レビュー
アニメの動作を再現しやすくなった新生ガンプラ

新設計で生まれ変わった! 「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」新旧モデルを比較してみました


昨年2015年はガンプラが誕生して 35周年の節目の年でしたが、それを記念して「HGUC 021 RX-78-2ガンダム」が新プロポーションの「HGUC 191 RX-78-2ガンダム」として2015年7月に発売されました。従来から可動域を広げ、作りやすさも徹底追及し、新金型によって「新生 -REVIVE-」したものとなっています。

今回、この新旧のHGガンダムを組み立ててみて、その違いを比較してみました! アニメのシーンを再現可能にした間接の可動域に注目していましたが、組み立ててみると外観もかなり変化していることがわかりました。

左がHGシリーズ通算191体目となる、新生モデル「HGUC 191 RX-78-2ガンダム」で、右が従来モデル「HGUC 021 RX-78-2ガンダム」です。021のほうは今後も発売されるのでしょうか。在庫限り?

可動範囲が大幅に広がり、さらに人間らしいポージングが可能に

新モデルでは間接などの構造が変更され、旧モデルよりも人間らしい自然なポージングが可能になりました。今風ですね! カクカクした動きから、なめらかで躍動感のある表現が可能になったように思います。

左が新モデル、右が旧モデルです(以下の画像はすべてこの配置になります)。ラストシューティングのポーズを、より自然な姿勢で再現できるようになりました。肩まわりや腰などの動きがやわらかく、無理のない姿勢になった印象です。アニメやポスターで見るような人間の動きに近い感じがします

新モデルでは、背中に装備したビームサーベルを握ることができるほど、腕が曲がるようになりました。肘の関節には二重間接構造というのを採用しているそうです

肘と同じように、膝にも二重間接構造が採用されたことにより、深く曲げることが可能になりました。太ももとふくらはぎがほぼくっつけられる状態になりました

よりアニメらしいカラーリングとプロポーションに変更

旧モデルと比べると新モデルは全体的に細身で、足が長くなったようです。足の長さなどから、アニメの細身の姿に近づいた印象を受けました。すべてのパーツのカラーも一新。好みのわかれるところかと思いますが、アニメで見るガンダムに近づけているような気がします。

正面から。真っ白だった旧モデルから、少しグリーン味を帯びた色になりました

正面から。真っ白だった旧モデルから、少しグリーン味を帯びた色になりました

フル装備で後ろ側

フル装備で後ろ側

横向き

横向き

盾やビームライフルも新モデルのほうがひと回り大きくなりました。赤や黄色も変更されていますね

盾やビームライフルも新モデルのほうがひと回り大きくなりました。赤や黄色も変更されていますね

ハイパーバズーカは新モデルのほうが旧モデルよりシンプルに作られています。これは好みがわかれそう。新モデルはツヤの少ない材質でできていました

ビームサーベルの長さが長くなり、形も少しかわったようです。迫力が増しました

ビームサーベルの長さが長くなり、形も少しかわったようです。迫力が増しました

ビームライフル。照準器の部分が、黄色パーツで表現されるようになりました

ビームライフル。照準器の部分が、黄色パーツで表現されるようになりました

左から、RG 01 RX-78-2 ガンダム、HGUC 191 RX-78-2ガンダム(新モデル)、HGUC 021 RX-78-2 ガンダム(旧モデル)、HGガンプラスターターセットのガンダム(アニメカラー仕様)です。旧HGガンダムに比べて、色が大幅に変化しています。100%ホワイトだった部分が、少しグレーやグリーンのような色味の合わさったようになりました。スターターセットの「アニメカラー仕様」に近いですね。体のスマートさはRGにも近いですが、新HGガンダムのウエストがキュッとなっているのが印象的です。あと、4体の中でいちばん小顔ですね

左が新モデル、右が旧モデルです。頬の部分の筋彫りがなくなり、さらに、カメラアイ部分にはクリアパーツが採用されました。クリアパーツってなんだか気持ちが上がりますね!

