レビュー

超刺激の冷感カプセル! 「グロー」専用スティック「クール・エックス・ネオ・アイス・メンソール」

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(以下、BAT)の加熱式タバコデバイス「グロー・ハイパー」シリーズで使えるタバコスティックの中で、大人気タバコ銘柄「クール」の看板を背負った異色の存在が「クール・エックス・ネオ(KOOL x neo)」シリーズだ。

今回、そのラインアップに新たに加わったのが、暑い夏にぴったりな冷涼感のあるカプセルメンソールタイプ「クール・エックス・ネオ・アイス・メンソール」。どれだけの刺激か試してみた。

BAT「クール・エックス・ネオ・アイス・メンソール」。2023年6月5日より順次、全国の主要コンビニエンスストア、タバコ販売店、「glo & VELO オフィシャルオンラインショップ」などで販売中。20本入り540円(税込)。今回レビューに使用した機種は、「グロー・ハイパー・X2」(写真左)

BAT「クール・エックス・ネオ・アイス・メンソール」。2023年6月5日より順次、全国の主要コンビニエンスストア、タバコ販売店、「glo & VELO オフィシャルオンラインショップ」などで販売中。20本入り540円(税込)。今回レビューに使用した機種は、「グロー・ハイパー・X2」(写真左)

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紙巻きメンソールタバコの定番銘柄「クール」の加熱式タバコ用スティック

紙巻きメンソールタバコの定番として、約90年も愛され続けている銘柄「クール」。その特徴はタバコ味が中心で、そこにメンソールが加わっている味仕立てだ。そんな伝統の銘柄が、加熱式タバコ界に登場したのは2021年。「グロー・ハイパー」シリーズ用スティックのフラッグシップライン「ネオ」内のブランド「クール・エックス・ネオ」として加わったことで、「クール」ファンは熱狂した。

そんな加熱式タバコ用「クール」の5種類目(カプセルメンソールとしては4種類目)となるのが、「クール・エックス・ネオ・アイス・メンソール」(以下、「アイス・メンソール」)。フィルター内に仕込んだカプセルを指や歯で潰して味変することが可能なカプセルメンソールタイプだ。すでに強メンソールとしては「クール・エックス・ネオ・マックス・メンソール」が存在するが、今回はその名のとおり、冷感のあるミントが主体のようだ。

この紙巻きと同じデザインの「KOOL」のロゴがたまらない

この紙巻きと同じデザインの「KOOL」のロゴがたまらない

カプセルを潰したときにフィルターがひしゃげたままでは吸いにくいので、空気が通りやすいように形を少し指で戻す必要がある

カプセルを潰したときにフィルターがひしゃげたままでは吸いにくいので、空気が通りやすいように形を少し指で戻す必要がある

「アイス・メンソール」を4パターンで吸ってみた!

カプセルメンソールタイプ「アイス・メンソール」は、カプセルを潰す前と後で実質2種類の味わいを持つ。また、「グロー・ハイパー」シリーズは、通常モード(適温)とブーストモード(高温)の2種の温度で加熱できるため、全部で4種類の味わいが楽しめるというわけだ。

カプセルタイプは潰し忘れに注意!

カプセルタイプは潰し忘れに注意!

■通常モード

パッケージを開けてみると、チョコレートのような甘い香りが広がった。パッケージのカラーリングによるものだろうか、どこかチョコミントを連想させる香りだ。ただ、実際に吸ってみると、甘さはそれほど強くなく、地味ながら味わい深い冷感ミント味。北海道産ミントを香料の原材料として使用しているためか、ケミカルさは一切感じなかった。

蒸気を吐き出すと、タバコらしい、いがらっぽさが存在していてウマい。ノド奥に冷たさと甘みが残る。メンソールの強度は控えめだ。タバコ味主体のメンソールタバコとしておいしいけれど、地味ではある。

■通常モード×カプセル潰し

カプセルを潰すと、ほんのりあった甘さが吹き飛んだ。わずかな苦みを感じる辛口メンソール味に変わり、冷涼感が強まった。ただ、タバコ葉の旨味がきちんと残っており、タバコ味×メントールの拮抗するバランスがいい。まさにタバコ味を大切にする「クール」ブランドらしい味わい。目も覚める。

■ブーストモード

香りは甘いが、味はキリッと引き締まったストロングスタイルのミント味に。冷感よりもビリビリ来る刺激のほうが際立ち、蒸気が熱いまま舌に当たるとちょっと痛いので注意。タバコ葉の旨味が飛びがちなのもちょっと惜しい。

■ブーストモード×カプセル潰し

ノドにビリビリ! 粘膜が荒れている場合は痛いと感じるかもしれない、激辛タイプのメンソールに変身だ。一気に鼻が通る強烈さ。雑味が飛んでいる分、クセのない純粋な辛口メンソールが楽しめる。冷感も強め。まるで凍らせた保冷剤をノドに突っ込まれたような強烈さで、後味もしばらく冷たいままだった。

確かに夏のジリジリした太陽の下、照り返しも浴びて身体に熱がこもっていたとしても、口とノドと鼻だけはしっかりクールダウンできるメンソール強度だ。刺激を極めるなら、この組み合わせがいちばんよい。

「通常モード×カプセル潰し」がおすすめ

メンソールタバコの好みには2種類ある。タバコ味を中心にメンソールで引き立ててほしいなら、迷うことなく「通常モード×カプセル潰し」がおすすめだ。このバランスのよさと、口の中が痛くならないギリギリのメンソール強度の組み合わせは、かなりおいしい。

いっぽうで、タバコ味が多少吹き飛んだとしても刺激を味わいたいという冒険派なら、「ブーストモード×カプセル潰し」を、1度は試すべきだろう。暑さをできる限り素早く解消したいせっかち派もこっちだ。グイッと蒸気を吸い込むだけで、手軽にリフレッシュが体験できる。

夏場は清涼感よりも、冷涼感をうたうスティックのほうがおいしく感じやすい

夏場は清涼感よりも、冷涼感をうたうスティックのほうがおいしく感じやすい

清水りょういち
Writer
清水りょういち
嗜好品評論家。20年間、情報誌「月刊歌謡曲」編集長を務めた後、Webメディアを中心に執筆活動を開始。現在は買物情報サイト「特選街web」ディレクターとして活動している。「Forbes JAPAN」「ダイヤモンドオンライン」などへの寄稿多数。専門分野はタバコをはじめとする嗜好品、新商品・新技術、シェーバーなど。深い知識と鋭い視点で、商品の魅力や価値をわかりやすく解説する。
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牧野裕幸(編集部)
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牧野裕幸(編集部)
アイテム情報誌「GetNavi」や映像エンタメ情報誌「DVD&Blu-rayでーた」(当時)の編集者を経て「価格.comマガジン」へ。スティック&ロボット掃除機、コーヒーメーカー、扇風機、電動歯ブラシ、電気ケトルなどの白物家電のほか、AV機器や加熱式タバコを担当しています。LOVE, LINKIN PARK.
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