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STIパーツが装着されたパッケージモデルも発売予定

スバル 新型「BRZ」のSTI Performanceパーツ装着車が早くも初披露!

2021年5月3日〜4日、「SUPER GT 第2戦」が開催された富士スピードウェイ スバルブースにおいて、2021年夏に発売予定のスバル 新型「BRZ」のSTI Performanceパーツ装着車が早くも一般公開された。

2021年夏に発売予定の、スバル 新型「BRZ」。その新型BRZへ、さまざまなSTIパーツが装着された「STI Performanceパーツ装着車」が早くも披露された

2021年夏に発売予定の、スバル 新型「BRZ」。その新型BRZへ、さまざまなSTIパーツが装着された「STI Performanceパーツ装着車」が早くも披露された

BRZの製品画像
スバル
4.50
(レビュー35人・クチコミ1518件)
新車価格:308〜343万円 (中古車:92〜565万円

隣には、GT300マシンのモックアップ車も並べられ、レースカーと市販車とのつながりがこれまで以上に深くなっていることを実感することができた。

モータースポーツに参戦することでしか得られない、実戦の場で磨かれた技術がフィードバックされることは、レースファンにとっては得がたい魅力だろう。会場を訪れたスバルファンも、食い入るように展示車を見つめていた。

展示された会場には、新型BRZの開発をまとめたスバルの井上正彦PGMや、STIの佐藤公彦 商品開発部部長が説明員として参加するなど、そうそうたる布陣で臨むスバルの意気込みの強さが伝わってくる。

スバル 新型「BRZ」STI Performanceパーツ装着車のフロントイメージ

スバル 新型「BRZ」STI Performanceパーツ装着車のフロントイメージ

スバル 新型「BRZ」STI Performanceパーツ装着車のリアイメージ

スバル 新型「BRZ」STI Performanceパーツ装着車のリアイメージ

スバル 新型「BRZ」STI Performanceパーツ装着車のサイドイメージ

スバル 新型「BRZ」STI Performanceパーツ装着車のサイドイメージ

新型BRZに装着されている STIパーツをよく見ると、従来型以上にSUPER GTの参戦によって培った経験が色濃く反映されていることがわかる。まず、注目すべきはフロント、サイド、リヤにそれぞれ装着されている「アンダースポイラー」と、「ドライカーボンリヤスポイラー」がもたらすエアロダイナミクス性能だ。9シーズンにも及んだ、初代BRZのベースボディでの戦いの中から磨き抜かれた技術が、開発にフィードバックされている。

新型BRZは、ノーマルでも対先代モデル比で大幅な空力性能の向上がはかられているが、新しいSTI Performanceパーツは、新型の素性のいいボディをさらに生かし、ボディまわりの空気の流れをより理想に近いものにしてくれるという。

そもそも、エアロダイナミクス性能の向上は、世界中の多くのメーカーが入念に取り組んでおり、さまざまなモータースポーツ活動からそのヒントを得ているわけだが、STIの空力パーツはひと味もふた味も違う。SUPER GTのGT300クラスに参戦するマシンの中では、圧倒的に小さな排気量である2リッターエンジンを搭載する「スバルBRZ GT300」にとって、空力特性の重要度はほかのどのマシンよりも高い。STIは、どのチームよりも空力特性の改善に心血を注いできたといえる。

エンジンのトルクアップなどのパフォーマンス向上幅が少ない分、STIは乾いたウエスを搾るように、毎年、いや毎戦ごとに血眼になって新しいエアロパーツを開発してきた経緯がある。GT300勢の中では、おそらくどこよりも熱心に空力特性の開発に取り組んできたはずだ。

時には、空力が効きすぎてシャシーやタイヤとのマッチングが合わなかったり、わずかなバランスの変化によりハンドリングのスィートスポットを狭めてしまうなど、試行錯誤を繰り返しながら開発が難航。マシンの走りが低迷する時期もあった。しかし、それだけに得られた知見は幅広く、かつ深遠なものになっている。

いわば、新型BRZのSTIエアロパーツは、BRZ GT300のマシン開発エンジニアやドライバーの汗と涙の結晶から生まれたものといえる。そうした背景から、ファンが感情移入できる余地が広がっているのが、STIパフォーマンスパーツの最大の魅力なのだ。現場で展示車を見つめるスバルファンの多くも、直感的にそれを感じ取っていたはずだ。

フロント、リヤフェンダーの両サイドには、整流効果を高めるためのフィンが設けられている

フロント、リヤフェンダーの両サイドには、整流効果を高めるためのフィンが設けられている

具体的には、フロント、およびリヤフェンダーの両サイドに設けられたフィンは、ボディの外側へと流れる空気を整え、サイド全体はもちろん、前後タイヤのトレッド面の抵抗を低減する効果を発揮するという。

