レビュー

紙巻きタバコ加熱式化デバイスの決定版! 「C-VAPOR LOOP」の有能さに驚愕

「ヴェポライザー」は、手巻き用タバコ葉「シャグ」を使用することで、タバコ代を減らせる人気デバイス。紙巻きタバコもカットして使用できるため、タバコ代を1/4に減らせる点はうれしいが、従来デバイスはそもそも紙巻きタバコの使用を前提に作られていないので、使い勝手や味わいに満足することは難しかった。

今回紹介する「C-VAPOR LOOP(シー ベイパー ループ)」は、紙巻きタバコの使用に特化した新開発デバイス。驚くべき喫味と使い勝手を実現しているという本製品を、ヘビースモーカーの筆者が試してみた。

晴和の紙巻きタバコ専用ヴェポライザー「C-VAPOR LOOP」(写真中央左が「ジェットブラック」で、写真中央右が「ナイトネイビー」。各税込8,980円)。紙巻きタバコは、通常の太さのもの(スリムサイズ以外)なら使用可能だ

晴和の紙巻きタバコ専用ヴェポライザー「C-VAPOR LOOP」(写真中央左が「ジェットブラック」で、写真中央右が「ナイトネイビー」。各税込8,980円)。紙巻きタバコは、通常の太さのもの(スリムサイズ以外)なら使用可能だ

ヴェポライザーの“デファクト・スタンダード”が紙巻きタバコ専用となって最強化

近年、「アイコス」などの加熱式タバコが急速に普及している。しかし、専用スティックを使う必要があり、コスト的には紙巻きタバコとほぼ変わらない。そこで、「タバコ葉は200℃近くまで加熱すれば、揮発したニコチンを吸引できる」という原則をもとに、静かなブームとなっているのがヴェポライザーである。内部にチャンバー(加熱炉)を備え、そこに手巻き用タバコ葉「シャグ」を入れるか、紙巻きタバコをカットして入れれば、加熱式タバコとして吸うことができ、しかもタバコ代を1/4程度にまで節約できるという便利なデバイスだ。

手巻き用タバコ葉「シャグ」は、およそ130種類流通していると言われているが、一般的に流通している紙巻きタバコと同じ銘柄のものは少ない。さらに、いちいちタバコ葉をつまんで内部に入れる仕組みも面倒だったりする。いっぽう、紙巻きタバコをカットして使うという手もあったが、ヴェポライザーはそういう用途用に設計されていないので、喫味は落ちてしまっていた。

そうしたヴェポライザーの課題を解決したのが、ヴェポライザーの定番機種「C-VAPOR」の進化版「C-VAPOR LOOP」だ。貫通型エアフロー(空気の通り道)を搭載し、多孔質セラミックフィルターにより雑味を除去する仕組みを搭載。まさに、紙巻きタバコを加熱式で吸うためのデバイスである。

本体サイズは26(幅)×103(高さ)×53(奥行)mmで、重量は約129g。金属ボディからにじみ出る高級感にシビれる

本体サイズは26(幅)×103(高さ)×53(奥行)mmで、重量は約129g。金属ボディからにじみ出る高級感にシビれる

マウスピースを取り外すと現れるチャンバー。ここにカットした紙巻きタバコを入れて熱する

マウスピースを取り外すと現れるチャンバー。ここにカットした紙巻きタバコを入れて熱する

本体底面のスライド式調整弁で、喫味の濃さを左右するエアフローを調整できる。その上のくぼみは、葉詰まり時に使う引き出し型ピッキングツール。右側のUSB Type-Cポート経由で、2A急速充電に対応する(2時間でフル充電)。バッテリー容量は、3,000mAh

本体底面のスライド式調整弁で、喫味の濃さを左右するエアフローを調整できる。その上のくぼみは、葉詰まり時に使う引き出し型ピッキングツール。右側のUSB Type-Cポート経由で、2A急速充電に対応する(2時間でフル充電)。バッテリー容量は、3,000mAh

タバコのカットが劇的に楽になる特製シガーカッターが付属

本製品には、シガーカッターが付属する。

紙巻きタバコが使用できる従来型ヴェポライザーの悩みのひとつに、紙巻きタバコを1/3や1/4にうまくカットできないという点があった。その点、本モデルに付属されるシガーカッターは、タバコを縦に挿入することで先端が突き当たる設計なので、均等にカットできるのだ。さらに、台座パーツを上下に入れ替えて装着することで、キングサイズのタバコを1/3サイズ(17.5mm)と1/4サイズ(13.5mm)の2通りでカットできる。地味だが、タバコカットユーザーにとっては、「待ってました!」の機能だろう。

キングサイズの紙巻きタバコの葉が入っている部分を、きれいに4分割できる。これが、タバコ代1/4の根拠

キングサイズの紙巻きタバコの葉が入っている部分を、きれいに4分割できる。これが、タバコ代1/4の根拠

喫味アップに必須! 「LOOP」専用に開発された国産リキッド

市販の加熱式タバコ専用スティックは、通常、白い蒸気を発生させるためのグリセリン類(食用レベル)をタバコ葉に染み込ませている。したがって、ヴェポライザーに使用する紙巻きタバコにも、リキッドを1滴垂らして吸うのは鉄則と言っていいだろう(使わなくても吸えるが、味は落ちる)。そのリキッドだが、ベイプ用のものなら何を使っても蒸気は出る。しかし、味は紙巻きタバコにすでに備わっているので、余計なフレーバーは必要ない。そこで注目したいのが、紙巻きタバコをヴェポライザーで吸うのに最適化した別売のリキッドシリーズ「LOOPS」(10ml/税込980円)だ。

