特別企画

“実際の景色”を覗く没入感! 「LUMIX S9」と外付けOVFで味わう極上のスナップ撮影

コンパクトなフルサイズミラーレスカメラとして人気のパナソニック「LUMIX S9」。このカメラで撮影を楽しんでいる人や、これから楽しんでみたい人に、ぜひ試してほしいスタイルがあります。

それが、「外付け式の光学ファインダー(外付けOVF)」を使ったスナップ撮影です。

一見すると「せっかくの高性能なデジタルカメラなのに、なぜわざわざ不便にするの?」と思うかもしれません。しかし、この組み合わせこそが、マンネリ化した撮影に刺激を与えてくれるのです。どういう撮影スタイルなのか? なぜ「LUMIX S9」なのか? を詳しく紹介します。

外付けOVFとコンパクトなMFレンズなどでカスタムした「LUMIX S9」

外付けOVFとコンパクトなMFレンズなどでカスタムした「LUMIX S9」

撮る前に結果がわかるミラーレスカメラが生むマンネリ

ミラーレスカメラは、レンズからの光をイメージセンサー(撮像素子)で受け取り、画像処理を施したライブビュー映像を、EVF(電子ビューファインダー)や背面モニターに表示する仕組みです。これは一眼カメラに限らず、コンパクトデジカメやスマートフォンでも同様の、デジタルカメラにおける共通の仕組みと言えます。

EVFや背面モニターに映ったライブビュー映像を見ながら撮れるのは、ミラーレスカメラの特徴のひとつ

EVFや背面モニターに映ったライブビュー映像を見ながら撮れるのは、ミラーレスカメラの特徴のひとつ

失敗のない便利さと、その裏返し

一眼レフなどの光学ファインダーを覗いて撮るスタイルと比べてこの仕組みが便利なのは、露出(明るさ)やホワイトバランス(色味)などがライブビュー映像に反映される点です。実際に記録される映像を確認しながらシャッターを切れるため、フラッシュ撮影や極端な暗所を除けば、狙ったとおりの仕上がりで撮れるのがとても便利です。

しかし、ライブビュー映像を見ながらの撮影は、裏を返せば撮る前に入念な答え合わせをしているようなものです。画面に映る映像を確認し、微調整して、シャッターを切る。この一連の作業をルーティーンのように繰り返すうちに、どこか作業をこなしているようなマンネリ感や退屈さを覚えたことはないでしょうか。

外付けOVFを使って想像しながら撮る

筆者は、そんな便利なミラーレスカメラをメイン機材にして10年以上が経過していますが、最近どこか撮影に停滞感を感じることがあります。特にスナップ写真を撮っているとき、記録される映像を見ながらシャッターを切るという行為そのものが窮屈に感じてしまうことがあるのです。

ガラス窓から覗く“実際の景色”

そこで活用し始めたのが「外付けOVF」です。

外付けOVFとは、カメラ上面のアクセサリーシューに取り付けて使用する光学ファインダーのこと。基本的には素通しのガラスで構成されたシンプルな覗き窓です。ファインダー越しに、目の前の景色を“そのままの光”で見るためのアイテムとも言えます。製品によって表示倍率や対応する画角(撮影範囲)が異なっていて、ファインダー内に描かれているブライトフレーム(枠線)でだいたいの画角を確認できます。

外付けOVFはアクセサリーシューに取り付けて使います

外付けOVFはアクセサリーシューに取り付けて使います

素通しのガラス越しに景色を覗き、おおよその画角を確かめる窓として機能します

素通しのガラス越しに景色を覗き、おおよその画角を確かめる窓として機能します

ファインダー内には、対応する画角を示すブライトフレームが浮かび上がります。このフレーム内にある波線(点線)とは、近距離撮影時に発生する視差を補正する目安。波線(点線)を画面の上端に見立てて構図を決めることで、近距離でもより狙いどおりのフレーミングがしやすくなります

ファインダー内には、対応する画角を示すブライトフレームが浮かび上がります。このフレーム内にある波線(点線)とは、近距離撮影時に発生する視差を補正する目安。波線(点線)を画面の上端に見立てて構図を決めることで、近距離でもより狙いどおりのフレーミングがしやすくなります

外付けOVFはただのガラス窓ですから、覗いてもピントがどこに合っているのか、どんな色味で写るのかは一切わかりません。見えるのは、肉眼で見る景色と撮影範囲を示す四角い枠だけです。

こう説明すると「ミラーレスにわざわざ付ける価値はあるの?」と思うかもしれません。しかし、最大のポイントは、デジタル映像ではなく“実際の景色”を直接見られることにあります。自分の目で見た景色に向かってシャッターを切るという行為には、ライブビュー映像を使った撮影では味わえないような没入感が生まれるのです。

外付けOVFの撮影体験を高めるための条件

外付けOVFは、アクセサリーシューがあるカメラであれば何にでも装着できます。電子接点による制御はないため互換性の問題もなく、取り付けるだけですぐに光学ファインダー機としての撮影を楽しめます。

ただ、正直なところ、ただ取り付けただけでは撮影が格段に難しくなり、あまり楽しくありません。オートフォーカス(AF)を使えばカメラまかせでピントは合いますが、ファインダーからはピントの芯や被写界深度(ピントが合う範囲)を把握できないため、意図しないフォーカスの甘い写真を量産することになります(それはそれで偶然性の面白さはありますが)。

