今週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、コナミのNintendo Switchソフト「桃太郎電鉄ワールド」や、ソニーのPS5向けリモートプレイ専用機「PlayStation Portal リモートプレーヤー」、ValveのポータブルゲーミングPC「Steam Deck OLED」を紹介する。
2023年11月16日(木)発売
コナミデジタルエンタテインメントから、ボードゲーム「桃太郎電鉄」シリーズの最新作「桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる!〜」(以下「桃鉄ワールド」)がNintendo Switchに登場する。
「桃太郎電鉄」は、1988年に第1作が登場し、2023年で35周年を迎えたほか、シリーズの生みの親である、さくまあきら氏を総監督に迎えて2020年に発売した「桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜」は、累計販売数が350万本を超える大ヒットとなったという。
最新作の「桃鉄ワールド」では、さくまあきら氏製作総指揮のもと、桝田省治氏が監督/ゲームデザインを担当。シリーズ初の球体マップで再現した地球を舞台に採用しており、世界地図を平面ではなく球体で再現することで、国や地域の位置関係や距離を立体的に感じながら、ゲームを楽しめるのが特徴だ。
なお、早期購入特典として、パッケージ版には「スーパー桃太郎電鉄II」(ダウンロード版)が付属する。
友だちや家族が集まる年末・年始の時期に、4人プレイで盛り上がってはいかがだろうか。
2023年11月15日(水)発売
ソニー・インタラクティブエンタテインメントから、PlayStation 5(PS5)向けのリモートプレイ専用機「PlayStation Portal リモートプレーヤー」が登場する。価格は29,980円。
「PlayStation Portal リモートプレーヤー」は、PS5のリモートプレイを楽しめる専用デバイス。「家族がテレビを使用してゲームをプレイできないときや、PS5のゲームをリビング以外の別の部屋で遊びたい、といったケースに適している」と同社では説明する。
具体的には、PS5本体にWi-Fi経由で接続することで、PS5から「PlayStation Portal リモートプレーヤー」に、ゲームプレイをそのまま引き継いで楽しめるとのこと。PS5本体にインストールした、対応ゲームをプレイできる。
仕様面では、表示部に、8型液晶ディスプレイ(1080p、60fps対応)を装備。アダプティブトリガーやハプティックフィードバック(いずれも対応ゲームでのみ使用可能)といった「DualSense ワイヤレスコントローラー」の主要な機能も搭載する。
また、今後展開するワイヤレスイヤホン「PULSE Explore ワイヤレスイヤホン」、およびオーバーイヤー型ワイヤレスヘッドセット「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」とのワイヤレス接続に加えて、3.5mmオーディオ端子による有線接続もサポートする。
2023年11月17日(金)発売
Valveから、ポータブルゲーミングPC「Steam Deck」シリーズの新モデルとして、有機ELディスプレイを採用した「Steam Deck OLED」が登場する。
「Steam Deck OLED」は、表示部に、解像度1280×800ドットで7.4型の「HDR OLEDディスプレイ」を採用したモデル。最大輝度は1000ニトのピーク輝度(HDR)/600ニト(SDR)、コントラスト比が100万:1、リフレッシュレートが最大90Hzをサポートする。
さらに、バッテリー持続時間は「3〜12時間のゲームプレイ(コンテンツによって異なる)」に対応し、「従来モデルから30〜50%向上した」とのこと。無線通信では、Wi-Fi 6Eをサポートする。加えて、排熱処理をアップデートしたことで、「従来モデルから約5%の軽量化を実現した」という。
また、操作性では、A/B/X/Yボタン、十字キー/L&Rアナログトリガー、L&Rバンパー、表示&メニューボタン、割り当て可能な4個のグリップボタンを搭載した。
このほか主な仕様は、プロセッサーが「6nm AMD APU」、メモリーが16GB LPDDR5。ストレージのラインアップは、512GB NVMe SSD、1TB NVMe SSD。microSDメモリーカードスロットも備える。OSは「SteamOS 3(Archベース)」を採用した。
本体サイズは298(幅)×117(高さ)×49(奥行)mm、重量は約640g。
価格は、512GBモデルが84,800円、1TBモデルが99,800円。