スマートフォンとBluetoothで常時接続できる「SnapBridge(スナップブリッジ)」に対応

ニコンから久々のエントリーデジタル一眼レフ「D3400」とステッピングモーター採用新レンズが登場!

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ニコンから、ニコンDXフォーマットを採用するエントリー向けデジタル一眼レフカメラの新モデル「D3400」が発表された。約2年半ぶりとなる久々のエントリー向けデジタル一眼レフカメラで、スマートフォン/タブレットとBluetoothで常時接続できる「SnapBridge(スナップブリッジ)」への対応や、一回の充電で約1200コマの撮影が可能なロングバッテリーライフなど、前モデルの「D3300」から多数の進化を遂げており、エントリー向けデジタル一眼レフとしてはかなり見どころの多い製品に仕上がっている。

ニコン「D3400」

ニコン「D3400」。ブラックとレッドの2色のカラーバリエーションを用意する。発売日は9月16日だ

エントリー向けでは初のSnapBridge対応モデル。バッテリーライフはエントリーモデルとしては驚異の約1200コマ

「D3400」は、2014年2月6日に発売された「D3300」の後継モデルとなるエントリー向けデジタル一眼レフカメラだ。基本的な部分は「D3300」と共通部分が多いが、細かな部分で改良が加えられている。

なかでも注目なのが、Bluetoothを使ってカメラ本体とスマートフォンやタブレットといったスマートデバイスを常時接続できる「SnapBridge」への対応だ。デジタル一眼レフカメラでは、これまでニコンDXフォーマットデジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデル「D500」でしか採用されていなかったが、今回、「D3400」がエントリー向けデジタル一眼レフとして初めて対応機種となった。

「SnapBridge」アプリを介してスマートデバイスと連携することで、撮影した写真のスマートデバイスへの自動転送や、同社の写真共有サービス「NIKON IMAGE SPACE」への自動アップロード、著作権情報などの付記、スマートデバイスとの日時・位置情報の自動同期などを利用することができる。初回の接続設定さえおこなっておけば、その後は常時接続状態となるため、カメラ本体の電源がオフでも、スマートデバイスとの接続を維持できる。なお、撮影した写真の自動転送については2M(200万画素)にリサイズされたものが転送される仕組みになっており、元画像の転送はアプリから手動操作となる。RAW画像や動画の転送には非対応で、JPEG画像のみにはなるものの、スマートフォンがバッグに入っていてもカメラのシャッターをきるたびに撮った写真を自動転送してくれるのはなかなか便利そうだ。

「D3400」では、「SnapBridge」アプリを介してスマートデバイスと連携が可能に。消費電力の低いBluetooth low energyを使用し、スマートデバイスとの常時接続を実現している

画質面では、撮像素子に有効2416万画素のDXフォーマットCMOSセンサーを、画像処理エンジンに「EXPEED 4」を採用している。スペックだけを見ると「D3300」と同じように見えるが、「D3300」では拡張扱いだったISO25600が「D3400」では常用感度域となり、高感度性能が向上している。なお、「D3300」の撮像素子は光学ローパスフィルターレス仕様となっているが、「D3400」もこの仕様を継承している。測距点11点のAFセンサー、最高約5コマ/秒の連続撮影速度、60pまでのフルHD動画撮影といった部分も「D3300」と同様だ。

「D3300」に搭載されていたダスト低減機能のイメージセンサークリーニングについては、残念ながら「D3400」から非搭載となっている。そのかわり、「D3400」では「エアフローコントロールシステム」と呼ばれる技術を新たに採用。レンズ装着部付近に設けた空気流制御孔でカメラ内の空気の流れをコントロールすることで、光学フィルターへのゴミやほこりがつきにくいようになっている

さらに、「D3400」はバッテリーライフが大幅に向上しているのもポイントとなっている。付属バッテリー自体は「D3300」と同じ「EN-EL14a」だが、低消費電力設計の採用などにより、撮影可能コマ数がD3300の約700コマから約1200コマまで向上している(いずれもCIPA基準準拠)。エントリーモデルでこの数字はかなり驚異的といえる。