ライブビュー映像とプレビュー画面を一切見ないというルール

そこで、筆者の経験をもとに、外付けOVFを使ったスナップ撮影をより深く、快適に楽しむための設定や使い方、それに見合ったカメラの条件をご紹介したいと思います。デジタルカメラをマニュアルフォーカス(MF)のフィルムカメラに近づけるためのアプローチと言い換えられるかもしれません。

まず、大前提として、せっかく外付けOVFを使うのなら、撮影中のライブビュー映像と撮影後のプレビュー画面を一切見ないスタイルを楽しんでみてください。これこそが、外付けOVF撮影の最大の醍醐味です。

もちろんプレビューで撮影結果を見ながら撮り直せば、その場で失敗をカバーできますが、いわゆるチンピング(撮った直後に背面モニターで写真を確認する行為)は、スナップ撮影において集中力を削ぐノイズでしかありません。結果を見ずに次の被写体を探すリズムこそが、外付けOVFに最もマッチします。

筆者が数々のカメラで試行錯誤した結果、たどり着いた細かい条件は以下のとおりです。

●撮影スタイル
チンピングせずに外付けOVFでスナップ撮影に没頭する

●必須
・レンズ:広角〜標準画角のMFレンズ
・カメラ:ライブビュー映像をオフにできる機能
・カメラ:撮影設定をモニターに一覧表示する「コントロールパネル」
・カメラ:汎用ダイヤルに露出補正機能を割り当てられる
・カメラ:仕上がり設定などは極力固定(変更しない)
・カメラ:RAWで記録する

●推奨
・レンズ:オーバーインフ設計でないMFレンズ
・レンズ:フォーカスリングに10mの設定(距離表示)があるMFレンズ
・カメラ:EVF非搭載機
(代替案:左上にEVFがあるレンジファインダースタイルのモデル)
・カメラ:横開きのバリアングルモニター
・カメラ:撮影設定を記録しておけるユーザーモード(3モード以上)
・カメラ:シャッター速度の下限設定機能
・カメラ:絞り優先AE/オート感度を使用
・カメラ:アクセサリーシューが光軸の近くに設置されている

●あると便利
・カメラ:露出補正ダイヤル
・カメラ:シャッター速度ダイヤル
・カメラ:タッチパネル対応
・カメラ:ハイライト重点測光
・カメラ:電子シャッター時のシャッター音設定

EVFや背面モニターを使っていると、撮影の直後に今撮った写真の仕上がりを見返してしまいがち。外付けOVFを使い、この行為(チンピング)を抑制することで撮影のリズムがよくなります

EVFや背面モニターを使っていると、撮影の直後に今撮った写真の仕上がりを見返してしまいがち。外付けOVFを使い、この行為(チンピング)を抑制することで撮影のリズムがよくなります

MFレンズは必須。距離指標にこだわって選びたい

外付けOVFを使う場合、ピント合わせは目測でのゾーンフォーカス(絞り値を極力大きくして目測でピントを合わせる方法)を活用するのが基本になります。そのため、組み合わせるレンズは、被写界深度を深く保ちやすい広角から準広角、狭くても標準域(焦点距離50mm前後)に限られます。望遠レンズは被写界深度が浅く、目測でのピント合わせが困難なため現実的ではありません。

スナップ撮影で重宝する「無限遠で止まる」設計

レンズは、AFレンズではなくMFレンズを使いましょう。MFレンズは、フォーカスリングに加えて絞りリングを備えているものがほとんど。ピント位置と被写界深度のコントロールが容易で、ゾーンフォーカス撮影では必須と言えます。

MFレンズは、基本的に絞りリングを使った手動での絞り操作が可能。ただし、コシナを除き、国内の大手カメラメーカー・レンズメーカーは現在、MFレンズをほぼ生産・販売していません。選択肢は少ないのですが、外付けOVFと組み合わせるならMFレンズは必須です

MFレンズは、基本的に絞りリングを使った手動での絞り操作が可能。ただし、コシナを除き、国内の大手カメラメーカー・レンズメーカーは現在、MFレンズをほぼ生産・販売していません。選択肢は少ないのですが、外付けOVFと組み合わせるならMFレンズは必須です

目測でピントを合わせるため、最初のうちは距離感をつかむまでにトライ&エラーが必要です。絞り値は、焦点距離によりますがF8以上が目安。絞りを絞って被写界深度を深くする必要があるため、大きなボケを生かした写真は撮れませんし、1m以内の近距離は狙わないといった割り切りも不可欠です。

しかし、この制限こそが強みになります。あらかじめ3mや5mなど好みの撮影距離にピントを固定しておいて被写体を探すスタイルにすれば、その都度ピントを合わせる手間がなくなります。撮りたいと思った瞬間にすぐシャッターを切れるこの速写性こそが、MFレンズと外付けOVFの相性がよい理由です。

レンズ選びにおいては、オーバーインフ設計でないMFレンズを選択したいです。オーバーインフとは、フォーカスリングを無限遠側に回してたときに無限遠を超えてしまう仕様のこと。スナップ撮影ではとっさにフォーカスリングを回して無限遠にセットすることもありますので、リングが無限遠でぴたっと止まる設計だと迷いがありません。ライカMマウントに代表されるレンジファインダー用レンズはほぼ問題ありませんが、ミラーレスカメラ用のなかには、ライブビュー撮影でのピント合わせを優先してあえてオーバーインフ設計にしているものがありますので注意しましょう。

