2025年12月1日、フィリップ モリス ジャパンの加熱式タバコデバイス「IQOS ILUMA i(アイコス イルマ アイ)」の専用タバコスティック「センティア」に、強冷メンソール「アイシー」の新銘柄「センティア アイシー レッド」が加わりました。
「センティア アイシー レッド」530円(税込)
「アイコス」の専用タバコスティックは、「テリア」(税込580円)と「センティア」(税込530円)がラインアップされていますが、今回紹介する新銘柄は50円安い「センティア」から。「センティア」の新作は、2025年3月発売の「センティア スムース バイオレット」以来、久々となる約9か月振りの登場です。なお、シリーズ全体としては「センティア バランスド ゴールド」が終売となるため、ラインアップ数は変わらずに全17種類。
本稿では「センティア アイシー レッド」の特徴や味わいを、実際に吸ってレポートします。
「センティア」シリーズは、「アイコス イルマ アイ」ブランドを含め、海外でも展開されていますが、今回の「センティア アイシー レッド」は日本先行発売。
ちなみに、「アイシー」を冠するのは、「センティア アイシー ブラック」と「センティア アイシー パープル」に続く3銘柄目。フレーバー系メンソールとしては、7銘柄目です。
「センティア」の最新ラインアップ。これでフレーバー系メンソールは、シリーズ内の最大勢力になりました
また、「レッド」を冠する銘柄には、同じフレーバー系メンソールの「センティア ジューシー レッド」があり、味がどう違うのかは気になるところ。そこで、この2銘柄を比較しながら、「センティア アイシー レッド」の魅力を浮き彫りにします。
まずは「センティア アイシー レッド」を開封し、そのまま香りをチェック。
「アイシー」ならではの鮮烈なミントフレーバーがブワッと鼻孔を刺激します。極端に言えば、こうして嗅ぐだけでも鼻通りがよくなりそうなレベル。その奥には果実味も感じますが、この時点では穏やかです。
スースーするハーバルな爽快感の中に、甘酸っぱさをともなう果実味がほんのり
次はデバイスに挿して試喫。いやはや、メンソールは加速するかのように伸びやかです。意外にもひと口目はほどよいボリュームですが、そこからグイグイとクールさのボルテージが高揚。2〜3パフ目以降は「アイシー」の本領が発揮され、ブワーッと冷涼感が突き抜けていきます。
果実味はキュートな方向性で、やや熟成したような艶感のある味わいです
フレーバーはラズベリーやクランベリーを思わせるような果実系で、甘味はキュートで酸味のあるタイプ。この酸味は強冷メンソールが影響しているかもしれませんが、酸味自体にネガティブな印象はなし。そして、キックは穏やかながらタバコ葉のコクはしっかりと感じられて、トータルでは心地いい味わい。この味が好きな人、多いのではないでしょうか。
「センティア ジューシー レッド」との違いはどうか、吸い比べて確かめます
次は、「センティア ジューシー レッド」を吸って、それぞれの特徴を再確認。なるほど、こちらはメンソールのパワーがやさしい分、タバコ感や果実味が前に出てきているイメージ。果実のイメージとしては、同じフルーツでも「ジューシー レッド」のほうがより熟しているような印象です。この2銘柄の選び方としては、メンソールの強弱が決め手になるでしょう。
ワインで例えるなら、甘酸っぱいライトボディが新作の「センティア アイシー レッド」。適度に熟したミドルボディが「センティア ジューシー レッド」と言えるかも
結論から言えば、もし「センティア ジューシー レッド」を吸っていて、より強い冷涼感が欲しければ、「センティア アイシー レッド」がおすすめです。また、「センティア アイシー パープル」から、果実味を変える意味で乗り換えるのもアリでしょう。
「センティア」シリーズより50円高い「テリア ブラック ルビー メンソール」
さらには、上位ブランド「テリア」の「ブラック ルビー メンソール」からスイッチするという選択肢も。こちらはある種、「センティア アイシー レッド」の高級版。ということで、近い味わいを50円安く吸いたいという人にもうれしい銘柄が「センティア アイシー レッド」と言えます。