カプセルメンソールタイプの愛煙家にとってうれしい新フレーバーが登場しました。
JTが展開する高温加熱式タバコデバイス「プルームX アドバンスド」専用スティックから、2024年3月18日に「メビウス・ベイズ・オプション」が発売されました。カプセルメンソールタイプの「オプション」では5種類目。その特徴や味わいをレビューします。
「メビウス・ベイズ・オプション」。税込500円
「メビウス・ベイズ・オプション」の味わい特徴は、洋ナシの甘みや果実感を表現したみずみずしいテイスト。パッケージは、同「オプション」シリーズの「メビウス・イエロー・オプション」と近しい差し色のデザインですが、こちらは柑橘類の酸味とほのかな甘みを表現したテイストで、味わいはかなり異なります。
右が「メビウス・イエロー・オプション」。パッと見は似ているので、購入の際は注意を
なお、「メビウス」ブランドが洋梨フレーバーを採用するのは、これが初めてではありません。かつて存在した低温加熱式タバコ「プルーム・テック」では和洋のナシを表現した、2018年発売の「メビウス・ミックス・グリーン・クーラー・フォー・プルーム・テック」があり、この味が好きだった人は懐かしさを覚えるかもしれません。
デバイスの高温/低温タイプで違いはあるものの、ある意味、復活となった洋ナシフレーバー。「プルーム・テック」のDNAを受け継ぐ低温加熱式タバコ「ウィズ2」では現在、ナシのフレーバーはなく、加熱式タバコの他社メジャーブランド「アイコス」や「グロー」にもないので、その意味でも「メビウス・ベイズ・オプション」は希少なフレーバーと言えるでしょう。
「メビウス・ベイズ・オプション」のパッケージ表裏。洋ナシのカプセルが搭載されています
ここからは、実際に「メビウス・ベイズ・オプション」をテイスティングして味の感想を解説します。
まずは箱を開けて香りをチェックすると、メンソールの爽快感とウッディーなタバコ葉の香りはするものの、この時点では洋ナシの主張がほぼありません。
タバコスティックの文字色は、ライムグリーン寄りの黄色。ドット部分の内部にカプセルが入っています
次に、タバコスティックを「プルームX アドバンスド」にセットしてひと口。なるほど……。カプセルを潰さなければ洋ナシの主張はあまり感じず、この段階ではフレーバーのキャラクターが立ってきません。では、カプセルを潰すとどうでしょうか。
カプセルを潰してブースト。なお、実際は2本の指や噛んで潰すことをおすすめします
おお、これはスゴイ! 一気に洋ナシの果実味があふれ出て、実にジューシー。柑橘やベリー系のフルーティーさとはまた違い、どこかやわらかくクリーミーで、キュートな方向性です。若々しさも感じますが決して子どもっぽさはなく、ラ・フランスを思わせる、まろやかで洗練された風味。そこにメンソールの爽快感や、モルティーなコクが加わり、全体としては上品なおいしさです。
ブースト感満点の洋ナシカプセル。酸味は控えめで、オンリーワンの果実系フレーバーと言えます
ちなみに同社プレスリリースによると、「ベイズ(BAIZE)」はフェルトに似せた明るい緑の羊毛の織物のことで、その色合いや質感が、やわらかでありながらみずみずしい洋梨の質感や味わいを想起させることから名称に採用したとか
「メビウス・ベイズ・オプション」は、ほかのフレーバー系メンソールに比べ、酸味が控えめな分、甘みとまろやかさが印象的。爽快感はメンソールだけでよく、酸っぱい果実味は不要という人には非常におすすめです。特に、これまで「オプション」シリーズを愛煙していた人は、ぜひ試してみてください。
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