レビュー
気になるノンニコチンスティックを吸ってみた

アイコスで吸う! 6つのフレーバーが選べる「エコゼロ」の味わいは?

加熱式タバコの互換スティックとして、ニコチンレスの製品が人気を高めている。この分野はさまざまな製品が登場しているが、今回は、6種類の味わいが楽しめる「エコゼロ」を試してみた。

「レギュラー」「コーヒー」「ブルーベリー」「メンソール」「ハードメンソール」「シトラス」という6つのフレーバーが用意されたエコゼロ

「レギュラー」「コーヒー」「ブルーベリー」「メンソール」「ハードメンソール」「シトラス」という6つのフレーバーが用意されたエコゼロ

燻製が香るニコチンゼロのスティック「エコゼロ」

エコゼロは、「アイコス」などの加熱式タバコデバイスを使い、ニコチンを含まない茶葉を高温加熱して蒸気を吸うという製品。ほかのニコチンレススティックと同様、茶葉を詰めたスティックを高温加熱して発生する蒸気を吸い込むというもので、たばこ葉ではないためニコチンが含まれず、その点では健康被害が発生しにくい。

加熱式タバコ用のニコチンを含まないスティック。基本的にはアイコス互換だ

加熱式タバコ用のニコチンを含まないスティック。基本的にはアイコス互換だ

ただ、あくまで「ニコチンを含まない」というだけで、茶葉の高温加熱によって発生する物質にどこまで健康影響があるかは判断ができないので注意してほしい。このあたりは紙巻きタバコや通常の加熱式タバコと同じ話ではある。とくに妊娠、授乳中の人は注意したい。未成年者の使用も推奨されない。なお、特段の健康被害に関する調査結果は公表されていないようだ。

たばこ葉ではなく茶葉であることを除けば、アイコスのたばこスティックと基本の構造は同じで、「エコゼロ」は中国・福建省産の「正山小種(ラプサン・スーチョン)」という茶葉を利用。独自製法によって上質な吸い心地を実現したという。

アイコスにはスムーズに差し込めて、使い勝手は変わらない

アイコスにはスムーズに差し込めて、使い勝手は変わらない

「正山小種(ラプサン・スーチョン)」は、茶葉としては、どうやら燻製の香りがする紅茶葉らしい。この点はくわしくはないが、確かに独特の香りがするスティックではある。特に「レギュラー」からはジャスミン茶のような、ほのかな香りが漂う。少し酸味のある香りで、好き嫌いは分かれるかもしれない。

6つのラインアップで、それぞれの香りは異なるが、標準の「レギュラー」以外にも程度の差こそあるが、同じ系統の香りは含まれている。いずれも強烈というほどではなく、本当の「正山小種(ラプサン・スーチョン)」の香りは未確認だが、ジャスミン茶やグリーンティー系の香水に近しい香りと感じた。

アイコスの「マールボロ ブラック・メンソール」と比較。「エコゼロ」は茶葉が分厚く、一見して違いがわかる

アイコスの「マールボロ ブラック・メンソール」と比較。「エコゼロ」は茶葉が分厚く、一見して違いがわかる

シンプルだがインパクトは少ない「レギュラー」

というわけで、「エコゼロ」全6種類を一気に吸ってみよう。まずは標準の「レギュラー」から。前述の通り、酸味を感じるほのかなお茶の香りが漂う。燻したような香りは強くは感じないが、ちょっと独特の香りではある。

標準となるレギュラー

標準となるレギュラー

吸ってみると、喫味という意味では物足りない。蒸気を発生させるグリセリンなどの含有が少ないのか、爆煙というほど蒸気が出ないのも物足りなさにつながっている印象もある。

ただ、吸い込むとほのかに感じられるお茶の香りが独特。メンソールやフレーバーがない分、素のお茶を蒸した香りだ。酸味を感じる独特の香りで、極端な強さはないので、アイコスの「マールボロ レギュラー」などと比べて香りは抑えられている。

ただ、やはりインパクトは薄く、ニコチン代わりにはならなそう。お茶の味わいと香りがハマれば、お茶を飲む気分で小休止できるかもしれない。

キャンディー風の香り漂う「コーヒー」

紅茶葉なのにコーヒーという組み合わせをしてしまった「コーヒー」。箱を開けた途端に漂う香りは、コーヒーはコーヒーでも、いわゆるコーヒーキャンディーのあの香り。

キャンディー風味のコーヒー

キャンディー風味のコーヒー

それほど強烈ではなくほんのり香る程度だが、お茶の香りにコーヒーキャンディーが混じる。ちょっと酸味のある香りになって、甘ったるくは感じない。

吸い込んでみると、コーヒー感は薄い。コーヒー特有の苦みはないが、酸味があるのでモカっぽい、というと大げさな表現だが、コーヒーキャンディーの少し甘い香りと茶葉の香りが混在する。ただ、基本的には「レギュラー」の香りが強い。吸う前はアメのような印象でちょっと期待したのだが、そこまで香りは強くはなかった。