なぜAFレンズの流用は推奨できないのか

MFで撮るという点では、絞りリング付きのAFレンズでも代用は可能ですが、フォーカスリングの操作感が軽すぎたり、距離指標の問題があったりするため推奨できません。オーバーインフ設計になっているのも使いにくい点です。

ここで言う「距離指標の問題」とは、フォーカスリングの回転角の違いです。AFレンズはAFでの合焦スピードを優先してリングの回転角が狭く設計されているうえ、3m以上の距離指標が省略されがちです。これではゾーンフォーカスを細かく追い込むのが難しくなります。

距離表示についてもう一歩踏み込むと、画角や好きな撮影距離にもよりますが、「10m」の指標があるMFレンズは非常に使いやすいです。特に35mm〜50mmあたりの準広角・標準レンズを使う場合、10m指標は重宝します。もちろん、絞り値に応じた被写界深度の捉え方には個人差がありますが、筆者の場合、50mmの標準レンズで少し絞ってゾーンフォーカスを行う際、10m指標を選択することが多く、撮影を重ねるほどにその実用性を実感しています。

距離窓のあるAFレンズでフォーカスリングを無限遠側に目いっぱい回した状態。指標が無限遠を超えるオーバーインフになっています。これはAFレンズでは基本的な設計です

距離窓のあるAFレンズでフォーカスリングを無限遠側に目いっぱい回した状態。指標が無限遠を超えるオーバーインフになっています。これはAFレンズでは基本的な設計です

どんな機能を持つミラーレスカメラを選ぶべきか

続いて、このスタイルにおいてミラーレスカメラのボディに求める機能を解説します。

EVF非搭載モデルを選ぶ理由

まず、あえて「求めない機能」として、EVFを搭載していないモデルを推奨します。理由は2つあります。

1つ目は、一眼レフスタイルのミラーレスカメラに外付けOVFを装着するとファインダーの上にファインダーが載る形になり、レンズの光軸からOVFまでの距離(高さ)が離れてしまうためです。視差(ファインダーから見える映像と、実際に撮影される画像に生じる構図のズレ)が大きくなり、フレーミングが難しくなります。

また、ファインダーの上にファインダーというのはデザイン的にも不格好に思えます。どうしてもEVFと外付けOVFを併用したい場合は、ボディ左上にEVFが配置されたレンジファインダースタイルのモデルを選ぶのが賢明です。

一眼レフスタイルのミラーレスカメラはカメラ中央に大きなファインダー部があり、その上にアクセサリーシューが付いています。この構造のため、外付けOVFを装着すると、どうしても視差が大きくなります。見た目的にもスマートさが失われてしまいます

一眼レフスタイルのミラーレスカメラはカメラ中央に大きなファインダー部があり、その上にアクセサリーシューが付いています。この構造のため、外付けOVFを装着すると、どうしても視差が大きくなります。見た目的にもスマートさが失われてしまいます

2つ目の理由は、よりストイックにOVF撮影を楽しむためです。EVFがあるとどうしても頼って使ってしまいます。明るい晴天下で撮影設定を変えたい場合などにEVFがあるとメニュー画面が見られて便利ですが、撮影中に仕上がり設定やホワイトバランスなどを考え始めると、どうしても意識が散漫になりOVFでの撮影体験が上がっていきません。できる限り設定を変更しにくい仕様を追求すると、EVF非搭載に行きつくのです。

実際の撮影では、RAWで記録して細かい部分は撮影後に編集・調整することを前提として、設定は極力固定するようにして撮影に臨みましょう。

バリアングルモニターの優位性

機能面では、背面モニターが上下に動くチルト式や固定式ではなく、横に開くバリアングル方式が望ましいです。画面を内側にくるっと反転させて閉じることで、強制的にモニターの表示をオフにでき、まるでフィルムカメラやモニターレス機のようなスタイルで撮影できます。

バリアングル方式だと背面モニターを裏返して収納できるため、モニターレス機のようなスタイルにできます。撮影中は画面を見ないという割り切りが大切です

バリアングル方式だと背面モニターを裏返して収納できるため、モニターレス機のようなスタイルにできます。撮影中は画面を見ないという割り切りが大切です

あわせて、ライブビューをオフにしつつ、露出値などの撮影設定だけを一覧表示できる「コントロールパネル(情報表示画面)」の有無もチェックしておきましょう。EVF非搭載機のなかには、コントロールパネルが省略されているモデルもあるため、選定の際には注意してください。

背面モニターでコントロールパネルが使えると何かと便利です。ほとんどのミラーレスカメラがこの機能を搭載していますが、ごく稀に非搭載のものもあります(※この画像は「LUMIX S9」の画面)

背面モニターでコントロールパネルが使えると何かと便利です。ほとんどのミラーレスカメラがこの機能を搭載していますが、ごく稀に非搭載のものもあります(※この画像は「LUMIX S9」の画面)