さらに、「LOOPS」シリーズの中で特におすすめなのが、「NON FLAVOR」というリキッド。通常甘みが強調されてしまいがちなグリセリンのクセを調整し、紙巻きタバコ本来の味わいを際立たせるためだけの忍者的な性能を持っているのだ。

カットしたタバコを本体に装着したら、リキッドを1滴。味わいはこれで激変する

カットしたタバコを本体に装着したら、リキッドを1滴。味わいはこれで激変する

「C-VAPOR LOOP」の専用リキッドシリーズ「LOOPS」。(写真左から)「NON FLAVOR」、「MENTHOL」、「HARD MENTHOL」、「VANNILA」、「GREEN APPLE MENTHOL」。フレーバータイプは、紙巻きタバコと味が混ざるので、組み合わせには注意したい

「C-VAPOR LOOP」の専用リキッドシリーズ「LOOPS」。(写真左から)「NON FLAVOR」、「MENTHOL」、「HARD MENTHOL」、「VANNILA」、「GREEN APPLE MENTHOL」。フレーバータイプは、紙巻きタバコと味が混ざるので、組み合わせには注意したい

紙巻きタバコ加熱式化デバイス「C-VAPOR LOOP」を吸ってみた

ここからは、試用レビューに移ろう。

特製シガーカッターを使い、好みの銘柄の紙巻きタバコをカットして本体に装着(しっかりとした喫味が欲しいなら、1/3カットがおすすめ)。リキッドを1滴垂らしたら、マウスピースを装着し、本体ボタンを5クリックして、加熱を開始する。温度調節は上下ボタンで160〜240℃の範囲で調整可能だ(おすすめは220〜230℃)。通常モードでは喫煙時間は3分間だが、設定を変えると「アイコス」を超える最大7分間まで延長可能だ。ただ、現実問題として、そこまで喫味が続かないので、5〜6分間に設定するのがちょうどいいと感じた。

まず、「セブンスター」(タール14mg)を1/3カットし、「NON FLAVOR」を垂らして吸ってみた。すると、高タール紙巻きタバコ特有のいがらっぽさを感じつつ、臭みが7〜8割減という不思議なおいしさが感じられた。「セブンスター」が備えるキンとした辛みがないため、タバコ葉本来のうまみが際立ち、ふわっとした甘みにたどり着く。これは、紙巻きタバコの「セブンスター」のおいしさだ。

ほかの銘柄でも吸ってみた。「マールボロ・ゴールド・100s・ボックス」(タール6mg)は、軽めの喫味なので専用フィルターなしで挑戦。ゆっくり吸ってみると、草原感のあるうまみをじっくり感じることができた。「メビウス・100s・ボックス」(タール10mg)は、少しキツめなのでフィルター付きで味わってみたが、慣れ親しんだタバコの風味が広がった。ちなみに、両銘柄ともにロングサイズの「100s」タイプなので、1/4どころか1/5カットまでできてお得感はより高い。

いちばん気に入ったのは、「ナチュラル・アメリカン・スピリット・ターコイズ」(タール12mg)。フィルターは必要だが、ガツンとしたスロートキックと、ナチュラル系ならではの雑味のない味わいが、「LOOP」で吸うとさらに際立っていた。

「C-VAPOR LOOP」を初めて使う人は、まず自分に合うタール値の紙巻きタバコをいくつか試すところから始めるといいだろう。今回は、レギュラータイプを中心に味わったが、もちろんメンソールタイプの紙巻きタバコも問題なく吸える。レギュラータイプに専用リキッドの「HARD MENTHOL」を垂らしてメンソール化することも可能だ。刺激を限りなく追求したい場合は、メンソールタイプに「HARD MENTHOL」を垂らすという手もある。

キツ過ぎる、辛過ぎると感じた人は、付属の専用フィルターをマウスピースに装着しよう

キツ過ぎる、辛過ぎると感じた人は、付属の専用フィルターをマウスピースに装着しよう

吸い終わった後は、本体を逆さにして吸い殻を灰皿にポン。もちろん火は使っていないので、ある程度密閉してニオイを抑えられるものなら灰皿でなくてもOK。吸い殻自体も、紙巻きタバコのものに比べると、ニオイは激減していた

吸い終わった後は、本体を逆さにして吸い殻を灰皿にポン。もちろん火は使っていないので、ある程度密閉してニオイを抑えられるものなら灰皿でなくてもOK。吸い殻自体も、紙巻きタバコのものに比べると、ニオイは激減していた

【まとめ】ほぼすべての紙巻きタバコを加熱式で吸える!

以上、試用してみて感じたのは、「C-VAPOR LOOP」は紙巻きタバコをおいしく味わうヴェポライザーの決定版だということ。率直に言うと、感動するほどウマかった。これを1度使えば、筆者と同じように、新しい世界がバッと開けた気になるはずだ。

紙巻きタバコの銘柄を次から次へと試せるほか、リキッドの組み合わせやエアフロー調整、温度変更などでも喫味は変わるので、可能性は無限大。しかも、それが低コストでトライできるのもうれしい。筆者もまだ、楽しい試行錯誤の真っ最中である。

「C-VAPOR LOOP」を持ち歩く場合は、あらかじめカットした紙巻きタバコとリキッドがあればOK

「C-VAPOR LOOP」を持ち歩く場合は、あらかじめカットした紙巻きタバコとリキッドがあればOK

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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