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漫画コンシェルジュ・小林琢磨が選ぶ

ややネタバレ注意! まもなく完結しそうな、今もっとも“熱い”漫画10選

映画でも漫画でも、時間を忘れ、グッと引き込まれてしまうのが物語のクライマックスですよね。今回は、今まさにクライマックス真っ只中で、盛り上がりを見せている漫画10作品をピックアップ。結末が気になってしかたがない、“熱い”漫画を熱く紹介していきます。

1.亜人/桜井画門
“死なない”亜人同士の戦いは、どんな結末を迎えるのか!?

「亜人」はアニメ放送や実写映画化もされている「good!アフタヌーン」連載の人気作品です。亜人と呼ばれる、“死なない”特異体質を持った主人公「圭」が、同じく亜人で、人間を大量虐殺しようとする敵「佐藤」と戦う物語。その戦いはとてもユニークで、たとえば戦いによってケガを負った際は、中途半端にそのケガを残しているよりも、みずから命を絶ってまた100%の状態で再生することを選ぶなど、“死なない”亜人ならではの特性を生かした戦いが繰り広げられます。

仲間たちが次々に圭の元に集結してきたり、散りばめられていた伏線が回収されたりと、佐藤との戦いもいよいよ大詰め! 見逃せない展開が続いています。個人的には、決着がついたように思わせて、「実はこんな秘密がある!」というようなどんでん返しを期待しています。長すぎず短すぎない練り込まれたストーリーは、まさに名作と言えるのではないでしょうか。

(C)桜井画門/講談社

(C)桜井画門/講談社

あらすじ
「亜人」と呼ばれるその生物は「死なない」。高校生・永井圭はある日、交通事故で死ぬが、その直後に生き返った。それは、彼が亜人であり、人間ではないことを意味する。圭をとりまく環境は一変した。彼は人間たちから逃げ惑うことになる。友人のカイは怯える圭を助けるために駆けつけ、2人で人里を離れて山の中に逃げ込んだ。そんな彼に人間と敵対する亜人たちが接触してきた。(講談社作品ページより)/単行本は既刊14巻。

2.約束のネバーランド/原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか
世界に抗い未来を切り開く、幼い子どもたちの物語

脱獄あり、サバイバルあり、頭脳戦ありの「約束のネバーランド」は、「約ネバ」の愛称で親しまれる「週刊少年ジャンプ」の人気作品です。努力・友情・勝利という王道系のテーマとはまた違った魅力があり、“ジャンプらしくない作風”という点では、「DEATH NOTE」の正統後継と言える作品だと思っています。そんな「約ネバ」も単行本11巻の帯に「物語は最終章へー!!」とあるように、クライマックスを迎えようとしています。

「約ネバ」は、人間の世界と鬼の世界で交わされた約束により、人と鬼の2つの世界に隔てられた地球が舞台。鬼の世界に住む人間の子どもたちが、自分たちの未来に抗うために奮闘していくのですが、クライマックスへ向かいながら散りばめられていた謎が回収され、「敵である鬼と戦う!」というのがこれからの見どころ。2019年1月からはアニメ放送も始まり、2020年には第2期の放送が決定しているなど、人気絶頂の作品なのでぜひ読んでみてください。

(C) 白井カイウ・出水ぽすか/集英社

(C) 白井カイウ・出水ぽすか/集英社

あらすじ
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの3人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは……!?(集英社作品ページより)/単行本は既刊14巻。

3.テセウスの船/東元俊哉
過去を変えた先に、何が待ち受けるのか!?

「テセウスの船」はタイムスリップもののミステリー漫画ですね。惨殺事件の殺人犯の息子として育ってきた主人公が、ある日突然、過去にタイムスリップしてしまいます。過去に戻ったことで父がえん罪だったことを知り、疑いを晴らすべく真相に迫っていくという物語です。

本作の肝は、過去を変えると未来が変わるという設定。クライマックスを迎えている今、ついに真犯人を突き止め真相に迫っているところですが、事件を防ぎ、父を救えたとして、現代に戻ったときにどのような変化が起きているのか? 非常に楽しみなポイントですね。先日テレビドラマ化が発表されたので、そちらも注目しておきたい作品です。

(C)東元俊哉/講談社

(C)東元俊哉/講談社

あらすじ
1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で、児童含む21人が毒殺された。逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。28年後、佐野の息子・田村心は、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、独自に調査を始める。事件現場を訪れた心は、突如発生した濃霧に包まれ、気付くと1989年にタイムスリップしていた。時空を超えて「真実」と対峙する、本格クライムサスペンス、開幕。(講談社作品ページより)/単行本は既刊8巻。