さらに細かく撮影方法や機能を追求すると……

撮影方法は人それぞれだと思いますが、スナップ撮影が主目的となるため、撮影モードは絞り優先AEを選択し、オート感度と評価測光を組み合わせるのが基本路線になります。

周囲の明るさや光線の状態などによって測光がどう変わるのかのクセをつかむために、最初のうちはライブビュー映像を見ながらテスト撮影を行うとよいでしょう。また、被写体ブレや手ブレを防ぐためにも、カメラ側でシャッター速度の下限値を設定できる機能があると便利です。

マニュアル露出で撮ることにこだわるのも一興ですが、その場合はシャッター速度ダイヤルや露出補正ダイヤルがあれば、モニターを見ずとも直感的に操作できるでしょう。

シャッター速度の下限値を設定できる機能をうまく活用しましょう。感度設定のサブメニューとして用意されている場合もあります(※この画像は「LUMIX S9」の画面)

シャッター速度の下限値を設定できる機能をうまく活用しましょう。感度設定のサブメニューとして用意されている場合もあります(※この画像は「LUMIX S9」の画面)

最近のミラーレスカメラは、ハイライト部分を重視して測光する「ハイライト重点測光」に対応するものが増えています。この測光はアンダー気味に撮るのに役立ちます。ただし、メーカーやカメラによって測光具合が大きく異なる点に注意。「LUMIX S9」の場合は、画面に少しでもハイライト部があると、ハイライトが絶対に白飛びしないようなアンダーな露出値に設定します(※この画像は「LUMIX S9」の画面)

最近のミラーレスカメラは、ハイライト部分を重視して測光する「ハイライト重点測光」に対応するものが増えています。この測光はアンダー気味に撮るのに役立ちます。ただし、メーカーやカメラによって測光具合が大きく異なる点に注意。「LUMIX S9」の場合は、画面に少しでもハイライト部があると、ハイライトが絶対に白飛びしないようなアンダーな露出値に設定します(※この画像は「LUMIX S9」の画面)

露出補正ダイヤルはカスタムモードで代用する

ここで、先ほどのリストで露出補正ダイヤルが必須や推奨でなく「あると便利」にとどまっていることに疑問を持たれた人もいるかもしれません。「露出オートで撮るなら、露出補正ダイヤルがないと明るさをコントロールしにくいのでは?」と。

しかし、そもそもEVF非搭載機はエントリー向けに作られており、独立した露出補正ダイヤルを持たないのが標準的な仕様です。レンジファインダースタイルのモデルについても、汎用ダイヤルに露出補正機能を割り当てて対応するものが増えています。もちろん専用ダイヤルがあるに越したことはありませんが、あまり選択肢がないというのが現状です。

そこで活用したいのが、各種撮影設定を登録しておいて簡単な操作で呼び出せる「カスタムモード(ユーザーモード)」です。撮影モードダイヤルでカスタムモードを選択できる機種であれば特に便利で、たとえば「カスタムモード1には露出補正±0」「カスタムモード2には+0.7」「カスタムモード3には-0.7」といった具合に段階的に登録しておけば、ダイヤルをカチカチと回すだけで素早く露出補正値を切り替えられます。

「LUMIX S9」は撮影モードダイヤルに3種類のカスタムモードが用意されています。筆者は各モードに異なる露出補正値を登録しておいて使い分けています

「LUMIX S9」は撮影モードダイヤルに3種類のカスタムモードが用意されています。筆者は各モードに異なる露出補正値を登録しておいて使い分けています

「LUMIX S9」のカスタムモードの登録画面。各モードに現在のカメラの設定内容を記録しておけます。「C3」には最大10セットまで拡張可能です(初期設定では3セット)

「LUMIX S9」のカスタムモードの登録画面。各モードに現在のカメラの設定内容を記録しておけます。「C3」には最大10セットまで拡張可能です(初期設定では3セット)

また、露出補正については、ボタン呼び出しなしでの露出補正操作を汎用ダイヤルにアサインできれば、操作メニューを表示することなくダイレクトに値を変更できます。こうした使い方の工夫によって、専用ダイヤルがなくてもスマートに露出補正が行えます。

「LUMIX S9」は露出補正ダイヤルがなく、上面もしくは背面のダイヤルで露出補正を行う仕様

「LUMIX S9」は露出補正ダイヤルがなく、上面もしくは背面のダイヤルで露出補正を行う仕様

ミラーレスカメラの多くは、汎用ダイヤルに露出補正機能を割り当てられるようになっています。割り当てておけば、ボタン呼び出しを省略した形でのダイレクトな露出補正が可能になります(※この画像は「LUMIX S9」の画面)

ミラーレスカメラの多くは、汎用ダイヤルに露出補正機能を割り当てられるようになっています。割り当てておけば、ボタン呼び出しを省略した形でのダイレクトな露出補正が可能になります(※この画像は「LUMIX S9」の画面)

視差を抑える光軸上の配置について

外付けOVFを使ううえで、アクセサリーシューが「レンズの光軸の近くにあるか」は大切なポイントです。

そもそも外付けファインダーである以上、視差は避けられないため、厳密なフレーミングは割り切る必要があります。ただ、シューが光軸から左右に大きくズレていると、ファインダーの景色と実際の写真とのギャップがストレスになりやすいのも確かです。左右のズレがなく、上下のズレだけで済む「レンズの真上」の配置が理想なのは間違いありません。

