「東京モーターショー 2017」が、2017年10月28日(土曜日)〜11月5日(日曜日)の期間で開催される。それに先立つ記者向けのプレスデーの様子から、ホンダブースに出展されていたコンセプトカーや市販予定車を紹介しよう。
3種類のEVコンセプトや、国内でも2018年に発売される人気のSUV「CR-V」などが展示されたホンダのブース
ホンダは、2017年9月にドイツ・フランクフルトで開催された自動車見本市「フランクフルトモーターショー2017」で公開した、EVコンセプト「Honda Urban EV Concept」に続く、2台目のEVコンセプトとして「Honda Sports EV Concept」を発表した。ホンダの持つスポーツマインドを表現したというEVで、先行の「Honda Urban EV Concept」と、フロント部分のデザインなど共通するモチーフが多いが、低く構えたフォルムとロングノーズのデザインで、古典的なスポーツカーらしさが表現されている。このほかに、ライドシェアやコネクテッド技術などの情報化の進展により、所有にこだわらない未来のカーライフに適したコンセプトを提案した「Honda NeuV(ホンダ ニューヴィー)」も注目を集めていた。
ユニークなヘッドライトのデザインの「Honda Sports EV Concept」。AI技術を用いた「Honda Automated Network Assistant」を搭載し、クルマとの一体感を高めるコミュニケーションも提案されている
ロングノーズのフロントと、ファストバックのリアを組み合わせたプロポーションは古典的なスポーツカーらしさがただよう
ヘッドランプが丸型で、テールランプは四角型、両者は対のモチーフになっている
こちらは「Honda Urban EV Concept」。ヨーロッパではこれをベースにした量産車を2019年までに発売するという
ダッシュボードに横長のディスプレイが配置されており、各種情報の表示や操作はここで集中して行う
オーソドックスなハッチバックスタイル。EVの新しさと今までのクルマのあり方を融合させると言うホンダの狙いが感じられる
こちらもEVのコンセプトカー「Honda NeuV(ホンダ ニューヴィー)」。スマートモビリティやライドシェア、自動運転など、情報化された未来のクルマに適したスタイルを提案している
「Honda NeuV」のダッシュボードには、横長の巨大なディスプレイが配置される。シェアユースを想定したシンプルさを追及しつつ、情報へのアクセス性も高められている
ホンダの小型SUVとして人気の高い「CR-V」の新モデルが、2018年に日本国内で発売される予定だが、こちらも実車が展示されていた。この新モデルでは、パワートレインに、ガソリンのほか、2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」も用意され、FF及び4WDの2種類の駆動方式が採用される予定。また、ガソリン車には、3列目シートが用意されるなど、さらに利便性が高められている。このほかの市販予定車として、大型高級セダン「レジェンド」、マイナーチェンジが実施される「オデッセイ」、燃料電池車「クラリティ」のプラグインハイブリッド版も展示されていた。
2018年市販予定の新しい「CR-V」は、ガソリン車とハイブリッドの2種類のパワートレインを用意する
「CR-V」の横からの眺め。ガソリン車では3列シートも用意されるという
ホンダの高級大型セダン「レジェンド」。こちらも市販予定
燃料電池車「クラリティ」のプラグインハイブリッド版「CLARITY PHEV」。こちらも市販される予定
こちらは市販されている「S660 β特別仕様車 #komorebi edition」。その名の通り、木漏れ日のようなやわらかな色使いで、とてもオシャレ