4.ブラッククローバー/田畠裕基
誰もが1度は憧れる、魔法の世界のファンタジー

「ブラッククローバー」は、魔法の世界のファンタジー物語という王道系の少年漫画です。魔法とファンタジーという単語を聞いてワクワクするのは僕だけではないはず(笑)。魔法がすべてと言われる世界で、落ちこぼれの主人公と超エリートのライバルが、魔法帝とよばれる魔道士の頂点を目指し競い合う物語で、ライバルは王道の出世コースを、主人公はアウトローな道を歩んでいくその対比も見どころのひとつです。

最新巻では、1巻の回想で登場した最大の悪魔が出てきていて、これはもう絶対クライマックス! という展開。ただこの1年、真の黒幕かと思いきやその裏にまだ黒幕がいて、そのまた裏に黒幕がいて、というどんでん返しが続いているので、今回もさらなる黒幕がいるんじゃないかとひそかに期待しています。

(C)田畠裕基/集英社

(C)田畠裕基/集英社

あらすじ
魔法がすべての、とある世界──。生まれながらに魔法が使えない少年アスタは、己の力を証明するため、そして友との約束を果たすために、魔道士の頂点“魔法帝”を目指す! 少年魔法ファンタジー、ここに開幕!!(集英社作品ページより)/単行本は既刊21巻。

5.火ノ丸相撲/川田
ほとばしる汗とたゆまぬ努力に胸が熱くなる

「火ノ丸相撲」はタイトル通り相撲を題材にした漫画で、高校生力士がインターハイ優勝を目指す物語。「週刊少年ジャンプ」にしては珍しい相撲漫画ですが、根強い人気があるのはやはり面白いからでしょう。小柄な主人公「火ノ丸」が体格差のある屈強な力士を次々となぎ倒していく姿や、四股名を持った強い力士が技名を叫びながら必殺技を繰り出すシーンなど、なんとも少年漫画らしい作風が魅力です。

物語の後半は、高校卒業後にメンバーそれぞれが角界へ入幕して、大相撲へと舞台は移ります。クライマックス間近と言えるいまは、火ノ丸の憧れの存在である最強の横綱が突如引退を宣言。引退前に最強の横綱と戦いたいという一心で、火ノ丸が優勝決定戦へ勝ち進んでいきます。火ノ丸は横綱の胸を借りることができるのか? そして勝負の行方は? 相撲の面白さを再認識できる、素晴らしいスポーツ漫画です。

(C)川田/集英社

(C)川田/集英社

あらすじ
弱小の大太刀高校相撲部に現れた1年生、“小さき”少年・潮 火ノ丸! 「デカく」「重く」が絶対の競技に似合わぬ体格のこの新入部員、実はとんでもない過去が!? 頂点・横綱を目指す──ド白熱高校相撲、開幕!!(集英社作品ページより)/単行本は既刊26巻。

6.宇宙兄弟/小山宙哉
涙なしでは読めない、兄弟の熱い絆を描いた漫画

アニメ放送や実写映画化されている「宇宙兄弟」は、誰もが知っている有名な作品ですよね。兄弟で宇宙飛行士になり、月に立つという夢をかなえようとする物語で、個性豊かなキャラクターを中心とした、笑いあり、涙ありのストーリーが魅力。そして、諦めないことの大切さを教えてくれる漫画です。

紆余曲折ありながらも、兄弟揃って宇宙飛行士になりますが、弟が宇宙で事故に遭いパニック障害を引き起こしたことで、宇宙に行けなくなってしまいます。それでも諦めずに苦難を乗り越えますが、今度は兄が月に取り残されるというトラブルが発生。そしていま、兄を救うため弟が月へ向かうという胸熱な展開を迎えています。兄弟の念願である、一緒に月に立つという夢をきっとかなえてくれると信じています!

(C)小山宙哉/講談社

(C)小山宙哉/講談社

あらすじ
幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。いっぽう、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる。(講談社作品ページより)/単行本は既刊35巻。

7.鬼滅の刃/吾峠呼世晴
絶望の淵から這い上がり、鬼を討て

舞台は、鬼が住む大正時代。主人公の家族が鬼に殺され、あげくの果てに妹が鬼となってしまったことを境に、妹を取り戻すため鬼殺隊に入隊し、敵である鬼たちと戦う物語です。個性豊かな鬼殺隊の隊長たちと一緒になって、どうやっても勝てないような鬼を、考えて考えて、努力して倒すという少年漫画らしさが魅力です。

現在は、鬼との総力戦でまさにクライマックスと呼ぶにふさわしい激しい戦いを繰り広げている最中。誰が読んでも完結に近づいていると思わせる展開ですが、僕はまだ終わらないのではないかと予想しています(笑)。果たして主人公は鬼のボスを倒し、妹を取り戻すことができるのか。そして僕の予想は当たるのか!? 今後の展開が楽しみな作品のひとつですね。