しかし、現行のEVF非搭載機、ならびにレンジファインダースタイルのミラーレスカメラで、シューが光軸と完全に一致するモデルはほぼ存在しないのが実情です。ここにこだわりすぎると選べるカメラがなくなってしまうため、実用上はそこまで神経質にならないほうがよいでしょう。「なるべくレンズの真上に近いもの」くらいの目安で捉えて、デザインやサイズ感を優先するのが現実的です。

「LUMIX S9」のアクセサリーシューは、パッと見では光軸上に配置されているように見えますが、よく見ると1〜2mm程度オフセットされています(※緑線は光軸)。

「LUMIX S9」のアクセサリーシューは、パッと見では光軸上に配置されているように見えますが、よく見ると1〜2mm程度オフセットされています(※緑線は光軸)

最終的にたどりついたのは「LUMIX S9」と「フォクトレンダー」レンズ

こうした数々の条件を最も多く満たし、理想的なベース機として筆者が選んだのが、パナソニックのフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S9」です。

約126(幅)×73.9(高さ)×46.7(奥行)mm/重量約486g(※バッテリーとメモリーカードを含む)の小型・軽量ボディに、有効約2420万画素の裏面照射型CMOSセンサーとボディ内手ブレ補正機能を搭載したモデルで、先述した条件だと、露出補正ダイヤルとシャッター速度ダイヤルは非搭載なものの、それ以外の項目はすべてクリアしています。

「LUMIX S9」はフルサイズミラーレスカメラのなかではエントリー向けに位置するモデル。ホールド性を高めるためにSmallRigのL型グリップを底面に付けて運用しています

「LUMIX S9」はフルサイズミラーレスカメラのなかではエントリー向けに位置するモデル。ホールド性を高めるためにSmallRigのL型グリップを底面に付けて運用しています

「LUMIX S9」の「レンズ情報」設定画面。電子接点がない(通信機能がない)レンズの名称や焦点距離などを登録できます。登録した焦点距離レンズ情報に応じて、ボディ内手ブレ補正が動作します

「LUMIX S9」の「レンズ情報」設定画面。電子接点がない(通信機能がない)レンズの名称や焦点距離などを登録できます。登録した焦点距離レンズ情報に応じて、ボディ内手ブレ補正が動作します

愛用している3本のフォクトレンダーレンズ

「LUMIX S9」に組み合わせることが多いのは、コシナ「フォクトレンダー」ブランドのライカMマウント互換のMFレンズです(マウントアダプターを使用)。メインで使っているのは以下の3本です。

COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical
HELIAR 40mm F2.8 Aspherical
APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)

「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical」と「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」は、ノスタルジックな回転ヘリコイド方式を採用しており、フォーカスリングの回転角が広く、10mの距離指標もしっかりと用意されています。さらに、無限遠ロック機能を備えているので、指先の感覚だけでピント位置をサッと無限遠に固定できるのも便利。フォーカスレバーの角度でだいたいの距離が把握でき、ロックがかかる手前の位置が約10mになるのも使いやすい点です。

「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical」(左)と「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」(右)

「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical」(左)と「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」(右)

いずれも無限遠ロック機能を持つコンパクトなMFレンズで、10m指標も備わっています

いずれも無限遠ロック機能を持つコンパクトなMFレンズで、10m指標も備わっています

「APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)」は、10mの距離指標はないのですが、軸上色収差などの収差を徹底的に排除したアポクロマート設計で写りがよく愛用しています。同じアポクロマート設計の「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」ほどの高コントラストではなく、自然な描写なのもポイント。非球面レンズを使わないクラシカルなレンズ構成である点も、趣味の機材としてロマンを感じる部分です。

沈胴式レンズのようなユニークなデザインの「APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)」(実際は沈胴しません)。全回転ヘリコイドを採用したType IIとは異なり、ピント合わせ時に絞りリングが一緒に回転しない設計のため扱いやすいです

沈胴式レンズのようなユニークなデザインの「APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)」(実際は沈胴しません)。全回転ヘリコイドを採用したType IIとは異なり、ピント合わせ時に絞りリングが一緒に回転しない設計のため扱いやすいです

このほか、「COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical (Type I)」(左)と「Summaron 35mm f3.5 L 後期型」(右)なども使っています

このほか、「COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical (Type I)」(左)と「Summaron 35mm f3.5 L 後期型」(右)なども使っています

Mマウントレンズ使用時のセンサーカバーガラス問題に注意

他マウントのレンズ、特に今回紹介したようにライカMマウント用レンズを現代のミラーレスカメラで使う場合は、ひとつ注意しておきたいことがあります。それは、イメージセンサー前面のカバーガラスの厚みです。Mマウントレンズは、ライカのデジタルカメラが採用する極めて薄いカバーガラスに合わせて設計されています。そのため、カバーガラスが比較的厚い他社マウントのカメラに装着すると、周辺部で光線が正しく屈折せず、像面湾曲収差が発生して周辺の像が大きく流れてしまいます。

実際に「LUMIX S9」との組み合わせでは、「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical」はF8まで絞っても四隅の像流れが気になる場合があります。いっぽうで、「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」や「APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)」は開放付近でも周辺まで問題なく安定して使えます。

