レビュー
2020年11月26日から予約受付を開始、発売は2021年6月を予定

なぜベース車はRAV4!? アメ車がモチーフの光岡 新型SUV「バディ」発表

2020年11月26日、光岡自動車は同社初の新型SUV「Buddy(バディ)」を発表した。同日から、先行予約受付が開始されている。なお、正式な発売日は2021年6月が予定されている。

2020年11月26日、アメリカンSUVをモチーフにして開発された、光岡「バディ」が発表された。ベース車は、トヨタ「RAV4」だ

2020年11月26日、アメリカンSUVをモチーフにして開発された、光岡「バディ」が発表された。ベース車は、トヨタ「RAV4」だ

バディは、2018年に発売されたオープンカー「Rock Star(ロックスター)」のような台数限定車(ロックスターは限定200台で販売され、2019年3月に完売)ではなく、光岡自動車のカタログモデルとして販売される。ただ、同社が年間で生産できる台数にはかぎりがあるため、2021年には年間50台、2022年以降は年間150台が生産される計画だ。グレードラインアップと価格については、以下の通りになる。ちなみに、バディのベースとなっているのは、トヨタのSUV「RAV4」だ。

「バディ」は、フロント、リアデザインともにベース車から大きく変更されていることから、一見すると「RAV4」には見えない

「バディ」は、フロント、リアデザインともにベース車から大きく変更されていることから、一見すると「RAV4」には見えない

■光岡「Buddy(バディ)」のグレードラインアップと価格
-ガソリン車-
20ST:4,697,700円(2WD)/4,892,800円(4WD)
20DX:5,313,000円(4WD)
20LX:5,494,500円(4WD)
-ハイブリッド車-
HYBRID ST:5,250,300円(2WD)/5,471,400円(4WD [E-Four])
HYBRID DX:5,899,300円(4WD [E-Four])

「バディ」のフロントエクステリアとリアエクステリア

「バディ」のフロントエクステリアとリアエクステリア

ラインアップやスペックについては、RAV4と大きくは変わらない。搭載するパワートレインは、2Lガソリンエンジンと2.5Lハイブリッドの2種類で、2.5Lハイブリッドには電動式4WDの「E-Four」も用意されている。ボディサイズ(全長×全幅×全高)は、バディが4,730×1,865×1,685〜1,690mmで、RAV4は4,600〜4,610×1,855〜1,865×1,685〜1,690mm。ベースグレード(バディは20ST、RAV4はX)同士で比較すると、エクステリアデザインの変更によって、バディのほうが全長は130mm長く、全幅は10mm広い。全高の値は同じだ。

バディのもっとも大きな特徴は、アメリカンSUVをモチーフにしたそのエクステリアにある。70〜80年代をほうふつとさせるアメ車がデザインテーマとなっているが、なぜ今アメ車のデザインを新型車に取り入れたのだろうか。光岡自動車の渡辺 稔 執行役員によると、冒頭で述べたロックスターの発売が関係しているという。

2018年に、アメ車をモチーフとして開発された光岡「Rock Star(ロックスター)」が発売。ベース車は、マツダ「ロードスター」だ

2018年に、アメ車をモチーフとして開発された光岡「Rock Star(ロックスター)」が発売。ベース車は、マツダ「ロードスター」だ

「ちょうど2年前、光岡は『ロックスター』を発売しました。ロックスターは、アメリカンテイストあふれる2シータ−オープンです。非常に趣味性の高い、マーケットとしてもきわめて狭いカテゴリーでしたが、短期間で完売し、今もなお多くの問い合わせをいただいております。このことが、私たち光岡にとって非常に大きな自信になりました。ロックスターをヒントにしながら、今まで挑戦したことのない新たなカテゴリーでクルマづくりに挑戦していこう。そういう気持ちにさせていただいたのです」。

「バディ」のベース車となっている、トヨタ「RAV4」

「バディ」のベース車となっている、トヨタ「RAV4」

また、現在は数多くのSUVが各社から発売されているが、なぜベース車としてRAV4を選んだのか。そのことについて、渡辺さんは「RAV4が日本で発売されたのは2019年4月ですが、北米ではすでに発売されていました。そして、ロックスターは2018年11月に発表しまして、2019年3月22日のリリースで完売のご案内をさせていただいております。そのときに、青木(企画開発課 課長でデザイン責任者)といろいろと(次期開発車の)話をしていまして、ベース車は直線的なボディラインのほうがデザインしやすいんじゃないかということで、青木も『RAV4しかない、RAV4じゃないと作れないのではないか』ということを話していました」と語る。

では、RAV4をベース車としたアメリカンSUVを開発するというコンセプトが決まってから、バディの具体的なデザインが決まるまでには、どのような経緯があったのだろうか。前出の、青木孝憲 企画開発課 課長は「初めのうちは、もっとやんちゃで豪快なアメ車像が浮かんでいました。ですが、渡辺執行役員とディスカッションを重ねていく中で、これはロックスターのときにも感じたことですが、日本車のサイズ感や機能性、上級さといったよさも大事にしたいということで、方向性を定めました。そして、アメリカンヴィンテージの明確なコンセプトに、日本車のよさを含めてコンセプトデザインに落とし込んでいきました」と話す。

渡辺さんによると、バディは2020年10月29日にティザー告知を行っているのだが、その直後から同社がかつて経験したことのないほど多くの問い合わせが入ってきているという。そのため、かなり多くの予約台数が入る可能性があり、納車までに少し時間をいただくことになるかもしれない、とのことだった。購入を希望されている方は、早めに問い合わせたほうがよさそうだ。

最後に、光岡章夫 代表取締役社長は、2019年に創業50周年という節目を迎えた光岡自動車が今後100周年に向かっていくにあたり、1994年に発売されたスポーツカー「ゼロワン」、そして2006年に発売されたスーパーカー「オロチ」の2車種を「何が何でも、作っていきたい」と語った。今後の光岡自動車の新たな展開も、楽しいものになりそうだ。

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

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