新型「BRZ」の特徴のひとつとなっている、フロントフェンダーに備えられたエアアウトレットには、「STIフロントフェンダーガーニッシュ」が装着されている

新型「BRZ」の特徴のひとつとなっている、フロントフェンダーに備えられたエアアウトレットには、「STIフロントフェンダーガーニッシュ」が装着されている

また、フロントフェンダーに設けられた大型のエアアウトレットも、隣に置かれたレースカーのフォルムと強く重なるものがある。

新たにスワンネックタイプが採用された「ドライカーボンリヤスポイラー」

新たにスワンネックタイプが採用された「ドライカーボンリヤスポイラー」

BRZの製品画像
スバル
4.50
(レビュー35人・クチコミ1518件)
新車価格:308〜343万円 (中古車:92〜565万円

そして、圧巻なのが刷新されたドライカーボンリヤスポイラーだ。ウイング本体とサイドのフィンが一体成型のものになり、アルミ製のステーがウイングの上部にマウントされる、いわゆるスワンネックタイプが採用されている。これも、まさにGT300マシンのイメージが再現(BRZ GT300では、2017年仕様からスワンネックを採用)されているのだが、もちろんただイメージを追求しただけではない。

「ドライカーボンリヤスポイラー」は、ステーにもフィン効果があるという

「ドライカーボンリヤスポイラー」は、ステーにもフィン効果があるという

高い整流効果を発揮するウイングの下面から、ステー部分をなくすことにより、性能的なロスを徹底的に排除。ステー本体にもフィンとしての効果を発揮させ、さらに大きな形状の穴は旋回時の空気抵抗を効果的に低減。ドライカーボンリヤスポイラーは、デザインのすべてにレースカー同様の必然性を備えた、まさに実戦で磨かれた技術の塊となっている。

残念ながら、従来型のBRZには流用装着できないのだが、そもそも新型BRZのリヤまわりの形状に合わせた設計なので、仮に強引に取り付けたとしても本来の性能は発揮されないだろう。なお、従来型のドライカーボンリヤスポイラーは33万円(税込)だが、新型もそれに近い価格になる模様だ。

GT300マシンと同じマットブロンズカラーの、BBS製18インチ鍛造ホイール

GT300マシンと同じマットブロンズカラーの、BBS製18インチ鍛造ホイール

続く注目ポイントは、18インチのSTIパフォーマンス 鍛造ホイールだ。これも、レースカーと同じくBBS製で、従来から人気の「RI-A」のデザインが踏襲されているが、レースカー用と同じマットブロンズに塗装しただけのRI-Aではなく、軽さと強度のバランスが見直された専用設計品となっている。見た目は普通のRI-Aとほとんど同じながら、リムの削り方など、よく見ると細部が異なっている。ホイールサイズは18インチ×7.5J、オフセットは+45、5穴のPCD100なので、従来型にも装着可能なのがうれしいところだ。

従来型で好評だった、フロントストラットとバルクヘッド間をピロボールが組み込まれたパーツで補強することで剛性を確保する「フレキシブルVバー」は、新型BRZにも採用されている

従来型で好評だった、フロントストラットとバルクヘッド間をピロボールが組み込まれたパーツで補強することで剛性を確保する「フレキシブルVバー」は、新型BRZにも採用されている

さらには、従来型でも定評のあった「フレキシブルVバー」、そして従来型には未設定だった「STIフレキシブルドロースティフナー・リヤ」も装着されている。スバル公式の試乗動画を見ると、ノーマルの状態でもドライバーが感嘆する様子が紹介され、従来型から大幅に底上げされている乗り味がさらに鋭敏、かつ甘美なものになるという。これまでの実績からして、得られる効果は確かなものだろう。

新型「BRZ」に装着されている「STIパフォーマンスマフラー」は、エンジンを回したときの音色のよさにこだわって開発されたという

新型「BRZ」に装着されている「STIパフォーマンスマフラー」は、エンジンを回したときの音色のよさにこだわって開発されたという

これらの新しいSTIパフォーマンスパーツは、新型BRZの正式デビューと同時に発売され、最初からこの展示車と同じ仕様で購入可能だ。さらに、お得なパッケージメニューも用意されるという。SUPER GTに参戦するBRZ GT300を応援しているファンにとっては、精神的に絶対不可欠なパーツともいえ、新型BRZの購入を決意している(!)筆者個人としても、パッケージメニューの価格が気になってしまい、本当に夜も眠れない(笑)。

新型BRZのスタッフが装着していたマスクも専用品で、インテークのシボ加工が再現されているというこだわりようだった

新型BRZのスタッフが装着していたマスクも専用品で、インテークのシボ加工が再現されているというこだわりようだった

最後に余談ながら、開発責任者の井上正彦PGMをはじめとする、新型BRZの開発チームが着用していたスタッフ専用マスクは(青と白がある)、新型BRZのフロントバンパーサイドのインテークに仕込まれた空力効果を生むシボ加工(実車はサメ肌処理)が再現されているコダワリのマスクだ。実車では、シボ加工の角度で性能が変わるといわれるが、マスクのシボ柄の角度も実車と同じ20°になっているというのだからすごい!

残念ながら、スバルおよびSTIは自動車メーカーとして「衣料品であるマスクは販売しない方針」なのだが、将来的に何らかのファンイベントなどで配られたりする可能性はわずかながらあるのでと、筆者は勝手に推察している。新型BRZ STI Performanceパーツ装着車の発売とともに、マスクについても淡い期待を抱いて実現を待ちたい。

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

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