周辺まで安定した描写を得たい場合は、レンズの後玉の位置に注目してください。一概には言えませんが、レンズ最後尾の後玉がイメージセンサーに近くなる設計のレンズ(広角レンズに多い)は、光がセンサー周辺部へ斜めに鋭角へ入射するため(テレセントリック性が低いため)、カバーガラスの厚みの影響を大きく受けやすくなります。逆に後玉が奥まっている設計のレンズであれば、満足のいく結果が得られやすいでしょう。

そもそもライカMマウントは、レンズの後玉をイメージセンサーに近い設計にできるのがメリットであるため、他マウントで使うのには向かないものが多いのですが、他マウントでの使用を考慮するのなら、後玉の引っ込み具合をひとつの基準するとよいと思います。

左が「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical」、真ん中が「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」、右が「APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)」のレンズマウント部。「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical」は後玉がマウント面から出っ張っていますが、「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」と「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」はレンズの奥に引っ込んでいることがわかります

左が「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical」、真ん中が「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」、右が「APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)」のレンズマウント部。「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical」は後玉がマウント面から出っ張っていますが、「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」と「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」はレンズの奥に引っ込んでいることがわかります

10mの距離指標にそこまでこだわらないのであれば、使用するカメラのマウント(「LUMIX S9」であればLマウント)にネイティブに対応したMFレンズを選ぶのが一般的と言えます。電子接点があればボディ内手ブレ補正がレンズの焦点距離に合わせて最適化されたり、写真のExif情報にレンズ情報が記録されたりといったメリットがあります。

「LUMIX S9」を使ううえでの注意点

理想的なベース機として紹介した「LUMIX S9」ですが、使用するうえでは「メカシャッター非搭載(電子シャッターのみ)」「RAWが12bit記録」の2点には注意が必要です。

メカシャッター非搭載(電子シャッターのみ)による影響

「LUMIX S9」には物理的なメカニカルシャッターがなく、完全に電子シャッターのみで撮影を行う仕様になっています。これによるスナップ撮影での主な懸念点は、ローリングシャッター現象(歪み)とフリッカー(人工光源による縞模様)の2つです。

動きの速い被写体を撮ったり、カメラを素早く動かしながらシャッターを切ったりすると、イメージセンサーの読み出し速度の関係で、背景のビルや電柱が斜めに歪んで写ってしまうことがあります。また、夜間の街灯や蛍光灯、LED光源の下では、画面に不自然な明暗の縞模様が発生しやすくなります。

RAWの12bit記録による階調の制約

フルサイズミラーレスの上位機種は14bit RAWでの記録が主流ですが、「LUMIX S9」は電子シャッターの読み出し仕様などの兼ね合いから、静止画RAWが12bit記録となります。14bitと比べると保持できる色や階調の情報量が少なくなるため、理屈の上では、明暗差の激しいシーンでのダイナミックレンジやレタッチ時の耐性で一歩譲ることになります。

具体的には、撮影後にシャドウを大幅に持ち上げたり、ハイライトを強引に救おうとしたりすると、トーンジャンプやノイズが発生しやすくなります。

「LUMIX S9」のRAW記録は12bitに制限されています

「LUMIX S9」のRAW記録は12bitに制限されています

この2点の仕様は、より高画質に記録したいという場合に気になるでしょう。ただ、スナップ撮影においては、乗り物などの激しい動体を狙わない限り、歩きながらの街角スナップでローリングシャッター歪みが大きな問題になることは稀です。フリッカーに関しては、シャッター速度をコントロールしにくい撮り方なので完璧に抑えるのは難しいかもしれませんが、絞りを絞ってシャッター速度が上がりすぎないようにするなど対策はあります。割り切って使いたいです。

外付けOVFはどれを選ぶ?

外付けOVFは、基本的には使用するレンズの画角(焦点距離)に一致したものを選びます。現在でもリコーイメージング「GRシリーズ」用などのコンパクトな外付けOVFが新品で購入できますが、市場全体として選択肢が非常に少ないのが実情です。そのため、基本的には中古市場から状態の良いものを根気強く探すことになります。

肉眼と同じ視野で覗ける名作「SBOOI」

筆者が特に愛用しているのが、ライカの歴史的名作ファインダー「SBOOI」です。主にバルナックライカや初期のM型ライカ向けに作られた焦点距離50mm用の外付けファインダーなのですが、最大の特徴は視野率が等倍(1.0倍)であること。覗いたときの視界のクリアさは感動的で、まさに肉眼で見ている景色そのものの中に、50mmのブライトフレームがぽつんと浮かび上がるような感覚を味わえます。

ライカの等倍ファインダー「SBOOI」。製造時期や仕様によっていくつかのバリエーションが存在します

ライカの等倍ファインダー「SBOOI」。製造時期や仕様によっていくつかのバリエーションが存在します

両目を開けた状態でこのファインダーを覗くと、視界の中に50mmのブライトフレームが浮かび上がるような景色が広がります。筆者は、この「等倍で景色を見る心地よさ」が好きで、50mm以外のレンズを使う際にも(フレーミングの正確さは諦めて)活用しています。もちろんすでに新品は販売されておらず、中古品を見つける必要があります。価格は状態にもよりますが3万〜5万円前後、あるいはそれ以上で取引されています。市場で見かける機会が年々減っているため、良品に出会えたら迷わず手に入れておきたい逸品です。

