「ミニスーファミ」レビュー第2回 実際にプレイしてわかったこと

「ミニスーファミ」の名作は、リプレイ機能でクリアせよ! 「ミニファミコン」からの進化点

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2017年10月5日に「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」(以下、ミニスーファミ)が発売されてから、約1週間。今回は、実際にプレイした感想をもとに、「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」(以下、ミニファミコン)に続く「クラシックミニ」シリーズとして着実に進化した、ミニスーファミの新機能などに迫ります。

我が家に、ミニスーファミ(写真右)がやってきた! 今回は、2016年11月10日に発売されたミニファミコン(写真左)と比較し、「クラシックミニ」シリーズ第2弾としての進化点に注目します

<関連記事>ついに出たぞ、ミニスーファミ! 「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」開封の儀

ミニファミコンとミニスーファミは何が違う?

昨年秋、「クラシックミニ」シリーズ第1弾としてミニファミコンが発売。それから約1年後にミニスーファミが登場しましたが、はたして、どのような点が進化しているのでしょうか。まずは、ハード面に注目してみます。

昨年秋に発売され、すっかり我が家になじんだミニファミコン(写真左)。今回発売されたミニスーファミ(写真右)との違いは、どこにあるのでしょうか

本体サイズを見ると、ミニファミコンが108.12(幅)×50.45(高さ)×142.47(奥行)mm(本体にコントローラーをセットした状態)で、ミニスーファミが110(幅)×40.5(高さ)×133(奥行)mmと、横幅はほぼ変わりませんが、奥行きはミニスーファミのほうが、ミニファミコンより1cmほど短くなっていました。

いずれも“手のひら”サイズの小さな筐体ながら、ミニスーファミは、ややコンパクトに仕上がっているのがわかります。

ミニファミコン(写真上)とミニスーファミ(写真下)を見比べてみると、ミニスーファミの奥行きが短い分、ややコンパクトな印象を受けます

次に、前回のレビューでも触れたコントローラーの大きさを比較します。

オリジナルのサイズを踏襲したコントローラーは、“クラシックミニなのにミニじゃない”のが特徴。実際にゲームをプレイしても、違和感がなく、当時と同じ感覚で操作できました。やはり、“変わらない”ことが、ミニスーファミの大きな魅力となっているようです。

大人の手で、ミニファミコン(写真左)とミニスーファミ(写真右)のコントローラーを持ってみると、その差は歴然。やはり、コントローラーは大きいほうが遊びやすい

地味にうれしいポイントだったのが、ケーブルの長さ。ミニスーファミ(写真上)は約1.4mで、ミニファミコン(写真下)の約80cmと比べて60cmほど長くなっており、テレビの前でも、余裕を持ってプレイできます。とは言っても、これはミニスーファミが進化したわけではなく、オリジナルのファミコンとスーファミの長さにならったものです

「やられたら、リセットボタンを押す」これをクセにしよう

続いて、機能面を見ていきます。

ミニスーファミの電源を入れると表示される「ホームメニュー」は、ミニファミコンとほぼ変わらない画面構成ですが、細かい機能がいくつか追加されています。

ミニスーファミのホームメニューは、スーファミをイメージしたデザインに変わっているものの、画面構成はミニファミコンとほぼ変わらず。画面上部のメニューバーに「画面」「設定」「権利表記」「説明書」のアイコン4つが並び、その下には、ゲームタイトルリストが表示されています

メニューバーから「画面」を選択。画面表示を「アナログテレビ」、「4:3」、「ピクセルパーフェクト」から選べるのは、ミニファミコンと同じ。さらに追加機能として、ミニスーファミでは、プレイ画面のフレームを選べるようになりました。フレームは12種類用意されているので、ゲームの雰囲気にあわせて選ぶといいかも

「設定」では、「マイプレイデモ」が新たに追加。これをONにしておくと、ボタンの入力がない状態で1分ほど経過した際、中断ポイントのプレイデータが最近登録された順に再生されます

