世界で人気のミドルサイズSUVがまもなく登場!

ホンダ 新型「CR-V」がハイブリッドで2018年に復活!

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2017年、軽自動車の「N-BOX」や「ステップワゴンハイブリッド」などが注目されて売れ行きを伸ばしているホンダだが、社内に一種の“危機感”が芽生え始めていることをご存じだろうか。

それは、ホンダのラインアップがミニバンやコンパクトカー、軽自動車といった実用指向に偏っているため、本来“走りの楽しさ”が味わえるはずのホンダ車のブランドイメージが薄れてきているのではないか、という懸念だ。

そこでホンダは7年ぶりに「シビック」の国内販売を復活させた。直接のきっかけは、シビックセダンを日本国内の寄居工場が製造するようになったことだが、それ以前からシビックを復活させたい思いはあったという。2009年のリーマンショックで、シビックの国内販売がリストラされたが、車種の削減による悪影響も小さくないと判断されたからだ。

ホンダ 新型「CR-V」/東京モーターショー2017にて撮影

ホンダ 新型「CR-V」/東京モーターショー2017にて撮影

さらに、シビックに続いてホンダを代表する世界戦略車が復活を間近に控えている。それが、SUVの「CR-V」だ。

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新型「CR-V」、正式な国内発表は2018年6月以降か

1995年に発売されたCR-Vの初代モデルは、前輪駆動をベースにした“SUVの先駆け”といえるだろう。初代モデルも全幅は3ナンバーサイズだったが、1,800mmは超えておらず、視界がよく運転しやすかった。割安な価格ということもあって、人気を得ていたのだ。

ところがその後、CR-Vは海外指向を強めてボディを拡大させ、3、4代目では全幅が1,800mmを超えてしまった。そのために販売台数が下がり、2013年にコンパクトSUVの「ヴェゼル」が発売されると、CR-Vの存在感はますます薄れてしまった。こうして、CR-Vは2016年に国内販売を終えている。

そのCR-Vが、2018年6月以降に日本国内に復活する。CR-Vの海外仕様版が「第45回東京モーターショー2017」に出品されたばかりだから、ご存じの方も多いだろう。

ホンダ 新型「CR-V」北米モデル

ホンダ 新型「CR-V」北米モデル

新型CR-Vのボディサイズはヴェゼルよりひと回り大きく、従来型に近い。海外仕様の全長は4,605mm、全幅は1,820mm、全高は1,685mmになる。ホイールベースは2,630mmだ。既存のSUVに当てはめると、マツダ「CX-5」や三菱「アウトランダー」に近く、トヨタ「ハリアー」に比べると、全長が120mmほど短い。

ホンダ 新型「CR-V」北米モデル

ホンダ 新型「CR-V」北米モデル

外観は最近のホンダ車に通じる雰囲気を持っており、フロントマスクのヘッドランプは切れ長にデザインされている。ボディサイドは、フェンダーがゆるやかに張り出しており、ボリューム感を演出する。

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルのインパネ

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルのインパネ

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルのシフトノブ

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルのシフトノブ

内装は北米市場の好みが反映されて、ATレバーが収まるインパネの中央部分は大きく手前に張り出されており、スポーティーな印象を受ける。

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルのフロントシート

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルのフロントシート

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルのリアシート

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルのリアシート

ホイールベースが2,630mmだから、後席の足元空間も相応に広く、ファミリーカーとして使いやすいだろう。

注目の新型「CR-Vハイブリッド」、動力性能は3リッタークラスに

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルのエンジンルーム

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルのエンジンルーム

エンジンは「ステップワゴン」と同じ組み合わせで、1.5リッター直列4気筒ターボと、2リッターハイブリッドが設定される。

後者は「スポーツハイブリッドi-MMD」と呼ばれ、エンジンは主に発電機として機能する。駆動はモーターが担当するから、加速感は力強く、ノイズは小さい。エンジンは発電機の作動に使われるから、速度の増減などの走行状態に左右されにくく、効率がいい。

従って、燃費性能も良好だ。JC08モード燃費はステップワゴンと同程度だろう。車重は新型CR-Vが少し軽いが、タイヤサイズが大きく抵抗も増えるから、ステップワゴンと同等になるはずだ。

数値としては1.5リッターターボが15〜16km/L、ハイブリッドが24〜25km/Lだ。1.5リッターターボの燃費は、「CX-5」「ハリアー」「エクストレイル」などの2リッターノーマルエンジン搭載車と同程度になる。

ハイブリッドの燃費は、トヨタ「ハリアーハイブリッド」の21.4km/Lを上回る。さらに、ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼルハイブリッド」の21.6〜27km/Lと同等かそれ以上にすぐれているから、ハイブリッドの燃費効率はかなり高い。

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルの走行イメージ

ホンダ 新型「CR-V」北米モデルの走行イメージ

このハイブリッドシステムは動力性能もすぐれ、3Lのノーマルガソリンエンジンに匹敵する。高い動力性能を得ながら、燃料代を安く抑えることが可能だ。

新型CR-Vの価格はCX-5と同等に

車両価格はハリアーに比べて安く抑えられ、CX-5と同等か若干下まわるはずだ。つまり1.5Lターボを搭載して、実用装備を充実させたグレードが270万円前後(2WD)になるだろう。これは、同じエンジンを搭載する「ステップワゴン」の標準ボディと同程度の価格となる。

今はSUVも売れ行きがよくなって、ファミリーユーザーの需要が高まったため、価格の割安感もシビアに問われるようになっているからだ。

ハイブリッドの価格は、実用指向のグレードが310〜320万円で、装備の充実した上級仕様は350〜370万円になる。この価格設定も、CX-5のクリーンディーゼルターボモデルに近い。ハリアーハイブリッドよりは安く、エクストレイルハイブリッドに比べると高い。

実用性と価格の割安感で選ぶなら1.5Lターボが魅力だが、CR-VはSUVだから趣味性が重視される。そこを考えると、注目される仕様はやはりハイブリッドだろう。

再びミドルサイズSUV市場へと挑むホンダ

ホンダ 新型「CR-V」北米モデル

ホンダ 新型「CR-V」北米モデル

従来のCR-Vは、搭載エンジンなどのメカニズムが平凡であったために、いまひとつ魅力に欠けていた。だが、新型CR-Vは高効率なハイブリッドを搭載し、3リッター並みの加速力と滑らかな運転感覚を得たうえに、使い勝手のよさもあって大いに注目を集めるはずだ。

人気のカテゴリーにも関わらず、これまでホンダのラインアップでは不在となっていたミドルサイズSUV。だが、CR-Vがハイブリッドという魅力を身につけて復活することで、ハリアー、CX-5、エクストレイルといった強力なライバルたちの熾烈な争いに、ホンダも再び加わることになる。来年、SUVの購入を検討しているのなら、検討の選択肢として新型CR-Vを外すことはできないだろう。

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渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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2017.12.10 更新
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