「SBOOI」は、肉眼で見ている景色の中にブライトフレームがそのまま浮かぶようなイメージで覗けます(この画像はあくまでもイメージです。実際の見え方を正確に再現したものではありません)

「SBOOI」は、肉眼で見ている景色の中にブライトフレームがそのまま浮かぶようなイメージで覗けます(この画像はあくまでもイメージです。実際の見え方を正確に再現したものではありません)

なお、「フォクトレンダー」ブランドからも、過去にSBOOIと同様の等倍50mmファインダーがリリースされていました。ライカ製ほど高価ではありませんが、こちらも現在では中古市場で見かける機会は少なくなっています。

「フォクトレンダー」の35mmファインダー。シルバータイプで高級感があります

「フォクトレンダー」の35mmファインダー。シルバータイプで高級感があります

「フォクトレンダー」のミニファインダー。28mmと35mmの焦点距離に対応したブライトフレームが備わっています

「フォクトレンダー」のミニファインダー。28mmと35mmの焦点距離に対応したブライトフレームが備わっています

「GRシリーズ」用のコンパクトなファインダー

「GRシリーズ」用のコンパクトなファインダー

レンズ付きフィルムカメラ「写ルンです」のファインダーに使われているレンズを再利用した「GIZMON Mierun View Finder」。「写ルンです」と同じ焦点距離32mmの画角に対応しています(※ブライトフレームは搭載されていません)

レンズ付きフィルムカメラ「写ルンです」のファインダーに使われているレンズを再利用した「GIZMON Mierun View Finder」。「写ルンです」と同じ焦点距離32mmの画角に対応しています(※ブライトフレームは搭載されていません)

APS-C機ならニコン「Z30」が理想的

バリアングルモニターを採用する小型・軽量なAPS-Cミラーレスカメラ、ニコン「Z30」

バリアングルモニターを採用する小型・軽量なAPS-Cミラーレスカメラ、ニコン「Z30」

フルサイズミラーレスの理想型として「LUMIX S9」をあげましたが、APS-C機に目を向けると、もうひとつの有力な選択肢があります。それがニコンの「Z30」です。

「Z30」は、EVF非搭載の非常にコンパクトなモデル。軽快なスナップ撮影にぴったりのサイズ感です。モニターに横開きのバリアングル方式を採用しているため、画面を内側に反転させて非表示にするスタイルにも対応します。細かいところでは、アクセサリーシューがほぼ光軸上にあり、外付けOVFを載せた際、左右の視差がほぼ気にならないのも美点です。

「Z30」とよく組み合わせているレンズは、フォクトレンダーの「COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical (Type I)」です。APS-C機の「Z30」に装着すると、35mm判換算で焦点距離約42mm相当という、スナップ撮影に使いやすい絶妙な画角になります。「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical」などと同様、クラシカルな回転ヘリコイド方式を採用しており、フォーカスリングの回転角が広く、10mを含めて距離指標がしっかり刻まれているのもポイントです。

一眼レフやレンジファインダーを使えばよいのでは?

ここまで読んでいただいた人のなかには、光学ファインダーで撮るだけなら一眼レフやレンジファインダーを使えばよいのでは? と疑問を感じる人もいることでしょう。

確かに、光学ファインダーでの撮影だけが目的なら、一眼レフや、レンジファインダーの代表格であるM型ライカなどを使えば、最初からその環境が手に入ります。しかし、これらは、ミラーレスカメラに外付けOVFを載せて撮るスタイルと比べて明確な違いがあります。

それはピント合わせです。

一眼レフやM型ライカのファインダーは、すぐれたピント合わせの機構を内蔵しています。一眼レフならピントの山が掴めますし、M型ライカなら距離計の二重像を一致させることでピントを合わせられます。これらはすばらしい機能ですが、裏を返せば「ファインダーを覗いている間、常にピントを合わせる、あるいは合っているかを確認する」という意識が働き続けることになります。

いっぽう、ミラーレスカメラに外付けOVFを載せるスタイルは、ファインダー内でピントを合わせることが物理的に不可能です。ただの素通しの窓ですから、いくら目を凝らしてもピントの山も二重像も見えません。ファインダー内でピントが合わせられないからこそ、撮影する前にゾーンフォーカス(目測)で距離を決めておき、フォーカスリングをセットします。ファインダーを覗いている間にやることは、フレーミングして、目の前の光景を肉眼で捉えて、シャッターを切るだけ。ピント合わせのステップが完全になくなることで高い没入感が得られるのです。

ただ古いカメラや仕組みに先祖返りするのではなく、現代のデジタルカメラの恩恵を受けつつも、ピント合わせというノイズを排除して撮影に没頭する。これこそが、このスタイル独自の快感と言えるのではないでしょうか。

実写作例

最後に、「LUMIX S9」「Z30」と外付けOVFの組み合わせで撮影した作例をいくつか掲載します。今回はこのスタイルでどこまで撮れるのかを知っていただくために、JPEG撮って出しの写真に限定しました。