本体サイズは124(幅)×98(高さ)×75.5(奥行)mm。重量は約445g(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む/ボディーキャップを除く)。重量はD3300の約460gでも十分軽量だったが、D3400ではさらに15gの軽量化を果たしている。記録メディアは、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I規格に対応)。背面モニターには3型液晶(約92万画素)。ファインダーはペンタミラー式で、視野率は約95%、倍率は約0.85倍となる。

「D3400」の本体サイズは「D3300」とほぼ同じだが、本体重量はさらに軽くなっている

「D3400」の本体サイズは「D3300」とほぼ同じだが、本体重量はさらに軽くなっている

背面液晶モニターや各種ボタンのレイアウト、ファインダーのスペックも「D3300」を踏襲している

背面液晶モニターや各種ボタンのレイアウト、ファインダーのスペックも「D3300」を踏襲している

本体左側面には、USBポートやHDMIポートを搭載。「D3300」では上下2枚の保護カバーだったが、「D3400」では1枚になった

SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットは本体右側面に搭載

SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットは本体右側面に搭載

撮影モードダイヤルの配置や、モードダイヤルのメニューに「GUIDE」モードが用意されている点も「D3300」と同じだ

ポップアップタイプの内蔵フラッシュも装備。ガイドナンバーは約7(マニュアルフル発光時約8)

ポップアップタイプの内蔵フラッシュも装備。ガイドナンバーは約7(マニュアルフル発光時約8)

ステッピングモーター採用の新レンズも同時発表。レンズキットは新レンズとの組み合わせに

今回、「D3400」の発表に合わせ、ニコンDXフォーマットデジタル一眼レフカメラ対応の標準ズームレンズ「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」と望遠ズームレンズ「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」もあわせて発表された。

いずれもAF駆動にステッピングモーターを採用したのが特徴。起動や停止時のレスポンスや制御性が高く、シンプルなメカニカル構造で駆動音も静かという長所があり、静止画撮影時はもちろんのこと、動画撮影時など、レンズの駆動音が気になる場面でも威力を発揮するという。ちなみに、製品名の「AF-P」は、AF駆動用のステッピングモーターを採用していることを示しており、「AF-P」の「P」は、ステッピングモーターの別名であるパルスモーター(Pulse Motor)を指している。

「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」は、焦点距離18-55mm(35mm判換算で27-82.5mmレンズの画角に相当)をカバーする、約3.1倍標準ズームレンズ。本体は、撮影しない時にレンズがコンパクトに収まる沈胴機構を採用。小型・軽量ながら、2枚の非球面レンズを採用したことで、ディストーション(歪曲収差)や球面収差などの収差を効果的に抑えているという。手ブレ補正効果4.0段のVR機構も備えている。

標準ズームレンズの「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」。本体サイズは64.5(最大径)×62.5mm(全長)、重量は約205g。価格は37,500円(税別)。発売日は「D3400」と同じ9月16日

「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」は、焦点距離70-300mm(35mm判換算で焦点距離105-450mmレンズの画角に相当)までをカバーする超望遠ズームレンズ。EDレンズを1枚採用することで、色にじみなど諸収差の発生を抑えたすぐれた描写力を発揮するという。こちらも、「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」同様、。手ブレ補正効果4.0段のVR機構を備えている。

望遠ズームレンズ「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」。本体サイズは72(最大径)×125(全長)mm、重量は約415g。価格は47,500円(税別)。こちらも9月16日発売

なお、今回発表された新レンズは、「D3400」のレンズキット用レンズにも採用されており、「D3400」のレンズキットには「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」が、ダブルズームキットには「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」と「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」の2本が同梱される。

「D3400レンズキット」(ブラック)

「D3400レンズキット」(ブラック)

「D3400ダブルズームキット」(ブラック)

「D3400ダブルズームキット」(ブラック)

「D3400レンズキット」(レッド)

「D3400レンズキット」(レッド)

「D3400ダブルズームキット」(レッド)

「D3400ダブルズームキット」(レッド)

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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2017.6.23 更新
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