さらに、ミニスーファミに追加された新機能の中で、注目したいのが「リプレイ機能」。

これは、中断ポイントを“起点”にして、少し前の時間にさかのぼり、プレイ状況をふりかえれるというもの。さらに、そのままリプレイすることも可能です。

たとえば、「敵にやられてしまった!」という瞬間、「なんてこった!」と落ち込む前に、本体のリセットボタンを押して、とりあえず中断ポイントを作成・登録しておけば、いつでも再チャレンジできます。リプレイ機能をうまく活用すれば、“あのころ”挫折したゲームをすぐにクリアできるかも。

おっととっと、マリオがやられたぜ! 「スーパーマリオワールド」を例に、リプレイ機能の流れを見ていきましょう

「敵にやられてしまった!」という時は、すぐにミニスーファミのリセットボタンを押します

「敵にやられてしまった!」という時は、すぐにミニスーファミのリセットボタンを押します

ホームメニューで、中断ポイントを作成・登録。さらに、中断ポイントを選択した状態で、「X」ボタンを押します

リプレイ画面が表示されました。「L」ボタンを押すと10秒前に、「R」ボタンを押すと10秒後にスキップできます。好きな時間で「START」ボタンを押せば、そこから遊び直せるしくみです。「やられたら、リセットボタンを押す」を習慣化しておけば、ゲームを有利に進められるはず

「スターフォックス」最初のボス戦を勝ち抜くコツ

ミニファミコンに収録されたソフトの数は、1983年から93年に発売された30タイトル。いっぽう、ミニスーファミは、1990年から1996年に発売された20タイトルに、未発売の「スターフォックス2」を加えた21タイトルとなっています。

【ミニスーファミ収録タイトル】
スーパーマリオワールド(任天堂)、F-ZERO(任天堂)、がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻(KONAMI)、超魔界村(カプコン)、ゼルダの伝説 神々のトライフォース(任天堂)、スーパーフォーメーションサッカー(ヒューマン)、魂斗羅スピリッツ(KONAMI)、スーパーマリオカート(任天堂)、スターフォックス(任天堂)、聖剣伝説2(スクウェア)、ロックマンX(カプコン)、ファイアーエムブレム 紋章の謎(任天堂)、スーパーメトロイド(任天堂)、ファイナルファンタジーVI(スクウェア)、スーパーストリートファイターII(カプコン)、スーパードンキーコング(任天堂)、スーパーマリオ ヨッシーアイランド(任天堂)、パネルでポン(任天堂)、スーパーマリオRPG(任天堂)、星のカービィ スーパーデラックス(任天堂)、スターフォックス2(任天堂)

なかでも注目なのが、今回のミニスーファミで初めて公開された「スターフォックス2」。

「スターフォックス2」をプレイするには、「スターフォックス」の最初のステージをクリアして、ロックを解除する必要がありますが……20年以上ぶりに「スターフォックス」をプレイしてみると、独特の操作感にとまどってしまい、これがなかなか難しい。

最初のステージをクリアするには、スタート時に保有している3つのスマートボム(画面内の敵キャラを一掃するアイテム)を、最後まで温存しておくのがコツ。ボス戦で3発のスマートボムを一気に炸裂させ、その後、自力でブラスターを撃てば、1面のボスが倒しやすくなります。もちろん、リプレイ機能を活用するのもアリです。

チョロイモンダゼ! スマートボムを活用して、「スターフォックス」の最初のステージをクリアしました

チョロイモンダゼ! スマートボムを活用して、「スターフォックス」の最初のステージをクリアしました

「スターフォックス2が遊べるようになりました!」という画面が。これはうれしい演出!

「スターフォックス2が遊べるようになりました!」という画面が。これはうれしい演出!

ホームメニューのゲームタイトルリストを見ると、確かに、「スターフォックス2」のロックが解除されていました

これが「スターフォックス2」のオープニング画面。残念ながら、これ以上お見せすることができないのですが、「スターフォックス」から進化したグラフィックで、かなりやりごたえのある内容となっています。「この先は君の目で確かめてくれ!」

マリオがヨッシーを叩いているよ! かわいそう!