お菓子のような香りがクセになりそうな「ブルーベリー」

これはもう、あれ。ガムである。明確な懐かしいほどの香りが漂い、お菓子感は強烈。茶葉の香りを超えるほどの強さだ。吸ってみると、(ガムのような)ブルーベリーの香りに爽やかなメンソール。メンソールは弱めなので、爽やかさを感じる味わいとなっている。

ガム感が強い「ブルーベリー」

ガム感が強い「ブルーベリー」

「レギュラー」などで感じた茶葉の味わいは少ないが、後味に少し感じる。それほどブルーベリーをじゃまするほどではないので、個人的には最初のイメージよりも好印象。これくらい際だった味わいのほうが面白い。

ただ、吸っていると最後のほうはブルーベリーの味わいが減って、茶葉の味わいが強くなる。そうなると雑味を感じるのが残念なところだった。まあ、アイコスの喫煙時間はボタン長押しでコントロールできるので、雑味を感じたらそこで止めてもよさそうだ。

軽い爽やかさを感じる「メンソール」

「メンソール」は爽やかさを感じる程度で、思ったより弱め。「レギュラー」を爽やかにしたという感じで、メンソールが苦手な人でも味わえるレベル。強いメンソールが欲しい人には物足りないだろう。

メンソールがアクセントとなる「メンソール」

メンソールがアクセントとなる「メンソール」

喫味がそれほど強くはないので、喉へのインパクトもなく、吸いやすい。そのため、茶葉の味わいに加えて爽快感が欲しい、くらいのニーズなら適しているだろう。逆に目的がメンソールなら不満を感じるかもしれない。

これぞメンソール「ハードメンソール」

メンソール感をより強めたのがこの「ハードメンソール」だ。こちらはその名の通り、かなり強力。吸った瞬間、鋭く喉を切るようなメンソールを感じられて、メンソール好きであれば満足できるだろう。

鋭く強いメンソール感の「ハードメンソール」

鋭く強いメンソール感の「ハードメンソール」

茶葉の味わいはあまり感じられなくなるが、メンソールの強い刺激があるため、満足感は高く、アイコスのタバコスティックのメンソールと比較しても十分なメンソール感を味わえる。

主張は弱めだが茶葉の味わいも混在しており、メンソールとお茶を合わせているような感じもある。このあたりは、アイコスとは異なるところ。アイコスの「マールボロ ブラック・メンソール」ほどの強烈なメンソールではないが、通常のメンソールとは変わらない程度のメンソール感はある。

ハーブティーのようにひと休みの一服に「シトラス」

柑橘系のシトラスという名称だが、香りの印象はハーブ。それほど強くはないが、独特の香りで、少し酸味が混じる。悪い意味ではなく、好き嫌いは分かれるかもしれないが、香りとしてはありだと思う。

ハーブティーのたたずまい「シトラス」

ハーブティーのたたずまい「シトラス」

実際に吸ってみると、苦味のあるハーブティーというイメージで、甘みもなく、ほのかな酸味と苦味は悪くない。もう少し強めでもよかったかもしれないが、そうすると苦手に感じる人は多くなったかもしれない。

逆に言えば、味わいは悪くないが、やや物足りない感じはする。その意味では、合間の短時間に気分を変える1本という使い方になりそうだ。

多種類の味わいが楽しめるのはメリット

こうして吸ってみると、6種類それぞれに特徴はあるが、いずれも茶葉の香りと味わいが強めなので、どうしてもお茶の感じが残る。これはこれでありという人もいるだろうし、特徴的なブルーベリーはおもしろいと感じた。

ニコチンゼロの製品は味が飽きがちなので、多種類の味わいが楽しめる「エコゼロ」は方向性としては間違っていないだろう。このあたり、もっといろんな種類が登場すればおもしろそうだ。

なお、価格は3箱セットで1,254円(税込)、6つのフレーバーが全て含まれた6箱セットで2,580円(税込)。1箱430円弱なので、アイコスのようなニコチン入りのタバコスティックよりはやや安い程度だ。

小山安博

小山安博

編集者からライターに転身。PC、デジカメ、スマホ、セキュリティ、決済などのジャンルをつまみ食い。軽くて小さいものにむやみに愛情を感じるタイプ。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
喫煙具のその他のカテゴリー
ページトップへ戻る