レビュー
「ケント」好きなら「グロー・プロ」は最高の選択肢

ブースト機能付きの「グロー・プロ」と軽くて小さい「グロー・ナノ」を吸ってみた

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の加熱式タバコ「グロー(glo)」から、高温加熱式の新デバイス2種が、2019年10月3日より発売される。シリーズ初搭載の「ブーストモード」によって吸い応えを高める「グロー・プロ(glo pro)」と、シリーズ史上最軽量・コンパクトを実現した「グロー・ナノ(glo nano)」である。さっそく使用してみた。

写真左が「グロー・プロ」4,980円(税込)、右が「グロー・ナノ」3,980円(税込)

写真左が「グロー・プロ」4,980円(税込)、右が「グロー・ナノ」3,980円(税込)

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高温加熱式の「グロー」シリーズは、より強い吸い応えを目指して進化

約240℃の高温加熱式を採用している「グロー」は、喫味の強さで言うと、同じ高温加熱式であるPMJ「アイコス」(約300〜350℃)とJT「プルーム・エス」(約200℃)の中間に位置するデバイス。ところが最近では、グロー専用として開発されたネオスティック「ネオ(neo)」ブランドの拡充、ネオスティックのフィルターの改良など、強い喫味を求めるユーザーのニーズを満たす施策に力を入れている様子だ。

その最終形態とも言うべきものが、加熱温度自体を280℃にアップさせるという「グロー・プロ」のブーストモードである。喫味は温度が高くなればなるほど、強くなる(その分、ニオイも強くなる)。はたしてどの程度、喫味は強くなるのか、気になる「グロー・プロ」から試してみたい。

「グロー」シリーズ。写真左から「グロー(初代)」「グローシリーズ 2」、コンパクトで持ちやすい「グローシリーズ 2 ミニ」、今回発売される「グロー・プロ」「グロー・ナノ」。写真右端は、スティックに互換性のない低温加熱式「グロー・センス」

「ブーストモード」で、より満足度の高い味わいを楽しめる「グロー・プロ」

「グロー・プロ」の加熱方式は、従来のヒーター式から、キッチンでおなじみのIHを採用した誘導加熱方式に変更されている。これにより、より素早い加熱が可能になり、熱を葉のみに集中させることで加熱温度も上げることができたという。

約90分で満充電となり、連続使用は約20回。加熱を始めて吸えるようになるまで、従来では約40秒かかっていたが、通常モードで約20秒と待ち時間を半減させた。さらにブーストモードでは約10秒で加熱完了だというから驚く。喫煙時間は、通常モードで約4分間、ブーストモードで約3分間となる。

重量は、「グロー シリーズ 2」の約102gより少し軽い約98g、サイズも2mm程度小さくなっているが、ほぼ誤差の範囲で、持った感覚に差はない。

「グロー・プロ」のデザインは昭和のゴージャス感を思わせる重厚なもの

「グロー・プロ」のデザインは昭和のゴージャス感を思わせる重厚なもの

見た目は重そうだが、持った感覚は「シリーズ2」とほぼ同じ

見た目は重そうだが、持った感覚は「シリーズ2」とほぼ同じ

充電コネクターは、「グロー・プロ」(写真左)は、USB Type-C。「グロー・ナノ」(写真右)は従来同様のmicro USBを採用

起動力に感動!「グロー・プロ」を通常モードで吸ってみる

電源を入れると、まず起動の早さに感動する。刻みが入って高級感の増したLEDボタンを3秒長押しし、1度バイブを感じたら加熱スタート→約20秒で再びバイブ→吸える。というのは、アイコス並みの起動力である。

通常モードの場合、喫煙時間は3分半から約4分間へと延長された。以前の「グロー」では喫煙時間が終了してももう少し味が出そうな気がしていたので、単純にうれしい。アイコスの約6分にはかなわないが、チェーンスモーカー傾向のある人には十分な長さだろう。

スライド式のフタの内部もゴールド

スライド式のフタの内部もゴールド

写真左が「グロー・プロ」で、LEDに刻みが入っている。右の「グロー・ナノ」のLEDは従来同様

写真左が「グロー・プロ」で、LEDに刻みが入っている。右の「グロー・ナノ」のLEDは従来同様

IH採用でも正直味は変わらない。あくまで使い勝手の進化のようだ

IH採用でも正直味は変わらない。あくまで使い勝手の進化のようだ

ブーストモードはタバコの味がはっきり

次はいよいよブーストモードを試してみたい。起動方法だが、LEDボタンを長押しすると、3秒時点で1回バイブ、そのまま押し続けると5秒時点で2回バイブして加熱が開始されるので、手を離す。その後わずか10秒程度で吸えるようになるというのは、加熱式タバコの常識をくつがえすスピード感だ。