最後に、昨年のミニファミコンのレビューと同様に、もうすぐ4歳になる子どもと一緒に、ミニスーファミをプレイしてみました。ミニファミコンを1年間遊んできた成果なのか、それとも単純に子どもの成長なのかはわかりませんが、心なしか、コントローラーをしっかり持つ姿が頼もしく見えます。

ミニファミコンでは、小型のコントローラーが子どもの手にフィットしていましたが、スーファミのコントローラーでも、特に違和感はないようです。ただし、X/YボタンやL/Rボタンがミニファミコンから増えたことで、何がなんだかわからず、やや混乱しながらプレイしているようす。

ミニファミコンを遊んでいた子どもにとって、今回のミニスーファミはどのように映るのでしょうか

ミニファミコンを遊んでいた子どもにとって、今回のミニスーファミはどのように映るのでしょうか

オリジナルサイズのミニスーファミのコントローラーですが、子どもの手にもうまくフィットして、操作できているようです。しかし、肩の部分にあるL/Rボタンは難しそうで、ほとんど触っていませんでした

いくつかゲームを遊んでいる中で、ちょっとしたできごとが。

「スーパーマリオワールド」でヨッシーが舌を出す際、マリオの手が動くのですが、これを見た子どもが思わず、「マリオがヨッシーを叩いているよ! かわいそう!」と、ひと言。てっきり、マリオが指をさしながら「行け!」と命令するものだと思い込んでいたので、これには思わず、ビックリしてしまいました。

「スーパーマリオワールド」でヨッシーに乗ったマリオ。ここで「Y」ボタンを押すと、「ポコン」という音とともに、ヨッシーが舌を出すのですが、よく見ると、頭を叩いているようにも……

「スーパーマリオワールド」の説明書を見ると、マリオが指をさしながら「行け!」と命令している挿絵が描いてあったので、とりあえずひと安心。ヨッシーが「グエッ」と舌を出しているわけではなさそうです(画像は「スーパーマリオワールド」説明書より)

ほかにも、子どもが反応したのが「スーパーフォーメーションサッカー」の「ブラボー!」。「Y」ボタンを押して、レッドカード覚悟で相手にショルダー・タックルする際に聞こえる「ブラボー!」というかけ声がツボにハマったようで、ゲラゲラ笑っていました

「スーパーストリートファイターII」を遊ばせたところ、お気に入りのキャラが、ザンギエフとブランカという、あまりにも渋すぎるチョイス。さすがに、L/Rボタンを使った攻撃はできませんし、必殺技も出せませんが、ザンギエフでボタンを連打して勝った際は、ご覧のガッツポーズ

以上、ミニスーファミの魅力に迫ってきましたが、「オリジナルのスーファミを小型化して、21タイトルを収録した」という特徴以外にも、リプレイ機能の搭載など、「クラシックミニ」シリーズの続編として、着実に進化を遂げていることがよくわかりました。

そんな中、任天堂が「ゲームボーイ」のデザインを商標出願していたことが明らかになり(特許庁が公開する「商標公報」より)、早くも、「次は、ミニゲームボーイか」という噂まで出始めています。ファミコン、スーファミに続いて、第3弾は登場するのか――今後も、「クラシックミニ」シリーズから目が離せません。

任天堂によって「ゲームボーイ」のデザインが商標出願されたことが明らかに。はたして、これが意味するものとは?(画像は「特許情報プラットフォームJ-PlatPat」より)

「クラシックミニ」シリーズとして発売されたミニファミコン(写真下段左)とミニスーファミ(写真下段右)。いずれも、オリジナルのファミコン(写真上段左)とスーファミ(写真上段右)を小型化し、いくつもの名作タイトルをあらかじめ収録したのが人気を博し、多くのユーザーから支持を集めました。はたして、「クラシックミニ」シリーズに、次の新作が登場する日はくるのでしょうか

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松田真理(編集部)

松田真理(編集部)

デジタル製品全般からホビーやカップ麺・スナック菓子まで、オールジャンルをカバーする編集部員。大のプロレス好き。読み方は、まつだ・しんり。

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2017.10.18 更新
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