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical、F11、1/125秒、ISO100、-0.7EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical、F11、1/125秒、ISO100、-0.7EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical、F8、1/400秒、ISO100、0.0EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical、F8、1/400秒、ISO100、0.0EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical、F16、1/125秒、ISO100、0.0EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical、F16、1/125秒、ISO100、0.0EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical、F11、1/160秒、ISO100、0.0EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical、F11な外付けOVF、1/160秒、ISO100、0.0EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR HELIAR 40mm F2.8 Aspherical、F11、1/160秒、ISO100、0.0EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR HELIAR 40mm F2.8 Aspherical、F11、1/160秒、ISO100、0.0EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR HELIAR 40mm F2.8 Aspherical、F16、1/50秒、ISO200、0.0EV

LUMIX S9、COLOR-SKOPAR HELIAR 40mm F2.8 Aspherical、F16、1/50秒、ISO200、0.0EV

LUMIX S9、APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)、F4、1/100秒、ISO250、0.0EV

LUMIX S9、APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)、F4、1/100秒、ISO250、0.0EV

LUMIX S9、APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)、F8、1/400秒、ISO100、-0.7EV

LUMIX S9、APO-LANTHAR 50mm F3.5(Type I)、F8、1/400秒、ISO100、-0.7EV

LUMIX S9、Summaron 35mm f3.5 L 後期型、F8、1/160秒、ISO100、-1.3EV

LUMIX S9、Summaron 35mm f3.5 L 後期型、F8、1/160秒、ISO100、-1.3EV

Z30、COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical (Type I)、F8、1/500秒、ISO100、-0.7EV

Z30、COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical (Type I)、F8、1/500秒、ISO100、-0.7EV

【まとめ】答え合わせをやめることでスナップはもっと自由で楽しくなる

ミラーレスカメラはEVFや背面モニターを使って「記録される映像」を見られるのが強みです。しかし、そんなミラーレスカメラであえて外付けOVFを活用する理由は、単にレトロな撮り方を懐かしむためだけではありません。便利さを手放す代わりに、「どう写るかを想像してシャッターを切る」という、写真撮影本来の面白さを取り戻せることにあります。

もちろん、画面での確認を一切しない撮影には、わずかなピンボケや大ボケ、時には露出の過不足といった失敗がつきまといます。しかし、完璧な仕上がりが事前にわかる快適さから一歩離れ、肉眼で景色を見て、仕上がりを想像しながらシャッターを切るというシンプルなプロセスは、カメラを始めたばかりのころのような、理屈抜きでの撮影の楽しさを呼び覚ましてくれるはずです。

レンズやファインダー選びの制約、ゾーンフォーカスの難しさ、そして撮影中の“答え合わせ”をしないフィルムカメラのようなもどかしさ。その不便さのすべてを楽しむ。スナップ撮影にどこか停滞感やマンネリを感じている人は、ぜひ「LUMIX S9」を使って、外付けOVFでの撮影に挑戦してみてください。

真柄利行(編集部)
Writer / Editor
真柄利行(編集部)
フィルム一眼レフから始まったカメラ歴は、はや約30年。価格.comのスタッフとして300製品以上のカメラ・レンズをレビューしてきたカメラ専門家で、特にデジタル一眼カメラに深い造詣とこだわりを持っています。フォトグラファーとしても活動中。パソコンに関する経験も豊富で、パソコン本体だけでなく、Wi-Fiルーターやマウス、キーボードなど周辺機器の記事も手掛けています。
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タイプ
ミラーレス
撮像素子種類
フルサイズ
付属レンズ
無(本体のみ)
レンズマウント
ライカLマウント
動画記録画素数
3:2 6K(5952x3968)29.97p/16:9 5.9K(5888x3312)29.97p/17:9 C4K(4096x2160)59.94p/4K(3840x2160)59.94p
手ブレ補正機構
バリアングル
重量
403g
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  • Z 30 ボディ
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タイプ
ミラーレス
撮像素子種類
APS-C
付属レンズ
無(本体のみ)
レンズマウント
ニコンZマウント
動画記録画素数
4K(3840x2160)/29.97fps
手ブレ補正機構
バリアングル
重量
350g
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  • フォクトレンダー COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VM [シルバー]
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対応マウント
VMマウント系
レンズタイプ
単焦点
焦点距離
35mm
フルサイズ対応
手ブレ補正機構
最短撮影距離
0.7m
フィルター径
34mm
重量
99g
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対応マウント
VMマウント系
レンズタイプ
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焦点距離
35mm
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最短撮影距離
0.7m
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34mm
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対応マウント
VMマウント系
レンズタイプ
単焦点
焦点距離
40mm
フルサイズ対応
手ブレ補正機構
最短撮影距離
0.7m
フィルター径
34mm
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131g
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対応マウント
VMマウント系
レンズタイプ
単焦点
焦点距離
40mm
フルサイズ対応
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対応マウント
VMマウント系
レンズタイプ
単焦点
焦点距離
50mm
フルサイズ対応
手ブレ補正機構
最短撮影距離
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焦点距離
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対応マウント
VMマウント系
レンズタイプ
単焦点
焦点距離
28mm
フルサイズ対応
手ブレ補正機構
最短撮影距離
0.7m
フィルター径
34mm
重量
143g
フォクトレンダー COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical Type I VM [ブラックペイント]の製品画像
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  • フォクトレンダー COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical Type I VM [ブラックペイント]
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VMマウント系
レンズタイプ
単焦点
焦点距離
28mm
フルサイズ対応
手ブレ補正機構
最短撮影距離
0.7m
フィルター径
34mm
重量
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