喫煙時間こそ3分間と短めになるものの、思い立ったらすぐ吸えるこの感覚は、かなり紙巻きタバコに近い。「くわえて→火をつけて→吸う」の感覚に近くなった。

まずは最新の専用スティック「ネオ・ブースト・アジュール・プラス・スティック」を吸ってみたが、基本のメンソールに、タバコ本来の味わいが色濃く追加される感覚が新鮮だった。メンソールも気持ち強めになるのだが、紙巻きタバコのメンソールのように、ベースになっているタバコの味が明確に浮き出てくる。通常モードとはかなり違うニュアンスで楽しめて、驚いた。ネオ・シリーズに関してはどのスティックもおいしく味わえるようだ。

喫味はグンと強くなる分蒸気も熱くなるので、火傷をしないように注意が必要。改良されたチューブ型のジェットフィルターで気流が狭められている分、熱さも感じやすいようだ。

長押し3秒+2秒、計5秒でブースト!その後約10秒で吸えるようになる

長押し3秒+2秒、計5秒押しでブースト! その後約10秒で吸えるようになる

蒸気量も少し多くなった

蒸気量も少し多くなった

ブーストモードで「ケント(KENT)」を吸う!

「グロー」の大きな魅力のひとつが、紙巻きタバコでも人気の「ケント」を味わえるということだ。そこで、「ケント・ネオスティック・リッチ・タバコ・エックス」(レギュラー)と「ケント・ネオスティック・ミント・ブースト・エックス」(メンソール)をそれぞれブーストモードで味わってみた。どちらもフィルター改良後の製品である。

「リッチ・タバコ」は、紙巻きタバコの香りにかなり近くなる。ほんの少しのフルーツ系の甘みと軽めのニコチン感で、かつて紙巻きタバコの「ケント」を吸っていた時のことを思い出してしまった。

「ミント・ブースト」もまた、近年の「ケント」の紙巻きタバコで大幅に充実したミント感がタバコらしさと共存していて、実においしい。温度が高い分、よりシャープなおいしさに変化している。

もちろん、通常モードとブーストモードを切り替えて吸うこともできるのだが、ブースト慣れしてしまうとその強力さに、ついついブーストモードばかり使いたくなってしまったのが、正直なところだ。

ブーストモードなら、今までの「ケント」ももっと力強く味わえる

ブーストモードなら、今までの「ケント」ももっと力強く味わえる

「グロー・ナノ」こそ、期待していた“ミニグロー”

次は「グロー・ナノ」を試そう。画期性という点では欠けるが、その使い勝手に関しては、今までの「グロー」シリーズ愛用者にとっては実に順当な進化を遂げている。なかでも小型化を期待して「グローシリーズ 2 ミニ」を入手した人にはうれしいと思う。「グローシリーズ 2 ミニ」は本体重量こそ86gに減ったものの、その大きさはほんのひと回り小さくなった程度で、がっかりしたという声はよく聞いていたからだ。

手軽さはひときわ!

手軽さはひときわ!

スリムで握りやすく、非常に軽く感じる

スリムで握りやすく、非常に軽く感じる

そうした意味で言えば、「グロー・ナノ」こそ期待していた“ミニグロー”なのである。「グロー シリーズ 2 ミニ」よりも約 25g軽い60gになり、背は高くなったものの8mm近くスリムになり、胸ポケットにも入れやすくなった。軽い分、重みでポケットが下がることも少なくなった。

吸う時も軽々と。より気楽に一服を楽しめる

吸う時も軽々と。より気楽に一服を楽しめる

連続喫煙本数こそ10本と少ないが、デスクワークで充電環境のある人なら1回の喫煙所分持てばいいので十分だろう。

操作は従来通り、ボタンの長押し後40秒ほどで吸えるようになる。喫味も変わらないが、コンパクトな分、取り回しが軽快なのはいい。ネオスティックの箱と「グロー・ナノ」ならシャツのポケットひとつで十分に間に合う。サッと味わえる「グロー」、この起動力、お手軽さは素晴らしい。

せっかちなチェーンスモーカー気質、ケント好きなら「グロー・プロ」が最高の選択肢

「喫味が強いデバイスがよい」という人にとって、これまで第1選択肢となっていたのは「アイコス」だったが、「グロー・プロ」のブーストモードはかなりその喫味の強さに肉薄する仕上がりになった。そのぶん、「グロー」としてはニオイも強くなってしまうが、「ネオ」ブランドのネオスティックを使用することで、同シリーズ史上最高の強い味を楽しめる。

また、せっかちな人にとって、10秒起動はかなり魅力的。3分の喫煙時間で強い味わいを楽しみたいチェーン気味の人にはうってつけである。

いっぽう「グロー・ナノ」は、より気軽に喫煙したい人に最適化されたデバイスだ。最近はタバコを吸えるチャンスも少なく、時間や吸える場所があればすかさず吸いたくなるものだが、そんな時はこうしたお手軽デバイスのほうが向いているのではないだろうか。

よりキツい味を楽しめる「グロー・プロ」を選ぶか、気軽に使える「グロー・ナノ」を選ぶか

よりキツい味を楽しめる「グロー・プロ」を選ぶか、気軽に使える「グロー・ナノ」を選ぶか

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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