7 IV」でも十分なドット数と倍率があると感じていましたが、本モデルのEVFを覗いた後だと、あらゆる説得力を失ってしまいそうです。
「α7R V」のファインダー像イメージ
いっぽうで、フレームレートは「α7C II」や「α7 IV」と変わらず、60fpsと120fpsの2つから選択できる仕様です。高画素センサーを搭載する本モデルの場合、むしろ高速な120fpsが必要なのかと疑問がわきますが、被写体認識にすぐれたAFと、最高約10コマ/秒(リアルタイムライブビュー時は最高約8コマ/秒)という連写性能を持ち、動体撮影にも十分に対応できることを考えると、やはり動きが滑らかな120fpsは設定できたほうがよいと思います。
フレームレートは前出の2モデルと同じく、「標準」が60fpsで、「高速」が120fps
「α7R V」のEVFの見え具合のすばらしさは、ひとつの到達点にあるのではないかとさえ思えてきます。「α7 IV」と比べると高価ですが、この魅力的なEVFを見ると本モデルがただの高画素モデルではないことに気づかされます。
なお、「α7R V」のEVFは、「α7シリーズ」の高感度モデル「α7S III」と同等スペック(ドット数、倍率、フレームレート)です。
EVF比較のエントリーNo.4は、「αシリーズ」のフラッグシップモデル「α1」。「α7シリーズ」と「α9シリーズ」は、撮影目的ごとに特徴を別にするいわば兄弟モデルのラインアップですが、「α1」は、すべての面で凌駕した性能をもつソニー最高峰のミラーレスカメラです。EVFの性能はどうなのでしょうか?
・表示パネルのドット数:約944万ドット
・ファインダーの倍率:約0.90倍(50 mmレンズ、無限遠、-1 m-1)
・ファインダーのフレームレート :STD 60fps/HI 120fps/HI+ 240fps
「αシリーズ」のフラッグシップモデル「α1」
「α1」のEVF接眼部
「α1」のEVFはドット数が約944万ドットで、ファインダー倍率が約0.90倍です。これらのスペックは「α7R V」と同じですね。少しややこしいのですが、実は約944万ドット/約0.90倍というEVFの性能は、2020年10月発売の「α7S III」から始まり、それが2021年3月発売の「α1」に採用され、さらに2022年11月発売の「α7R V」に受け継がれたという経緯があります。
「α7R V」のファインダー像イメージ
「α1」のEVFが、「α7R V」や「α7S III」と異なるのは、フレームレートのスペックにあります。「α7R V」と「α7S III」は60fpsと120fpsから選択すると仕様ですが、「α1」はさらに高速な240fpsも選択できます。「α1」は有効約5010万画素の積層型センサーを搭載し、卓越した連写性能とAF性能をもつモンスターカメラですので、240fpsというフレームレートが搭載されているのも納得です。
フレームレートを240fpsに設定すると、素早く動く被写体であっても、動きは非常に滑らかで、表示上の遅延についてもまったく感じることがなくなります。少なくとも、筆者の感覚からすると、これはもうヒトの反応速度を超えているのではないかと思えるレベルでした。
フレームレートは「STD(60fps)」と「Hi(120fps)」のほかに「Hi+(240fps)」も選択できます
ただし、この240fpsというフレームレートにも弱点があり、それは約0.90倍あったファインダー倍率が0.7倍程度に縮小されてしまうことです。「α1」ほどの信号処理能力があっても、1秒間に240回もフレームを書き換えるのは非常に難しいということだと思います。
フレームレートを240fpsにすると、ファインダー倍率は0.7倍程度に縮小されてしまいます
最後に、フルサイズ以外のEVFをチェックする意味も込めて、APS-Cミラーレス「α6700」を紹介します。「α6700」はAPS-Cサイズの撮像素子を搭載した最新モデルで、「α7R V」ゆずりのAF性能や、使い勝手のよい操作性を持っています。「α7C II」などと同じくEVFをボディ左上に備えたフラットタイプのデザインが特徴です。
・表示パネルのドット数:約236万ドット
・ファインダーの倍率:約1.07倍(35mm判換算約0.70倍)
・ファインダーのフレームレート:STD 60fps/HI 120fps
ソニーのAPS-Cミラーレスの最上位モデル「α6700」
「α6700」のEVF接眼部
「α6700」のEVFのドット数は、「α7C II」と同じ約236万ドット。ソニーのAPS-Cミラーレスの最上位モデルなのですから、もう少しドット数が多くてもよいような気もしますが、実際の撮影をするうえで特に問題となるようなことはありません。
ファインダーの倍率は約1.07倍と妙に高い数字になっていますが、これは本モデルがAPS-Cサイズの撮像素子を搭載しているため。35 mm判に換算すると倍率は約0.70倍相当となり、やはり「α7C II」と同等です。「EVFのメリット」で紹介しましたが、EVFは基本的に、撮像素子の大きさによらずに映像を大きく表示できます。APS-Cサイズだからと言ってファインダーのスペックが大きく劣るということはないのです。
「α6700」のファインダー像イメージ
ファインダーのフレームレートも「α7C II」などと同じく、「標準」が60fpsで、「高速」が120fpsというスタンダードな仕様です。一般的な撮影ではファインダー像の画質を優先して60fpsに、表示の遅延を避けたい動体撮影などでは120fpsに設定するといった使い分けができます。
フレームレートは、2種類から選択でき、「標準」が60fpsで「高速」が120fps
EVFが普及し始めたころは、「いかに光学ファインダーに見え具合に近づけるか」が注目されていたように思います。しかし、EVFが進化して、さまざまなデメリットを克服してきたため、現在は「いかにデジタルカメラのメリットをEVFが生かせるか」に話題が変化しているのではないでしょうか。
そうした意味では、今回紹介したソニー「αシリーズ」のカメラに搭載されているEVFには、カメラの用途に合わせて適切な性能が与えられていることがわかります。すなわち、小型・軽量なカメラにはサイズ感を損なわないようにコンパクトなEVFを、緻密な被写体と向き合う機会の多い高画素モデルには倍率が高くて高画質なEVFを、フラッグシップモデルにはあらゆる撮影シーンに対応できるよう現状最高性能のEVFを、といった具合です。
EVFは、表示パネルのドット数、ファインダーの倍率/フレームレートでおおよその性能を知ることができます。写真撮影に関する情報は、その多くがEVFから得られると言って過言でなく、ミラーレス(もちろんEVF搭載の)を選ぶときは、EVFの仕様をよく確認し、自分の撮影スタイルに必要な視認性があるかどうかに注意するとよいと思います。