(C)吾峠呼世晴/集英社

(C)吾峠呼世晴/集英社

あらすじ
時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子(ねずこ)を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!(集英社作品ページより)/単行本は既刊16巻。

8.DAYS/安田剛士
ひたむきな姿勢に、一歩踏み出す勇気をもらえる

20世紀を代表するサッカー漫画が「キャプテン翼」だとしたら、21世紀を代表するサッカー漫画はこの「DAYS」なのではないでしょうか。それほど魅力的な作品です。高校サッカーを題材にした漫画で、サッカー名門校に入学した主人公が、素人ながらサッカー部に入部し奮闘する姿を描いています。仲間とともに、主人公が着実に成長していくところが何よりも楽しい作品です。

物語はクライマックスに近づいていて、とにかく、めちゃくちゃいい展開。超強豪校との死力を尽くした試合や、因縁のライバルとのマッチアップなど、一瞬たりとも目が離せません! 下手くそながらもひたむきに努力する姿や、成長していく主人公の姿に勇気をもらえる作品なので、ぜひ多くの人に読んでもらいたいですね。「DAYS」なら、サッカーにくわしくなくても楽しめるはずですから。

(C)安田剛士/講談社

(C)安田剛士/講談社

あらすじ
嵐の夜、2人の少年が出会った。何のとりえもない、特技もない、けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本つくし。孤独なサッカーの天才・風間陣。嵐の夜、交わるはずのないふたりが出会ったとき、高校サッカーに旋風を巻き起こす、灼熱、感動、奇跡の物語が幕を開ける!!(講談社作品ページより)/単行本は既刊33巻。

9.七つの大罪/鈴木央
バトル、友情、個性豊かなキャラクター、これぞ王道の少年漫画

「七つの大罪」は、「週刊少年マガジン」で連載されているファンタジーものの王道系少年漫画です。累計発行部数は3,000万部を超え、TVアニメ化や映画化もされている大人気作品で、個性豊かなキャラクターたちが魅力的ですよね。読んだことはなくても、その作品名は誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。

7人の大罪人から組織された伝説の騎士団“七つの大罪”の戦いを描いた物語も、いよいよ大詰め。強敵たちとの戦いを経て、ストーリーはエピローグに入り、少しずつ完結へと近づいています。どんな結末を迎えるのだろう、とワクワクしながらも、もう終わってしまうのかというさみしさもあり、心境としてはちょっと複雑(笑)。個人的には、無理に引き延ばすことはせず、きれいな形で完結させてほしいと思っています。

(C)鈴木央/講談社

(C)鈴木央/講談社

あらすじ
かつて王国転覆をはかったとされる伝説の逆賊・〈七つの大罪〉。いまもなお執拗に、そのお尋ね者を追うは、王国の要・一騎当千の聖騎士たち。しかし、切なる想いを胸に秘め、〈七つの大罪〉を捜す1人の少女が現れた時、世界の様相を一変させるとびきりの冒険が始まった! 痛快無比のヒロイック・ファンタジー、開幕!!(講談社作品ページより)/単行本は既刊37巻。

10.進撃の巨人/諫山創
主人公が敵になる!? 読めない展開に引き込まれる名作もいよいよ終盤へ

「進撃の巨人」は言わずと知れた国民的人気漫画ですよね。人間が巨人に食べられてしまうシーンなど、連載当時のインパクトはすさまじかった……。 今までになかった作風で、迫力あるバトルや、散りばめられた伏線がていねいに回収されていくストーリーなど魅力がたくさん詰まった作品です。

第2部が始まり、伏線が回収されてきた今、この物語も終盤にさしかかっているのを感じます。ただここへ来て、主人公が敵に寝返ったかのような描写が出てきているので、一体どうやって物語を終わらせるんだ!と少し混乱しています(笑)。この作品は展開がまったく読めないので、今後どんなストーリーが描かれていくのか楽しみで仕方ないですね。クライマックス間近なのは間違いないはずなので、改めて注目しておきたい作品です。

(C)諫山創/講談社

(C)諫山創/講談社

あらすじ
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。(講談社作品ページより)/単行本は既刊28巻。

取材・記事/雪か企画
小林琢磨

小林琢磨

(株)ナンバーナイン代表取締役社長。大切な事は全て漫画から教わりました! 情熱こそ全てであり最優先。魂が震える作品が好きです。マンガサロン「トリガー」のオーナーと(株)人狼の代表も兼任。サーチフィールド創業者。アイコンはうめ先生制作。

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