レビュー

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場する「ガンタンク初期型」を作ってみた!

先日公開になりました、映画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』。シャア・アズナブルが少年だったころ、キャスバル少年を描いたストーリーで、劇中でとても印象的だったのが、キャスバルの操縦するガンタンク初期型と、そのほかのガンタンク初期型たちの迫力のあるバトル!! ガンタンク初期型は、「“戦闘車両”らしい重厚なフォルム」となっており、色合いはグレーで、見た目は大人しそうですが、劇中ではどのMSよりも目立っていたような気がします。かっこよかったですね! その、ガンタンク初期型がHGシリーズのプラモデル「HG 1/144 ガンタンク初期型」(1,836円税込)で発売になりましたので、組み立ててみました。あわせて、おなじみのファーストガンダムに登場するガンタンクも組み立てて比較してみました。

これが、HG 1/144 ガンタンク初期型です。いわゆるガンタンクと比べると、グレーを基調としたカラーリングで、戦車っぽさがありますよね。くるっと腰をひねることができるほか、キャタピラー部(履帯ユニット)は、ユニットとして動かすことができます

組み立てたガンタンク初期型をくわしく見てみましょう

正面からみたところ。どっしりとしていて重量感があります

正面からみたところ。どっしりとしていて重量感があります

うしろから。排煙ダクトがひとつなんですね

うしろから。排煙ダクトがひとつなんですね

横から。キャノンがとても長くて繊細に見えます

横から。キャノンがとても長くて繊細に見えます

上から見てみました

上から見てみました

裏側も細かく表現されています

裏側も細かく表現されています

ガンタンク初期型を組み立てて、すべてのマーキングシールを貼ってみました。A小隊用のマーキングシールを貼ったので、腕のラインは赤色です

パッケージ(箱)です。戦火がすごい、戦いだ

パッケージ(箱)です。戦火がすごい、戦いだ

中身です。パーツの色が、薄い灰色、濃い灰色となっていて、戦車っぽさがありますね

中身です。パーツの色が、薄い灰色、濃い灰色となっていて、戦車っぽさがありますね

キャタピラーのベルト部分は、初めから輪になっていて、あまりやわらかくはない素材でした(RX-75 ガンタンクのベルト部分は、やわらかめでした)

マーキングシールが付属していて、A小隊、B小隊、C小隊の好みの番号やカラーのラインを貼り付けられるようになっています

説明書が同梱します。使い方や、モビルスーツについてのお話とか、カラーガイドなどが載っています

説明書が同梱します。使い方や、モビルスーツについてのお話とか、カラーガイドなどが載っています

細かいところの可動ギミックに注目です!

肩に乗せたキャノンは上方向にはこれくらい動きます。左右にもすこしだけ開きます

肩に乗せたキャノンは上方向にはこれくらい動きます。左右にもすこしだけ開きます

キャノンは上げ下げすると、(濃いグレーと薄いグレーを組み合わせた)パーツも連動して動きます。(エンジンの仕組みとか機関車みたい)

キャノン使ったときの熱や煙はこの排煙ダクトから出て行くという設定だそうです。排煙ダクトは、ひとつですね

頭部は360度回転できます。上下にもすこし動くのであごを引いたり、少し上向きにもできました

頭部は360度回転できます。上下にもすこし動くのであごを引いたり、少し上向きにもできました

腕は肘と肩の部分が可動します。4連装機関砲(手首のような部分)は、くるくる回転させられるほか、左右にも動かせます

本体のコクピットは、開閉どちらの状態も表現可能です。コクピットのとなりは3連装機銃です

本体のコクピットは、開閉どちらの状態も表現可能です。コクピットのとなりは3連装機銃です

履帯ユニットがめっちゃ動きます!!

キャタピラー部(履帯ユニット)は、個別に可動させることができます

キャタピラー部(履帯ユニット)は、個別に可動させることができます

かなり自由に動かせるようになっており、ぐるっと回して、縦にもこれくらいまで可動します。がたがたの土地の上でも走行できそうで、想像が膨らみますね

履帯ユニットは、外側方向に開く動きもできます

履帯ユニットは、外側方向に開く動きもできます

履帯ユニットがめっちゃ動きます!!

ガンタンクは、「RX-75 ガンタンク」として、1979年に放映されたアニメ『機動戦士ガンダム』で初めて登場しました。今回のガンタンク初期型(正式名称はRTX-65 ガンタンク初期型)は、2015年に公開されたOVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』で初登場。時代背景的には、RTX-65 ガンタンク初期型のほうが先に開発されたものになりますね。両者は同じガンタンク、ということで、HGシリーズの「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」と並べて比べてみました。

左がガンタンク初期型、右がガンタンク(RX-75)のHGシリーズのパッケージです。箱の大きさがぜんぜん違いますね

ガンタンク(RX-75)のほうが背が高いです。ガンタンク初期型は重心が低く、安定したように見えます

ガンタンク(RX-75)のほうが背が高いです。ガンタンク初期型は重心が低く、安定したように見えます

横から。ガンタンク(RX-75)はカラフルでかわいらしい印象です

横から。ガンタンク(RX-75)はカラフルでかわいらしい印象です

後姿。こうして見ると、似てないようでけっこう似ているような感じですが、初期型のほうが重厚感があります

後姿。こうして見ると、似てないようでけっこう似ているような感じですが、初期型のほうが重厚感があります

肩から腕の先のデザインは似ている気がします。肩が丸いところとか

肩から腕の先のデザインは似ている気がします。肩が丸いところとか

ガンタンクのキャタピラーのベルト部分は、やわらかいパーツをまきつけるようにして組み立てます。個人的には、この工程がお気に入りです

まとめ

HG 1/144 ガンタンク初期型は、映像だと動いていてよくわからなかった細かい部分の仕組みがわかるのが面白いと思いました。たとえばキャノンの動き方とか。可動域が広いので、それを生かした飾り方をしたり、遊び方ができます。また、HG 1/144 ガンタンク初期型は、HGUC 1/144 RX-75 ガンタンクと比べて、可動域が広がって、全体的に繊細な表現がされている分、パーツの量も多くて細かくなっていますが、はめ込みにくいパーツとか、ずれるところとかもなかったので、作りやすかったです。映画の感動を裏切られることがないかっこいいガンプラだと思います!!

堤 智代(編集部)
Writer
堤 智代(編集部)
ホビーやおもちゃを中心にレビュー記事を担当しています。ラジコンやプラモデル、フィギュアを取り上げることが多いですが、それら以外でも楽しそうな製品を紹介していきたいと思います!
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