レビュー

加熱式タバコ「グロー・ハイパー」専用「ラッキー・ストライク」に王道メンソールが2種類追加!

紙巻きアメリカンタバコの代表的ブランド「ラッキー・ストライク(LUCKY STRIKE)」は、2021年に150周年を迎え、同年11月にはブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BAT)の加熱式タバコデバイス「グロー・ハイパー」と「グロー・ハイパー・プラス」の専用タバコスティックとしてリリースされ、大きな話題となった。

今回は、そのメンソールタイプ「ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール」と「ラッキー・ストライク・メンソール」が追加されたので、ヘビースモーカーの筆者が味わってみた。

BATから2022年5月16日に発売された「グロー・ハイパー」シリーズ専用タバコスティック「ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール」(写真左)と「ラッキー・ストライク・メンソール」(写真右)。どちらも12本入り300円(税込)

BATから2022年5月16日に発売された「グロー・ハイパー」シリーズ専用タバコスティック「ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール」(写真左)と「ラッキー・ストライク・メンソール」(写真右)。どちらも12本入り300円(税込)

12本入りで価格を抑えた「ラッキー・ストライク」のメンソールは10円アップ

ガツンと来るキツめのタバコとしてスモーカーに愛され続けてきた「ラッキー・ストライク」が、加熱式で吸えるというのは、筆者にとっては感動だった。価格面では、現代の喫煙所の減少とともに吸える本数が限られた現状に合わせ、1箱12本入りと本数を絞り、価格を290円まで抑える戦略を取った(20本入り換算で約480円)。

ただ、今回の「ラッキー・ストライク」のメンソールタイプは、同じ12本入りだが、微妙に10円価格がアップされており、20本換算で500円。コストは「ケント・ネオスティック」シリーズと同等に設定された。

写真左から、既存のレギュラータイプ「ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ」と「ラッキー・ストライク・リッチ・タバコ」(290円)、そして300円に設定された新作のメンソールタイプ「ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール」と「ラッキー・ストライク・メンソール」。10円上がっても、加熱式タバコスティックの中では安いほう

写真左から、既存のレギュラータイプ「ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ」と「ラッキー・ストライク・リッチ・タバコ」(290円)、そして300円に設定された新作のメンソールタイプ「ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール」と「ラッキー・ストライク・メンソール」。10円上がっても、加熱式タバコスティックの中では安いほう

加熱式用「ラッキー・ストライク」に搭載されている「ジェルテクノロジー」

「ラッキー・ストライク」シリーズは元々、「ネオ・ワイルド・メンソール・スティック」(2021年10月発売)で初搭載された、味を持続させるための「ジェルテクノロジー」を全面的に採用。同テクノロジーは、タバコ葉を粉砕したまま成形しないことで自然な味を追求しつつ、細くカットした「グリセロールシート」を混ぜ込むことで、より濃く長く味わえることを実現している。

さらに今回は、BAT「グロー」シリーズのお家芸であるカプセルメンソールも「ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール」のみに採用している。

タバコ葉に混ざっている、白っぽく見えるのが「グリセロールシート」。写真右のフィルター内に入っているピンク色のものがカプセルメンソール

タバコ葉に混ざっている、白っぽく見えるのが「グリセロールシート」。写真右のフィルター内に入っているピンク色のものがカプセルメンソール

「ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール」を吸ってみた

カプセル+ジェルテクノロジー搭載

カプセル+ジェルテクノロジー搭載

「ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール」は、人気のベリー系フレーバーメンソールタイプ。パッケージを開けて立ち上る香りは、実に上品で期待が高まる。

実際に「標準モード」で味わってみると、実にクオリティーの高い、ほのかな甘酸っぱさのベリーメンソールタバコ味だ。レギュラータイプで感じていた過剰なロースト感は感じず、とてもおいしい。カプセルを弾けさせると、みずみずしい紫色の果実を思わせる味わいが広がって、気分が大きく変わる。

「ブーストモード」では、口の中全体にペパーミントの辛さが広がり、後味にベリー。これもウマい。カプセルを炸裂させると、目が覚めるような強力なベリーメンソールに。「ブーストモード」では、カプセルを潰したほうが圧倒的においしかった。

フィルターに内蔵されているカプセルは、力を指先に一気に込めると潰しやすい

フィルターに内蔵されているカプセルは、力を指先に一気に込めると潰しやすい

「ラッキー・ストライク・メンソール」を吸ってみた

王道メンソールタイプ

王道メンソールタイプ

「ラッキー・ストライク・メンソール」は、落ち着いて味わえる王道メンソールのノンカプセルタイプ。箱を開けた段階では、清涼感はさほど強く感じられなかった。

まずは「標準モード」で味わう。すると、ペパーミントらしい辛さを帯びた強力な清涼感にびっくりした。こちらも、レギュラータイプで感じた過剰なロースト風味は感じず、吸いやすい。

しかし、3吸い目くらいからはマイルドに落ち着き、タバコ葉のうまみを感じる王道メンソールの味わいに。そこからは、品のよいメンソールタバコとして味が持続する。

「ブーストモード」では、ノド奥がビリビリする辛口メンソールに変身した。まさに目が覚める刺激。吸い終わった後も、しばらくの間、呼気がメンソール風味だった。とはいえ、わずかにハーバルな苦みも感じられ、これはなかなか硬派でイケメンなメンソールタバコ味だと感じた。

圧倒的な辛みとわずかな苦み。キリッとした刺激的な清涼感にしびれる

圧倒的な辛みとわずかな苦み。キリッとした刺激的な清涼感にしびれる

【まとめ】刺激好きの人なら素直にウマい、王道の味わい

「ラッキー・ストライク」のレギュラータイプは、吸う人を選ぶクセやニオイの強さが特徴だったが、この「ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール」「ラッキー・ストライク・メンソール」はどちらもクセがなく、刺激好きの人なら素直にウマいと感じられる王道の味わいだ。

個人的には、「ラッキー・ストライク」のレギュラータイプをメインで吸い、気分を変えたい時にこのメンソールの新作をはさむ吸い方が、両者のよさを存分に楽しめる方法だと思った。また、この「ラッキー・ストライク」12本入りはパッケージがコンパクトなので、レギュラータイプとメンソールタイプ各1箱携帯していてもかさばらないのがうれしい。

喫煙所に入り浸るような人でなければ、12本入りはおすすめ

喫煙所に入り浸るような人でなければ、12本入りはおすすめ

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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