レビュー

「ドラム、家で練習できない問題」が解決!? iPadが本格ドラムになるガジェット発見

筆者は学生の頃にドラムをたしなんでいたのですが、ギターやベースと違って、ドラムはメジャーなわりにプレイヤーが少ない楽器。軽音部でもドラムは基本的に人手が足りませんでした。
その理由はおそらく、家で練習できないから。ギターは家でも練習しやすいですが、ドラムはスタジオまで行かないとたたくことすらままなりません……。電子ドラムという手もありますが、お金、場所、振動などの問題で、なかなか導入は難しいもの。こういう事情もあり、ドラムを始めるのはハードルが高いのでしょう。

しかし今回、そんな「ドラム練習できない問題」がちょっと解消されそうなガジェットを見つけました! それが、タブレット向け本格派ドラムキット「TOUCHBEAT」です。ドラム経験者の筆者が使ってみたので、ぜひ動画でレビューをご覧ください。

記事でも簡単にご説明すると、「TOUCHBEAT」は、iPadをドラムとして演奏できるようにするキットです。

セット内容は、変わった形のドラムスティック、ストラップ2種類、タッチエミュレーター付きケーブル、キックペダル、滑り止めです(iPadは付属しません)

セット内容は、変わった形のドラムスティック、ストラップ2種類、タッチエミュレーター付きケーブル、キックペダル、滑り止めです(iPadは付属しません)

必要な電源は、キックペダルに入れる単4形乾電池2個のみ。
ほかに必要な準備としては、iPadに「TOUCHBEAT」専用ドラムアプリをインストールしておきましょう。

足でバスドラムを操作できる本格派

この「TOUCHBEAT」一番のポイントは、キックペダルにあります。

キックペダルとタッチエミュレーター付きケーブルを接続し、ケーブルの先端にある電導性チップをiPadの画面(ドラムアプリのバスドラムに当たる部分)に貼り付けます

キックペダルとタッチエミュレーター付きケーブルを接続し、ケーブルの先端にある電導性チップをiPadの画面(ドラムアプリのバスドラムに当たる部分)に貼り付けます

すると、キックペダルを踏むことで、チップを貼り付けた部分が反応するようになります。本来は指でタッチするところを、代わりにチップを通してタッチするということですね。つまり、バスドラムを足でたたけるのです!

あとは付属のスティックで、本物のドラムのようにiPadの画面をたたくだけ。サウンドも本格的で、あまり速いテンポでなければ、基本的な演奏はできちゃいます。

チップは、演奏していると結構外れやすいので、メンディングテープなどで貼り付けるのがおすすめ

チップは、演奏していると結構外れやすいので、メンディングテープなどで貼り付けるのがおすすめ

「TOUCHBEAT」のアプリでは、自由に演奏するだけでなく、ゲーム感覚でドラムを学べるモードもあります。

まるで音ゲーのように、ドラムの基本的なたたき方を学べます

まるで音ゲーのように、ドラムの基本的なたたき方を学べます

仕組みとしては、指の代わりにスティックとキックペダルでタッチしているだけなので、ほかのドラムアプリでもOK。基本的にはiPad向けですが、試しにAndroidスマホのドラムアプリでも使ってみたところ、問題なく演奏できました。ただ画面が小さいとやりづらいので、基本的にはタブレットのほうがよさそうです。

脚に固定すればいつでもどこでも演奏可能

タブレットは、机にぺたんと置くよりは、少し傾斜をつけたほうがたたきやすいと思います。
また、付属のレッグストラップを使えば、机がない場所でも演奏できるのがうれしい!

これなら、本当にどこでもドラムの演奏が楽しめます

これなら、本当にどこでもドラムの演奏が楽しめます

「TOUCHBEAT」があれば、スタジオに行かなくても、電子ドラムがなくても、騒音を気にせずいつでもどこでもドラムを演奏できます。どうしても本物とは大きさも感覚も違うので、本格的な演奏の練習やライブでの使用などには向きませんが、家で譜読みやリズムの確認をするのに使ったり、ドラムを始めてみたいという人が感覚をつかむために使ってみるのにはぴったりだと思います。

ドラムは本来持ち運びができない楽器ですが、タブレットと「TOUCHBEAT」さえあれば、どこでも演奏できるのがうれしい!
経験者にとっても、これから始めたい人にとっても、ドラムの楽しみ方が広がるアイテムだと思います。気になった方はぜひチェックしてみてください!

しえる(編集部)

しえる(編集部)

自称ポテチマスター。ポテトチップスを中心に、1日3袋のスナック菓子をたいらげるお菓子狂。お菓子関係のグッズやちょっと変わったアイテムをメインに紹介します。

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