新モデルのカメラアイは、クリアパーツの下にシールを貼って反射させるか、クリアパーツの上にいつものようなシールを貼るか選べるようになっています。今回は、せっかくなのでクリアパーツが見えるほうを選びました。キラキラ〜☆

キレイに組み立てやすく! パーツの合わせ目も目立ちにくくなりました

作りやすさを徹底的に追求したという新モデル。頭部は小さくなって組み立てが難しかったですが、肩などのほかの部分は作りやすく、また、パーツも外れにくくなったように感じます。

さらに、注目したいのがパーツの切り出し方(パーツの分け方)。組み立てたときに、パーツとパーツの合わせ目の隙間が目立たないような位置になるように設計されているようです。

左が新モデル、右が旧モデル。肩カバーを見ると、旧モデルは1パーツで表現されており、真ん中に薄く線(段差)が入ってしまっていました。いっぽうの新モデルの肩は、前後2つのパーツで表現。合わせ目と筋彫りが肩の前後に同じようなラインを表現していて、不自然さがありません。あと、ビームサーベルを差し込むところも丸く深くなっていて、ビームサーベルの持ち手の部分が落ちにくくなっていてうれしいです! 肩に当たる胴の部分も新モデルは凹型に成形されており、可動域が広いことがわかりますね

新モデルの足の膝下部分に注目してください。今回作っていていちばん感動した部分なんですけど、ふくらはぎから下に現れる、パーツの合わせ目のラインが、太もも、ふくらはぎから続いている筋彫りとつながるようになっています。合わせ目を横にし、筋彫りと一体化することで、今まで正面にあった合わせ目はなくなっています。パーツの切り出し方を少し変更することで、パチパチ組んだだけでもきれいな仕上がりになりました!

肩カバーも、旧モデルでは腕に通すようなつくりでしたが、新モデルでは写真のように肩カバーにジョイントがあります。旧モデルよりも組み立てやすくなりました

腰のV字の部分はシールで表現。黄色のVに黒で縁取りがされています。ここの黄色があるとアニメっぽさが増す気がします

まとめ

劇中のポージングを無理なく再現可能にした、新プロポーションのHGガンダム。アニメのシーンを再現したり、人間らしい動きを表現できたり、組み立て終わってからもたくさん楽しめます。非現実的なアニメの中の動きやポージングを、現実に立体的に再現可能にした設計技術はすごいですよね! ラストシューティングのポーズも、素人の筆者が動かしても、それっぽくなるのでうれしいです。

旧モデルは、安定感のある足や厚めの胸板など、ロボットとしての理想を形にしたような印象でしたが、新モデルはアニメの「機動戦士ガンダム」を忠実に再現しようという感じなのでしょうか。パッケージに使われているポーズも、いま斬りつけようとする瞬間の、アニメに登場する有名なポーズです。可動域の拡張により、ロボやメカ的な魅力だけではなく、アート方面への表現も広がりそうですね。

さらに、新モデルは、細身のかっこいいプロポーションを維持しつつ、可動範囲がアップし、作りやすくなっているのもポイントです。パーツによる色分けももちろんされていますし、組み立てたとき、切り離した部分が目立ちにくいように表面側には切り跡がつかない工夫もされています。特別な処理をしなくても美しく仕上がるのがいいですね! 腰の 黄色いV字のシール部分が黒く縁取られていたり、パーツの合わせ目を生かしたデザインになっているので、筋彫りされているところのスミ入れに挑戦して楽しんでみたいと思いました。

このほか、新モデルには平手パーツが左右分付属します。ただ、コアファイターが付属しないのがちょっと残念です。アムロが帰ってこられない(涙)。

堤 智代(編集部)

堤 智代(編集部)

ホビーやおもちゃを中心にレビュー記事を担当しています。ラジコンやプラモデル、フィギュアを取り上げることが多いですが、それら以外でも楽しそうな製品を紹介していきたいと思います!

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